アプリの連動性に感動! 映画『アイカツ!ミュージックアワード』をアプリを使って大人が応援体験&アプリ製作者のインタビューも!
8月22日から劇場公開される映画『アイカツ!ミュージックアワード みんなで賞をもらっちゃいまSHOW!』。本作では『アイカツ!』史上初のオールスター受賞式が開催され、作品を彩ってきた数々のライブシーンを振り返る映画となっています。そして、この映画ではスマホのアプリと連動させて映画を楽しむという新たな試みがされているということで、実際に一足先に体験してきました! その模様を本稿ではお伝えしていきます。
■ 映画の内容と完全リンクしたギミックに、気分はライブビューイング!
映画が始まる前には、大空あかり(CV.下地紫野)によるアプリとの連動方法が説明されるシーンがあり、その手順に添って設定すれば簡単にリンクさせることができます。もちろん、「アイカツ!みんなでおうえんアプリ」は映画が始まる前にあらかじめインストールしておく事をオススメします。
映画本編では劇中のシーンに連動して、スマホの画面も目まぐるしく変化していきます。例えばライブのシーンならスマホの画面にはペンライトが映し出され、まさにペンライトのように使えます。振ると背景が光ったり、細かい光りが飛んで行ったりと、普通のペンライトとはまた違った効果もあり、見た目にも楽しい演出がされています。
そして、特筆すべきはその連動性の高さ。楽曲の途中で歌唱するメンバーが変わったりすると、アプリのサイリウムの色も自動的にそのメンバーの色に変化するという芸の細かさには、映画を観ている感覚より、実際にライブでアイドルを応援している時の感覚の方が近いかもしれません! もちろん、スペシャルアピールのシーンでもスマホの画面も連動し、そのアピールに合った演出がスマホでもされているのでも、今までにない楽しさと言えます。
ライブシーンが終わると、新規のアニメーションパートへ。ここでは歌唱された楽曲が随時スマホ画面にリストアップされていくので、映画との連動感や一体感がしっかりと味わえます。また、ここで詳しくは劇場でのお楽しみですが、ミュージックアワードの途中にはバラエティコーナーもあり、コーナーに対応した演出がスマホ画面でも映し出されます。これには、みなさんきっと驚くはずです! ここまで作り込まれてしまうと「スマホの演出も見逃したくない」という穏やかじゃない考えに行き着いてしまうほど……。言うなれば、スマホとの二本立て同時間軸上映ともいえる感じです!
そんなこんなで、上映は終了。個人的な感想としては、アプリで応援することによって映画というより、ライブビューイングを観ているような感覚でした。『アイカツ!』のハイクオリティーな3DCGのライブ映像を映画館の大画面&3Dで観るだけでもかなりの迫力ですが、スマホを一緒に楽しむことで会場の一体感や、映画に自分も参加しているという没入感など、ライブに必要な要素が加わったという、いままでとはちょっと違う印象です。
今回の『アイカツ!ミュージックアワード みんなで賞をもらっちゃいまSHOW!』は体感型映画と言えるほどライブシーンが楽しい作品となっているので、是非映画を観る際はアプリのインストールと、ライブを楽しむというマインドを持って劇場へいくと、新しい『アイカツ!』に出会えるはずです!
■ アプリの開発者であるバンダイの小河原司さんにインタビュー
――今回の映画で使用されるアプリの開発経緯についてお聞かせ下さい。
小河原さん:今回の作品の企画の段階で「映画」というよりは「シアターライブ」をやろうという話になりました。「ライブ」の楽しさは会場内の「一体感」だと思うので、それをスマートフォンアプリを使うのはどうだろうか、という風になったのが企画のスタートです。TVシリーズのライブシーンをメインに新規のアニメーションの作成もある映画を作る、ということを聞いた時に「アイカツ!」のファンの方々は前回の劇場版アイカツ!でも複数回見に来てくれた方が多数いらっしゃったことが思い出されました。今回の映画は2Dバージョンと3Dバージョンの2バージョンの製作ということだったので、さらに見に来て楽しんでもらえるにはどうすれば良いか、と考え「ライブ」を観に行くという感覚を演出したいと思って製作しました。
――ではなぜアプリという形になったのでしょうか?
小河原さん:「ライブ」というワードから「サイリウム」が連想されました。単に「サイリウム」を製作するのではなく、「スマートフォン」で「サイリウム」を作ったら面白く、誰でも手軽に楽しめるのではないかと思ったのがきっかけです。あと、アプリの中で音楽配信サイトの様に映画で歌われた楽曲を表示して、その楽曲をタッチするとミュージックビデオが観られるというサイトの『アイカツ!』版をやりたかったというのも理由としてありました。そうするとアプリの方が汎用性があるので、今回アプリという形になったんです。その他にもTVアニメのライブシーンと連動させた仕掛けも実装しており、毎週のテレビアニメアイカツ!をさらに楽しく見てくれると嬉しいです。今後は、アイカツ!のライブイベントなど様々なシーンで連動させられるようにアップデートを検討しております。
――今後このアプリでいろいろな展開を考えているのですね! 今回、一足先にアプリを使って映画を鑑賞させて頂いたのですが、映画とアプリが連動した演出が特に凝っているなと感じました。造りも細かくて、出来に感動してしまったのですが、作る時に苦労された点などはあったりしますか?
小河原さん:企画を面白法人カヤック様と、音声認識機能をエヴィクサー様と一緒に初めの段階から一緒にやらせていただいております。こだわった部分は、おそらく小学生の女児で「3D映画」自体を観るのが初めての子がたくさんいると思います。同様に「スマホ」を使った「ライブ」感を演出した、今回の上映方式は初めての経験となると思います。その感動体験を演出できるように、サイリウムの作り込みはこだわりました。
――楽曲の中でも歌うメンバーが変わる毎にサイリウムの色も変わったりしていましたよね。
小河原さん:カラー、形、演出されるパーツ、がすべて変わります。後ろの方から見ると、みんなが同じサイリウムを振っているため本当にライブ会場のように見えます。また、エンディングの部分では、形や色はランダムでの演出となるため、そう言った面でもリアルなライブ感を体感してくれると良いな、と思っています。
――アプリの中で色々な演出やギミックがあったと思うんですけど、注目ポイントなどはあったりしますか?
小河原さん:一番はライブ部分のスペシャルアピールのシーンとの連動です。極端な話をすると、映画を観て良いのか、アプリを観て良いのかわからないっていうくらいに、気になってしまうところだと思っています。
――では最後に、映画を楽しみにしている方々にコメントをお願い致します。
小河原さん:「みんなでおうえんアプリ」を使うことで、何回見に来ていただいてもさらに楽しく見ていただけるようなアプリになったかと思います。映画を観に行くというよりも、「ライブ」を見に行くという感じで楽しんでいただけると思います。
――ありがとうございました。
■アイカツ!ミュージックアワードみんなで賞をもらっちゃいまSHOW!
【公開日】8月22日(土)2D/3Dロードショー
【上映時間】50分
[声の出演]下地紫野 和久井優 石川由依 ほか
【企画・原作】BN Pictures
【原案】バンダイ
【ディレクター】綿田慎也
【スーパーバイザー】木村隆一
【ステージ構成】加藤陽一
【キャラクターデザイン】やぐちひろこ
【アニメーション制作】BN Pictures
【制作】「アイカツ!ミュージックアワード」選考委員会
【配給】東映
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