小松未可子さん、前野智昭さんらが“銃撃”を繰り広げる!? TVアニメ『青春×機関銃』スペシャルイベントレポート
2015年6月6日(土)、東京・新宿のスタジオアルタにおいて、今年7月より放送開始を予定している新作アニメ『青春×機関銃』のイベントとして「青春×機関銃 スペシャルイベント ~開戦直前!さあ死なない殺し合いを始めようか~」が開催された。
『青春×機関銃』は、月刊「Gファンタジー」に連載されている同名タイトルのアニメ化作品。サバイバルゲームの要素を入れたストーリーでありながら魅力のあるキャラクター設定を絡めた作品として人気を得ている。
今回のイベントには、本作の主人公である「立花蛍」役の小松未可子さんと、その相方「松岡正宗」役の前野智昭さんに加え、「緑永将」役の興津和幸さん、「赤羽市」役の喜多村英梨さんらが登壇。色々なコーナーを交えつつ、本作に関するトークが展開された。本稿では夜の部の模様をレポートしていこう。
●用語から実践まで、キャスト陣でサバゲーをお勉強
会場はすべて指定席で、そのすべてが漏れなく満杯。比較的女性向け作品の多い「月刊Gファンタジー」作品ではあるが、男性の姿もチラホラと見えた。
まずは小松未可子さんと前野智昭さんのおふたりが登場したが、注目を集めたのはその衣装だった。小松さんは迷彩柄のベストを羽織り、前野さんに至っては戦闘装備を含めたサバゲー衣装で、両者ともに見事な“ミリタリー風味”に。
そんな両名が最初に挑戦したのは「サバゲー用語の基礎知識」のコーナーである。こちらは読んで字のごとく、基礎的なサバゲー用語に関するクイズに、キャストである2人が答えていくコーナーだ。ここで出題されたのは「サイドアーム」(答:サブ武装の意味)や「トリガーハッピー」(答え:銃を撃つことが楽しくなってしまい、正常な判断が下せなくなること)といった内容。
しかし、普通に考えてサバゲー初心者にはサッパリな問題ばかり。登壇者の両名もご多分に漏れず、非常に苦戦していた。特に「サイドアーム」の答案として“飛んで行く謎の右手”が描かれた小松さんのスケッチブックからは、その苦悩をありありと感じ取ることができた。
お次のコーナー「演奏時間争奪☆撃って 倒して 聴かせてくれゲーム」からは、新たな登壇者として興津さん&喜多村さんが登場した。こちらは、「トイ☆ガンガン」(CV:前野智昭・松岡禎丞・小松未可子)が担当する本作のオープニングテーマ『The Bravest Destiny』の“演奏時間”をかけた射的ゲームで、各人が公開秒数の書かれた的を撃ちぬくことで、会場での演奏時間を伸ばしていく。
先ほどよりも一段と難しそうなこのゲーム。しかし、キャスト各人は一番小さな的を次々と打ち抜いていく。途中で(なぜかライフルを持った)松岡禎丞さんのビデオメッセージによって“30秒”がプレゼントされる。
最終的に239秒もの時間を確保したキャスト各人は、オープニング曲1パート分をまるごと公開することに成功。射撃能力の高さは証明されたので、是非いつかの機会にガンアクションに挑戦してほしいところだ。
こうしたコーナーを経て、本イベントは終了となった。最後に、イベント後に行われたインタビューを掲載し、本稿の締めくくりとしたい。
●『青春×機関銃』キャスト陣インタビュー
──イベントお疲れ様でした。それぞれ、本作の魅力についてお聞かせください。合わせて、キャラクターについてもお聞かせいただければと思います。
前野さん:この作品の魅力はなんといっても、サバゲーの魅力を余すところなく表現している所だと思います。今回は「サバゲーが上手いホスト」という特異なキャラクターを演じる機会に恵まれましたので、自分でもサバイバルゲームを体験してみたいですね。
小松さん:私が演じる蛍は、曲がったことが大嫌い、正義一直線で身体能力の高い高校生です。松岡と出会うことでサバゲーに触れて、それによって自分の中の“正義”と向き合うことになります。絆や友情といった、すごく熱いものがこみ上げてくる作品だと思いますので、ぜひ楽しみにしてください。
興津さん:サバイバルゲームというのはあくまでゲームなのですが、参加者が思わぬ“本性”をさらけ出してしまう、その本性と本性のぶつかり合いが、この作品の見どころだと思っています。私が演じるのは優しい優しい小児科医なのですが、彼が戦いに身を投じた時にどうなるのか……。そういった、キャラクターの二面性にも注目していただきたいです。
喜多村さん:私の演じる赤羽市は、緑率いる「チーム ホシシロ」のスナイパーです。クールビューティーな容姿で、淡々とした言い回しをするキャラクターですが、彼女の中には熱い部分があります。熱血役のふじもん(藤本高虎)とは少し違った角度の、彼女なりの躍動感を楽しんでほしいです。いち読者としては選び放題の“ドS王子様”が、役者さんの演技でどう表現されるのか楽しみですね!
