『Yes!プリキュア5 GoGo!』のBD-BOX化発売&キャスト座談会収録記念インタビューを2回連続でお届け! Part.2は三瓶由布子さん、永野愛さん、仙台エリさん
『Yes!プリキュア5 GoGo!』のBD-BOX化が決定! 2015年1月21日にvol.1、2月18日にvol.2が発売されます。BOXならではの様々な特典が用意されていますが、vol.1にメインキャストがそれぞれ好きなお話を選び、3人ずつ2組に分かれて映像を見ながらトークする座談会が収録されます。
その座談会収録後に2組へそれぞれインタビュー! 2回に分けてお届けします。今回は夢原のぞみ/キュアドリーム役・三瓶由布子さん、秋元こまち/キュアミント役・永野愛さん、ミルク/美々野くるみ/ミルキィローズ役・仙台エリさんの3人です!
●やっとミルクが参加して全員そろった実感
――座談会の収録、お疲れ様でした。収録を終えての感想は?
夢原のぞみ役・三瓶由布子さん(以下、三瓶):今回改めて見直して『Yes!プリキュア5GoGo!』のおもしろさを実感しました。みんなで見る機会はなかなかないのでそれもおもしろくて。いろいろな意見が出たり、ツッコミどころも含めて(笑)、楽しかったです。
ミルク役・仙台エリさん(以下、仙台):アフレコの時は絵が完成していない状態で、みんなでああでもない、こうでもないと言っていたけど、オンエアや完成版を一緒に見ることはなかったので新鮮でした。あと、みんながこの話数を選んだのも妙に納得できて。三瓶ちゃんだけは「そっか、そこか」と。
三瓶:本当?
仙台:クライマックスのほうとかくるかなと思ってたから意外だった。
三瓶:『Yes!プリキュア5』のBD-BOX特典用の座談会の時に、キーになる話数を選んだので、今回は全体というよりキャラクター寄りで選びました。
秋元こまち役・永野愛:『Yes!プリキュア5』のBD-BOX特典用の座談会の時にエリちゃんがいないことが不思議に感じてしまって。「ああ、『5』ではまだミルクは変身してないんだ!」って。
三瓶:私も思いました!
永野:今回は、エリちゃんがいるから全員そろって安心! みたいな。
仙台: (笑)。
永野:全員そろってよかったなというのが私の感想です。
仙台:うれしいです。ありがとうございます。
●3人がお気に入りの回を選んだポイントとは?
――では今回、ご覧になったお話を選んだポイントを教えてください。
三瓶:あっ!? 先に言っちゃった!(笑) 実は私、最初、(竹内)順子さんと(伊瀬)茉莉也ちゃんと同じ話数を選んでたんです。でもこのお話は人気があるからかぶるだろうなと思って2つ挙げて、1つが21話の「友情たっぷり みんなでお弁当!」で、もう1つが22話の「のぞみ先生大いに頑張る!」でした。どっちも好きなのでどっちが来てもいいなと思ったら、21話が3人かぶりという結果でした(笑)。あのお話はみんなでわいわい盛り上がるし、1話の中でそれぞれの個性が際立っていて、お弁当に対してみんなのポテンシャルが発揮されていてツッコミどころ満載でおもしろいです。22話はのぞみらしさが出ている大好きな話です。のぞみを見守るりんちゃんの優しさや二人の信頼関係も見えるのが見どころです。
仙台:シリーズ全体を通して印象に残った回にするか、個人的に思い入れが強い回にするのか、すごく悩んで、ずっとパソコンの前でにらめっこして(笑)。
三瓶・永野:わかる!
仙台:でもやっぱり、ミルキィローズというキャラが初めて登場するシリーズなのでそこに焦点を絞ろうと思ったけど、ローズはちょいちょい小出しに出てくるんです(笑)。初登場か、最後にミルクだったことを明かし、のぞみ達と普通の日常に戻っていくお話にするか? 悩んだけど、クレジット上で誰がミルキィローズをやっているのか秘密という状況が続いて、初めて公に言えるようになって「ああ、すっきりした」という回を選ばせていただきました。そして改めて見てみると、のぞみとはやり合っていたんだなと(笑)。
三瓶:それが普通に戻れた証じゃない?
永野:『5』の時に選んだ回が比較的シリアスなお話だったので、今回は逆に最初から最後まで笑えて楽しいお話にしようと思って。それに9話の「名探偵こまち登場!」を選ぶ人はいないだろうなと(笑)。前回からこの回のことが話題に出ていたので、今年はこれを選ぶしかないと思って即決しました。
●やっぱり違った2年目の『GoGo!』
――『5』と『GoGo!』の違いを挙げるとすれば?
