浪川大輔さんが「ダンス」と「マジック」で魅せた! 「ダイスケ ダイスキ」が溢れた「DAISUKE NAMIKAWA 2nd Live ”Banchetto”」レポート
2014年7月26日(土)・27日(日)、品川プリンス ステラボールにて浪川大輔さんの2度目のソロライブ「Kiramune Presents DAISUKE NAMIKAWA 2nd Live ”Banchetto”」が開催された。
声優としても活躍する傍ら、歌手活動もおこなう浪川さん。今回は、2014年6月25日にリリースされた3rdシングル「Recollection」を引っさげてのライブとなった。本稿では、7月26日(土)に行われたライブの模様をレポートしていく。
●ライブ前に、みんなでUTAO!
浪川さんのライブといえば毎度恒例(!?)となっているのが、ライブ開始前に会場に流れているイントロに合わせての大合唱。黄色に輝くサイリウムを手に、完璧なコールで会場の雰囲気をファン達が作り上げていた。
また、ライブに関しての諸注意は浪川さん本人がアナウンス。浪川さんご自身が演じたキャラクターを巧みに使い分け、ファン達を楽しませながらおこなわれた。また、ライブのタイトルにもなっている「Banchetto(バンケット)」は、「宴」「宴会」というような意味合いがあるようで、ファンのみんなと無礼講で盛り上がりたい! という事に由来しているようだ。こういった心遣いや、皆を楽しませたいという気持ちからは、ファン達も浪川さんらしさを感じることができたのではないだろうか。
●バンドメンバーとの息もピッタリ! 浪川さんのギター演奏も絶好調!
ライブが始まると、浪川さんが登場! オープニングを飾るのは、切なくも疾走感のある『空色追想歌』。そのまま立て続けに熱唱された『Only Love』では、ラストパートで観客達にジャンプを促す浪川さん。観客達もそれに応え、大きく飛び跳ねる! ライブ開始早々から、浪川さんとファン達の間に一体感が生まれていた。
「Banchettoにようこそ!」の言葉で始まったMCでは、「熱いけど体調大丈夫?」とファンを気遣う一幕もあった。トークもそこそこに、3曲目となる『デリンジャー』を披露。ここでボックスセットのカーテンが開き「ギター」「キーボード」「ドラム」「ベース」のバンドメンバー4名が登場。先ほどとは違い、ハードなロック調が特徴の楽曲を、浪川さんが熱唱。バンドメンバーとの息の合ったチームワークも相成り、浪川さんのカッコよさが惜しみもなく「歌」という形に凝縮されていた。
その後、前回のライブでは歌えなかったという『Natural』をしっとりと歌い上げる。先ほどまでとは違い、心に響くようなバラードに、ファン達も歌詞を噛みしめるように静かにサイリウムを振っていた。MCコーナーでも浪川さんは「始まったばかりだから、盛り上がっていこう!」とファンを煽り、「ジギルとハイド」を披露。浪川さん自身もギターを手に取り、演奏しながらの熱唱。これには観客達からのコールも一段と激しいものとなった。
●マジック初披露! ファンキー時間がやってくる!
