お互いの趣味の話に興味津々! 『夢色キャスト』キャラインタビュー:雨宮 仁さん&桜木陽向さん
演劇界の巨匠・朝日奈真氏が設立。現在は、実の息子である朝日奈響也さんが主宰を務めるミュージカル劇団「夢色カンパニー」。本サイトでは、この劇団に所属する気鋭の役者たちへのインタビューを全3回に分けて行っています。2回目に登場するのは、雨宮 仁さんと桜木陽向さん。今回も、公演後にお時間をいただきインタビューを行いました。
■ 精神年齢はけっこう近い? “大人なふたり”に聞いた劇団のこと互いのこと
――公演、お疲れ様でした! 主人公の切なさが手に取るようにわかって……涙がとまらなかったです。客席の後方で観させていただいたんですが、観客のみなさんの引きこまれ方も凄まじいものがありましたね。
雨宮 仁さん(以下、仁):毎回、客席の反応が違うのでやりがいがあります。今日のお客様は特に反応がよくて、出演者も気合いが入っていました。特に今回の『PHANTOM of the MASQUERADE』は、主演である怪人役の蒼星が役になりきっていてすごい。必見ですよ。
桜木陽向さん(以下、陽向):ソロのパートで大きな拍手をもらえたのが嬉しかったです。あとは、カーテンコールのスタンディングオベーション! もちろん見に来てもらえるだけで励みになりますが、拍手や歓声をいただけるともっと嬉しい。そのためには自分のパフォーマンスをさらに上げていかないといけないと思っています。
――確かに! 私もあの光景を見てまた感動が押しよせてきました……! ところで、今回はおふたりがインタビューに応じてくださるということで。誤解を恐れずに言うならば、「気が合うのかな?」と思っていたコンビだったので、ちょっと意外だったんですよ。年齢も離れていますし……。
仁:年は離れてるけど、気が合うなら年齢は関係ないと思います。ヒナは実際、子どものころから芸能界にいるだけあって考え方が大人びてるしね。
陽向:そうかな? たしかに、年齢はあまり気にしたことはないかもね。ジンちゃんはいかにも大人の男性っていう感じで憧れてます。あと、海外にいたからファッションセンスがかっこよくて、色々教えてもらってます。
仁:おいおい、ヒナはお世辞がうまいな。それを言うならヒナもだろ? こいつのセンスはすごいんですよ。見てもらったとおり、衣装のクオリティも高いですしね。
陽向:今回は怪人役のそーせいのマスクにかなり力を入れました!
――そう考えると、かなり価値観の似たおふたりなのかもしれないですね。では、普段もふたりで過ごすことが多い?
仁:一緒に服やアクセサリーを買いに行ったりすることはありますね。お互いおすすめのお店を教え合ったり。
陽向:昨日は、ジンちゃんが作ってくれたカレーをご馳走になりました。ジンちゃん凝り性だから、スパイス色々ブレンドしてて、お店で出してるカレーみたいなんですよ!
――そんな仲の良いおふたりにも、「ここはあり得ない!」って思うところはあるんでしょうか?
仁:お酒が飲めない年齢なのに、なぜかつまみ系が好きなところですかね。からすみとか。
陽向:なんで? からすみ美味しいじゃん。
仁:……ほんとに味覚が渋いよな。
陽向:ジンちゃんのありえないところ……地図を読むのが嫌いって言いながら、しょっちゅう旅行に行って楽しんでるところ。
仁:地図がなくても、なんとなく歩いてると目的地に着いちゃうんだよな。
陽向:カンパニーでは「野性の勘の持ち主」って呼ばれてます。
――それはすごい(笑)。ではでは、おふたりの趣味のお話も。陽向さんは、懐中時計が好きだったりとちょっと渋い趣味をお持ちだと聞きました。最近手に入れたお気に入りのアイテムはありますか?
陽向:アンティークショップで見つけた、1800年代後半のフランス製懐中時計です。なかなか出回らないので、もう絶対手に入らないと思っていたから嬉しくて、パッと見てすぐ買ってしまいました。
仁:若いのに渋い趣味ですよね。
――本当に!
