キラミューンメンバーが横アリに集結! 全52曲に踊り沸いた「キラフェス2015」【5月10日公演】レポート
エンタテインメントレーベル「Kiramune」に所属するの面々が一堂に会する「Kiramune Music Festival」。6回目となった今年も、横浜アリーナで2Daysという大きな規模で開催された。本稿では、2日目(5月10日)の様子をレポートする。
【出演者】
入野自由さん
神谷浩史さん
浪川大輔さん
柿原徹也さん
岡本信彦さん
Trignal(江口拓也さん、木村良平さん、代永翼さん)
吉野裕行さん
●キラキラした時間を会場のみんなで共有☆ 7組によるフェスティバル!
公演時間約5時間・総楽曲数52曲と、今年も内容ぎっしりだったキラフェス。メンバーは本編中にそれぞれ3度登場し、入れ替わりながら次々と楽曲を披露した。
トップバッターを飾ったのは浪川さん。ステージの前方中央に姿を見せると、当日の陽気(5月晴れ)にぴったりなポップチューン『Recollection』を歌いあげ、キラフェス開幕を告げた。また『ドレスコード』ではダンスを見せる場面もあり、ステージはアグレッシブなものに。これに「キラフェス2015、行くぞー!!」というコールが加わり、場内の勢いをより一層加速させる!
次に登場した柿原さんは、後方ステージのポップアップで登場! 軽快なナンバー『ダンディギ』で観客を踊らせた。さらに『world in bloom』では、中央ステージ床面に映像が映し出されるという演出が。柿原さんのクールなダンスとシンクロするように切り替わる映像。この幻想的なパフォーマンスに、うっとり見入ってしまうファンの姿も多く見られた。
Trignalは一人ずつあいさつをしながらステージへ。「手拍子よろしくお願いします!」とさわやかに告げると、『Sunny Shiny Days』スタート。1人1台ゴンドラにのり、観客たちと笑顔を交わした。2度目の登場では、6月17日発売のミニアルバム『One step forward』より『MISSION』を披露。ライブバージョンと題し、エッジの効いたダンスを見せた。向い合って歌うパートでは、客席から思わず歓声も♪ イメージカラーの水色を象徴する清々しさはそのままに、カッコよさまで味わえるステージとなった。
「今日は、みなさんを夢の世界へ連れて行きたいと思います!」と、マジシャンさながらの格好で現れたのは、岡本さん。それを証明するかのように、『SHOW☆TIME』の間奏で瞬間移動を決めてみせるなど、イリュージョンでも沸かせた。さらに、会場の熱気にあてられ上着を脱ぐと「封印は解けた」とキリッ! その後は上手のクレーンに乗り込み歌った『ハロー・グッデイ』で、ポジティブな空気を増幅させていく。
紫のペンライトで迎え入れられた神谷さんは、『GLORIOUS TIME』でゴンドラに乗り込み、1階席後方をぐるり。観客に声をかけるなど、スキンシップも楽しみながら明るく歌いあげていた。また、2度目の登場で披露した『孤独と情熱の焦点』では一転、鋭い眼差しに。ステージ脇で噴き上がる炎を操るように舞い、観客の視線を釘付けにした。このパフォーマンスの振り幅には、観客も満足した様子。場内には幾度も歓声が響いていた。
吉野さんは、ピンクのジャケットを羽織り気合十分! 「シグマセブンの吉野裕行です! でも今日は、キラミューンの吉野裕行です!!」と、あいさつこそ初々しかったが、キラフェスはすでに2回目。声をふり絞るようにひざ立ちで歌った『Anthem』など、エネルギーに満ち溢れたパフォーマンスで圧倒した。加えて、『マイペース』ではゴンドラを、『グッバイ』では下手のクレーンを使い、観客とふれあう。まるで表情を確かめるようにじっくりと見回している姿が印象的だった。
入野さんは、発売したばかりのミニアルバム『僕の見つけたもの』の楽曲を中心に披露した。2度目の登場時に歌った『THE REVUE』では、10人のダンサーとともにタキシード姿で登場。まさにレヴューを思わせる、華麗な群舞で酔わせた。また以前からライブで何度か歌っている『Go way!』は、「歌える人は一緒に!」と笑顔を振りまきながらゴンドラへ。下手をゆっくりと回り、シンガロングを噛み締めた。「去年、海外に行かせて貰える機会があって。現地では歌わせてもらったりもしたんですよ!」とMCで明かした入野さん。ファンは、新たな刺激を受けひと回り成長した入野さんを堪能できた、といえるのかもしれない。
さらに、そんな入野さんと神谷さんのユニット・KAmiYUは中盤に登場。アップテンポな『REASON』、艶やかな『EXOTIC FEVER』という振れ幅の大きな2曲で勝負した。とくに『EXOTIC FEVER』のキレのあるダンスは圧巻! 客席を彩る赤と紫のペンライトも力強く振られていた。
また、本編終盤では『ファンキー☆ウェーブ』を歌う浪川さん扮する演歌歌手の大二郎さんが、観客にウェーブを求める一幕も。横アリの観客席を一周する大きなウェーブを何度も起こし、「よっ!」と、すべて乗りこなした大二郎さん。「大二郎、とても嬉しい!」と満足げな表情を浮かべ、会場をあとにした。このアクトもまた、会場の一体感と熱を生む要因になっていたよう。開演から数時間経っていたものの、熱気はまだまだあがっていく!
