遊び心満載でファンも大満足! 中村悠一さん、小澤亜李さんらメインキャスト総出演の『月刊少女野崎くん』スペシャルイベント~ロマンス祭~詳細レポート
2014年7月にテレビ東京系で放送されたテレビアニメ『月刊少女野崎くん』。放送が終了した現在でも根強い人気を誇る本作だが、2014年11月16日(日)、都内某所にて『月刊少女野崎くん』スペシャルイベント~ロマンス祭~が開催された。多くのファンが駆けつけた本イベント、その昼公演の模様を紹介していきたい。出演キャストは以下の通り。
【出演キャスト】
中村悠一さん(野崎梅太郎役)
小澤亜李さん(佐倉千代役)
岡本信彦さん(御子柴実琴役)
小野友樹さん(堀政行役)
木村良平さん(若松博隆役)
中原麻衣さん(鹿島遊役)
三宅麻理恵さん(マミコ役)
オーイシマサヨシさん(OPテーマアーティスト)
●イベントではボケも大事!? 対戦で珍回答続出!
イベント開始直前、会場内に突然響き渡る野崎くん(中村さん)と千代ちゃん(小澤さん)の声。二人の掛け合いで、イベントでの注意事項をお知らせしてくれたのだ。アニメと変わらぬやりとりに、会場内は和やかな雰囲気に包まれた。
そしてOPテーマが鳴り響き、いよいよ開演。中村さんと小澤さんの掛け声と共に、中村さん、小澤さん、岡本さん、小野さん、木村さん、三宅さん、中原さんら出演キャストが登場。壇上で皆が謎のポージングを決め、観客の笑いを誘う。今回はイベントのMCを中原さんが担当するということで、キャスト陣からは「これで安心だな」「成功間違いなし」といった篤い信頼を寄せる声が上がった。
まず最初は自己紹介ということになったのだが、ただ自己紹介とハマっているものも一緒に語ることに。まず指名された中村さんは、電子書籍にハマっているという。現在は『ヴィ○ラ○ド・サガ』がお気に入りだとか。お次は小澤さん。ハマっているのは大根で、うどんの具に入れて食べるのが好きらしい。その後に岡本さん。イベントで小野友樹さんがいたら、脇腹を突くのにハマっていると語って会場を笑わせる。
その流れで指名された小野さんは、ハマっているのはダンスだという。「見たいなぁ~」という周囲の要望を受け、小野さん、そして岡本さんがステージ中央でダンスを披露! 「同じものを踊ってました?」(中村さん)というようにシンクロ率は微妙だったが、非常に見事なダンスを見せてくれた。この後、木村さんがお酒、三宅さんがおせち作り、最後に中原さんがアンテナショップにハマっているということで自己紹介は終了。
ここからイベントはメインパートへ。まず登壇したキャストたちは、それぞれチームに分かれることに。前野チームになったのは中村さん、木村さん、三宅さん。剣さんチームには岡本さん、小野さん、小澤さんという組み合わせに。そしてこのチームで、これから対決していくというのが今回のイベントの流れだ。
まず最初の対決は「キミが選ぶベストシーン」。これはHPで募集したベストシーンのうち、1位から3位を当ててもらうというもの。選択肢として全12話から1話につき1シーンの名場面が用意され、その中から3つ選択するのだ。ステージ正面にリストが表示され、キャストたちは思い思いのシーンを手元のフリップに書き込んでいく。そして時間となり、全員が一斉にオープン。
中村さんが3位の位置に「バ○ー君」…ん? こ、これは!? なんと中村さん、某国民的ネコ型ロボットアニメの名場面を書いている! MCの「主役ですよね?」の問いかけをよそに、選んだシーンの解説を始める中村さん。このボケに会場は大いに盛り上がるが、前野チームはこの時点で得点的に大きなビハインドを……。他のキャストはマジメに選択し、いよいよ答え合わせだ。
発表は第5位からで、第11話の男子たちが野崎くんの家に泊まるシーン。しかし5位は得点の対象外であり、選んだ小野さんは残念そうだった。続く第4位だが、第3位と同率であったため、これはどちらを選んでも正解になることに。その同率3位ひとつめは、第8話の鹿島が先輩を背負って保健室に連れて行くシーン。
そしてふたつめは、第6話の若松が結月を屋上へ呼び出すシーンだった。これはそれぞれのチームに正解者が出て、ポイントを加算。第2位は野崎と御子柴がギャルゲーをするシーンが選ばれた。そしていよいよ第1位の発表となり、第12話の花火を見ながらの告白シーンが見事選出。これにより両チームの得点が確定し、結果は前野チーム5ポイント、剣さんチーム6ポイントとかなりの僅差。前野チームでボケた中村さんが「オレのせい!?」と悪びれる一幕も。
次のコーナーは「未来予想図」。第3話で堀先輩が鹿島を迎えに行くシーンで、堀先輩が「かーしーまー」と言った直後のシーンを絵に描くというものだ。該当するシーンの台詞は「おーまーえーはー」で、キャスト陣はそれぞれフリップに絵を描いていく。タイムアップと共に、皆の絵が公開された。三宅さんの絵は、前野チームらしくタヌキがもう一匹のタヌキを殴っている。木村さんは鹿島らしき人物にタンコブができている図を描いた。