陽向:アンティークって、今では考えられないようなデザインのものがあるんだよね。職人の手作りで、一つひとつ持ち味が違ったりとか。おじいちゃん……祖父が懐中時計を集めるのが趣味で、それでボクも興味を持つようになったんです。
――一方の仁さんは、博識でもありますし、趣味にもこだわりがありそうなイメージですが……今は何にハマっている?
仁:最近ハマってるのはアクセサリー作りかな。店に売ってるものでは満足できなくなってきて、自分で作ったほうが早いと思って。今つけてるブレスレットもそうです。
――わっ、すごい!
陽向:え、それいいな! ボクも欲しい。
仁:今度作ってやるよ。
陽向:やったー!
――微笑ましい光景が見られたところで、劇団の話に戻しましょう。おふたりにとって、「夢色カンパニー」はどんなところですか?
仁:創立者の朝日奈真先生は、俺にとってミュージカルに出会わせてくれた恩人なんです。その朝日奈先生が残した劇団を盛り上げるのが恩返しだと思っています。
陽向:ミュージカルはテレビドラマと違って、お客様の反応が直に感じられるという魅力がありますね。夢色カンパニーは、その魅力に気づかせてくれた大事な場所です。
――好きな演目や、得意分野なども伺えれば!
仁:ブロードウェイのダンスカンパニーに所属していた者としては、ダンスで魅せられる演目が好きですね。自然と気合いが入ります。
陽向:ジンちゃんのダンスは本当にすごいよねぇ……。逆にボクの得意分野は演技かな。ストーリー性のある演目が得意なので、ぜひ劇場に見に来てください!
――おふたりとも見せ場でキッチリ見せてくれますもんね! では、将来的にやってみたいことはありますか?
仁:海外公演です。ブロードウェイで夢色カンパニーの公演ができたら最高に嬉しいな。
陽向:個人的には、大人っぽい役にも挑戦したいです。この身長と童顔なので、どうしても若い、と言うか子どもに近い役が多くて……。
仁:毎日牛乳飲んでるもんな。
陽向:ち、ちょっと……! そういうことバラさないでくれる?
仁:あはは、悪い悪い。皆さん、期待していてください。
――(笑)。ともあれ、そういった夢のためには、今現在の「夢色カンパニー」で“やるべき”ことがあるかと。
仁:俺はキャストの中では年長なので、自分の経験を後輩たちに伝えていきたいと思っています。
陽向:ボクはずっと子役でテレビドラマなどには出ていましたが、ミュージカル役者としてはまだまだです。もっと精進してお客様に夢を与えられるようにがんばります!
落ち着いた空気をまとい、じっくりと言葉を選びながら話してくださったふたり。その光景は、確かに歳の差を一切感じさせませんでした。さあ、次回はもう最後のひと組です。メンツがメンツなだけに、ドタバタな予感しかしませんが……それも含めてお楽しみに!
[文・松本まゆげ]
◆夢色キャストとは
セガとランティスがタッグを組み開発した、女性向けゲームアプリ「夢色キャスト」に登場するミュージカル劇団の名称。ゲーム内には、同劇団7名のメインキャストとの“恋愛ドラマ”や、演目で使用される楽曲のを用いた“リズムアクション”、劇場を自分好みに飾っていく“ファーム”といった要素が組み込まれています。
楽曲のLyric Producerに畑亜貴さんを迎えているほか、メインキャストを演じる声優陣も豪華とリリース前から話題に。本稿のインタビューで登場した朝日奈響也は逢坂良太さんが、橘 蒼星は豊永利行さんがそれぞれ演じています。
【夢色キャスト】
ジャンル:ミュージカルリズムゲーム
価格:基本無料(アイテム課金あり)
サービス開始:iOS/Android 配信中
メーカー:セガゲームス
[クリエイター]
Lyric Producer:畑 亜貴
メインキャラクターデザイン:ののかなこ[FiFS]
キャラクタースーパーバイザー:曽我部修司[FiFS]
原作・シナリオ:夢色カンパニー
[CAST]
逢坂良太、花江夏樹、豊永利行、上村祐翔、林勇、小野友樹、畠中祐
>>『夢色キャスト』公式サイト
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