話題の人気BL漫画がドラマCD化！　ドラマCD『腐男子クンのハニーデイズ』に出演の鈴木裕斗さん＆鳥海浩輔さんに直撃インタビュー!!

　電子書籍「BL☆美少年ブック」で連載され、その人気からB's-LOVEY COMICSよりコミックスも発売されている漫画『腐男子クンのハニーデイズ』(原作：淀川ゆお)。

　かわいらしいキャラクターイラストに初々しい恋愛模様＋過激なエッチシーンで大人気の本作は、美容師の椎葉一臣と腐男子学生の有馬耕平、さわやかな体育教師の美作恭吾と耕平の弟で女装が似合う有馬彼方の、2カップルのストーリーが同時展開されているという珍しい作品。

　そんな人気作がドラマCD化され、2014年11月にリリースされることが決定した。鈴木裕斗さん、鳥海浩輔さん、花江夏樹さん、川原慶久さんといった豪華声優陣が出演することもあり、ドラマCDに寄せるファンの期待は大きい。

　今回、椎葉×耕平カップルの収録現場にて、鈴木裕斗さん（有馬耕平役）と鳥海浩輔さん（椎葉一臣役）にインタビュー。絡みのあるBLCDに初出演という鈴木さんとベテランである鳥海さんのちょっとドキドキする話から、女性ファン必見の好きな○○までお聞きしたので、最後までお見逃しなく。

●“BLデビュー”を飾った鈴木さんの本音とは？

──まずは、収録を終えての感想からお聞かせください。

鈴木裕斗さん(有馬耕平役／以下、鈴木)：僕はこの作品で本格的なBLCDデビューをさせていただきました。絡みがある役回りでしたので、相手の方と息をあわせつつも、相手に完全に身を委ねることの大切さを学びました。だから、お相手が普段親しくさせていただいている鳥さんでよかったなと心底思っています。本当にありがとうございました！

鳥海浩輔さん(椎葉一臣役／以下、鳥海)：いえいえ、こちらこそ貴重なお初をいただいてしまいまして（笑）。僕も10年以上前だったと思いますが、そういう時期があったので、とても感慨深いものがありました。だってデビュー作は忘れられないものじゃないですか。何でも最初にやったことって覚えていますから、彼にとっての忘れられない場に立ち会えたというのはうれしいです。鈴木裕斗の歴史に名を刻めたかなと思います。


──鳥海さんはBLCDへの出演も多いと思いますが、これまで鈴木さんのように「今回が初です」というお相手はいらっしゃらなかったのですか？

鳥海：う～ん、どうだったかな……。

鈴木：僕も知りたいです。「はじめてのはじめて」が誰だったのか！

鳥海：僕たち世代は大体決まった方にお初を捧げて、それが済んだうえでのカップリングが多かったんですよ。まぁ、その相手というのは今、みなさんの頭に浮かんだ方で間違いないと思いますけど（笑）、だからこそ「今回がはじめてです」というのがあまりなくて。忘れてしまっていたらその方には申し訳ないですけど、たぶん、おそらく、初に立ち会ったのは今回がはじめてだと思います。もしかしたらね？

鈴木：もしかしたらでもうれしいですよ！　だって僕は絶対に忘れないですもん。何だか嬉し恥ずかしですね（笑）。


──もう一組のカップル(美作×彼方)の彼方役の花江さんも、絡みがあるBLは初だそうです。

鈴木：そうなんですよ。キャスト発表された翌日くらいに現場で花江くんに会ったんですけど、お互いにはじめてだから「はじめて同士、がんばろうね！」とお互いの健闘をたたえあいました（笑）。収録自体は別々でしたけど、きっと花江くんもがんばって収録に臨んだのではないかと思います。


──それでは今回演じられたキャラクターについて、魅力を教えてください。

鈴木：耕平はBL漫画や小説が好きな腐男子で、もともと内にこもっている性格なので、人とコミュニケーションをとるのが苦手な子です。でも自分の興味のあることに対してはものすごく熱を持っている子なので、それを全面に出した結果、椎葉さんとの関係にうまく繋がっていったのかなと思います。また恋愛経験がない子なので、相手が男性でも女性でも褒められたり自分を肯定してもらえたりするとうれしくて、自分を認めてくれる人には心を許してしまいます。だから椎葉さんを好きになっていくんですけど、そういう気持ちの流れも描かれていたので、感情移入しやすかったですね。

