ドラマCD「囀る鳥は羽ばたかない2」に出演する、新垣樽助さん、羽多野渉さん、三宅健太さん、興津和幸さんのインタビューが到着!
ヨネダコウ先生の大人気コミック「囀る鳥は羽ばたかない」第2巻がドラマCDが9月24日に発売! そんな本作品に出演する新垣樽助さん、羽多野渉さん、三宅健太さん、興津和幸さんのインタビューが到着したので紹介しましょう!
●矢代役・新垣さん、百目鬼役・羽多野さん、竜崎役・三宅さんインタビュー
――収録を終えての感想をお願いします。
矢代役・新垣樽助さん(以下、新垣):皆さんが応援してくださったお陰で、ドラマCD第2巻の収録ができたと聞き、とても嬉しく思っています。そんな意気込みを持って望んだ反面、第1巻を収録してから約1年という時間が経っているので、何度台本を読んでも、もう一度自分があそこに立てるかという不安があった、というのが正直なところです。そのままの気持ちでスタジオに来たんですが、スタジオに入って皆さんと会話をしていく中で、徐々にあの時の雰囲気を思い出して、収録が始まるまでには何とかいけそうな感じになりました(笑)それが一番良かったことです!
百目鬼役・羽多野渉さん(以下、羽多野):キャラクターを表現する難しさを、この百目鬼というキャラクターを演じる時にいつも実感させられるんです。どうしても感情を表現しようとすればするほど、キャラクターからは離れていってしまうのが、演じる上での悩みでした。家で練習すればするほど、色んな表現が思いついちゃうんですよね。セリフでは2、3行なんですが、ここはこういう風に……とか。全部真っ白にしないとこのキャラクターを音声で表現することはできないというのが、前回同様に、今回も貴重な経験になりました。ディレクターさんと話をしたり、共演者の皆さんとの会話劇の中で非常に勉強になりましたし、また「囀る鳥は羽ばたかない」をできるんだということと、共演者の皆さんに再び会えたことが嬉しかったです。
竜崎役・三宅健太さん(以下、三宅):僕はホントに好きにやらせて頂きました。他の作品でも恫喝する役だったり、怖い役だったりをやらせて頂いているんですけど、不思議と竜崎は怖いというか、親近感が沸くんですよね。矢代の地の底まで落ちたところから来る色気、百目鬼の面に出さない、寡黙で、でも一途なところとか。心のどこかではそんな二人の雰囲気に翻弄されている感じでやらせて頂きました。
スタッフ:一番「可愛い」って言われるキャラクターが竜崎だと思います(笑)
三宅:だから、矢代と百目鬼の二人を見て、ちょっとジェラっとする部分を残して、竜崎のセリフに乗せていくというようなことができるので、竜崎というキャラクターを近くに感じています。三宅健太はやきもち焼きってことで(笑)。世の中の女性の皆さん! イケメンだけがいいわけじゃない! 可愛い男の子だけがいいわけじゃない! こんないかつい僕でも可愛いと言って頂けることがあるので、そこを踏まえて竜崎を聴いて頂けるとありがたいです。
――本作の聴き所を教えて下さい。
新垣:自分の役に関して言えば、矢代は第1巻を収録した時からの一番の変化は、内面を描いてたモノローグが少なくなったんですよね。なので、みんながもう、この男はこんな感じの男だっていうのを理解した上で、原作読者の方も、ドラマCDを聴いて頂く方も、第1巻をご存じだろうというところで、矢代の外面から裏側を読み取ってもらうというか……そういった風に感じてもらえるように色々考えてお芝居させて頂きました。でも、そうやって言うと何か考えて聴かなきゃいけないのかなと思っちゃうから、言いながら失敗したなって思うんですけど……(笑)言葉ににじみ出てくる色んな感情、セリフ一個一個が素晴らしいので、役者としては「いいなこのセリフ」と思いながら一個一個喋っていました。一番好きなのは「タマ取るんだろう、ちゃんと〜」のシーン、一番良かったですね。極道的なところが好きなのかもしれないです。矢代の男臭さというか、野性味が溢れているところ。いつもは見えてないところが見えている、わくわく感みたいなものが、演じていてもあるので、セリフ一個一個にそれを乗せられる部分が沢山あって楽しいです。そこが伝わるととても嬉しいです。
羽多野:百目鬼的には第1巻から、ずっと感情を押し殺してきて、今回は大きな変化が見られたお話だったんです。今まで何を考えているんだろうって百目鬼を演じる時に、集中するまでに長い時間を要していたんですが、今日の収録では、とあるシーンですごくシンクロできて、マイクの前で震えが止まらなかったんです。台本がブルブル震えちゃって、「ノイズ乗っちゃったらどうしよう」と思ってたんですけど(笑)不器用で表には出てこない自分にとって、大切な人を命をかけて守るという覚悟を百目鬼がしっかりと決めるお話です。そのシーンを是非聴いて頂きたいです。
