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梶裕貴さんのキャッチコピーは“繊細ホワイト”!?

梶裕貴さんのキャッチコピーは“繊細ホワイト”!? 「ワールドトリガー 嵐山隊長のトリガートーク!!! 番外編」詳細レポート

 2015年9月20日(月)、科学技術館サイエンスホールにて、TVアニメ『ワールドトリガー』のBlu-ray&DVD購入者限定抽選イベント「嵐山隊長のトリガートーク!!! 番外編」が開催されました。イベントに出演したのは、空閑遊真役の村中知さん、三雲修役の梶裕貴さん、嵐山准役の岡本信彦さん、新キャラクター・ゼノ役の阪口大助さん、プロデューサーを務める永富大地氏の5名。2年目突入を間近に控え、ベストシーンの振り返りや制作秘話、新たに始まるアニメオリジナルストーリーについて語られた本イベントの模様をお届けします。

□『ワールドトリガー』とは
 週刊少年ジャンプにて大人気連載中の漫画が原作となっているSFアクションアニメ。2014年10月から放送が開始され、現在は二年目に突入。アニメ化にあたって、シリーズ構成に吉野弘幸氏、音楽・川井憲次氏、キャラクターデザイン・海谷敏久氏は1年目から継続参加、そしてアクションに定評のある小川孝治氏がシリーズディレクターをつとめ、2015年10月から放送開始のアニメオリジナルストーリーを華やかに演出する。オリジナルキャラのキャストには、櫻井孝宏さんや能登麻美子さん、玉川砂記子さん、阪口大助さんら豪華メンバーも決定している。

 
■ キャストの思い入れの強いエピソードは? ベストシーン振り返り!

 開演間近、遊真によるイベント諸注意が読み上げられ期待が高まる場内。そしてイベントが始まり開口一番に「ワーっす!」と元気な挨拶で村中さんと岡本さんが登場します。今回のイベントはWEB番組「嵐山隊長のトリガートーク!!!」の番外編ということで、パーソナリティを務めた2人が今回はMCとして進行していきます。

 最初のコーナーは、放送開始から間もなく1年が経過しようとしている本作の「登壇者が選んだベストシーン振り返り」。このコーナーからは永富プロデューサーを交えてトークが行われていきます。まず、村中さんがチョイスしたベストシーンは37話「ヒーローと相棒」から、病院の屋上にて遊真と修が2人きりで話すシーン。

 「レプリカを失った事に対する修の責任感と、それを修のせいじゃないとなだめる遊真の優しさが見え、2人の絆がグッと強まったシーンです」と村中さんは語った上で「遊真は眠れない身体の持ち主ですが、私は溜まったストレスを睡眠で解消するんです。しかし遊真は出来ないわけで、夜中ずっと1人で色々考えて修のことを心配する気持ちも恐らくあったり……。それを修が目覚めるまでの一週間続けていたと思うと辛かったんですが、でも芝居としては奥が深い場面だとも思いました」と、演じる上で遊真に感情移入していたことを吐露しファンを深く頷かせます。

 それに対して永富プロデューサーは「遊真のテンションがその日の村中さんのテンションにそのまま反映されるんですよ。回想とは言え遊真が死んでしまうシーンのアフレコの日の村中さんのテンションの低さと言ったらね(笑)」との裏話も。

 岡本さんの選ぶ名シーンは16話「動き出す未来」における、ブラックトリガー争奪時の嵐山の場面。永富プロデューサーは当時、嵐山の性格やポジションを完全には把握できていなかったとのことですが、彼の良さは仲間にチャンスを譲り、自己犠牲の精神で勝利をチームに捧げているとコメント。すると岡本さん曰く、アフレコ現場では嵐山隊のメンバーがあまりにも優秀過ぎて、隊長を務める嵐山の強さとは……と話題になったそうです。しかし「修君が目指すべきは嵐山さんだと思います。突出するものはないものの、努力を続け戦略を練り立てる部分はどこか似ているので」と、修の将来的な面も見据えて語りました。

