男6人でバレンタイン! 風間俊介さんの手作りチョコレートの行方は!? 劇場版『遊☆戯☆王』アフレコイベントレポート
今や全世界で多くのユーザーに親しまれており、幾度と無く世界大会も開催されている『遊戯王オフィシャルカードゲーム』。本作は高橋和希氏の漫画『遊☆戯☆王』を原作に様々なメディアミックス展開が行われ、2000年から放映されたTVシリーズは、世代交代を経て現在も放送中です。その中でも、未だに根強い人気を誇るアニメ『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』シリーズの劇場版『遊 戯 王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』が2016年4月23日(土)よりロードショー!
原作者である高橋和希氏が製作総指揮を執り、キャストも当時のメンバーが再集結。誰も見たことのない、原作のその後がオリジナルストーリーとして描かれ『遊☆戯☆王』の歴史に新たな1ページを刻みます。そんな本作の公開に先駆け、メインキャストである風間俊介さん(武藤遊戯役)、津田健次郎さん(海馬瀬人役)を招いてアフレコイベントが実施されました! また劇場版で新登場する百済木軍団のリーダー・百済木を演じる芸人のケンドーコバヤシさん、百済木の手下を演じるジャングルポケットもイベントに参加し、本作を大いに盛り上げました。本稿では大盛況に終わったイベントの模様をレポートしていきます。
■ 遊戯と社長の掛け合いが再び蘇る!
イベントが始まると、およそ十数年ぶりに風間さんと津田さんが、遊戯と海馬として肩を並べ登場! 本作に参加するにあたり、簡単な挨拶が述べられました。
□風間さん
この作品は僕が声優経験がなく、どうやっていいか分からないときにゼロから育ててくださった作品です。今こそ、この作品に恩返しするタイミングだと思い、この映画の主演・武藤遊戯を務めさせていただきました。
□津田さん
『遊☆戯☆王』が十数年ぶりに復活ということで気合が入っております。今春公開になりますので、更に『遊☆戯☆王』が盛り上がるよう演じさせていただきました。
また十数年ぶりに演じる各々のキャラクターについて、風間さんは「武藤遊戯は千年パズルというアイテムによって、2つの人格が1人の人間の中に入っており、原作の最後でその相方と戦って決別したわけですね。本作はその後の物語ということで、前作の遊戯は気弱な少年だったんですが、本作ですごく成長しています。だから成長した遊戯の姿を皆さんに見ていただけるのではないかと思い、声も少し大人っぽく演じました。そして変わっていく主人公・武藤遊戯と比べ、津田さん演じる海馬瀬人は変わらないお姿でしたね(笑)。だから変わるもの、変わらないものを楽しんでいただければと思います」とTVシリーズと比較した遊戯が注目なことを語ります。
一方で津田さんは「俊介が言ってくれたように、海馬は相変わらず元気です(笑)。ほぼ変わらず吠えております(笑)。それが海馬の良さと言いますか、遊戯と共にファンの皆さんから愛されている所以なのかなと思います。映画のお話をいただいたときに、原作者の高橋先生とお話させていただき“海馬は海馬だよ”と、海馬の強さが物語を引っ張っていくことを聞きました。そしてアフレコでは“社長お元気ですね”という感じで、変わらない海馬のカッコよくもユーモラスな姿が見られるのではないかと思います。海馬のシーンではアフレコ中も2人で笑いながらやった記憶があります(笑)」と、作中でも遊戯のライバルとして初期から登場し、根強い人気を誇る海馬についてコメントしていきました。
そして、公開アフレコがスタート。今回は、劇中のワンシーンである遊戯と海馬の掛け合いを改めて再現。アフレコでの遊戯はTVシリーズと比べ、声に深みが増して少し大人びた雰囲気で演じられます。対する海馬は、当時と変わらない雰囲気を残しつつ、よりパワーアップした迫力で遊戯に迫っていきました。
■ 最凶最悪の百済木軍団がここに集結!
