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『銃皇無尽のファフニール』アフレコインタビュー!

松岡禎丞さん、日高里菜さん、沼倉愛美さんに聞く『銃皇無尽のファフニール』の魅力とは。気になるイリスの愛情表現まで明かされたアフレコインタビュー!

 2015年1月よりTBS他にて放送が開始となるTVアニメ『銃皇無尽のファフニール』。本作は講談社ラノベ文庫にて刊行されている同名のライトノベルが原作で、ドラゴンの力を持った"D”と呼ばれる異能の少女たちと、世界で唯一の"D”の男・物部悠が、世界を脅かすドラゴンに挑んでいくバトルアクションとなっている。

 放送に向けて着々と収録が進められる中、主人公・物部悠役の松岡禎丞さん、ヒロインであるイリス・フレイア役の日高里菜さん、主人公の妹・物部深月役の沼倉愛美さんに話を伺うことができた。インタビューではキャラクターや作品の魅力などを聞いてきたので、原作を知っている方も知らない方もキャスト陣の思いを感じ取って、放送前にぜひ期待を高めて欲しい。

――まずはキャラクターを演じることが決まったときの心境をお聞かせください。
物部悠役、松岡禎丞さん(以下、松岡):僕はオーディションからこの作品を読ませていただいたのですが、物部悠はすごくやりやすい役柄だったので、個人的にはオーディションもすんなりいきました。これで落ちても悔いはないかなという感じだったのですが、オーディションに受かったという話を聞いて、純粋に嬉しかったです。それからはこの作品をどうやって面白くしていこうかと考え、ここまでやらせていただきました。

イリス・フレイア役、日高里菜さん(以下、日高):私もオーディションを受けてイリス役をやらせていただくことになったのですが、オーディションが不思議な形式でした。1キャラクターは「イリスを受けてください」といった指名があったのですが、あと2キャラクターは自分がやりたいキャラクターを演じてくださいという珍しいやり方でした。
 イリス以外には妹の深月や幼いキャラクターがおり、どちらかというとそういったキャラクターを演じることが多かったのですが、イリスに決まったという時はビックリしました。メインヒロインという素敵なキャラクターをやらせていただけるのは嬉しくて、すごく光栄に思いました。

物部深月役、沼倉愛美さん(以下、沼倉):すごく意外でした。私も同じように自分が演じたい2キャラクターを選んでと言われまして、一通りのキャラクターたちの絵やセリフを見て考えたのですが、自分だけで決めるなら絶対に深月をオーディションでは選ばなかったと思います。ただ、マネージャーと相談したときに「深月いけるんじゃない?」と言われ、思い切って深月を受けてみたんです。
 どちらかというと、自分で選んだ別のキャラクターのほうがいけるんじゃないかと思っており、自分の中でしっくり来ている部分もあったので、深月に決まったと聞いたときは不思議な巡りあわせだなと思いました。今まで私が演じてきたキャラクターとは違う部分を持っている女の子だったので、演じられるか不安な部分もあったのですが、決まってからは自分の中で指針を決めて、愛情を注いでいこうとやってきました。

――実際に演じてみて感じたキャラクターの魅力を教えてください。
松岡:悠君は本当に真っ直ぐな男の子で、以前に放送したニコニコ生放送でも言わせていただきましたが、年齢のわりにはすごい落ち着いているというか、常に冷静に対処する男の子です。それは軍にいた経歴も影響していると思いますが、ほかにも女の子しかいないミッドガルに来たのに、あれだけ落ち着きを払っていられる男の子はレアだなと。
 僕は役のことを考えるときは自分と同化させて考えるのですが、その同化が悠君には通用しなくて、やりやすい役柄とは言いましたがクセのあるキャラクターでもあると思っています。ただ、真っ直ぐなところはすごく共感できるので、あとはいかに冷静なところを良く出していこうかなと考えました。でも突っ込むところは突っ込みますし、作品としての面白さを重要視しつつ、自分なりの役割を、悠君なりの役割を果たしていけたらいいなと思っています。

日高:イリスは学園の中で落ちこぼれと言われるぐらい力を上手く使えなかったり、ちょっと天然でドジな部分もたくさんあるんですが、すごく健気で一生懸命です。自分ができないことを反省して、もっともっと頑張ろうと意欲のある子だなと思うので、見ていて応援したくなるところが魅力のひとつだと思います。

