皆川純子さん、細谷佳正さん、宮野真守さん登壇 ADKブース『新テニスの王子様』トークショーレポ【アニメジャパン 2015】
2015年3月21日(土)・22日(日)の2日間で開催された、日本最大級のアニメイベント「AnimeJapan 2015」。同イベントの1日目に、ADKブース特設ステージにて、『新テニスの王子様』のトークショーが行われた。
登壇したのは、皆川純子さん(越前リョーマ 役)、細谷佳正さん(白石蔵ノ介 役)、宮野真守さん(越前リョーガ 役)の3名。4月24日発売の『新テニスの王子様 OVA vs Genius10』第4巻で活躍する、主要キャラのキャストが揃う形となった。本稿では、このときの様子をレポートする。
●“ネット炎上”など見どころ盛りだくさん! OVA第4巻より名場面を鑑賞♪
「すごい近いね!」と、観客と手を振りあって交流を深めたキャスト陣。その後のトークでは、OVA第4巻の名場面を上映しながら、トークが繰り広げられた。最新OVAの映像をいち早く観られるとあって、ファンからは拍手と期待の目が向けられる。
名場面は、全部で5つ。金太郎の打球によりテニスコートのネットが炎上(!!)した「“ネット炎上”シーン」、リョーガの「壁破壊シーン」、種ヶ島と真田&亜久津の「あっち向いてホイ対決」など、驚愕のシーンがさまざまに紹介された。ネット炎上シーンに関しては、「テニプリはツッコミどころ満載なんですけど、このシーンも楽しくツッコんでもらえるんじゃないかな」と皆川さんがコメントする一方で、「マジメなことを言うと、金ちゃんの闘志をあらわしてるんですよ!」と細谷さん。視点を変えることで、いろんな捉え方が出来るシーンだと伝えた。
リョーガの凄みが存分に打ち出された壁破壊シーンでは、宮野さんが「僕が関わっていた頃のテニプリは、ラケットの破壊くらいだったのに、それが今や球が光り、壁まで破壊して……進化したなって思います!」とひと言。本作の進化に触れ、驚きの表情を浮かべた。また「リョーガはリョーマのことが心配で仕方ない」と、兄の心情を代弁。リョーマとの対戦を楽しみにする一幕もあった。
幼少期のリョーマがモニターに現れると、観客から「かわいー!」との声が。「アフレコをしていても戸惑いがあったくらい」という皆川さんの言葉の通り、現在とはちがうピュアで明るいリョーマを堪能できる名場面となった。そして「あっち向いてホイ対決」の上映を経て最後に紹介されたのは、『放課後の王子様』より「白石のうた」。白石がメロディにのせてあいうえお作文をするという、4コマアニメだ。
なんでも、このメロディは細谷さんが即興で考えたそう。「(タレントの)ヒロシさんをイメージしました」とのことだ。キャッチーなメロディだったためか「もうみんな歌えるんじゃないですか?」と宮野さん。「せーの!」の掛け声を受けファン全員で合唱し、コーナーをキレイに締めくくった。
告知コーナーでは、『新テニスの王子様 OVA vs Genius10』第4巻の封入特典である「U-17(アンダーセブンティーン)日本代表合宿スナップ」「『放課後の王子様』描き下ろしイラストシート」や、第6話ED・立海ヤング漢の『Party Time』発売情報(好評発売中)、跡部景吾とAdobeがコラボした「Atobe×Adobe キャンペーン」(4月12日まで)を紹介。その後、フォトセッションも行われた。ちなみに、このころになると細谷さんはすっかり汗だくに。宮野さんがたまらずツッコミを入れ、観客を大いに沸かせていた。
最後に、皆川さんがリョーマとして「白石さん、お兄ちゃん。やろうよ、真剣勝負!」とコール。ファンの大きな歓声受け、『新テニスの王子様』ステージは終演した。OVAやCDなど続々発売され、人気を博している本作。今後のさらなる展開にも期待したい!