ゲーム、テレビアニメ、雷舞(ライブ)ときて、次は舞台に上陸!! 超歌劇(ウルトラミュージカル)『幕末Rock』ゲネプロレポート
2月にPSP用ゲーム発売、夏にはテレビアニメが放送され、11月には雷舞(ライブ)も行われるなど、2014年を爆発的な勢いで突っ走ってきた『幕末Rock』。今年最後に贈るのは、“超歌劇”と題したミュージカルだ。
坂本龍馬、高杉晋作、桂小五郎ら幕末の志士たちが“Rock”で新しい時代をきりひらくという、斬新な世界観が人気の本作。超歌劇では果たしてどのように描かれているのだろうか。そこで、公演初日(12月24日)に行われたゲネプロを取材! 写真とともにレポートをお届けする。
【メインキャスト】
良知真次さん(坂本龍馬役)
太田基裕さん(高杉晋作役)
矢田悠祐さん(桂小五郎役)
輝馬さん(土方歳三役)
佐々木喜英さん(沖田総司役)
小谷嘉一さん(井伊直弼役)
山岸拓生さん(お登勢役)
友常勇気さん(近藤勇役)
Kimeruさん(徳川慶喜役)
●あんなとこからこんなとこまで原作の世界を再現!「これがRockだ!!」
ゲネプロは、お登勢による生影ナレののち開幕。Rockに目覚めた坂本龍馬が、出会った仲間たちと超魂團(ウルトラソウルズ)結成、世の平和を脅かす“元凶”にRockの力で立ち向かうという、原作ストーリーを軸に展開された。
驚くべきは、使用されている楽曲の数! 『What's this?』や『Rolling Thunder』など、原作から知るファンにはお馴染みの楽曲が、ストーリーの合間に存分に詰め込まれていたのだ。その曲数は、まるでライブを観ているのかと錯覚するほど!
ひとたび曲がはじまると、ギター、ベース、ドラムと各々の楽器とともに、圧倒的な存在感を放つ志士(ロッカー)たち。8名のアンサンブルもあわさり、ステージの迫力は一層増していく……! しかも、ストーリーは歌唱中にも進行。Rockの勢いをそのままに、テンポよく展開されていた。
加えて、ひょうきんさが伝わる龍馬の仕草や要所要所でイジられるシンディー(高杉晋作)、パワフル過ぎるほどパワフルなお登勢(たち)など、コミカルな要素も。もちろん脱衣(パージ)のほか、アニメでも話題になった中盤のあのシーンや終盤のかのシーンまで舞台上でしっかり再現! 超歌劇版でもなお、どよめき必至な見どころとなっていた。
演出面では、合図とともに観客がペンライトを掲げたり、キャストが客席の間を駆け抜けるなど、会場一面を使うものも多数。これらによって、劇に奥行きが出るだけでなく、観客までもが『幕末Rock』の世界の住人に仕立てあげられていた。観劇した際は、その空間を充分に楽しんでもらいたいところだ。
このほかにも、迫力のアクションシーンや、思わず涙を誘うシリアスなシーンなど、語りきれないほどの魅力が散りばめられている超歌劇『幕末Rock』。12月29日(月)まで、天王洲銀河劇場にて全10公演が行われる予定だ。休憩なしの約2時間15分、この“超”世界にどっぷりひたるべし!
※以下、今回の公演の使用楽曲リストです。観劇前の方はとくにご注意ください。
〈SETLIST〉
M01. Rolling Thunder
M02. Clash My Head
M03. What's this?
M04. 非常幻想 -オーバーミラージュ-
M05. INTERSECT
M06. REACTION
M07. RIDE ON THE WAVE
M08. 残響 -feedback-(舞台オリジナル歌詞)
M09. 重力のない世界
M10. 光の原石
M11. 群青を射す光
M12. 黒曜蝶
M13. 生きてゆこう
M14. LAST SCREAM
M15. 五色繚乱
M16. 宙ノ翼(慶喜ソロVer.)
M17. What's this?(REPRISE Ver.)
M18. What's this?(ピアノ Ver.)
M19. 絶頂DAYBREAK
[取材&文・松本まゆげ]
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