 あと悠君に対して好意を抱いているんですが、その愛情表現がある意味真っ直ぐすぎて怖いというか(笑)。こんな素直に行動に移したり言葉にできないよなと思うことを、イリスは喜んでほしいという気持ちで真っ直ぐ伝える子なので、そこには毎回驚かされています。そこも天然の一部というか、彼女の可愛い一面なのかなと思います。

沼倉:私は今まで見るからに可愛らしいなって子をあまり演じてこなかったので、そこを表現できるかというのが自分の中の課題でありました。ただ、深月は可愛いだけじゃなく、表には見せないけれどすごく頑張っている女の子かなと思います。自分の中の大切なもののためにだったり、自分がこう決めたもののために貫き通す強さや覚悟がしっかりとあって、でも兄さんの前ではすごく可愛らしい面を見せてしまう女の子らしさを持っている。そのギャップが魅力ですし、そこを楽しんでいただけるように頑張りたいと思っています。

――アフレコ現場の雰囲気はいかがでしたか?
日高:現場は女性が多いので、松岡さんが男性1人で……どうでしたか?(笑)

松岡:でも知らない方々がいないので、そういった意味ではすごくやりやすい現場だなと感じますね。

日高:そうですね、安心していられますね。あとはニコ生でもお話しましたが、差し入れをたくさんいただきます(笑)。

松岡:収録もものすごいスピードで進みますね。

日高:テストをしてから本番までにスタッフさんの中で「こういう風にセリフを言おう」といったディスカッションがあるんですが、そういう話し合いも早いので、あまり自由時間に何をするでもなく、あっという間に修正がきて本番に挑むみたいな感じでした。

沼倉:それぞれがキャラクターをしっかり掴んで持ってきている感じがするので、気持ちいいなという感覚が私の中にはありますね。

松岡:演技したときにピシッとはまるような感覚が、自信を持ってパズルのピースをはめていけるような気がしますね。

――日高さん演じるイリスに突っ込んだりするシーンもあるようですが、そういったところもバシッとはまる感じでしたか?
松岡:僕は出たがりなほうなので、そういうシーンのほうがテンション上がりますね。

日高:イリスもドジな部分が多いので、家で練習しているときはツッコミがなくて寂しいなと思ったりしました(笑)。やっぱり現場で松岡さんだったり、ほかのキャストさんとの掛け合いをしてみると、練習してきたもので正解なんだなと自分の中でしっくり来る部分があるので、演じていて楽しいですね。

――バトルやストーリーなど、皆さんから見て作品の見どころはどこでしょうか?
松岡:男の子視点からすると、戦闘シーンですね。世界観は現実なんですが、ドラゴン退治のシーンなどはすさまじい迫力のある映像になっているんじゃないかと期待しています。完成した映像を見ないと分からないですが、(収録の際に流れるラフなどの絵に)SEが付いて、BGMが付いて……となると、すごい興奮できるシーンになると僕は思っています。あとは1話1話ごとにキッチリいいところで終わるので、次の話が待ち遠しくて、来週が早く来ないかなと思っていただけるような作品の作り方になっていると思います。

日高:やっぱり戦闘シーンですね。キャラクターによって戦い方が違うので、そういうところも楽しんでいただけるかなと思います。イリス目線で言うと、愛情表現。悠君に対しての行動だったりセリフが、私も今までに言ったことのないものがたくさんあるので、そうした思い切った行動とか、お色気ですよね(笑)、そこも楽しんでいただけたらと思います。

沼倉:女の子が可愛いです!(笑)。話数が進むごとにキャラクターの色がどんどん濃くなってきて、可愛らしさも出てきますし、戦闘シーンは男の子目線だけじゃなくて、女の子たちが使う武器がイリスであれば魔法の杖で魔法少女っぽいというか、女の子の憧れも反映されている感じがします。
 個人的なことを言えば、深月は生徒会長で結構厳しいことを言うシーンも多いんですが、必ず1話の中で1ワードだけ、自分の中で最上級に深月を可愛くするって決めているところがあります。あえてどこかは言わないでおきますが、ぜひ放送で聞いて、気付いていただけたらすごく嬉しいなと思います。

松岡:どこなんですかね……。

沼倉:兄さんには伝わらないんですよ(笑)。

――先ほど日高さんのお話にあったイリスの愛情表現をもう少し具体的に教えていただけますか。
日高:自らパンツを見せます(笑)。

沼倉:"見せようとする”ね(笑)。

松岡:未遂、未遂です!