そしてなぜか中村さんは後回しにされ、小澤さんへ。小澤さんはジャイアントスイングの絵を上手に描いて、好評を得ていた。岡本さんもジャイアントスイングなのだが、絵が「その人じゃないんじゃないかな」(中村さん)という感じに。堀先輩役で有利なはずの小野さんは、ノコギリを持っている人の絵! 往年のノコギリ芸「おまえはあほか」のイラストであった……。
しかし「まだまだ残念な人がいます」(中原さん)というように、最後に残ったのは中村さん。公開された絵は「よくもジー○を!」 こ、これは!? 某国民的ロボットアニメ第1話の1シーンであった……。絵はよく描けていたのだが、女子が多めの会場ゆえか、思ったよりウケがよくない。「もう帰っていいですか」という中村さんを宥めつつ、答えあわせをする中原さん。正解は「堀先輩が鹿島をジャイアントスイングで振り回す」で、小澤さんと岡本さんがポイントをゲットした。これでポイントは前野チーム5ポイント、剣さんチーム10ポイントと差が開く結果に。
●キセキの対決も実現!? 果たして勝敗の行方は?!
今度の対決は「キミにシュート」。バスケットボールを、3×3で用意されたゴールに入れてポイントを競うのだ。3人で4球ずつ投げ、入った数でポイントを獲得。タテ、ヨコ、ナナメのいずれかを揃えたら、ビンゴでボーナスが入る。ゴールまでの距離は2m、3m、5mと延びていくため、投げる順番も重要だ。実はキャスト陣の中に、とある大人気バスケットボールアニメの出演者たちがおり、その対決にも注目が集まる。まずは前野チームからのチャレンジ。一番手は距離が一番短いため、女性である三宅さんが担当する。この投擲で、なんと2と8、ふたつのゴールをゲット!
続く中村さんは「オレ、バスケのアニメとか出たことねーし(笑)」といいつつ、ビンゴとなる5のゴールを狙う。しかし狙いすぎて敢えなく失敗。次の木村さんも見せ場は作るが、結局入らずに終了した。そして今度は剣さんチームのチャレンジ。一番手は小澤さん。こちらも2と8、ふたつのゴールを決める。二番手の岡本さんは、本格的なフォームで魅せ2と5のゴールをゲットし、見事にビンゴ達成! そして小野さんの番となり、その時に木村さんのディフェンスが入るというキセキの対決が実現!! チャレンジではポイントとなるゴールを決められなかったが「悔いはないです!」と満足そうだった。ここまでのポイント結果は、前野チーム7ポイント、剣さんチーム15ポイントと、ますます差が開くことに。
次はいよいよラストゲーム。タイトルは「預かった命、ちゃんと届けるよ」。これは荷物をリレー形式で運ぶゲームで、勝ったほうはなんと30ポイント獲得できる。さらに今回は中原さんも剣さんチームで参加することとなり、前野チームにはOPテーマアーティストのオーイシマサヨシさんが飛び入り参戦! 「満を持しての登場です」(オーイシさん)というように、まさに総力戦だ。
そしてゲームがスタートし、両チームともパイロンをジグザグに進みながら荷物を運んでいく。時に荷を崩しながらも剣さんチームがやや有利かと思われたが、なんと最後に剣さんチームを中村さんが妨害! そのまま前野チームが勝利した。「邪魔しちゃダメだって言われてねーし!」というビックリコメントも飛び出す中、なんとまさかの再戦が決定。荷物の高さも増え、難易度も大幅アップして、これがホントのラストバトルだ。スタート直後から荷物が崩れるなど、難易度が高いぶん波乱も多かったが、最後は小野さんが手を振りつつゴール。「負けです」と中村さんも潔く認め、30ポイントが両チームに加算されることとなった。
●満を持してオーイシさんのライブがスタート
ここでファンもお待ちかね、オーイシマサヨシさんによるミニライブの時間である。オーイシさんは野崎くんのイベントで歌うのは初めてだそうで、キャストからも「音楽番組みたい」「オレのドラム来てない?」など冗談交じりのコメントが飛び出していた。準備のできたオーイシさんが「せっかくのライブタイムなので、皆さんスタンディングでいきますか?」と呼びかけると、観客はもちろんオールスタンディング。コール&レスポンスの練習をはさんで、まずはカップリング曲の「純情可憐書店屋ガール」を披露。客席では多くの人がサイリウムを振っており、オーイシさんの熱唱に応えていた。
1曲目が終わり、いよいよOPテーマ「君じゃなきゃダメみたい」へ。例によって合いの手を入れる練習をはさんだあと、オーイシさんの「ロマンス祭じゃなきゃダメみたい~」という掛け声と共にイントロスタート! 正面モニターにはOPの映像やイラスト集などが映し出され、ライブに花を添える。オーイシさんの熱唱に、観客も手拍子や合いの手で応え、会場一体となって盛り上がる! そして見事に2曲を歌い上げ、ライブタイムは終了した。
ライブが終わり、イベントもついにラストへ。まず勝負の結果発表が行なわれ、前野チーム37ポイント、剣さんチーム45ポイントで剣さんチームの勝利。勝ったチームにはロマンス編集部からプレゼントが贈呈された。そして今度は観客へ、サイン入りポスターのプレゼントが。当選した8名の人には、さぞ素晴らしい思い出の品となっただろう。最後に、出演者からファンに向けてのメッセージが贈られ、イベントは幕を閉じた。
□オーイシさん
とても楽しく歌が歌えました。どうもありがとうございました。あとオーイシ、ツイッターやってますので、ぜひよろしくお願いします!
