犯人探しは作中だけでなくイベントでも!?　 斉藤壮馬さん、日笠陽子さんほかキャストが人狼ゲームに興じた『六花の勇者』最終回上映会レポート

　2015年7月より放送を開始したTVアニメ『六花の勇者』の最終回放送に先立って、9月21日(月)に山野ホールにて最終回の先行上映会が行われました。
　本稿では、『ハイキュー!!』の山口忠役などで知られる斉藤壮馬さんや、『けいおん！』の秋山澪でおなじみの日笠陽子さんをはじめとする、出演キャストのみなさんも一緒に観客席で最終回を見るというサプライズや、会場のみなさんとニセ勇者を探して盛り上がった人狼ゲームも行われた、このイベントの模様をお届けしていきます。

【出演者】
斉藤壮馬さん（アドレット・マイア役）
日笠陽子さん（ナッシェタニア・ルーイ・ピエナ・アウグストラ役）
悠木碧さん（フレミー・スピッドロウ役）
鈴村健一さん（ハンス・ハンプティ役）
加隈亜衣さん（チャモ・ロッソ役）
佐藤利奈さん（モーラ・チェスター役）

【主題歌アーティスト】
MICHIさん
UROBOROS（上木彩矢さん、黒瀬圭亮さん）

【六花の勇者公式コスプレイヤー】
御伽ねこむさん

　会場の照明が落とされると、まずはUROBOROSのお二人によるオープニング主題歌第二章「Black Swallowtail」のライブからスタート！　本作『六花の勇者』の世界と上手くマッチングしている、ダークでカッコイイ世界観のこの曲を歌い終えると、会場からは大きな拍手が巻き起こりました。
　歌唱を終えたところでこの日のイベントの司会を務めたMICHIさんと本作の宣伝担当でおなじみの、”まっつん”ことポニーキャニオンの松岡さんが舞台上に。

　UROBOROSのお二人にユニット結成のきっかけや、今回のタイアップについてうかがったところで斉藤さんら声優陣をステージ上に呼び込みご挨拶。さっそくオープニングトークへ！
　オープニングトークでは、UROBOROSのライブ中の裏話を繰り広げました。特に印象に残るのはUROBOROSが大好きだという日笠さんのエピソードで、舞台袖でライブを見ている際には写真を撮っていいですかと尋ねていたりしたそうです。

■出演キャストのみなさんと一緒に最終回を見るという、驚きのサプライズ！

　トークが一段落すると松岡さんから説明があり、なんとこの日の出演キャストのみなさんが一緒に観客席で最終回をご覧になることに！　MICHIさんの誘導でみなさんが用意された席に着くと、さっそく上映開始！

　フレミーと協力し、追い詰められながらもナッシェタニアたちの追撃を交わしたアドレットは、合流したハンスとチャモの協力で自身が“七人目”でないことを証明して見せました。では、本当の七人目は誰なのか!?　その答えはアニメ本編で確かめてください。
　七人目の正体に加え、続編を期待させる驚きの展開もあったこの最終回をぜひお見逃しなく！

　上映が終了してキャストのみなさんが再び舞台上へと戻ると、最終回の内容についての話題に。「アドレットだけですよね、まともな人間は」と斉藤さんが発言すると、これに鈴村さんが「ハンスはめっちゃまとも」と反論、即座にアドレットがなに？　とツッコミを入れ、「君のことは未だに疑ってるからね」とコメントし、会場の笑いを誘っていました。
　また、斉藤さんやUROBOROSの上木さんはじめとしたキャストのみなさんも、山形石雄先生の手がける原作小説を読んでらっしゃるようで、この先の物語を期待している様子。なかでも、斉藤さんが原作のネタバレをしてくるというエピソードは印象的で、本作への思い入れを感じさせてくれます。

　最終回に関するトークが終了すると、ここでUROBOROSのお二人が退場。「ニセモノの勇者を探せ！　人狼ゲームコーナー」へ！　このコーナーではキャストのみなさんに加え、MICHIさんと松岡さんも加えた8名で、人狼ゲームを行いました。

■キャストも会場のみなさんも全員参加！　ニセ勇者を探せ！　『六花の勇者』人狼ゲーム！

　ここで、六花の勇者公式コスプレイヤーの御伽ねこむさんがナッシェタニアの衣装を身に纏って登場し、ゲーム進行のアシスタントを務めることに。御伽さんのあまりのセクシーさに鈴村さんが「お仕事なんで、僕ガン見しますから」と宣言、しかし御伽さんの年齢が19歳であることが明かされると、「19歳をガン見したらダメな気がする」とコメント。すかさず「気が付きましたか？　仕事でもダメですよ」と突っ込んだ佐藤さんにたしなめられる場面もあり、会場のみなさんの笑いが絶えませんでした。

