アニメ
夢は止まらない!?『ハッカドール』キャストインタビュー

宇宙旅行、30分アニメ……夢は止まらない!? 『ハッカドール THE あにめ~しょん』高木さん、奥野さん、山下さんインタビュー

 君にシンクロするニュースアプリ「ハッカドール」のアニメ化発表が行われた時は、みなさんも驚かれたのではないですか? 「どんな内容になるの?」「捗らせるってどうするの?」といろいろと憶測が流れていますが、今回はその謎に迫っていきましょう。

 本稿では、10月より「ULTRA SUPER ANIME TIME」枠にて放送予定のTVアニメ『ハッカドール THE あにめ~しょん』に出演している、高木美佑さん(ハッカドール1号 役)、奥野香耶さん(ハッカドール2号 役)、山下七海さん(ハッカドール3号 役)の3人へ行ったインタビューの模様をお伝えしていきます。謎に包まれたストーリーについてや「ハッカドール」のこれからなど、夢がたっぷりのインタビューをご覧ください。


毎回、コントのような収録に抱腹絶倒!

──情報アプリ『ハッカドール』がまさかのアニメ化ですが、みなさんもどんなアニメになるか疑問に思っていたんじゃないですか?

高木美佑さん(以下、高木):アニメ化という話を聞いて本当にビックリしました。そのお話をいただいたときは、私たち3人が一緒にいたタイミングで、「え!?」とお互いに顔を見合わせて「なんだかわからないけど嬉しい!」ってなっていました(笑)。そのときはどんなお話になるのかもわかっていませんでしたし、実感がないけど嬉しいみたいな。

奥野香耶さん(以下、奥野):そうそう。ビックリしました(笑)。

山下七海さん(以下、山下):そうだよね。「本当かな?」って思いました。ドッキリ仕掛けられてるんじゃないかなと思ったくらいです(笑)。アプリのプロモーションビデオを録ったときに、もっと動くキャラクターたちを見てみたいなと思っていたので、すごく嬉しかったです。


──改めて、みなさんが演じているキャラクターの紹介をお願いします。

高木:1号は明るくて元気のいい女の子です。一番の頑張り屋さんなんだけど、でもちょっぴりおバカなところもあって、上手くいかないところもありながら「頑張っていきます!」みたいなキャラクターです。応援したくなるような女の子ですね。アホの子かわいいみたいな感じです(笑)。

奥野:2号はおっとりお姉さんなキャラクターです。見た目が大人っぽいので他の2人に頼られることとかもあるんですが、しっかりしてそうに見えて何も考えていなかったりします。「どうしたら捗るかしら?」みたいな感じのことをいつも言っていて、ほわーんとした人です。

山下:1号と2号は捗らせようという気があるんですけど、3号は無気力な感じで。捗らせようという気持ちはあるんですけど、それを表に出しません。いつもダルダル、ネムネムというようなキャラクターです。1人だけ男の娘という設定で、個性的だなって思います。私は男の娘のキャラクターを演じるのがこれが初めてなんです。最初は女の子で演じていたんですけど、イベントで「実は男の娘なんです!」と発表されて、「あ、男の娘の役やってたんだ」って思いました(笑)。

──ご自身のキャラクターで気に入っているところ、または逆に「う~ん」と思うところはありますか?

高木:持前の明るさは好感が持てますね。なんでもやるから失敗するし、てんやわんやするけど、そういうところも可愛いかなって思います。例えばアニメのシーンで、おでんを「あーん」ってやろうと思ったら自分に跳ね返されて「アチアチアチアチ!」ってなっちゃうとことか(笑)。こんなに可愛い顔をしているのに、なんでもやっちゃうところが好きですね。アニメの方でもデレデレしている1号を見てみたいです。萌え萌えなところとか。他の2人よりもギャグシーンが多いので……。

山下:一番損してるんですよ(笑)。

高木:頑張っているので、嫌いな部分はあまりないですね。その頑張りが報われたらなって思います(笑)。

奥野:2号の顔が好きですね。あと、声優になって演じてみたいなというキャラクターがたくさんあって、その中でピンクの髪の毛の女の子を演じてみたかったんです。それが叶ったので嬉しいですね。セクシーすぎるところは、ちょっとう~んって感じですかね(笑)。セクシーすぎてちょっとついていけない……(笑)。

一同:(笑)。

奥野:特に第4話がセクシーすぎちゃって、そういう演技も初めてで恥ずかしいところもあって(笑)。「でも演技だからやらなくちゃ!」と思って頑張りました。この子がどこまで上の方に行ってしまうのか心配です(笑)。

──上の方ですか(笑)。

高木:セクシーの高みってことですね(笑)。

奥野:そうですそうです! そうなりそうなときは、1号ちゃんと3号ちゃんに止めてもらえればいいかなって(笑)。

高木:「規制かかっちゃうよ!」って?(笑)

奥野:そうそう!