三宅:竜崎的には17年前の過去のお話があって、スタッフ陣からも可愛いという声を頂きまして。僕にも思春期があったんだぞと。可愛い時代もあったんだぞ、なんて思いながらちょっと青臭い竜崎を演じています。そこで怖さを中和して頂けると、非常にありがたいです。
今回、それとは別で自分的に聴き所が、最後の最後で矢代が言う「泣くなよ」っていうセリフですね。これの何がいいかっていうのは、言っちゃうと楽しみがなくなっちゃうんで止めておきますが、「愛」という言葉が浮かんできたんです。普段の矢代って、ぶっちゃけて言えば、とんでもない最低野郎ですよね。
一同:(笑)
三宅:ただね、読んでいくうちに矢代っていう男を愛せちゃうんですよね。ストーリーが重厚でしっかりしているのは言わずもがなですけど。この作品全体が、いつもうっすらと雨が降っている感じの、湿ってる空気っていうのを演じてる側が何となく感じていて、お芝居のエッセンスとして入れていくから、こういう雰囲気ができるのかなって。ラストの「泣くなよ」が、ストーリーの結末も含めて、僕にとっての聴き所です。
――このCDを買う前の方へメッセージをお願いします。
新垣:楽しみに待ってくださってる皆さんがいてこそ、ドラマCD第2巻の発売が決まったわけです。本当にありがとうございます。その上で、皆さんが第1巻で感じたおもしろさとか、切なさとか色々なものがそのまま輪をかけて厚みを増して第2巻にギュッっと詰まっている、そんな作品です。なので、どんどんハードルを上げて頂いて、期待して待っていて頂きたいと思います!
羽多野:我々、台本を頂くと同時にキャスト表という出演者の名前の一覧が書かれている表を頂くんですが、こんなに重厚なメンバーのドラマCDって他にはあまりないんじゃないかなと思いました。そういった意味でも、低音が大好きな方は、いい音響機材を揃えて頂いて、そこで楽しんで頂けると。迫力のシーンもあれば、渋いセリフでぐっと心が締め付けられるようなシーンも沢山あります。是非皆さん、今後とも応援よろしくお願い致します。
三宅:本当に聴いてくださる皆さんあってのことだと思います。とにかくいい作品なので、あえて言うならばこの第2巻も聴いている方にとって、通過点であって欲しいです。理由は通過点にしておけば、第3巻が出せますということです(笑)。まずは、第2巻を楽しんで頂いて、そのまま良い流れで第3巻が出ることを、演者である我々と一緒に期待しましょう。そんな期待を込めた作品を、是非楽しんで頂ければと思います。
――ありがとうございました。
●七原役・興津さんインタビュー
――収録を終えての感想をお願いします。
七原役・興津和幸さん(以下、興津):いやー、頑張りました! 七原さん大活躍でびっくりしました。
――本作の聴き所を教えて下さい。
興津:今回は一人で収録していましたが、やっぱり竜崎さんはすごいなと思いました(笑)強面なのにちょっと可愛げがあるところがいいですね。2巻で七原は山場があったので、あとはもうカチコミに行ってやられるだけのような気が…(笑)どうなるのか続きが気になります。こんなに活躍するとは思ってなかったですから! 1巻の収録が終わった後に、2巻では大活躍ですよというお話は聞いていたんですが、まさかこんなにボコボコにされるとは思っていませんでした(笑)
――ファンの皆様へメッセージをお願いします。
興津:期待を裏切らない出来になっております。皆様、「囀る鳥は羽ばたかない第2巻」豪華2枚組でこの分厚いコミックスが収まりました。中身はとても濃ゆい内容となっております。
第3巻も、こうご期待! 七原が出ないはずがないでしょう!これで出なかったらファンの皆さんと同じで、僕たちも許さないですからね!(笑)
――ありがとうございました。
【商品情報】
●ドラマCD「囀る鳥は羽ばたかない」第2巻
発売日:2014年9月24日発売
価格:本体4,500円+税(2枚組)
品番:FFCL-0006
発売元・販売元:フロンティアワークス
<キャスト>
矢代 :新垣樽助
百目鬼:羽多野 渉
影山 :安元洋貴
久我 :小野友樹
三角 :大川 透
竜崎 :三宅健太
平田 :高瀬右光
七原 :興津和幸
天羽 :佐藤拓也 ほか
<あらすじ>
真誠会若頭で真誠興業の社長である矢代は、ドMで変態、そして淫乱だ。
元警察官で付き人兼用心棒の百目鬼は、矢代を綺麗と言ってはばからず、心酔している。
だが、矢代が昔から想いを寄せる影山と、その恋人久我の存在を知ると、次第に百目鬼の矢代への想いも変化し、それを自覚していく。
そんなとき、矢代が何者かに狙われる。
傷を抱えて生きるふたりの物語の向かう先は——