日高:自らっていうのが私としては驚いたところで、たまたま見えちゃうとか、思わず!見たいな事ではなく、悠への感謝の気持ちを込めてのことなんです。そうしたイリスの感覚にビックリなんですが(笑)、どうしたら悠が喜んでくれるのかというところから「パンツを見せればいいんだ!」となり、素直な感謝の気持ちを込めて見せようとするのが愛情表現ですね。

松岡:単に自信を持って見せようとするんじゃなくて、ちゃんと恥じらいがあるんです。

日高:そこはディレクションで「恥じらいがないと萌えない」と。

松岡:ただ見せるだけだったら「何をやってるんだお前は」となりますからね(笑)。

――そういう愛情表現を受けて、もし松岡さん個人でしたらいかがですか?
松岡:ちょっと待て!って言います(笑)。悠も「そういうのは取っておけ!」といったセリフがあるんですけど、まさにその通りですね。ちゃんと段階を踏みなさい、あなたの体はひとつしかないんだと。

――そんなラブラブなところを見る立ち位置の沼倉さんはどうでしたか?
沼倉:まさに深月が登場するシーンが、裸のイリスと悠が一緒にいるところに深月が来るシチュエーションだったんです。そんな風に2人がいるって明らかにおかしいじゃないですか(笑)。でもおかしい!って思いながらの演技に「深月は怒りすぎですね」といったディレクションをいただいて、修正しつつやっていました。でも本当は、深月はあまり表には出さないけど、やきもちを妬いて可愛くすねるんだろうな、なんて思いながらやっていました。

――先日、エンディングテーマをイリス(日高さん)と深月(沼倉さん)が歌うことが発表になりました。曲のイメージがいかがでしょうか?
日高:カッコイイなって言うのが率直な感想です。どちらかというとイリスは結構ふわふわした可愛いイメージで、深月ちゃんは生徒会長ということもあってキリッとしているんですが、その2人が一緒に歌うのを最初はなかなか想像ができませんでした。しかもすごいカッコイイ曲だったので、イリスが歌うとどんな風になるのか少し不安はありましたけど、一緒に歌うのが沼倉さんだったので、そこでまず安心感がありました(笑)。
 イリスもふわふわしているとは言え、切なげだったり真面目なシーンもたくさんあるので、レコーディングの現場に行って歌ってみたら「イリスのキャラクターはぶれていないから、そのままいこう」と言っていただけたので、気持ちよくカッコよく歌わせていただきました。

沼倉:歌詞が結構切なかったりするんですが、どこか女の子らしい葛藤とか、大切な人を守りたい強い思いがすごく込められています。そうした内容がすごくカッコイイオーケストラや綺麗なメロディに乗っているので、気持ちよく聞いていただけるんじゃないかなと思いますね。

――作中ではダークマターで物質を作る設定がありますが、もしご自身で作るとしたら何を作りますか?
沼倉:イメージできればなんでも作れるんですよね?……車かな?私は免許を持っていないんですが、ダークマターで作ったものなら自分で運転しなくてもいいのかなって(笑)。

松岡:僕は調理器具ですかね。最近日常的に自炊をするようになってから足りないんですよ。今は菜箸作りたいです。これがホントに重要で、1回箸を焦がしましたからね(笑)。棚から取りだなさなくていいですし、しかも洗わなくていいんですよ。

日高:全然思いつかないんですが……お洋服がすごく好きなので、お店回ってあれとこれを組み合わせたら!なんて考えたりするので、そんな大変なことをしなくてもパッと想像上で描いたものができたらいいですね。

