島﨑信長さん、佐倉綾音さんら声優陣の「キス音」に会場もドキッ!『アクエリオンロゴス』ファン感謝イベントレポート
2015年7月から12月まで放送された、「アクエリオン」シリーズ第3作のTVアニメ『アクエリオンロゴス』。最終話の熱気が冷めやらぬ中、『アクエリオンロゴス』ファン感謝イベントが1月24日(日)、東京の一ツ橋ホールにて開催されました。
イベントには、灰吹陽役・島﨑信長さん、月銀舞亜役・佐倉綾音さん、綺声神心音役・千菅春香さん、空篠翼人役・梅原裕一郎さん、土聞努虫役・淺井孝行さん、海凪花嵐役・小澤亜李さん、そして剣嵜総役・安達勇人さんのメインキャスト7人が集結。アフレコ裏話などのトークはもちろん、朗読劇あり、ゲームあり、ライブありの充実した2時間半となりました。この記事では、大盛況となったイベントの模様をお届けします!
■ 創声部による生“朗読劇”で幕開け!
「ただいまより、SHIROBACO創声部による朗読劇『三匹の子豚 in 白鳥の湖 in 一ツ橋ホール』を披露します」
梅原さんの声が会場に響くと、スポットライトとともに梅原さん、淺井さん、千菅さんが登場! アニメの中でも創声部が演じていた「三匹の子豚 in 白鳥の湖」――今回のために書き下ろされたスペシャルバージョンの生披露でイベントの幕が開けられます!
配役は、梅原さんが長男豚で、淺井さんが次男豚。対して、千菅さんは白鳥です。狼が来ても壊れない丈夫な家を建てるために、豚たちが白鳥を湖から追いだそうとしているようです。
そこへ登場したのは、三男豚に扮する島﨑さん。「丈夫な家を建てるためなら、俺はどんな罪も背負っていける。なぜなら俺は……豚だから!」と、のっけから陽の決めゼリフのパロディが炸裂し、会場は笑いに包まれます。そこへ魔女に扮した舞亜役の佐倉さんが現れ、怪しげなリンゴを努虫の手に。口にした努虫はグッタリと倒れ、「し、死んでる……」と翼人が看取ります。アニメでも悲しい最期を遂げた努虫ですが、朗読劇でも安定のこの扱い……。会場も大きく湧きます。
そんなドタバタの中、カッパに扮する花嵐役の小澤さんが登場し、「舞亜ってば、台本間違えてるよ! それは次回のやつ!」「カッパ役の私がいつまでたっても出れないじゃん!」と全力のツッコミ。陽の「なぜなら俺は……豚だから!」というセリフから、劇を仕切り直します。
しかし、その後も舞亜は台本を間違え続ける展開に。鶴として登場しても、努虫を攻撃! 翼人が看取ると、花嵐がまたもや台本間違いをツッコミます。「なぜなら俺は……豚だから!」と島﨑さんが再度仕切りなおすと、今度は安達さんが「僕は、あの時の剣嵜総だ!」「舞亜、迎えに来たよ!」と登場。その途端、キジに扮した舞亜が攻撃! よけた総に代わって、またもや努虫に命中してしまします。
そんな怒涛の展開が続いた末、アニメ2クール目と同じく、今度は覚醒した総が登場。それを見た陽はやはり、「イメチェンしすぎ」とピシャリ。「なぜ俺の邪魔をする」、「なぜなら俺は……救世主だから!」というやりとりの後、舞亜をめぐる陽と総の激しい戦いが始まり、流れ弾にあたった努虫はまた死んでしまうハメに……。
「こうして、豚と鶴は末永く殴り合いましたとさ。めでたしめでたし」。アクエリオンロゴスらしい、そして創声部らしい、カオスなギャグ展開の朗読劇に、会場からは割れんばかりの拍手が送られました。
■ 気になるあのシーンをキャストが検証! 振り返りトーク
朗読劇を演じきったメインキャストの7人ですが、イベントでこのメンバーがそろうのは今回が初めて。舞台へ再登場すると、大きな拍手に包まれました。それぞれが挨拶をする中、この日ひときわ注目を集めたのは、髪をオレンジ色と黄色に染め、学ラン姿で努虫をほぼ完璧に再現した淺井さん! 「朗読劇をやると聞いて、慌てて学ランを用意しました」という言葉からは、役者魂がにじみ出ていました。