一通りアフレコを終えると、続いて作中に登場する最凶最悪の百済木軍団のリーダー・百済木を演じるケンドーコバヤシさん、百済木軍団の不良を演じるジャングルポケットの斉藤慎二さん、太田博久さん、おたけさんが登場! するとケンドーコバヤシさんは「挨拶の前に、この度の謝罪を……」と、謝罪会見に見せかけたボケを披露し、会場の笑いを誘います。
そんなケンドーコバヤシさんへ、本作へ出演する話を聞いたときのことを尋ねられると「最初にお話をいただいたときは自宅に居ました。そのときはお湯が沸いていて、宅配便も来て、TVも点いており、非常にてんやわんやなときでした。そこで電話がかかってきたので“今それどころじゃない!”とマネージャーの電話を一度切ってしまいました。後で留守電を聞いて噛み締めましたね、素晴らしい役をいただきありがとうございますと(笑)」と当時のエピソードを冗談交じりに披露しました。
ちなみに本作が声優初挑戦のジャングルポケットの3人は「ケンドーコバヤシさんが難なく演じていたので、自分達もしっかりやらなきゃという気持ちで付いて行くことに必死でした」と話しました。また今回、不良役を務めたジャングルポケットですが、不良D役のおたけさんは台本を貰った際に自分のセリフがなかったため、急遽不良CのセリフをDに分けてアフレコをしたことを明かします。
そしてジョークを交えつつ、百済木軍団によるアフレコがスタート! 遊戯の友人・城之内克也と対峙するワンシーンを再現し、各々ドスの効いた低い声で演じていきます。斉藤さん、太田さん、ケンドーコバヤシさんの順にアフレコし、最後におたけさんがセリフを吐き捨て、そのシーンは終了という流れで行われました。
しかし、ここでケンドーコバヤシさんがおたけさんのセリフをうっかり奪ってしまい、おたけさんは一言も話すことなくアフレコが終了してしまいました。この扱いにおたけさんも抗議し、再び録り直しを要望します。おたけさんがギラギラと待ち構える中、またもやケンドーコバヤシさんがセリフを奪ってしまいアフレコが終了。再度、ケンドーコバヤシさんやスタッフに抗議しましたがオッケーテイクとなり、おたけさんは一言も喋らずにアフレコは終了しました。
最後に司会からジャングルポケットへ向けて、本作はどのような作品になるのか尋ねられると、おたけさんは大きな声で「今日イジられるために連れてこられたんじゃないですか!?」とツッコミ、会場からは大きな笑いが起こりました。
■ 甘く苦い風間さんのバレンタインの思い出とは!?
またフォトセッションではバレンタインということで、千年パズル型の巨大チョコレートが登場! するとキャスト陣が、高校時代のバレンタインの思い出を披露することに。中でも風間さんは「僕には姉がいるんですけど、バレンタインのチョコレートを作るとき、ついでとして一緒に作っていて、僕の方が上手く作れちゃったんですよね。そうしたら姉が僕のチョコレートを頂戴と言って、僕が作ったチョコレートがどこかの男の手に渡ってしまいました。手作りとしてどうなのかな~と思いつつ、それから女性から貰うチョコレートは疑うようになりましたね(笑)」と苦い顔で話します。
ケンドーコバヤシさんからは「僕は高校時代、ラグビー部のキャプテンだったんです。そこで何故かラグビー部では、キャプテンとマネージャーはカップルになるという伝統がありましたが、遂にバレンタインにマネージャーに呼ばれたんです。僕もドキドキを隠して、どうした?と言ったら“私、彼氏がバスケ部のキャプテンなんで、そっち応援してもいいですか?”と言われてしまいましたね! ラグビー部の永きに渡る伝統を僕はぶち破ってやりました!(笑)。伝統は壊すものですね!」との思い出が飛び出し、会場は笑いの渦に包まれました。
そして最後にキャストを代表して、風間さんから本作を楽しみにしている方へメッセージが送られアフレコイベントは終了となりました。
□風間さん
本当に長く愛されている『遊☆戯☆王』の原作の続きということで、皆さんが待っていた遊戯が帰ってきます。あの頃少年だった皆さん、もう子供が出来て親子で『遊☆戯☆王』を見ているお父さん達、全ての方に喜んでもらえる作品になっていますので、皆さん是非ご覧ください!
■ 公開情報
劇場版『遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』
☆2016年4月23日(土)☆開始!
【INTRODUCTION】
「遊☆戯☆王」その後のエピソードを描いた初の長編映画
その後、最も売れたトレーディング・カードゲームとして、ブームの火付け役ともなった「遊☆戯☆王」。連載開始から20周年となる2016年――劇場に登場!
原作者の高橋和希自らが製作総指揮を執り、キャストは「遊☆戯☆王デュエルモンスターズ」当時のメンバーが集結! 未だ誰も見たことのない、原作のその後をオリジナルストーリーで描くなど、「遊☆戯☆王」の新たなヒストリーが世界を席巻する!
【STORY】
千年パズルを完成させたことにより、≪闇遊戯≫という、もう1人の人格を呼び覚ました武藤遊戯。海馬コーポレーションの社長にして決闘者(デュエリスト)の頂点に君臨する海馬瀬人や、仲間たちと数々の死闘を繰り広げたが、過去との因縁により、もう1人の自分との闘いを余儀なくされ、遊戯と闇遊戯はついに決別し、別々の道へ旅立つこととなった――。
そうして、闇遊戯との最後の決闘を終えて、日常を取り戻したかに見えた遊戯たち。その前に現れた謎の少年≪藍神(あいがみ)≫。そして、世界中で次々と起こる謎の失踪事件。ただひたすら千年パズルを探し求める海馬。すべてのピースが合わさるとき、再び決闘(デュエル)の幕が切って落とされる!
■ スタッフ・キャスト
原作・脚本・キャラクターデザイン・製作総指揮:高橋和希
出演:
風間俊介 津田健次郎
花澤香菜 日野聡/齊藤真紀
林 遣都
監督:桑原 智
美術監督:中村 隆
撮影監督:枝光弘明
音響監督:松岡裕紀
>>劇場版『遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』公式サイト