『劇場版 獣電戦隊キョウリュウジャー ガブリンチョ・オブ・ミュージック』や『烈車戦隊トッキュウジャー』の楽曲を務める、伊勢大貴さんのインタビューが到着!
「劇場版 獣電戦隊キョウリュウジャー ガブリンチョ・オブ・ミュージック」の挿入歌『カミツキ・ブレイブ』や、映画「獣電戦隊キョウリュウジャーVSゴーバスターズ 恐竜大決戦! さらば永遠の友よ」の挿入歌『史上最強のブレイブ」。「烈車戦隊トッキュウジャー」の主題歌『烈車戦隊トッキュウジャー』に、アクション曲『Go!Go!トッキュウジャー』も収録。
既存の4曲へ新たに4つの新曲を加えた、伊勢大貴さん、初のソロ・アルバム『BE A HERO』が9月10日に発売されます。同作品の魅力を、伊勢大貴さんにいろいろと語っていただきました。
■伊勢大貴=『烈車戦隊トッキュウジャー』の印象を良い形で変えていけるのが、アルバム『BE A HERO』なんです。
──ソロ・アルバム『BE A HERO』が完成。新曲はもちろん、このアルバムは、伊勢大貴さんの特撮シンガーとしての歩みも集大成させた作品になっていませんか?
伊勢大貴さん(以下、伊勢さん):そうなんです。『BE A HERO』は、僕の初戦隊ナンバーとなった 「劇場版 獣電戦隊キョウリュウジャー ガブリンチョ・オブ・ミュージッ ク」の挿入歌『カミツキ・ブレイブ』から、最新特撮ナンバーとなる「烈車戦隊トッキュウジャー」のアクション曲『Go!Go!トッキュウジャー』まで、これまでに歌った戦隊ナンバーの数々を収録している作品ですからね。
──「獣電戦隊キョウリュウジャー」の頃と「烈車戦隊トッキュウジャー」の今を比べると、唄い方にも変化が現れていません?
伊勢さん:そこ、感じていただけました?!。やはり「獣電戦隊キョウリュウジャー」と「烈車戦隊トッキュウジャー」では、楽曲として求められる歌のタイプが違うぶん、そこで唄い方の違いを出していけば。新曲の『Virtual Line』では、ボ イス・パーカッションにも挑戦。今回のアルバムに関しては、あえてバラエティ色を強く押し出したように、僕のいろんな歌声の表情を楽しんでいただける作品になりました。
──新曲も、何処か「獣電戦隊キョウリュウジャー」や「烈車戦隊トッキュウジャー」の世界観と近しい歌詞の表現をしていませんか?
伊勢さん:そこも、一つの狙いを持ったところです。それぞれの曲が本当に「獣電戦隊キョウリュウジャー」や「烈車戦隊トッキュウジャー」と関連性があるのかの答えは、聞いた方の想像にお任せしますが。楽曲の表情をあえて幅広く表現したぶん、歌詞では、戦隊ソングの世界観からあまりにも掛け離れてしまわないようにとの想いはありました。
──今でも『烈車戦隊トッキュウジャー』が高い支持を得ていますよね。各地を唄いながらまわってても、その反響を身近に感じ続けています?
伊勢さん:反響はすごいです。『烈車戦隊トッキュウジャー』のショート・バージョンのMusic Clipが、youtubeで116万回以上の再生回数を超えたことから、僕のアルバム 『BE A HERO』にも『烈車戦隊トッキュウジャー』のフルサイズのMusic Videoの収録が決まりましたし。現状、北海道から九州までをイベントを通して周り続けてるんですけど。とにかく、子供たちが目をキラキラ輝かせながら見てくれるんです。しかも歌が始まったとたん、一緒に♪Go!Go!♪と大きな声で唄い叫べば、拳を突き上げはしゃぎ出すんですね。あの光景を見るたびに気持ちも昂りますからね。
──でも同時に、伊勢大貴=『烈車戦隊トッキュウジャー』の印象も強く持たれているんじゃないですか?
伊勢さん:そうなんです。だからこそ、そのイメージを良い形で壊そうとの想いから作り上げたのが『BE A HERO』なんですよ。
■新曲の『Virtual Line』『恋と友情』『Bad Trick』『がむしゃらBaby Love』の魅力を、伊勢大貴が熱くトーク!!