鳥海：耕平はもともとそういう人ではなくて、単にBLが好きな子なんだよね？

鈴木：そうです。素養があったとしても開花していたわけではないです。そこに椎葉さんのバイセクシャルという設定が生きてくるわけですよ(笑)。

鳥海：むしろこっちが本物だった！　ってね(笑)。

鈴木：(笑)。椎葉さんがいいと思ったものは「いい！」とストレートに言う人だからこそ、耕平は心を動かされたのかなと思います。たぶん自分の周りにはいないタイプの人だったでしょうし。ただBLが好きで、自分もそっちに進んでしまったのはすごいなと思います。

鳥海：でも椎葉はバイだから危険だよ？　女性の方にも行く可能性もあるし。

鈴木：え？　嫌だ!!　嫌ですよ!!　耕平だけを好きでいてほしいです……。


──耕平のようにかわいくて心動かされるような女性と出会ってしまったら、椎葉さんが耕平から離れる可能性も……。

鳥海：女性がいいな～と思うときもあるでしょうしね。

鈴木：いやいやいや、恋人同士になったんですからそんなことはないです！　絶対にありません!!

鳥海：冗談だよ(笑)。椎葉は耕平だけをちゃんと好きでいるから。


──椎葉さんは、じつはまじめでマメな彼氏ですよね？

鳥海：そうなんですよ。最初はすごくちゃらちゃらした感じで登場しましたけど、意外と一途な人なので、見た目とか職業的なイメージとは違う内面を持ちあわせています。いわゆるギャップのあるキャラクターでしたね。それに、すごくかわいらしい人だなという印象もあります。

鈴木：最初はノリが軽いなと思わせつつ、後半では耕平の趣味を一緒に楽しんでくれていますし、椎葉さんはいい彼氏ですよ。

鳥海：純粋に楽しんでいたし、キラキラなセリフも言ったしね(笑)。そのうえで大人をちょっと見せるというね。大人のテクニックってやつですか？　耕平のために手料理をふるまってあげましたし、告白の場面でも耕平を待ってあげましたし。テクニシャンだったと思います(笑)。


──印象に残っているシーンや一番の聞きどころを教えてください。

鳥海：最後の告白のくだりですね。それまでは何となく流されて関係が続いているみたいなところがありましたけど、本当の意味で結ばれるところはよかったなと。最初からきちんと聞いていただければ「お、ここはすごくいいな」という風に感じると思います。

鈴木：僕も同じですね。どのシーンよりも気持ちを込めてやらせていただいたので。またそういうシーンが後半にあることを踏まえたうえでの絡みですね。シチュエーションがすごいんですよ(笑)。次から次へとやってきますので、聞いている方もいろいろな意味で楽しめるのではないかなと思います。本当の意味ではまだ結ばれていないんですが、相手のことを意識したうえでの言動を合間で感じつつ、「え？　こんなこともやっちゃうの!?」という場面もあるので、ぶっとんでいるところもニヤニヤしながら聞いていただければと思います。


●鳥海さんと鈴木さんの好みの○○は真逆!!

──椎葉さんは耕平の髪質が好みだったことをきっかけに興味を持ち好きになっていきますが、お2人は好みの髪型や髪質といったものはありますか？

鳥海：僕はショートカットです。

鈴木：真逆ですね！　僕はロングヘアが好きなんですよ。

鳥海：女の子らしい方が好きなの？

鈴木：ロングヘアで編みこみをしていたり、巻いていたり、女の子しか出来ない髪型や女の子らしい方が好きです。だからロングの人がいきなりショートになっちゃうと、ショックで仕方ないですよ。

鳥海：僕はショートにした瞬間、30％くらい好感度が上がるよ？

鈴木：え!?　ショートになった瞬間に50％くらい下がります……。


──鳥海さんはどうしてショートカットが好きなんですか？

鳥海：どうしてかと聞かれると明確な理由があるわけではないんですけど、どちらが好きかと聞かれたらショートかなというだけですね(苦笑)。パッと目を惹くのはショートの人なんですよ。例えば芸能人の方でも、それまでそんなに注視していなかったけど、ショートになると「あれ？　かわいくなった……？」ってその人のことが急に気になりだします。

鈴木：僕はその裏側で悲しい気持ちになっています。だって、女優さんって一度ショートになってしまうとなかなかロングに戻らないんですよ。役に影響がなくて、かつファンの方の評判がいいとショートを何年も維持されるので……僕はショックです。まさか意見がここまでわかれるとは思いませんでした（苦笑）。


──それでは過去に体験した美容院の思い出などは何かありますか？

鳥海：弟が元美容師です。

鈴木：すごいですね！　じゃあ弟さんにカットしてもらったことはありますか？

鳥海：あるよ。実家に帰ったときに、たまたまいたりすると切ってもらうし。弟の奥さんも美容師で、しかも娘が2人いるので、僕の姪っ子たちはいつも親に切ってもらってるんだと思います。美容院いらずですね。