□三宅さん
『野崎くん』のイベントに出させていただくのは今回が初めてだったんですけど、イベントで本編の映像が出ると皆さんの反応がすごく大きくて、本当に愛されている作品だなぁと直に感じられて、とても楽しかったです。次は鈴木くん(CV:宮野さん)とセットでお会いできたらいいなと思いますので、これからも『野崎くん』をよろしくお願いします。
□木村さん
ようやく『野崎くん』のイベントに立つことができました。皆さんありがとうございました。『野崎くん』のファンはどんな方たちなのかなと思っていたんですけど、アニメの知ってる映像で笑ってくださっているのを見て、本当に大好きな方々とこの時間を共有できているんだなと思いました。とてもいい時間でした。またぜひ、皆さんとお会いしたいと思います。
□小野さん
今日は楽しんでいただけましたか? 今日、僕が一番頑張ったのは冒頭のダンスだったと思うんですが(笑)一番印象的だったのは、アニメのシーンを一緒に観ているとき、みんな同じところで笑ったりして、一緒に観るからこそ共有できる部分がすごく嬉しかったです。原作のほうもまだ続いてますので、引き続き『野崎くん』を応援していただけたら嬉しいなと思います。
□岡本さん
『野崎くん』は男女共に愛されているのがすごいなと思っています。これからもぜひ、愛していただけたら嬉しいです。ぜひ『月刊少女野崎くんスタンド・バイ・ミー』で会いましょう!(※冗談です)
□小澤さん
『野崎くん』のイベントには全部参加させていただいているんですが、今日は今までで一番、あまり緊張もせずにこの場にいられて、雰囲気のいい心地よい空間でした。もしよければ、ワガママに付き合っていただきたいんですが、みんなで「亜李ちゃん」って大きな声で呼んでもらっていいですか? せーのでお願いします。せーの!嬉しーい! ありがとうございました!!
□中村さん
中ちゃんです(笑)気持ちええんじゃぁー! どうもありがとうございました。冒頭からちょっとしたおふざけもあったんですが、僕はイベントでは色々な楽しみ方をして欲しいなと思って、豪快にボケさせていただきました(笑)。花火のシーンを大きなスクリーンで観たときに、改めて「絵がキレイだな」と思いました。先日打ち上げがありまして、スタッフも2期がやれればいいなと。応援していただければ、そういったこともあるのかなと思わないでもありません。Blu-rayとDVD、あと原作コミックスのほうもよろしくお願いします!
■テレビアニメ『月刊少女野崎くん』
【スタッフ】
原作:椿いづみ(掲載「ガンガンONLINE」スクウェア・エニックス刊)
監督:山﨑みつえ
シリーズ構成・脚本:中村能子
キャラクターデザイン:谷口淳一郎
アニメーション制作:動画工房
製作:月刊少女野崎くん製作委員会
【キャスト】
野崎梅太郎(CV:中村悠一)
佐倉千代(CV:小澤亜李)
御子柴実琴(CV:岡本信彦)
堀 政行(CV:小野友樹)
若松博隆(CV:木村良平)
鹿島 遊(CV:中原麻衣)
瀬尾結月(CV:沢城みゆき)
鈴木(CV:宮野真守)
マミコ(CV:三宅麻理恵)
宮前剣(CV:三宅健太)
前野蜜也(CV:小野大輔)
都ゆかり(CV:川澄綾子)
ほか
【ストーリー】
無骨な男子高校生の野崎梅太郎に恋をした女子高校生の佐倉千代は、ある日、勇気を振り絞って告白をするのだが、想いは上手く伝わらず、気が付くと彼のとあるお仕事をアシスタントとして手伝うことに……。男子高校生でありながら人気の少女漫画家である野崎くんを中心に、個性豊かなキャラクターたちが織り成す少女漫画家男子コメディー!
>>テレビアニメ『月刊少女野崎くん』公式サイト
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