『にゅるにゅる!!KAKUSENくん 2期』からニュルにゃん役の渡部優衣さん、山口役の山口立花子さんのインタビューが到着!
現在、BS11で毎週月曜日の23時54分から放送中。ニコニコ動画やyoutubeでも同時に配信しているショートアニメ『にゅるにゅる!!KAKUSENくん 2期」』。お肌の大敵と言われる角栓やニキビ、むだ毛などを主人公に据えた、なんともキテレツなこの作品。キャストには、声優の内田彩さん、楠田亜衣奈さん、渡部優衣さん、山口立花子さんと、まだ小学生の伊藤悠翔さんの5人が主要キャストとして参加中。5月20日には、この5人が"にゅるズ"と名乗り、番組のOP/ED曲を収録したシングル『はじまりは隣の席でした』を発売する。
今回、『にゅるにゅる!!KAKUSENくん 2期』や『はじまりは隣の席でした』の魅力について、キャストの渡部優衣さんと山口立花子さんに話を聞いてきました。この番組のぶっ飛んだ面白さを引き出そうとしたところ、2人の弾け飛んだキャラクターのほうが強烈に見えてきた(?)ようです(笑)
■「アニサマに出たい」じゃなくて、「天才バカボンに出たい」って騒いでたからね(渡辺さん)、確かに『天才バカボン』には出たいけど……(山口さん)。
――『にゅるにゅる!!KAKUSENくん 2期』に登場するキャラクターたちで、角栓界のアイドルグループ「にゅるズ」を結成。番組では「アニサマ」出場を目指しています。ものすごくハードルの高い目標を掲げましたね。
山口役・山口立花子さん(以下、山口さん):演じてるいる私たちもびっくりしています。物語の展開面でも、「アニサマ」を目指していく内容で進むのかな?! と思っていたんですけど……。
ニュルにゃん役・渡部優衣さん(以下、渡辺さん):今のところの展開を見ていく限りでは、これっぽちもそんな素振りは見せてないですね。むしろ、「アニサマ舐めてんだろ」レベルの物語になっているから、「本当に目指してるの?」と演じるうちらが心配しちゃうくらい(笑)
山口さん:一応、そういう話も、ときにはあるんです。前にも「アイドルグループとして活動するためにはダンスが出来ないと駄目だ」ということから、ダンスレッスンを頑張る回があったんですけど。その内容が、ダンスレッスンに入る前の、ストレッチを究めたというレベルでのお話ですからね。いざ、ダンスレッスンを始めても、2秒で息が切れ、すぐに休憩してしまうほど。もう、なんて緩い展開なのか……。
渡辺さん:物語には、いろんなゲストの方も登場するんですけど。前にバカボンのパパさんが出てくれたんですね。そのときなんか、「アニサマに出たい」じゃなくて、「天才バカボンに出たい」って騒いでたからね。
山口さん:確かに、『天才バカボン』には出たいけど……。
渡辺さん:うちらまでそれを言っちゃ駄目だよ。確かに『天才バカボン』には出たいですけど(笑)
■「こんなこと言わせるのか!?」というセリフがけっこう出てくるからね。(渡辺さん)、出演者みんなが「こんなセリフ言っちゃう?」というところが、この作品の見どころの一つになっています。(山口さん)
――そもそも『にゅるにゅる!!KAKUSENくん 2期』とは、どういう内容の物語なんですか?