一同:(笑)。

山下:3号は私のことが好きという設定があって、こういうことってなかなかないじゃないですか。なので、自分が演じているキャラクターが自分のことが好きっていうところが好きですね。自分と似ているところもあって、あんまり頑張ってやろうという感じではなく、いつも通りのテンションで演じているので演じ易くはありますね。

「う~ん」と思うところは、そんなにないんですけど、3号が大人になった時が心配ですね。私も3号みたいな感じだったんですけど、社会人になってちょっとまともになったんですよ! なので3号もまともに育って欲しいなって(笑)。

──ご自身が演じているキャラクター以外については、どう思っていますか?

高木:私、2号ちゃん好きだよ!

奥野:嬉しい!

高木:セクシーなお姉さんって演じたことないし、すごいなって。

奥野:絶対できるよ!

高木:本当?(笑) 自分に色っぽいところがあまりないので、役で演じてみたいなってところはありますね。おっぱい分けて! って思います(笑)。

一同:(笑)。

山下:アフレコの時間帯が朝に多いんですけど、朝からでも声を張り上げる1号はすごいなって思います。後姿の美佑を見て「頑張れ!」っていつも思っています(笑)。3号はテンションが低いので、朝の方がいい感じで進められたりするんですけど、1号は本当に朝から大変だなって尊敬しています(笑)。

高木:元気で明るいし、声も高めなので、ずっとテンションMAXって感じです。

奥野:私は3号ちゃんの顔とか声も好きです。いつも無気力な感じですけど、たまにやらかしたりしたときに慌てふためいて声が大きくなるときが好きですね。七海がどうやって演じるのか気になっていますね。

高木:3号ちゃんのふり幅の中でどこまでするんだろうっていうのはいつも気になっています。

山下:冷静でだらけた自分がどこかにいないと、テンションが上がりすぎちゃうんです。「ちょっとしんどいけど声出すかー」くらいの気持ちで叫んだらちょうどいいみたいですね。


──アフレコはどういった感じで進められているんでしょうか?

山下:シナリオがとても面白いので、アフレコのテスト中に笑っちゃうんですよ(笑)。

高木:他のキャストさんがけっこうぶっこんで来るんです(笑)。

山下:それを堪えるのが大変です。でも楽しいよね(笑)。

高木&奥野:楽しい!

山下:みんなキャラクターが濃いんですよ。

高木:全部濃い(笑)。

奥野:コンビニ定員さんとかもすごかった(笑)。

山下:いろんなところで事故が起こってますから。


──事故ですか(笑)。

山下:お母さんとかもヤバかったですよ(笑)。毎回コントを見ているようです。

 
アニサマ! 宇宙旅行! 30分アニメ! 「ハッカドール」の夢は止まらない!?

──ストーリー的には3人がゲストキャラを捗らせるといったものみたいですが、ずっとテンション高めですね。

山下:この作品自体、内容も演技もけっこう遊べるテイストになっているので、他のキャストさんたちも遊んで帰っていくんですよ。

高木:なので、けっこう勉強にもなりますね。「こういうこともできるのかー」って。


──ディレクション的にはどんな指示があったんですか?

高木:1号は、この3人の中でも、他のキャラクターが交じったときでも、一番明るいキャラクターじゃないといけないので、テンションが落ちないように気を付けてとは言われました。

奥野:2号は「普通のお姉さんになってるから!」と、よく注意されますね。もっとセクシーでおっとりなところを出してと言われるので、語尾とか息遣いを気を付けて挑戦しています。

山下:3号は「もっとやる気なくていいよ」と言われるので、アフレコが終わった後に「今日アフレコやったかな?」と思うくらいでいいんだなって感じました。それくらい肩の力を抜いてアフレコするのがいいんだなって気づきました(笑)。だいぶ力を抜いているので、マイク前はすごく真顔だと思いますよ(笑)。力を抜いていないと、1号と2号に引っ張られちゃうんですよ。

高木:みんな引っ張られないように、3人別の方向性を出して演じていますね。

──そういう意味では三者三様な感じがあっていいと思います。ダメなところもあるけど(笑)。

高木:みんなダメダメですけどね(笑)。今のところあまり捗ってないですから(笑)。

山下:結果的には楽しく終わってるからいいんじゃない?(笑)


──なるほど(笑)。ストーリーはどんな内容が展開されるんですか?