三瓶:今回選んだお話もそうですが、のぞみに関して言えば、『5』の時は夢や目標を探すことから始まって、ココとナッツを守って、ちゃんと国に帰してあげるという目標を見つけて頑張ります。そこから先生になりたいという夢を見つけるんですが、『GoGo!』ではその夢に向かって頑張る過程がより描かれています。こまちさんも作家を目指して悩んだり、各キャラの内面にスポットが当たっています。それは『5』での1年で作ったキャラクターの土台があるからこそより掘り下げられたんです。でも新しい一面を見つける時もありましたけどね(笑)。
永野:確かに(笑)。
三瓶:そういう意味ではエリちゃんは大きく違うよね。
仙台:立場が大幅に変わってしまったので。ざっくりした言い方をすると『5』では気楽に構えていたというか、守ってくれているプリキュア達がいて、それを応援する立ち場で。ココとナッツよりは役立つんですけど、1年目から(笑)。
一同: (爆笑)
仙台:『GoGo!』ではプリキュア達と最前線に行って、自分の手で守れる喜びもあって。でも与えてもらった青いバラの力に対してのプレッシャーもあり、そこは私とリンクし過ぎてて(笑)。いっぱい見てくれている方の期待に応えられるのか、子供達に受け入れてもらえるのか。オンエアまで緊張していたけど、いざ放送が始まるとなんかふわふわした感じを受けつつも、「しっかりしなきゃ!」と気を引き締めたり、自分を正しながらやっていた1年間でした。ミルクが悩む回の台本を読んだ瞬間、どこかで私のことを見ていたんじゃないかと思ったくらいリンクして(笑)。見るのとやるのは大違い、『5』の時はみんなに守ってもらっていたんだと実感しました。
永野:既に1年間やっていたので絆が固まっている状態から始められるのは、深く掘り下げられる面と、前シリーズからつながって心境の変化を表現できる面でやりやすかったですね。例えば『5』でのぞみと図書館で初めて出会って、小説家になりたいという悩みを話す場面があるのですが、『GoGo!』でも図書館でのぞみに小説家になることへの不安や悩みを話す場面があるんです。シチュエーションは似ているようでも、悩みの内容がより成長していたり、会話の中に絆の深まりが感じられると思います。それぞれのキャラにそういった成長や変化があると思いますので『5』を見てから『GoGo!』を見るとより楽しく見られると思います。
――前回の3人は「必殺技が違う」、「衣装が違う」と言ってました。
永野:もしかして順ちゃんじゃない?(笑)
三瓶:チームで色が出ますね(笑)。
――前田さんが『5』は恋愛要素が強かったかもと。
三瓶:『GoGo!』も新しい攻略対象が増えましたよ。
仙台:シロップさんが!
●ミルキィローズの変身シーンを固めるまでの苦悩と感動
――収録も2年目になれば、息もぴったりで、やりやすかったのでは?
三瓶:そうですね。『5』の最初の頃はみんなで、「行くよ~……行くよ~」という助走がありました。
永野:いろいろ探ってたもんね。
三瓶:個人的には『GoGo!』になってより息があっているから、気持ち良さがアップしていました。
仙台:私はミルキィローズをどういう方向にするか、変身のシーンを固めるまで、時間がかかったような気がします。
三瓶:1回固めるとずっと続けなきゃいけないしね。
仙台:「日本海の波を背負ったようなイメージで」という説明があって、「なるほどな」と。ミルキィローズはすごく強い設定なので、パワフルに、だけどクールさも大切にということだったので、最初の変身シーンは何度もやりました。それでOKが出た時、「この子は1年間、こういう決めゼリフでいくんだな」という、うれしいような、恥ずかしいような気持ちになったのを覚えてます。
●印象的なエピソードを語る
――『GoGo!』の中で好きなエピソードやシーンは?
永野:実は即決と言いつつも皆と同じように、今回見た回とどちらを選ぶか、迷ったお話があって。42話の「こまちの決意とアラビアンナイト」はキャラとしても演じている役者としても印象に残っています。小説を書き続けていくことへのあらたな決意をこまちがしたこと、そしてシビレッタさんとの掛け合いがすごく私の中に残っているんです。(シビレッタ役の)鈴木れい子さんにキュアミントのいい部分をたくさん引き出していただいたので、演じていてとにかく楽しくて、一番印象に残っているお話です。
三瓶:あの~……『GoGo!』かなあ?
仙台・永野:言ってみて、言ってみて。
三瓶:「大ピンチ!悪夢の招待状」。
仙台・永野:『5』だよ!(23話)
三瓶:あれがなぜか印象に残ってて。
永野:「名探偵こまち登場!」でみんなが悪い顔になった時と、小さいこまちちゃん達が似てたからじゃない?
