これが『おそ松さん』流の勧善懲悪!? TVアニメ『おそ松さん』第10話「イヤミチビ太のレンタル彼女」を【振り返り松】
TVアニメ『おそ松さん』の各話エピーソードを、視聴者の声とともに振り返る【振り返り松】。12月7日深夜より順次放送の第10話は、アバンにカラ松とおそ松が登場! “イタい”という自覚のないカラ松が「なぜ、みな痛がるんだ……」と悩みを打ち明ける、ショートストーリーからスタートしました。
自分の顔がプリントされたタンクトップを着たりカラコンをつけたりと、この日もイタさ全開でおそ松のあばらを崩壊させたカラ松。“ハリネズミのジレンマ”は増すばかりですが……そんな彼へ向けておそ松が言った「変わらなくていいよ」というひと言に、視聴者からは同意の声多数! 「そう、イタいからこそカラ松!」「イタいままでいて」など、多くの声が挙がっていました。
おそ松の言葉に視聴者の気持ちも乗ったのか、最後には満足気な表情を見せたカラ松。「これに気を良くして、今後はもっと痛くなってしまうんじゃないか」と期待が高まりつつ、本編に繋ぎます――
今回の本編は、1話まるごとイヤミとチビ太を主人公に据え、物語を展開させました。女体化して美女になったふたりが、1時間500円(オプション別)の“レンタル彼女”となり、6つ子からお金を絞りとっていきます。
本編でイヤミが「名コンビ復活ザンス」と言ったように、彼らと言えば『おそ松くん』ではほぼ主役だったキャラクター。前作を知る視聴者もこれにはしっかり反応し、「こういう話もちゃんとあるんだね!」「このコンビにはやっぱり6つ子と対立してもらわないと」と、当時を懐かしむ様子が見られました。
注目が集まるエピソード。主な見どころひとつめは、6つ子が女体化したイヤミたちの策にまんまとハマったところです。“彼女”たちと個々にデートをした6つ子。巨額のオプション料金を払わされたことよりも美女とデートできた幸せのほうが勝ったようで、「デート資金を貯めるために働く」という、驚愕の行動に走らせました。視聴者からは「やればできるじゃん!!」「一松から『やっぱ人間、目標をもって生きなきゃ』なんて言葉が聞けるとは……」との声が。恐るべき底力を見せつけた彼ら。この姿は、多くの人を勇気づけたかもしれません……!
そして、もうひとつの見どころは終盤。イヤミとチビ太の企みがすべてバレてしまい、6つ子から制裁を加えられたシーンです。なんとも形容しがたい表情をして、全力で復讐する6つ子。その、手を一切ゆるめない完璧なシゴトぶりに“『おそ松さん』流の勧善懲悪”を見ることとなりました。ここでは、「こわい(笑)」以上の言葉が出ない視聴者も。また、とくに光っていたのは一松。その場の指揮をとるほどで「すごい生き生きしてる……」との声があがっていました。彼には、まだまだ隠された顔がありそうですね。
「前作の『おそ松くん』と似た雰囲気を感じた」という“懐かしさ”も手伝ってか、「見応えあった!」との声も目立った第10話。みなさんの目にはどう映ったでしょうか? 前作を知らない世代の方は、これを機に『おそ松くん』に触れてみると、また違った視点で楽しめそう。映像でも漫画でも、手に取りやすい方で楽しんでみては?
■TVアニメ『おそ松さん』
【放送情報】
テレビ東京、テレビ大阪 毎週月曜深夜1時35分
テレビ愛知 毎週月曜深夜3時05分
BSジャパン 毎週土曜深夜0時00分
AT-X 毎週火曜深夜0時30分
【スタッフ】
原作:『おそ松くん』 赤塚不二夫/「週刊少年サンデー」(1962年~1969年)他で連載
監督:藤田 陽一
キャラクターデザイン:浅野 直之
シリーズ構成:松原 秀
美術監督:田村 せいき
色彩設計:垣田 由紀子
撮影監督:福士 享
編集:坂本 久美子
音楽:橋本 由香利
音楽制作:エイベックス・ピクチャーズ
音響監督:菊田 浩巳
音響制作:楽音舎
アニメーション制作:studioぴえろ
【キャスト】
櫻井 孝宏(おそ松)
中村 悠一(カラ松)
神谷 浩史(チョロ松)
福山 潤(一松)
小野 大輔(十四松)
入野 自由(トド松)
遠藤 綾(トト子)
鈴村 健一(イヤミ)
國立 幸(チビ太)
上田燿司(デカパン)
飛田 展男(ダヨーン)
斎藤 桃子(ハタ坊) ほか
【パッケージ情報】
●Blu-ray&DVD『おそ松さん』第一松
2016年1月29日(金)発売
Blu-ray 6800円(税抜) DVD 5800円(税抜)