 そして修の名シーンの時間になると、ゲストの梶さんもここで登場。悩むことなく即決したという梶さんの名シーンは、38話「B級ランク戦開幕」の修の記者会見。「特に武力的な力がない修に何故、周りの人は付いて行きたくなるのか人柄が分かるエピソードだったと思います」と話す梶さんに対し永富プロデューサーは「この場面の修は梶さんっぽいんですよね。中村悠一さんも言ってましたけど、梶さんは声に生命力がある、そして修は言葉に生命力がある。その修を梶さんがお芝居していると、2人がシンクロしているように思えるんです」と改めて感動したと述べました。

 ちなみに、その回でマスコミのガヤ録りをしていた村中さんと岡本さんは、シリアスなシーン中ずっとガヤの声に耳を傾けており梶さんに「ガヤのためにチョイスしたんじゃないよ!(笑)」とツッコミを入れられ、会場からは笑い声が聴こえる一幕も。


■ 梶さんのキャッチコピーは“繊細ホワイト”に決定!?

 続いては事前に会場内のファンから募集していたお便りについてトークするコーナーに移行します。中でも盛り上がったのは「単行本のカバー裏に原作者・葦原先生が名付けたキャラクターのキャッチコピー(修の場合、エターナルメガネ)の様に、今回のイベントに出演する方々にもキャッチコピーを名付けてみては?」といった内容のお便り。これには登壇者全員がノリノリで、早速梶さんのキャッチコピーから命名していくことに。

 すると岡本さんが即座に思い付き“繊細ホワイト”と提案。それに因んだ話題で村中さんが、うがいについて触れたところ、急に梶さんが「そうだ、みんな聞いてくれよ!ワートリの現場で、家に帰ったらまず何をするか話題になったんだけど、手洗いうがいって答えたら微妙な顔されたんだよ!」と突如立ち上がり熱弁します。

 「特に我々の職業ってのは風邪ひいたらダメ、鼻声になったらダメ、喉がかすれたらダメ!」と、うがいの大切さを語るも、岡本さんに「後者は元々だし、風邪とかでちょっと悪い方が逆にいいよ(笑)」と一蹴され、急遽会場で手洗いうがいのアンケートを実施することに。結果的に、手洗いうがいを両方する・手洗いだけ・うがいだけ・どちらもしない、の4つ同じ位に票が割れ、最終的には「やっぱ梶くんは繊細だなぁ」と岡本さんが締めたところで梶さんのキャッチコピーは半強制的に“繊細ホワイト”に決定しました。

 一方で岡本さんのキャッチコピーは“ナチュラル・ボーン”と、村中さんと梶さんの合作によって命名。意味合い的には、生まれたままの自然で天真爛漫な岡本さんを意識したとのこと。そして岡本さんと梶さんが“クレイジーダイヤモンド”と、村中さんに名付け、新たなスタンド使いがキャストに誕生し、会場からは多くの拍手が上がりました。


■ 阪口大助さんによってオリジナルキャラクターを徹底解説!

 イベントも終盤に差し掛かり、いよいよ10月から始まるアニメオリジナルストーリー「逃亡者編」について、スペシャルゲストの阪口大助さんを招きトークしていきます。まず新シリーズのアフレコ進行度具合に関して永富プロデューサー曰く、52話までは終えているとのこと。そして阪口さんが演じるゼノについてキャラクターデザインを見ながら紹介され、第一に「こんな衣装だからお腹が冷えます」などと冗談交じりに解説。設定としてはエンジニアとしてメカニックに精通しながら、戦闘能力も優れている文武両道な人物である反面、上から目線で話すことが多々あるキャラクターとも説明され、永富プロデューサーから新たに補足説明が入ります。

 今回の新シリーズは、作品に登場する“乱星国家”を活かした設定になっており、とある乱星国家から地球に逃亡してきたリリス(CV:能登麻美子さん)とゼノを中心にストーリーが展開していくと語られました。また、アニメオリジナルのトリオン兵のデザインも公開され、阪口さんは「武装がたまらんのですよ。僕の好きそうな武装をビュンビュン飛ばすんですよ(笑)」と、エンジニアとしてゼノと関わる場面が期待できそうな発言も。そして、ゼノを演じる上での意気込みについて阪口さんからコメントを頂きました。

▲ゼノ(CV:阪口大助さん)

▲ゼノ(CV:阪口大助さん)

□阪口さん:
 オリジナルキャラなんで僕らもこの先の展開が分からないので、スゴく楽しみですし盛りあげていけたらいいなと思います。そのためならツッコミも厭わないぞ……ということで頑張ります!