高木:基本的には、悩める人たちを捗らせるためにハッカドールたちが参上して、バタバタと現場を荒らして去っていくみたいな(笑)。

一同:(笑)。

高木:その中にパロディとかネタが盛り込まれてて、濃密な面白さになっているなって思います。


──みなさんがオススメするシーンはどこでしょうか?

山下:3人がアイドルを目指すとことか好きですね。

高木&奥野:ああー!

山下:アイドルになるために努力するんですけど、最後のステージの歌が……(笑)。

高木:良い曲と思わせて……。

山下:見てくださるみなさんも、イントロでテンションが上がって、Aメロで真顔になると思いますよ(笑)。

奥野:曲も闇が深くて(笑)。


──闇ですか?(笑)

高木:呪文みたいな曲で、頭から離れなくなりますよ(笑)。

山下:レコーディングしながら「何やってんだろう……」って思っちゃったくらいです(笑)。

スタッフ:収録ブースで見ていた関係者の方も一瞬凍りついていましたよ(笑)。


──それは……(笑)。他は何かありますか?

奥野:個人的には私の大好きな作品をモチーフにしたストーリーが好きですね。そのアフレコが終わった時にスタッフさんから「声量が違ったね!」って言われました(笑)。どうやらかなり気合が入っていたみたいで、無意識に声が大きくなってて。マイクの乗りがよかったそうです(笑)。

高木:テンションが上がるシーンでもあったしね。「緊急停止ボタン作動!」みたいな(笑)。

山下:香耶の後姿もいつもと違った感じがした!

奥野:本当!? 動きも早くてビデオチェックをいっぱいやったので、タイミングを掴むために気合が入っていたのかもしれませんね(笑)。

高木:みなさんのマネをすごく上手で、絵もすごく似ているし。その話が始まったときは『ハッカドール』って気づかないかもしれません(笑)。

スタッフ:「シナリオでは見てたけど、ここまでやれとは言ってない」ってみんなで話してました(笑)。でも、許可は取っているので大丈夫ですよ!

──これまたすごそうな(笑)。

高木:ちゃんと放送されたら嬉しいなー(笑)。

一同:(笑)。

高木:あとはまさかのあの人が登場します……! なかなか強烈なキャラクターですよ。楽しみにしていてください(笑)。


──それは楽しみですね。みなさんは『ハッカドール』に助けてもらって捗らせたいことは何かありますか?

高木:果たして捗るのだろうかというところはありますけどね(笑)。

山下:結局、捗らなくてもいいことにしないと後々自分に返ってきそうな気がします(笑)。家とかに来たらグチャグチャにされそう!

高木&奥野&山下:なんだろうなー……。

山下:出てこない!(笑) 信用のなさが酷い!


──(笑)。では、「こういうことをさせたら捗るんじゃないか」というのはありますか?

高木:畑仕事とか?

一同:(笑)。

山下:コミケにこの3人が来れば、集客は見込めるんじゃないかな(笑)。


──集客(笑)。

高木:客寄せパンダっていうことか(笑)。

山下:他はなんだろう……。


──まさか、ここまで出ないものだとは思っていませんでした(笑)。

高木:結果、来てほしくないのかもしれませんね(笑)。

一同:(笑)。


──なるほど(笑)。主題歌の「Touch Tap Baby」もみなさんが歌っているということで、こちらの紹介もお願いします。

高木:「Touch Tap Baby」それぞれのキャラクターが楽しく歌っている感じです。

山下:合いの手もキャラクターの声で入れたりしていて歌っています。


──ライブなどでの披露も?