　ここで、今回の人狼ゲームのルール説明がゲームマスターの方より行われました。今回は人狼ゲームに存在する村人や騎士といった役職を、『六花の勇者』の世界観に合わせるということに。その詳細は以下の通りです。

【人狼】→【ニセ勇者】または【七人目】
【村人】→【勇者】
【騎士】→【地上最強の男】
【ハンター】→【火薬の聖者】

　さらに昼会話の結果、殺害する人物を決める役目は観客のみなさんに委ねられました。キャストのみなさんが昼会話で怪しいと思った人に御伽さんから受け取った花を手渡し、その花を渡された数名のなかで一番怪しいと思った人に観客のみなさんが拍手で投票、殺害する人物を決定します。
　ルール説明を終えてキャストのみなさんが配られたカードを確かめ、自身が演じたキャラクターでニセ勇者ではないと宣言したところでゲームスタート！　1日目の昼会話に入ると、唐突に日笠さんが「私、アレです！」と発言、なぜかしゃべればしゃべるほど怪しさが増す日笠さんに会場は大爆笑！

　斉藤さんが「俺だって最後のほうまで生き残りたい！」と呟いた場面では、アフレコ終わりにキャストのみなさんで人狼ゲームに興じていたというエピソードが鈴村さんより披露されました。どうやら斉藤さんは、いつもプレイする際にはよくわからないけど胡散臭いという理由で早いうちに殺害されてしまっていたそうです。
　投票へ移ると、斉藤さん、日笠さん、松岡さん、MICHIさんの4名に票が集まりその結果松岡さんが脱落！　ニセ勇者が暗躍する夜の時間が始まりました。

　朝を迎えると最後まで生き残りたいという念願叶わず斉藤さんが殺害されてしまい、これには「もう人のこと信じられないよ！」と漏らしていました。しかし、ここで特別ルールとして会話には参加できないが、幽霊として怪しいと思う人への投票権は与えられることに。

　昼会話ではまたもや日笠さんが口火を切り、誰が地上最強の男だったのかという会話になったところで投票へ。
　やっぱりペラペラしゃべりすぎているのかキャストのみなさんは、8人中6人が日笠さんに投票。これに大いに動揺していた日笠さんのほかには、ここまであまりしゃべっていなかった佐藤さんと、幽霊となった斉藤さんによって加隈さんに票が集まりました。

　その結果、実は火薬の聖者だった加隈さんが殺害されてしまったので、MICHIさんを道連れにしてふたりが幽霊に。そして次の朝を迎えると日笠さんが殺害されたことで残りは悠木さん、鈴村さん、佐藤さんの3人に！　一体ニセ勇者は誰なのか!?　ここで、最後となった3日目の昼会話を迎えました。

■ニセ勇者の正体は!?　そして地上最強の男はやっぱりあの人！

　会話をはじめるとニセ勇者がひとり殺されていることが明らかになっている以外にはヒントが少なく、大いに悩んでいるところでなんと時間が押していることがゲームマスターの方より暴露。あっという間に時間切れになり投票へ！　最後は鈴村さんと佐藤さんのふたりの決選投票の結果、佐藤さんが殺害されてしまったことで決着！　今回の人狼ゲームは、ニセ勇者だった鈴村さんとMICHIさんの勝利となりました。

「何もしない間にみんなが死んでいく」「実は何の作戦もなかった」とコメントした鈴村さんは、誰が地上最強の男だったのかと問われると、見事斉藤さんだったことを的中させました。地上最強でもルールには勝てないとは斉藤さんの談。そんな斉藤さんが一番最初に庇ったのは悠木さんだそうで、絶対にニセ勇者ではないと思っていたそうです。

　ここで人狼ゲームが終了し、MICHIさんによるライブコーナーへと移りました。歌うのはもちろんオープニング主題歌「Cry for the Truth」！　最終回でも再びオープニングとして用いられたこの曲をカッコよく歌い終えると、当日の出演者全員が再び舞台上へ。

　最後はBlu-ray＆DVDなどの告知を挟んで、今回の上映会は幕を閉じました。遂に七人目を暴き出したアドレットたちでしたが、彼らの旅はまだまだ続く！　最終回では新たな謎も生まれ、今後の展開を大いに期待させてくれたので気になる方は原作を要チェック！
　キャストのみなさんも口々に面白いと呟いていた本作の今後をぜひとも期待したいところです。

>>『六花の勇者』公式サイト