シリーズ三作目はキャラクターたちが戦う意味に苦悩する。舞台『PERSONA3 the Weird Masquerade ~蒼鉛の結晶~』ゲネプロレポート!
2015年6月5日(金)から公演が始まる『PERSONA3 the Weird Masquerade ~蒼鉛の結晶~』。『PERSONA3』シリーズの舞台化三作目に当たる本作は、新たな展開を迎えたキャラクターたちの苦悩などが描かれている。今回は、この舞台のゲネプロの模様をレポートしていく。
■まさかの展開に苦悩するキャラクターたちを描く
長い戦いの末、大型シャドウを全て倒した特別課外活動部のメンバーたち。しかし、ある者の裏切りによって戦う意味を見失ってしまう。そんな苦悩の渦の中でのキャラクターたちの葛藤が本作では描かれている。
テーマだけを見ると暗い印象を与えがちだが、本作では笑える演出なども盛り込まれている。特に修学旅行に行くシーンでは、戦いの時とはまた違うキャラクターたちの魅力を感じる事が出来た。
ストーリー終盤ではキャスト陣の熱演も相まって、仲間との熱い絆や、悩みに対しての答えを見出していく姿に感動できる内容となっていた。
そして、殺陣や歌以外でも特筆すべき点が多く、なんとパントマイムやアクロバットなダンスなど、バラエティに富んだ演出が盛り込まれているのも本作の魅力の一つだろう。
もちろん、背景に映像を投映してそれに合わせて演技するという過去作からの手法も健在。特にペルソナを召喚する場面では、再現度に感動してしまうほどの迫力だった。他にも、ゲームのプレイヤーなら思わずニヤリとしてしまう様な凝った演出もされていたので、そちらにも注目してみてほしい。
過去作と同じく、男主人公を蒼井翔太さん(汐見朔也役)、女主人公を阿澄佳奈さん(汐見琴音役)が演じる『PERSONA3 the Weird Masquerade ~蒼鉛の結晶~』。過去作とはまた少し違った雰囲気で描かれる本作は、怒涛の展開に目が離せない内容となっているので、期間中は是非劇場に足を運んでこの物語の目撃者となってほしい。
■『PERSONA3 the Weird Masquerade ~蒼鉛の結晶~』
【ストーリー】
裏切り、絶望、恐るべき真実
「戦う意味」を見失った主人公たちの前に、今夜も「影時間」が訪れる……。
深夜0時に訪れる“影時間”と謎の塔“タルタロス”を消すため、満月の夜ごと現れる12体の大型シャドウと戦い続けた特別課外活動部(S.E.E.S.)。
ついに、全ての大型シャドウを倒し任務完遂の歓喜に沸く彼らだったが、ほどなくして、思いがけない人物の裏切りが発覚する。
裏切り、絶望、揺らぐ絆――
そしてまた、彼らの前に新たな試練が現れる!
【公演情報】
【日程】2015年6月5日(金)~13日(土)
※男性主人公回、女性主人公回あり。公式サイトにもございます、下記の表にてご確認下さい
【劇場】シアターGロッソ
【演出】キムラ真(ナイスコンプレックス)
【脚本】神楽澤小虎(MAG.net)
【出演】汐見朔也:蒼井翔太、汐見琴音:阿澄佳奈/
岳羽ゆかり:富田麻帆、桐条美鶴:田野アサミ、伊織順平:大河元気、真田明彦:藤原祐規、
山岸風花:田上真里奈、天田乾:坂口湧久・鈴木知憲、アイギス:ZAQ/
タカヤ:西山丈也、ジン:松本祐一/エリザベス:小坂りゆ、テオドア:汐崎アイル/
ファルロス・望月綾時:植田圭輔、幾月修司:唐橋充 ほか(一部Wキャスト)
【チケット】
月光館シート:10,800円(税込・全席指定)※前方エリア/特典(非売品グッズ)付き
指定席:7,500円(税込・全席指定)
一般発売中:チケットぴあ、イープラス、カンフェティ
>>『PERSONA3 the Weird Masquerade ~蒼鉛の結晶~』公式サイト