山下:あるかもしれません。

高木:ライブなどではみんなで合いの手などを入れられたら楽しいかもしれませんね。2番の歌詞で「Touch Tap Baby」っていうところがあって、そこがすごく可愛いです。ポップな感じで。

山下:2番のサビで「ダーリン」っていう歌詞があって、そこは3号なりに最大限の可愛さを出して歌いました。そこは聞いてほしいですね。

奥野:「ウェーイ ウェーイ はしゃいでる」っていうところの「ウェーイ」の部分を3パターンくらい、それぞれみんなで音に合わせずに台詞として言っています。普段言いなれない言葉を2号で言っているので、けっこう頑張りました! 聞きづらいかもしれませんが、そこに耳をすませて聴いてほしいです。

高木:香耶は“ウェーイ系”が苦手だからね(笑)。12月にある「Milk Lariat」っていうライブ出演が決まったので、たぶんそこで歌うんじゃないかなと。


──いろいろと聞いていきましたが『ハッカドール THE あにめ~しょん』をどんな楽しみ方をしてもらいたいですか?

高木:おふざけしているところとか、ギャグチックなところが多いアニメなので、「ハッカドールってなんだろう?」って思っている人でも楽しめる内容です。ふらっとTVをつけても楽しめると思うので、チャンネルを変えずに楽しんでもらえると思います。

奥野:一話一話で話が繋がっていないので、途中から入っても面白いし、キャラクターも可愛いし、見終わった後に何か残るものでもないかもしれませんが(笑)、「楽しかったな」という気持ちで楽しんでもらえればなと思います。

山下:アプリの要素も残してアニメになっているので、アプリを使っていない人もアニメを見てアプリを使うと、キャラクターのことがもっとわかって、そっちでも楽しめると思います。キャラクターも3人でキャラクターが立っているし、覚えやすいと思います。最近のアニメはキャラクターも多いけど、「ハッカドール」は3人なのでお手軽に楽しめると思います。


──では最後に、みなさんが「ハッカドール」でやってみたいことやこれからの展望を締めの言葉としてお願いします。

高木:今でさえ、思い描いてきていないことをやってますからね(笑)。

山下:アプリだけだと思っていたのに、こんなに大きくなってきて。これはヤバいね!(笑) 「アニメロサマーライブ2015」でもCMの公開とうちわを配ったりして。

高木:あ! 「アニサマ」目指す……!?

一同:(笑)。

山下:「アニサマ」いいかもね!

奥野:前にアプリで利用者数が何人突破すると何かが起こるみたいなものがあって、最終的には宇宙に行くみたいなのがあったんです。宇宙進出ってどうなるんだろうって気になっていたので、最終目標がそれだったら宇宙もアリかなって(笑)。

高木:宇宙旅行に行けるんじゃない?(笑)

山下:宇宙は体力的にもキツイので、ハワイくらいで(笑)。


──「ハッカドール」は夢がありますね(笑)。

高木:「ハッカドール」は夢しかないですよ! 現実的には30分アニメかな?(笑) 目標はいっぱいありますね!


──楽しみにしています(笑)。今日はありがとうございました!


■TVアニメ『ハッカドール THE・あにめ~しょん』

【放送情報】
TOKYO MX USAT枠 10月2日(金)23:00~
BS11 USAT枠 10月4日(日)25:00~
AT-X 10月4日(日)23:15~23:25
[AT-X リピート放送]
毎週火曜日 8:45~8:55
毎週水曜日 24:45~24:55
毎週金曜日 16:45~16:55

【スタッフ】
原作: ハッカドールチーム(DeNA)
監督・キャラクターデザイン: げそいくお
シリーズ構成:真衣沢かなと
脚本:佐藤裕(TRIGGER)
音楽制作:DIVEⅡentertainment
制作スタジオ:Creators in Pack
制作協力:TRIGGER
主題歌「Touch Tap Baby
/ハッカドール(高木美佑、奥野香耶、山下七海)

【キャスト】
ハッカドール1号:高木美佑
ハッカドール2号:奥野香耶
ハッカドール3号:山下七海


【ストーリー】
 悩める人類を捗らせるために生まれたパーソナルエンタメAI“ハッカドール”

ポンコツだけどどこか憎めない彼女たちが体を張っていろんな人のお悩みを解決!

今日はアイドル!
明日はコンビニ店員!
明後日はエンジニア!
お次はアニメ制作進行で…
その次は魔法少女!?

「パーソナルエンタメAI ハッカドールがあなたのお悩み解決しますよっ!」



>>TVアニメ『ハッカドール THE・あにめ~しょん』公式サイト
>>「ハッカドール」公式Twitter(@Hackadoll)
>>ハッカドール 公式HP
(C)DeNA/ハッカドール THE あにめ~しょん製作委員会
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