――最後に放送を待っている方へメッセージをお願いします。
沼倉:原作ファンの方は「このシーンが見たかった!」というものがたくさんあると思いますし、複雑な設定もありますが原作を読んでいない方もすんなり入っていけるように、スタッフさんが丁寧に色んなものを描いてくださっています。キャスト陣も本当にピッタリの方ばかりで可愛いしカッコイイし、映像もすごく素敵なものになると思うので、期待は裏切らないと思います。ぜひ1話、2話、3……全部見てください(笑)。

日高:可愛らしいキャラクターがいるのももちろんですが、可愛い子たちが戦うシーンがあって、それぞれ見せ場があって、しかもカッコよくて。そして物部悠という主人公と出会うことで女の子たちがそれぞれ変化を見せたり、成長していく姿も描かれているので、そういったところにも注目していただきたいなと思います。

松岡:この作品は、日常の世界の中で"D”という存在が現れたことである意味世界の均衡が崩れてしまったりとか、とある出来事によって物部悠という人類史上初、男の"D”が誕生したという部分が、物語の根幹に関わってきます。この"D”という存在が『銃皇無尽のファフニール』の世界で重要な位置づけになっているので、そこに注目して見ていただけると毎週楽しんでいただけると思います。結構シリアスなシーンも多いですが、コメディと言いますか、お色気シーンもあったりして、見ていて楽しい作品になっています。これから放送始まりますが、最後までお付き合いいただけたらと思います。

◆作品情報
TVアニメ「銃皇無尽のファフニール」
2015年1月よりTBS、BS-TBSにて放送開始予定

<STAFF>
原作:ツカサ(講談社ラノベ文庫刊)
原作イラスト:梱枝りこ
漫画:サブロウタ(アフタヌーンKC)
総監督:草川啓造
監督:高橋 順
シリーズ構成・脚本:江夏由結
キャラクターデザイン・総作画監督:安田祥子
クリーチャーデザイン・アクション作監:相坂直紀
エフェクト作監:福島秀機
美術監督:武藤正敏
美術:スタジオじゃっく
色彩設計:林 由稀
音響監督:飯田里樹
音楽:R・O・N
音楽制作:日本コロムビア
アニメーション制作:ディオメディア

<CAST>
物部 悠:松岡禎丞
イリス・フレイア:日高里菜
物部深月:沼倉愛美
リーザ・ハイウォーカー:金元寿子
フィリル・クレスト:花澤香菜
アリエラ・ルー:徳井青空
レン・ミヤザワ:内村史子
ティア・ライトニング:佐倉綾音
キーリ・スルト・ムスペルヘイム:井上麻里奈
立川穂乃花:早見沙織
篠宮 遥:山口立花子
ロキ:檜山修之


◆イベント情報はコチラ!
■TVアニメ「銃皇無尽のファフニール」~放送直前 年の瀬イベント~
<概要>
日時:12月28日(日)17時開場 18時開演
会場:サイエンスホール(東京 九段下)
出演:
日高里菜(イリス・フレイア役)
沼倉愛美(物部深月役)
金元寿子(リーザ・ハイウォーカー役)
佐倉綾音(ティア・ライトニング役)
内村史子(レン・ミヤザワ役)
チケット価格:2800円(税込)

◆CD発売情報!
●1月14日発売
TVアニメ「銃皇無尽のファフニール」オープニング・テーマ
「FLYING FAFNIR」/TRUSTRICK
Type-A COZA-997/8 (CD+DVD) ¥1,600 +税
 *原作イラストの梱枝りこ描き下ろしジャケット
Type-B COCA-16961 (CD) ¥1,300 +税

●1月28日発売
TVアニメ「銃皇無尽 のファフニール」エンディング・テーマ
「Ray of bullet」/イリス・フレイア(CV:日高里菜)、物部深月(CV:沼倉愛美)
COZC-1013~14(CD+DVD) ¥1,800 +税
COCC-16971(CD) ¥1,200 +税

>>「銃皇無尽のファフニール」原作公式サイト
>>TVアニメ「銃皇無尽のファフニール」TBS公式サイト
>>TVアニメ「銃皇無尽のファフニール」日本コロムビア公式サイト
>>TVアニメ「銃皇無尽のファフニール」公式ツイッター(@fafnir_anime)
ハッシュタグ:#fafnir_a

(C)ツカサ・講談社/銃皇無尽のファフニール製作委員会
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