鈴木：どう切ってほしいかとかどうセットしてほしいかとか、細かい注文をつけられるからいいですね。

鳥海：女の子だから「今日はこういう髪型にしてほしい」とか、ああしてほしいとかいろいろあるだろうからね。僕が体験した思い出というより、僕の家族の思い出です（笑）。

鈴木：僕は髪質にコンプレックスがあるので、美容院に行っても思ったようにならないことが多くて……。自分が納得するような髪型にしてもらったことはほぼないですね。こだわりが強いからかもしれませんけど、美容院ではじめて髪の毛を染めてもらったときは感動しました！　すごくきれいに染めてもらって、しかもカッコよくセットしてもらったので。

鳥海：でも、次の日にはもうセットがうまくいかないんだよね？

鈴木：そうなんですよ！　セットもそうですし、髪の毛の色も自宅で改めてみると「こんな色だったっけ？」って思うこともありますし（苦笑）。


──お話は変わりますが、耕平はやや妄想癖のある腐男子でもあると思いますが、お2人は普段、何か妄想することはありますか？

鳥海：僕はまったくしません。超現実派なので、いつも現実しか見ていません！　ですので、信じている方は信じている方でそれを大事にしてほしいんですけど、占いにも興味がありません。そういったものに頼らないで、自分でがんばればいいんですよ。成功したら自分のおかげですし、失敗したら自分のせいという考えを僕は持っています。だって、自分が必死にがんばって成功したときに、それが何かのおかげだったなんて嫌じゃないですか。自分でがんばって結果を出したのなら、「自分、がんばったね」と褒めてあげたいですから。

鈴木：確かに、何かのおかげで結果が出たという風につなげてしまうと、今後もそれに頼らないと成功しないみたいになっちゃいますもんね。自分が努力したから結果につながったんだと、僕も自分を褒めたいです。なかなか褒められることがないですからね(苦笑)。だから僕もどちらかというと現実派かもしれないです。ただ妄想はします(笑)。といっても、自分がこうだったら……みたいに、自分を中心に置いて妄想することはありません。街中で見かけたカップルで、例えば「この2人は家に帰ったら、彼氏は彼女の尻に敷かれていて……」とか、人様をお借りしてそのストーリーを妄想することはありますね。


──では最後に発売を待つファンへのメッセージをお願いいたします。

鈴木：出演のお話をいただいたときに、僕自身も腐男子ではないですがそういう要素をどちらかと言えば持っているタイプなので、僕のことをご存じの方は「耕平役、ぴったり！」と思ってくださったかもしれません。実際にぴったりだったかどうかは聞いていただいて、になるのですが、僕自身は演じるうえで役に入っていきやすかったですし、抵抗がなかったですし、耕平という役になりきって最後までまっとうできたと思っています。椎葉さんと耕平は、出あってからいきなりの展開に驚かされましたが、それを経て作り上げていった愛の形がきちんと描かれていますので、ぜひ聞いてほしいなと思います。また川原さんと花江くんが紡いだもう1つのお話もありますので、そちらとどう絡ませていくのか、僕自身も完成版を楽しみにしています。

鳥海：BLCDをお聞きの方は「今回が初なんです」という場面に遭遇することはよくあると思います。でも、1枚のCDに2人も“初”の人がいるというのはなかなかないのではないかと思います。1枚で2倍以上楽しめる貴重なCDです。みなさんにも鈴木くん、花江くんのはじめてをぜひ聞いていただきたいなと思いますので、発売まで今しばらくお待ちください。

【商品名】ドラマCD「腐男子クンのハニーデイズ」
【発売日】2014年11月26日発売予定
【定価】本体 3000円＋税
【品番】FFCL-0010
【発売元・販売元】フロンティアワークス
【出演】鈴木裕斗、鳥海浩輔、花江夏樹、川原慶久　ほか
【店舗特典】
アニメイト：淀川ゆお先生描き下ろしコミック収録小冊子
アニメイトオンラインショップ：上記＋ジャケットイラスト使用Ｌ判ブロマイド
ステラワース：淀川ゆお先生描きおろしイラスト使用２Ｌ判ブロマイド
中央書店コミコミスタジオ：淀川ゆお先生描きおろしモノクロコミックペーパー
キャラアニ：オリジナルＬ判ブロマイド（既存イラスト使用）
セブンネット：セブンネット限定ブロマイド（既存イラスト使用）
あみあみ：ラミネートカード（既存イラスト使用・ブロマイドのラミネート加工）
※絵柄は全て異なります。
※特典はなくなり次第終了となります。
※詳しくは店舗にお問い合わせください。

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