三瓶:そうか! 今、あのこまちちゃん軍団が無性に出てきました。それは『5』のお話だったので、発売中のBD-BOXを買って見てください(笑)。やっぱり1話でココと再会した時、最初からハッピーじゃなかったのが印象的でした。また会えたけど、ココの態度がちょっと変だぞというところから始まって、ココはのぞみ達と約束した通り、国を再建してから胸を張って戻ってきたかったのに、また頼らなきゃいけないことに悩んでいて。のぞみは純粋にまた会えただけでもうれしいのに、いろいろ複雑な想いがあるんだなと考えさせられました。演じていた当時、「ただ、また会えてうれしいじゃダメなのかな?」と思ったことを、思い出しました。それも愛さんが言っていた、2年目だからできることなんでしょうね。
仙台:ミルクは自分がカッコよく目立って、素敵になりたい子で。今日、3人で映像を見ながら話していたけど、「後から出てくる美少女の戦士は秘密なのが相場なんです」みたいなことを言ったりして(笑)。「危ない!ファイブDEチャンス!」の時も……。
仙台:そこもおもしろいけど(笑)、かれんが出場しないと言い出して、くるみが代わりに出て優勝したけど途中にお腹が痛いとウソをついて、裏で優勝トロフィーには5人の名前を刻んでほしいとお願いして。自分の役割をちゃんと理解していて、一歩引くところがかわいいやつだなと(笑)。
三瓶:そういえば、ブンビーさんの服も新しくなったなと。
永野:作業着になっちゃって。
三瓶:ちょうど当時の知事に似ていて、盛り上がったことを思い出しました(笑)。
●作品的にも役者的にもバラエティに富んでいる『GoGo!』
――『GoGo!』の魅力や見どころは?
三瓶:『5』より、みんなの関係も親密な側面がいろいろ描かれ、仲がいいからこそケンカしたり、関係の成長が見られるのは『GoGo!』ならではかと思います。あと敵の特徴でもあるんですが、様々な世界に飛んだりするのも新鮮で楽しかったです。バラエティに富んだ1年が詰まったBOXになったので、いろいろな引き出しを開けて見てもらいたいです。
仙台:『GoGo!』はお手紙を書くのがキーワードになっていて。携帯でメールするのが当たり前になったからこそ、直筆の文字で気持ちのやり取りをすることを大切に、と言っていたけど、6年経ってスマホが登場し、よりデジタルな社会になって。当時の世相を反映しつつも今になって見ても手書きの文章はより人に伝わるということを感じる作品だなと思いました。
――前田愛さんもおっしゃってました。
仙台:さすが! かれんさん(笑)。世の中が動いているからこそ、大切にしてほしいものが詰まっているかなと感じました。
永野:2年目ということで、前作に比べて最初から友達同士の遠慮や壁がない状態から始まるので、会話のやり取りはますますリアルになったかなと思います。その中でも特にドタバタ系のお話では、日常の中でのそれぞれの個性がさらに出ていて面白い思うので、そこを見ていただけたら。
三瓶:やっぱり『5』から続けて『GoGo!』を見ていただかないと。
●BD-BOXでのぞみ達が待つ世界へ「GoGo!」
――では、最後に皆さんへメッセージをお願いします。
永野:『5』も『GoGo!』も見てくださっていた方は改めて見直して楽しんでいただきたいですし、『5』のBD-BOXを見て今回のBOXを楽しみにしている方は成長や違いをじっくり見てほしいです。そして初めて見るよという方は、『GoGo!』という作品のおもしろさと、たくさんあるプリキュアの世界で『5』と『GoGo!』はこんな世界観だったんだと他のプリキュアとの違いも楽しんでください。
仙台:本放送を見てくださった方は今回、BOXになったことで更に見やすく、画質もきれいになったのでいつでも好きなお話が見られますよ! チームワークのプリキュアと呼ばれていますが、『GoGo!』は本当に(それぞれの個性が)バラバラなので……(笑)。
永野:よく言われてたもんね(笑)。
仙台:久しぶりに収録で会ったりするとこんなにバラバラなのにバッチリ合うなんて不思議だなと思います。オールスターズで『プリキュア5』知った方はどんなふうに絆が生まれ、育っていったのかをぜひ『5』と『GoGo!』合わせて見ていただきたいです。
――では最後は三瓶さんに、きれいにまとめていただきましょう。
三瓶:無茶振りはやめましょうよ(笑)。
6年経っても色あせない作品『Yes!プリキュア5GoGo!』、この素敵なBOXが、あなたの家へ『GoGo!』。
仙台:うまく言ったみたいな表情だけど(笑)。
永野:え~っ!? それでいいの?
三瓶:じゃあ…『GoGo!』することにけって~い! これで勘弁してください! よろしくお願いします(笑)。
■BD-BOX『Yes!プリキュア5 GoGo!』
vol.1:2015年1月21日発売
vol.2:2015年2月18日発売
各39,800円(税別)
発売元:マーベラス
販売元:ポニーキャニオン
☆『Yes!プリキュア5 GoGo!』Blu-ray BOX vol.1
第1話~第24話収録
・各種特典映像
声優スペシャル座談会
ノンテロップオープニング&エンディング
変身&技シーン集
エンドカード集
ディスク4枚組
☆『Yes!プリキュア5 GoGo!』Blu-ray BOX vol.2
第25話~第48話(最終話収録)
・豪華&詳細各話解説ブックレット
・川村敏江描き下ろし2BOX収納ケース
・ディスク4枚組
vol.1&vol.2連動購入特典
(1)川村敏江描き下ろし色紙全員プレゼント応募券封入
(2)スペシャルイベント抽選応募券封入
>>『Yes!プリキュア5GoGo!』公式サイト