──今日のイベントはいかがでしたか?
興津さん:オープニングがとてもよい曲で、思わず体が動いてしまいました(脚注:イベント中は踊っていました)。とても楽しかったです!
喜多村さん:私と興津さんはシークレットゲストということで、途中参戦だったのですが。原作を読みながら色々と知識が付いてきた頃合いだったので、先に2人がやっていた「サバゲー用語の基礎知識」は、私もやりたかったです。後のコーナーでは実際にガンを撃つ体験をしましたが、実際に手に持って撃ったのはあれが初めてでした。撃った快感がとてもグッと来て、蛍の気持ちがわかった気がします。キャラクターの気持ちを感じながら、サバゲーへの気持ちを高められる素敵なイベントでした。
小松さん:放送前のイベントということで、原作ファンの方々が多かったですね。とはいえ、まだサバゲーをしたことがない方も多かったので、ぜひこれを機に興味をもってもらえたら嬉しいです。私もまだまだ知識が浅い部分が多いので、もっと用語などを覚えていきたいですね。今後もこういったイベントがあったらいいな、と思います。
前野さん:実際に射撃をして感じたことなのですが。僕が子供の頃に買ったエアガンとは、比較にならないくらいの進歩をしているんですね。撃ってみると、どうしても欲しくなってしまいます。イベントが楽しかったので、もしかしたら買ってしまうかもしれません。
──前野さんのコーディネートについて、改めてお聞かせいただけますか?
前野さん:みなさん、ご用意いただいた衣装を着られているのですが。中でも僕は本格的な格好をさせてもらっています。着るのは大変なんですねこれ。
──では最後に、放送を楽しみにしている皆さんにメッセージをお願いします。
興津さん:とても爽やかで凶暴な作品です!(笑) 楽しんでいただけると思いますので、ご覧いただけたら嬉しいです。よろしくお願いいたします!
喜多村さん:ホシシロメンバーの中で、良い紅一点となれるようにアフレコに努めたいと思います。また、原作ファンとしてもキャラクターたちが動く姿を楽しみにしています。
小松さん:とてもテンポが良く、素敵な風が吹き、この夏、観ていてスカッとする作品となっています。私なりに作品をイメージし、エンディングの詞を書かせていただきました。作品と照らしあわせて詞を見て、何かを感じていただけたら嬉しいです。
前野さん:松岡のカッコイイところや、ヘタレなところ。色々な魅力を表現できるよう、大切に演じたいと思います。どうかアニメーションの応援の方、よろしくお願いいたします。
■TVアニメ『青春×機関銃』
【放送情報】
TBS:7月2日から毎週木曜日深夜1時46分~
MBS:7月7日から毎週火曜日深夜3時30分~
CBC:7月2日から毎週木曜日深夜2時47分~
TUT:7月5日から毎週日曜日深夜1時20分~
BS-TBS:7月11日から毎週土曜日深夜1時~
※放送日時は変更になる場合があります。
【スタッフ】
原作: NAOE (掲載 月刊「Gファンタジー」スクウェア・エニックス刊)
監督:中野英明
シリーズ構成・脚本:古怒田健志
キャラクターデザイン・総作画監督:山中純子
サブキャラクターデザイン:小林利充
プロップデザイン:杉村友和
美術監督:黛 昌樹
色彩設計:加藤里恵
アクション作画監督:才木康寛
スーパーバイザー:更一灯
撮影監督:浅川茂輝
編集:木村佳史子
音響監督:なかのとおる
音楽:橘 麻美
【キャスト】
立花 蛍:小松未可子
松岡正宗:前野智昭
雪村 透:松岡禎丞
緑 永将:興津和幸
藤本高虎:木村良平
赤羽 市:喜多村英梨
矢島 鼎:堀江由衣
【OP・EDテーマ】
・オープニングテーマ 『The Bravest Destiny』
歌:トイ☆ガンガン(CV:前野智昭・松岡禎丞・小松未可子)
・エンディングテーマ 『群青サバイバル』
歌:小松未可子
【あらすじ】
とある事件から、なかば無理やりサバゲーをやることになった高校生・立花蛍。ホスト・松岡正宗とエロマンガ家・雪村透といった個性豊かな仲間に囲まれ、仕方なくプレイしつつも徐々にその遊びにハマっていき……
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