──『BE A HERO』を聞いたときは、本当に嬉しい衝撃が多かったですからね。『恋と友情』とか、昭和のムード歌謡していません?
伊勢さん:この曲で僕がイメージしたのが、ささきいさおさんの唄った『真っ赤なスカーフ』なんです。同じく昭和で言うなら、『がむしゃらBaby Love』は、映画「ハイティーン・ブギ」の頃の近藤正 彦さんの歌のような空気を匂わせていますからね。かと思えば、デジタルな要素を取り入れた『Virtual Line』もあったり。『Bad Trick』では、激しく疾走感を持ったロックな 表情も描き出しています。
──激しいロックな表情も、やはり伊勢さんには欠かせない魅力だ。
伊勢さん:『カミツキ・ブレイブ』や『史上最強のブレイブ』など「獣電戦隊キョウリュウジャー」シリーズの楽曲では、ガツガツした魅力と言いますか。カロリーの高い僕の音楽性を見せてきてましたからね。
──伊勢さん自身の中にも、熱い音楽性は昔からあったものなんですか?
伊勢さん:昔からロック系のナンバーは大好きでした。だからこそ、僕の戦隊ソングのデビュー作が、熱く激しい『カミツキ・ブレイブ』だったことが嬉しかったですし。そこから徐々に熱さと疾走感を活かしながら、『烈車戦隊トッキュウジャー』のようポップで明るい表情へ表現の間口を広げていけたことも嬉しいことなんです。
──ここからは、新曲の魅力を教えていただこうかなと思っています。きっと、聞いた人の誰もが嬉しい驚きで腰を抜かすのが『Virtual Line』だと思います。
伊勢さん:僕自身が、これまであまり馴染みのない。まるで、ジャミロクワイのような世界観を持ったソウルフルな楽曲でしたからね。でも、作曲してくれたのは『烈車戦隊トッキュウジャー』と同じ坂部剛さんなんですよ。なので、そこは全幅の信頼を寄せ、歌入れへ向かいました。
中では、ボイス・パーカッションにも挑戦。きっと、このジャケットを見つつ、1曲目を聞いた瞬間、想像と異なる始まりに「えっ?!」と驚かれると思いますし。そのときの表情を、ぜひ見てみたいなとも思ってしまいます(笑)。
──その後、『烈車戦隊トッキュウジャー』『Go!Go!トッキュウジャー』と続き、激しさを持った『Bad Trick』へ突入します。
伊勢さん:こちらはもぅ、ガチガチのロック・ナンバー。一聴すると激しさが強調されて聞こえますけど。じつは、激しさの中にも繊細な表情をたくさん歌声を通して折り込んでいるように、けっして勢いだけで表現できる楽曲ではないんです。それても、しっかり熱量は歌の中に出していますけどね(笑)。
──続いて流れ出すのが、ムード歌謡曲/演歌風な『恋と友情』です。
伊勢さん:僕自身が、歌謡曲好きな両親の影響も受けて育ったせいか、尾崎紀世彦さんが唄うときのような豪華な音を背景に唄う世界観が大好きなんです。その雰囲気を極力求めようと、この『恋と友情』を作りました。
──ここからは、『カミツキ・ブレイブ』『史上最強のブレイブ』と「獣電戦隊キョウリュウジャー」シリーズへ突入。最後は、歌謡ロックしている『がむしゃらBaby Love』が流れ出します。
伊勢さん:『カミツキ・ブレイブ』『史上最強のブレイブ』に続き、だめ押しで楽しさを届けてゆくみたいな流れですからね。やはり最後は、楽しいイメージで終わりたくて、お客さんと一緒に掛け合いもしていける、この手の楽曲を持って来ました。ライブで唄うときには、ぜひ、お客さんも一緒に歌へ参加してもらいたいですね。
──まるで、緩急豊かなジェットコースターに乗ってる気分で楽しめる1枚じゃないですか?