 その後、他のオリジナルキャラクターについてや、新キャストである能登麻美子さんと櫻井孝宏さんからのメッセージを読み上げたところで、いよいよイベントは締めくくられていきます。

▲左:ギーヴ(CV:櫻井孝宏さん) 右:リリス(CV:能登麻美子さん)

▲左:ギーヴ(CV:櫻井孝宏さん) 右:リリス(CV:能登麻美子さん)

 そして最後にキャストの方から一言ずつメッセージを頂いたので、紹介していきます。

□梶さん:
 TVアニメ「ワールドトリガー」の放送開始からちょうど一年というタイミングで、日ごろ作品を応援してくださっている皆様と一緒に楽しい時間を共有できて、非常にうれしく思っています。
 村中さん&岡本君の凸凹コンビによる司会も、僕自身最高に楽しかったです(笑)。これから放送は、オリジナル展開に突入していきます。新キャラクターの登場もあったりと、原作ファンの方も、これまでとはまた違った形で楽しんでいただける展開になっていくと思いますので、引き続き日曜朝6時半、早起きしてご覧いただけると嬉しいです。よろしくお願いします。

□村中さん:
 いままでのトリガートークは岡本さんとふたりで収録をしていたため、 反応を見せてくれるのがスタッフさんだけでした。 なので、ツイッターなどで感想をいただくまで、 ファンの皆さんがどう感じられているか直ぐにはわかりませんでした。 今回は皆様からの反応を時差なくリアルタイムに感じることが出来たので、 会場の一体感や参加してくださった方の愛も感じることができましたし、充実していました!
 一年間を振り返ると出会いがあり、大きな戦いがあり、相棒との別れもあって…。作品の中の時間ではほんの数か月の出来事なのですが、 私の中ではかなり長い時間、作品と遊真に向き合ってきたなぁと感慨深いです。まわりのキャラクターとの関係性もどんどん深まっていき、同時にキャストの皆さんとの関係性も深まり、アニメワールドトリガーの揺るがない土台をつくることが出来たと思います。濃密な一年でした。アニメオリジナルって、どうなるんだろう?と気になると思うのですが、台本を読ませていただいて、これは面白い!!と感じました。新しいキャラクター達のバックボーンもキチンと作られていて、原作の世界観を大切にしながらのオリジナルストーリーなので、原作ファンの皆様も楽しめるようになっているんじゃないかなぁと思っております。バトルは勿論、ギャグパートもあり、みんなの会話劇もあって見所満載です!皆様、どうぞお楽しみに…!!!

□岡本さん:
 皆さんの前での「トリガートーク!!!」、ユニークで楽しい村中さん、上手くまとめてくれる梶さん、なにをやってもいつも優しく微笑んでくれる先輩の阪口さん、喋れるプロデューサーの永富さん、今回この5人体制でワイワイガヤガヤしゃべることが出来本当に楽しかったです。
『ワールドトリガー』は修と遊真、成長と変化を繰り返す2人がどういう摩擦係数になるか? というところが面白くて、その2人がどんどん際限なく混ざり合っていく感じが見てて心地良かった。1年間で終わってしまったらもったいないな…と思っていた矢先に、新章として続くということで、またその2人の先が見られるということは純粋に楽しみです。嵐山は登場するのか?と思っていて気になるところだったんですけど、プロデューサーから登場すると聞き、とてもうれしいです!

□阪口さん:
 イベント楽しかったです! 自由に、なにも気負わず、MCのお二人についていくだけで楽しくお話しさせていただきました! 『ワールドトリガー』は1年間続いてきたシリーズなので、プレッシャーはありますが、新章をすでに何本かアフレコさせてもらい、手応えみたいなものは感じています。それを自信に変えられるよう頑張っていきたいですし、良い作品になるようにしていきたいと思っています!

>>TVアニメ『ワールドトリガー』公式サイト
>>TVアニメ『ワールドトリガー』公式Twitter(@Anime_W_Trigger)

(C)葦原大介/集英社・テレビ朝日・東映アニメーション
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