青銅聖闘士と黄金聖闘士、そしてアテナ……。合わせて16名ものゲストが登場！　劇場版『聖闘士星矢 LEGEND of SANCTUARY』初日舞台挨拶レポート

　平成26年6月21日（土）、東京の新宿バルト9において、同日公開となった劇場版『聖闘士星矢 LEGEND of SANCTUARY』の初日舞台挨拶が実施された。

　本作は“車田正美 熱血画道40周年”プロジェクトとして製作された、『聖闘士星矢』原作の劇場アニメ作品だ。前作『聖闘士星矢 天界編 序奏～overture～』から10年ぶりの新作映画として公開される本作では、キャストとキャラクターデザインを一新。更に、ハイレベルな3D映像技術を用いるなど、様々な面で大きな話題を呼んでいる。

　そんな本作の記念すべき公開初日ステージには、「星矢」役の石川界人さんや、「アテナ」を演じる佐々木彩夏さん（ももいろクローバーZ）など、15名にわたるキャスト陣が集結。本稿では、公開に際しての意気込みなどが語られた、イベントの様子をお伝えする。

【登壇キャスト】（敬称略）
・石川界人
・赤羽根健治
・岡本信彦
・野島健児
・佐々木彩夏（ももいろクローバーZ）
・宮本充
・平田広明
・井上剛
・真殿光昭
・浅野真澄
・森川智之
・川田紳司
・浪川大輔
・桐本琢也
・山寺宏一
・さとうけいいち（監督）

■黄金先輩方が石川界人さんの全力っぷりを賞賛！

　会場となった13階・第9シアターのステージには巨大なタペストリーが設置され、非常に豪華な雰囲気が演出されていた。スクリーンのほとんどを覆い尽くすこのタペストリーは、本日のために用意された特別製なのだという。

　イベント開始とともに登壇したゲスト陣は、その豪奢な背景に“なじむ”ほどの豪華メンバー。石川界人さんをはじめとする4人の青銅聖闘士に、彼らと対決する10人の黄金聖闘士、そして女神の化身「アテナ」を演じる佐々木彩夏さんだ。アテナ（佐々木さん）を中心に据え、その周囲を青銅＆黄金の聖闘士が固めるその様子は、なんとも壮観である。

　まずは、各登壇者たちがそれぞれに、公開を迎えての感想などを語ることとなった。やはり青銅聖闘士の面々は、10名もの黄金先輩（キャスト陣に浸透した「黄金聖闘士」の愛称）に囲まれていることもあり、かなり緊張してしまっている様子だったが、各々がしっかりと映画公開の喜びを来場者へと伝えていた。

　それに対し、山寺さんは佐々木さんとの再会（両氏は過去に『おはスタ』で共演経験あり）の喜びを語り、平田さんに至っては壇上で現在発売中のサウンドトラックCDの販促を行うなど、大舞台でも余裕は十分。

　ここで赤羽根さんが発した「先輩方をみて、ああ（黄金聖闘士は）実在するんだなって思いました」という言葉の通り、劇中における青銅聖闘士＆黄金聖闘士の構図が壇上で展開される形となった。

　各人のコメントが一巡した後には、クロストークの時間も設けられた。主に、拳を交わした青銅聖闘士と黄金聖闘士同士の会話が展開されたが、ここで黄金聖闘士の全員が揃って口にした言葉がある。それは「とにかく石川界人くんの全力っぷりが凄かった」というもの。

　山寺さんが「全身全霊を込めていて、死んじゃうんじゃないかと心配だった」と語るほどに、収録では力が込められていたのだという。そのほか、黄金聖闘士を演じるキャスト陣も、口々に石川さんの小宇宙を賞賛。さすがは主人公・星矢の演じ手といったところだろうか。

　これらのトークをもって、イベントは終了となった。本作に関する詳細な情報や、現在公開されているPVなどは、公式サイトでチェックできる。週ごとに変わる入場者プレゼントの内容も紹介されているので、劇場へ向かう前にそちらを確認しておこう。
　

2014年6月21日(土)ロードショー

【STAFF】
原作・製作総指揮：車田正美
監督：さとうけいいち
脚本：鈴木智尋
CGディレクター：さとうえい
音楽：池 頼広

【CAST】
天馬星座（ペガサス）星矢：石川界人さん
龍星座（ドラゴン）紫龍：赤羽根健治さん
白鳥星座（キグナス）氷河：小野賢章さん
アンドロメダ瞬：岡本信彦さん
鳳凰星座（フェニックス）一輝：野島健児さん
城戸沙織／アテナ：佐々木彩夏（ももいろクローバーＺ）
牡羊座(アリエス) ムウ：宮本 充さん
牡牛座(タウラス) アルデバラン：小山力也さん
双子座(ジェミニ) サガ：山寺宏一さん
蟹座(キャンサー) デスマスク：平田広明さん
獅子座(レオ) アイオリア：井上 剛さん
乙女座(バルゴ) シャカ：真殿光昭さん
蠍座(スコーピオン) ミロ：浅野真澄さん
射手座(サジタリアス) アイオロス：森川智之さん
山羊座(カプリコーン) シュラ：川田紳司さん
水瓶座(アクエリアス) カミュ：浪川大輔さん
魚座(ピスケス) アフロディーテ：桐本琢也さん

　
【イントロダクション】
　1985～90年に週刊「少年ジャンプ」にて連載された「聖闘士星矢」。ギリシア神話に由来したファンタジックな設定や星座をモチーフにした聖衣（クロス）が少年少女の心を掴み、テレビアニメ放映は漫画連載から9ヶ月後という当時としては異例の早さでスタート。魅力的な登場キャラクターと聖闘士の多彩な必殺技が多くのファンに根強く愛され80年代後半を代表する名作となった。

　原作コミックスの世界累計発行部数3,440万部、さらにテレビアニメはフランスやイタリア、ブラジルなど世界80ヵ国以上で放映されるなど海外からも絶大な支持を得、今なおその名は不動のものとなっている。

　そして2014年、ついに全世界が待望した劇場版『聖闘士星矢』が10年の時を経てスクリーンに再び登場。数あるエピソードの中でも一番の人気を誇る聖域十二宮編を、「TIGER＆BUNNY」や『黒執事』などの監督を務める、さとうけいいち氏が新たに甦らせスクリーンへ解き放つ！　原作者である車田正美氏も製作総指揮として参戦した、21世紀の新生聖闘士星矢神話の幕開けに、全宇宙の歴史が変わる!!

>>劇場版『聖闘士星矢 LEGEND of SANCTUARY』公式サイト