山口さん:お肌の嫌われ者である角栓をキャラクター化し、それを主人公に据えちゃった作品です。でも、なんで嫌われ者の角栓を主人公にしちゃったのか?!……その発想が、どこから生まれたのかは、私たちも不思議なんです。
渡辺さん:私、角栓は大嫌いだし、お肌には不必要なもの……と思ってたんですけど。
山口さん:本当に不必要だから(笑)
渡辺さん:でも、こんな可愛らしいキャラクターなら許せるかなぁと思っちゃう。
――お二人はまだ角栓ですけど、内田彩さん演じるハナタソって……。
渡辺さん:ハナクソですからね。
山口さん:もはや、角栓でもない。ハナクソだけど内田さんが演じている可愛いキャラクター……と思って見始めると、間違いなく裏切られますから。ニコ動の放送コメントを見てても、内田さんファンが「こんなキャラをやらせて良いのか」と書き込めば、私たちの演技についても「みんな狂気を感じる」と書いてるくらいですからね。
渡辺さん:「こんなこと言わせるのか?!」というセリフがけっこう出てくるからね。
山口さん:出演者みんなが「こんなセリフ言っちゃう?」というところが、この作品の見どころの一つになっています。この物語に関しては、よくあるガヤのトークにもしっかり聞き耳を立てて欲しいんです。そこにも、かなり危ない言葉が飛び交っているので。
――どんな言葉を言ってるのか、少しで良いから教えてください。
山口さん:言える言葉ですか?……ないです!! キャラとしては言えますけど、本人として言うには、あまりにもセリフが……。
渡辺さん:危険だからね(笑) 中でも、まだ小学生の伊藤悠翔くん演じるニュルオのセリフが過激なんですけど。伊藤くんはまだセリフの意味がわからずにしゃべっているんですね。だから、その意味を現場に来ているお母さんに毎回聞くんですけど、お母さんはその言葉があまりにもヤバすぎるから説明出来なくて、いつも「監督さんに聞いて」と言うんです。で、伊藤くんは監督さんに意味を聴きに行くんですけど。監督さんも、かなりフワーッと濁して説明しているから、本人は何処まで理解しているのか? いや、していない(笑)きっと大人になって『にゅるにゅる!!KAKUSENくん 2期』を見直したときに、「僕は、なんてことを言ってたんだ」とショックを受けてしまうかも知れない。
──そんなヤバいとは……。でも、けっしてR-15やR-18指定の作品ではないですよね。
渡辺さん:全年齢対象なんですけど。お母さんが子供と一緒に食卓でご飯を食べながら見たら、たまに出てくるワードにビクッと身体が反応して、ご飯の手が止まる作品です。私たちは、ニュルオくんがそういう言葉を言ってる様を見て楽しんでます(笑)
――ひぇー!! 一応、ここは大人の方々が多く見ているので、大人の人たち向けに見どころも教えていただいて良いですか?
渡辺さん:みなさん、お忙しい毎日の中、家に帰ったとたん疲れからバッタリしてしまうのかと想像するんですけど。そんなときにこの『にゅるにゅる!!KAKUSENくん 2期』を見て、ふふふっと笑っていただける。そういう作品じゃないかなと思います。
山口さん:1話数分間のショートアニメなんで、にゅるっと見れちゃう。
渡辺さん:そう。にゅるって始まって、にゅるっと終わるから、たとえ忙しい中でも、ご飯を食べながらのついでに見てるうちに、「くっだらねぇなぁ。でも面白いなぁ」と元気が甦ってくる。そんな、明日の活力に繋がっていくアニメじゃないかな。
■『はじまりは隣の席でした』は「頑張ろう」って気持ちにさせてくれる爽やかな歌。朝から、この爽やかさを感じて欲しいよね。(渡辺さん)、目覚めのアラームにこの曲を流してもらえたら、爽やかな目覚めを感じれるからね。(山口さん)
──「にゅるにゅる!!KAKUSENくん 2期」のオープニングで流れている『はじまりは隣の席でした』とエンディングを盛り上げてゆく『全力でアイドルです!!』が、1枚のシングルに集約され5月20日に発売されます。
渡辺さん:『はじまりは隣の席でした』は悩みがあるときに聞くと、「また明日から頑張ろう」って気持ちにさせてくれる爽やかな歌だからね。朝から、この爽やかさを感じて欲しいよね。
山口さん:目覚めのアラームにこの曲を流してもらえたら、爽やかな目覚めを感じれるからね。間違っても『全力でアイドルです!!』は目覚ましにはしないほうがいいです。あまりにもテンション高い歌だから、ついアラームを放り投げてしまい、二度寝しちゃうので(笑)
――『はじまりは隣の席でした』は、頑張ってる人を応援してゆく爽やかな青春ソングとして完成しています。
山口さん:聞いてくれた人たちに「こんな青春したかった」と思っていただけるか、「こんな青春してたなぁ」と思い返してもらえるか。どちらに捉えていただいても、爽やかな気持ちになってもらえるのは間違いない楽曲です。
――お二人も、そういう青春彩る思い出の1ページの記憶が?
渡辺さん:それ、うちらに聞いちゃいます? 簡潔に述べるなら……「ございません」(笑) 苦い思い出ならいっぱい語れるけどね。
山口さん:そうだね。語り終わるのに数時間かかるくらいにね(笑)
――……この歌では、隣の席の人との恋模様が綴られています。映画やドラマならまだしも、クラスの隣の席の人と恋愛になるって、現実ではなかなか無いですよね。
山口さん:隣の席の子と恋が始まるなんて経験は私も、身近にもまったくなかったです。むしろ、隣の席は「仲良しのほうが楽しいなぁ」と思ってたくらい。
渡辺さん:歌詞の中に、「誰もいない朝のグラウンド、一人でいる君見つけました」ってあるじゃない。私、朝に一人でいる姿じゃないけど、グラウンドで部活に励む姿をズッと影から見てたことがあって、「あいつヤバいんじゃねぇか?」「誰のストーカーなんだ?」と不審者がられてた苦い経験はあるけどね。
山口さん:それって、駄目なパターンじゃない!!