ここで浪川さんが一度ステージからはける。するとバックスクリーンに、浪川さん本人が台本制作、出演を務める映像が流れる。海外からきた日本大好きな青年「ピープル」、キャビンアテンダントの「ステラ」、ファンキーでチャラい「トゥナオ」など複数人を浪川さんが一人で演じている。完璧な演じ分けでおこなわれる絶妙なやり取りは、会場を爆笑の渦に飲み込んだ。
また、浪川さんが女装して演じる「ステラ」が映像に登場すると、ファン達からは「可愛い!」と声援が飛び交う。前回のライブでも大人気だった彼女は、今回のライブでも一番!? の盛り上がりをかっさらっていた。
映像が終わると、アフロにキラキラの衣装をまとったピープル姿の浪川さんが登場。映像でマジックを披露してステラのハートを射止めたトゥナオを見習い、ピープルはマジックを披露することに。ステージには小さなギロチンが登場。野菜を真っ二つにして、ギロチンの切れ味を会場に見せると、ダンサーさんの腕をギロチンに通す。ファン達が固唾を呑んで見守る中、「いくヨ~」という片言の掛け声で、勢いよく刃が落とされる。「ガシャン!」という鋭い音に、悲鳴にも近い声が会場を埋め尽くす。
しかしダンサーさんの腕は無事。浪川さんは見事にマジックを成功させ、ファン達からは賞賛の拍手が送られていた。マジックを終えた後は『ファンキー☆トゥナイト』『ファンキー☆フィッシング』『はろー☆ぴ~ぷる』のメドレーを披露。歌の途中では「隅田川に負けないくらいの、花火を打上げるヨ~」と、同日に開催された隅田川花火大会をネタにして会場を沸かした。
●ダンスあり、大合唱ありの後半戦がスタート!
続いての『Hand in Hand』では、バックスクリーンにMVが流れる演出があり、それに合わせて浪川さんが登場。その後も『マボロシ・ファンタジスタ』『JAM packed TRAIN』『ROCK STAR』と人気曲を立て続けに熱唱。後半も様々なジャンルの楽曲を披露して、順調にスタートダッシュを決める。
ここで会場にダンスミュージックが鳴り響き、それに合わせて浪川さんが華麗なダンスを繰り広げる! マイクスタンドを巧みに使ったパフォーマンスもあり、ファン達からの声援はより高まる。そしてライブで最も盛り上がる、と言っても過言ではない『UTAO』で、会場中が一つになる大合唱を繰り広げた。
今回のライブには「記憶」「思い出」という裏テーマがあるようで、その想いは最後に歌われた新曲『Recollection』にもこめられているようだ。歌い終えた浪川さんは「また会おうね!」のセリフを残し、ステージを後にした。
●ファン達からの「ダイスケ ダイスキ!」が溢れる!
鳴り止まないアンコールに応え、浪川さんが体操のお兄さんとなって再びステージに登場! 歌うのはもちろん『スマイルエクササイズ』。浪川さんの「出来る範囲でいいから、一緒に踊ろう!」に、バンドメンバー、ダンサー、そしてファン達が一緒にエクササイズ! 歌の途中には、会場中からの「ダイスケ ダイスキ!」コールが鳴り響く。
アンコール最後の楽曲『HEY!!』を熱唱した浪川さん。「みんなで飛ぶぞ!」の掛け声で、全員でジャンプ! 曲を締めて最後のMCへ。バンドメンバーの煽りを受けて、ここでもファン達からの「ダイスケ ダイスキ!」コールが止まらない。「ほんとにみんな、ありがとう!」と、照れながらステージを降りる浪川さん。その姿が見えなくなるまで声援は続いていた。
まさに宴のような盛り上がりをみせた「DAISUKE NAMIKAWA 2nd Live ”Banchetto”」は、ファン達からの浪川さんへの愛情が溢れたまま終了となった。なお、2014年12月13日(土)・14日(日)に名古屋にて3rdライブの開催も決定! また今年12月には1stアルバムも発売予定なので、要チェック!
<SET LIST>
M01 空色追想歌
M02 Only Love
M03 デリンジャー
M04 Wonder fool world
M05 Natural
M06 シギルとハイド
<映像コーナー>
<マジックコーナー>
M07 メドレー
・ファンキー☆トゥナイト
・ファンキー☆フィッシング
・はろー☆ぴ~ぷる
M08 Hand in Hand
M09 マボロシ・ファンタジスタ
M10 JAM packed TRAIN
M11 ROCK STAR
<ダンスコーナー>
M12 Alright!!
M13 Jump Out Loud
M14 Dreamer
M15 UTAO
M16 Recollection
<アンコール>
EN1 スマイルエクササイズ
EN2 HEY!!
>>Kiramune Official Site 浪川大輔