伊勢さん:やはり作品として聞いてもらう以上、1曲目から8曲目まで一切楽曲を飛ばすことなく、その流れを通してすべてを楽しんで欲しかったんですね。それもあって、ライブで唄うときのセットリスト的なイメージを持って曲順も並べました。だから最後に『がむしゃらBaby Love』を持ってきて、みんなで熱く唄い騒ぎながら、この作品を終えた かったんです。
■もの凄いスピードで走っているトッキュウジャーに負けないくらいの速度で、僕も駆け続けていきたい。
──アルバム『BE A HERO』へは、みずからイラストにもなって描かれています。
伊勢さん:自分がイラスト化されるなんで、普通はない貴重な体験じゃないですか。他にも、実写とイラストを合成した絵が入っていたり。そういうビジュアル面でも、ぜひ、この『BE A HERO』を楽しんでもらえたらな と思います。
──今年の伊勢さんは、舞台へ立て続けに出演すれば、今年はズッと「烈車戦隊トッキュウジャー」関連イベントにも出演し続けているように、かなり忙しい日々じゃないですか?
伊勢さん:今年は、まるでトッキュウジャーに乗り込んで、そのままGo!Go!ノンストップで走り続けている気分です。でも、求められる気持ちを強く実感するからこそ、その想いへしっかりと応え、求められる以上の気持ちで返していくのは当たり前のこと。そうやって目の前の歌題を乗り越えていくのが、今の僕に課せられた使命だとも思っています。
──まさに、『BE A HERO』だね。
伊勢さん:よく「烈車戦隊トッキュウジャー」の地方イベントに出ると、僕のことをHEROのように憧れの視線で見てくれる子供たちがたくさんいるんですね。そういう期待に応えられるHEROのような存在であるためにも、頑張らなきゃと感じています。
──『BE A HERO』というアルバム、今の伊勢さんにとってどんな1枚になりましたか?
伊勢さん:僕にとっては記念すべき初のソロ・アルバム。しかも、僕の表情をいろんな角度から味わえる、伊勢大貴の名詞変わりとなる作品です。僕のことを「「烈車戦隊トッキュウジャー」のオープニングを歌ってる人」というイメージのみで捉えてる人たちが聞いたら、きっと、 えっ,こういう曲も唄うんだ」「(「烈車戦隊トッキュウジャー」 の)MVでは、こんな姿も見せるんだ」「ジャケットでは、こんな面も出してるんだ」という、嬉しい驚きがたくさんあると思います。
あと、これはYouTube上での公開になるんですが。『Virtual Line』のMVも制作しました。こちらでも意外性を持った僕の姿を味わえるので、ぜひ、チェックしてみてください。
──では最後に。伊勢さんにとって「烈車戦隊トッキュウジャー」という存在は?
伊勢さん:もの凄いスピードで走っているトッキュウジャーに負けないくらいの速度で、僕も駆け続けていきたい気持ちがありつつ。今は、僕が歌を通して「烈車戦隊トッキュウジャー」の魅力を全国各地の人たちに届けているように、僕自身が「烈車戦隊トッキュウジャー」という作品を背負いながら、もっともっとたくさんの人たちに「烈車戦隊トッキュウジャー」のことを愛してもらえるように頑張って伝えていこうと思っています。
■伊勢大貴『BE A HERO』9月10日発売!
価格:¥3,000+税
発売日:2014年9月10日
【CD収録予定】
・烈車戦隊トッキュウジャー(『烈車戦隊トッキュウジャー』OP主題歌)
・Go!Go!トッキュウジャー(『烈車戦隊トッキュウジャー』挿入歌)
・カミツキ・ブレイブ(劇場版『獣電戦隊キョウリュウジャー ガブリンチョ・オブ・ミュージック』挿入歌)
・史上最強のブレイブ(劇場版『獣電戦隊キョウリュウジャーVSゴーバスターズ 恐竜大決戦! さらば永遠の友よ』挿入歌)
・Virtual Line(新曲)
・Bad Trick(新曲)
・恋と友情(新曲)
・がむしゃらBaby Love(新曲)
【同梱DVD収録予定】
・「烈車戦隊トッキュウジャー」ミュージック・ビデオ フルバージョン
・ミュージック・ビデオ メイキング
>>伊勢大貴オフィシャルブログ「ISE-Diary」
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