――歌詞には「本気の夢を叶える日まで応援してゆく」想いも記しています。そこは、お二人にも重なってゆく気持ちじゃない?
渡辺さん:叶えようとしていく立場としては、まさに重なる想いです。私たちも、まだまだ叶えられてない夢の途中ですからね。
山口さん:そう。そこの気持ちは、うちらにもしっかりリンクしてきたところだよね。『はじまりは隣の席でした』は恋の歌になってるけど、それを友情に置き換えてもすごく共感出来ると思う。
渡辺さん:むしろ、いろんな視点に置き換えて想いを感じて欲しい。
■ブログ? ブログって何だっけ? 「ちょーとつぶやき送信」は、確かにしてるけどね。(渡辺さん)、「差し入れモグモグ 復活」もね(笑)(山口さん)
──『全力でアイドルです!!』は、5人がキャラクターとして唄った゛超ハイテンションな歌声弾けてゆく楽曲になりました。
山口さん:ホント騒がしいですよね(笑)
渡辺さん:こっちはキャラクター全開で歌ってます。元気に楽しくノリノリで歌ったんですけど、さすがにあのときの顔は、ヤバすぎて見せられません(笑)
山口さん:私が演じてる山口って無表情キャラなんですね。なので、『全力でアイドルです!!』の中でも低いテンションに聞こえますけど。でも、番組の声とぜひ聴き比べて欲しいんです。ここには、無表情ながらも高いテンションや勢いを詰め込んでますから。
――この曲を聞いてると、アイドル活動を行うのも大変なんだなぁと感じました。
山口さん:でも、にゅるズを見てると、えっ?と思う表現ばかりだよね。「鬼練の日もあるよ」とか、そんな日あったっけ?状態だからね。
渡辺さん:「影では血のにじむような」って、身体が千切れたところしか見たことがない(笑) 「今日明日明後日も不眠不休」って、みんな、すぐにヘトヘトになって休んじゃうし。
山口さん:むしろ、休んでばかり。この歌詞、かなりにゅるズを偽ってます(笑) あえて重ねる点を上げるなら、「差し入れモグモグ ほら復活!」のところくらい?
渡辺さん:かなり、アイドルぶってますよね(笑) むしろ、理想のアイドル像をにゅるズが歌ってるんだと思います。
――だけど、この歌詞をお二人自身に重ね合わせたら、共通する面も多いんじゃない?
山口さん:あー、確かに。鬼練もあれば、不眠不休で活動もしているし。さすがに血は滲んでないけど……。
渡辺さん:でも、不眠不休なおかげで、目が充血してることはあります(笑)
――ブログの小まめな更新も大切なことですしね。
2人:おーっと、それを聞く?
渡辺さん:ブログ? ブログって何だっけ? 「ちょーとつぶやき送信」は、確かにしてるけどね。
山口さん:「差し入れモグモグ 復活」もね(笑)
■すでに音楽の枠を超えた1枚になっちゃいましたね(笑)(渡辺さん)、あらゆる可能性を秘めたCDです。すごいわ、これ!!(山口さん)
――最新シングル『はじまりは隣の席でした』、これって、どんな効果を持った作品になりましたか?
山口さん:これを聞くと、何時も以上に元気になれるよね。
渡辺さん:そう。これを聞くだけで「爽やかな気持ち」になれれば「エネルギーも沸いてくる」ように、音楽の栄養ドリンクだと思う。
山口さん:そうだね。このCDがご家庭に1枚あれば、もう栄養ドリンクに頼る必要はなし!!ビタミンもたっぷり。あなたの生活には欠かせません!!
渡辺さん:しかも、角栓たちが歌っているように、この曲を聞くことで、逆に美容効果も出てくる。すでに音楽の枠を超えた1枚になっちゃいましたね(笑)
山口さん:あらゆる可能性を秘めたCDです。すごいわ、これ!!
【CD情報】
TVアニメ『にゅるにゅる!!KAKUSENくん2期』主題歌
『はじまりは隣の席でした』
2015/05/20発売
COCC-17016
¥1,200+税
TVアニメ『にゅるにゅる!!KAKUSENくん2期』主題歌
1.はじまりは隣の席でした
歌/にゅるズ(CV:内田彩、楠田亜衣奈、渡部優衣、山口立花子、伊藤悠翔)
TVアニメ「にゅるにゅる!!KAKUSENくん2期」エンディング曲
2.全力でアイドルです!!
歌/にゅるズ(CV:内田彩、楠田亜衣奈、渡部優衣、山口立花子、伊藤悠翔)
3.はじまりは隣の席でした (オリジナル・カラオケ)
4.全力でアイドルです!! (オリジナル・カラオケ)
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