そして本編最後は、柿原さんによる『咲いちゃいな』でシメ。「みなさんと、ステキで大きな花を咲かせたいなと思って作りました」というこの曲は、芽ばえと成長の歌。花びらがヒラヒラと舞う美しいステージの演出の光景にも、感嘆のため息がもれた……。こうして、キラフェスはアンコールへ突入! 吉野さんの『Do it』では、ネクタイを頭に巻いた神谷さんと江口さんが加わり一緒にダンス、柿原さんの『カモン×3』では代永さんが駆け寄り柿原さんに犬耳を着けるなど、自由度の高い構成が見モノとなった。
ラストは、全員(re Kiramune☆All Stars)で『Get Together!』『EVER DREAM』を歌唱。「ヘイ! ヘイ!」とのコールも元気いっぱいに沸き起こり、会場を揺らしに揺らした。サインボールが投げられる場面では、ゴンドラなどを使いより観客と近い場所に。こうしたコミュニケーションがたっぷり行われるところも、キラフェスの魅力のひとつなのだろう。観客はキラキラとした顔でメンバーを眺め続けていた。
「次の曲ではどんなふうに楽しませてくれるのか?」と思わずワクワクしてしまう演出。そして、その演出を期待以上のものに引き上げるキラミューンメンバー。そして、途切れること無く熱い声援を送り続ける観客。キラフェスは、これらすべてが見事な融合をみせる、一大エンターテインメントだった。この先もずっと、続くことを願うばかりだ。
■Kiramune Music Festival 2015 SET LIST
2015.05.09 / 2015.05.10 @ YOKOHAMA ARENA
M1 Recollection/浪川大輔
M2 Elements/浪川大輔
M3 ドレスコード/浪川大輔
M4 ダンディギ/柿原徹也
M5 world in bloom/柿原徹也
M6 Cupid Cupid Cupid!!!/Trignal
M7 Sunny Shiny Days/Trignal
M8 SHOW☆TIME/岡本信彦
M9 ハロー・グッデイ/岡本信彦
M10 Dolce misto/神谷浩史
M11 my diary/神谷浩史
M12 GLORIOUS TIME/神谷浩史
M13 Anthem/吉野裕行
M14 マイペース/吉野裕行
M15 グッバイ/吉野裕行
M16 見果てぬ世界、繋がる想い/入野自由
M17 Go way!/入野自由
M18 愛しさのコントラスト/Trignal
M19 RESISTANCE/Trignal
M20 MISSION /Trignal
M21 Othello/柿原徹也
M22 君の声に/柿原徹也
M23 REASON/KAmiYU
M24 EXOTIC FEVER/KAmiYU
M25 のんびり行こうぜ!/岡本信彦
M26 Hello,Ms Sunshine/岡本信彦
M27 Colorless sky/浪川大輔
M28 Hurricane Rock Star/浪川大輔
M29 さみしがりやのバラード/吉野裕行
M30 THE REVUE/入野自由
M31 不埒なセッション/入野自由
M32 ジレンマの夜/入野自由
M33 ALL FOR ONE!!!/Trignal
M34 孤独と情熱の焦点/神谷浩史
M35 SELFISH/神谷浩史
M36 Master BadMoon/岡本信彦
M37 Polaris/岡本信彦
M38 ファンキー☆ウェーブ/浪川大輔(大二郎)
M39 CATWALK/吉野裕行
M40 74R/吉野裕行
M41 DEAR MY GIRL/柿原徹也
M42 咲いちゃいな/柿原徹也
<アンコール>
EN1 WALKIN' WALKIN'/神谷浩史
EN2 転生純愛ファイター/Trignal
EN3 over and over/浪川大輔
EN4 Yeah Oh!!/Uncle Bomb
EN5 Do it/吉野裕行
EN6 カモン×3/柿原徹也
EN7 Happy Day/入野自由
EN8 DREAMLAND NEVEREND/岡本信彦
EN9 Get Together!/re Kiramune☆All Stars
EN10 EVER DREAM/re Kiramune☆All Stars
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