そこからまずは、メインキャストそれぞれが印象的だったシーンや、お気に入りのシーンをチョイスする「振り返りトーク」へ。安達さんが最初に挙げたのは、第1話で総と舞亜の合体が解け、陽と舞亜が初めて合体するシーンです。「1話から主人公に寝取られるってどういうことですかみなさん! 僕は悔しかった!」と安達さんが息巻くと、島﨑さんは「なんか恥ずかしくなっちゃった」とポツリ。「そもそも、(舞亜は総を)最初から男として見てたことなかったよ」という佐倉さんの一言も、安達さんに鋭く刺さっていたようでした。
梅原さんは、真面目な翼人が意外な一面を見せた第5話をセレクト。「俺は……俺は……俺は……スクール水着が……好きだぁぁーーー!」という問題のシーンが再生されると、客席は爆笑の渦に包まれます。この強烈なギャグ回を経て、アフレコ現場の雰囲気も和らいだそうです。「もともとこういうキャラだとは聞いていなかったので、まさかこんな趣味があるというのは……台本をいただいて初めて知りました。ただの真面目なメガネじゃないんだなというところで、割と個人的にはうれしかったです」とも、梅原さんは話していました。
そこから挙げられたのは、第16話――総が覚醒したシーン(安達さん)、第18話――花嵐が天箱舟(てぃのあ)にベンチで「嘘と一緒に生きていく」と告げるシーン(千菅さんと梅原さん)、心音が失恋するシーン(千菅さんと安達さん)といったラインナップ。そして島﨑さん、小澤さん、淺井さんの3人のチョイスが一致したのが、物語の中でも特にショッキングだった第21話、努虫最期のシーンでした。
島﨑さんは「誰も死なないと思っていたので衝撃でした。死が間近に迫ってきた時の淺井さんが背負ってる空気感とか、背負い方がすごく素敵だと思って。陽としても島﨑信長としても、いろんなものを受け取ったシーンでした」とコメント。淺井さんは、アフレコ1週間前に台本を渡された時、急に余命を宣告された気分だったと言います。「来週以降、出番ないのかなと思ったり、いろんな感情が重なってきて。自分がアフレコに来なくなった後も、当たり前のように知らないところで世界が動いていくのかなと……。最後はもう、ショウコちゃんのことが本当に好きになっちゃいました」と熱い心の内を話していました。
そして最後に佐倉さんが選んだのは、やはり外せない第25話、舞亜と陽が再会するシーンでした。「この想いを……声に! 受け止めて! 陽!!」というセリフの直後、陽が現れた瞬間に、声にならない声が入っているといいます。「うれしいとか、報われたとか、いろんな気持ちを(この声に)乗せていて……。25話分の想いが乗っかったシーンだと思います」と感慨を話します。毎回アフレコに5時間以上をかけていたという『アクエリオンロゴス』。演じるキャストとしても、シーンの一つひとつに思い入れが尽きないようでした。
■ まさかの、全員が「熱いキス音」を披露する展開に!
振り返りトークの次は、クイズコーナー「そうだ! 舞亜の言う通り!」へ。Blu-ray&DVDのCMでお馴染みの総のセリフにちなんだこのコーナーでは、出題された問題に、舞亜役の佐倉さんならどう答えるのかを当てていくというものです。
第1問は、「陽の「ココだけは好きになれない」と思う所はどこでしょう?」。 陽役の島﨑さんは「そんなところなんてない!」と回答したものの、正解は「髪型(もみあげ)」で、ほぼ全員が正解! 続く第2問は、アニメ中の敵・M.J.B.K(モジバケ)にちなんだ、「「この漢字がなくなると一番困る」と思う漢字はなんでしょう?」というもの。島﨑さん、梅原さん、小澤さんが「声」と回答するものの、佐倉さんの正解は「綾」。書類提出ができなくなるから! という超難易度の理由に、全員がお手上げでした。
最後の問題は、「最終話で「私が心をあげる」と言って陽に告白をした舞亜ですが、佐倉さんが考える最高の告白セリフはなんでしょう?」。梅原さんは迷わず「合体しよう!」と答えて不正解。安達さんは総から舞亜に向けて、「あの時からは全然変わったから、僕と一緒に気持ちよくなろう!!」と回答をしますが、舞亜役の佐倉さんからは「いや、こっち見んなよ」と一蹴! あえなく撃沈していました。気になる佐倉さんの正解は、「愛してますよ……(ここで熱いキス音)」というもの。なんと、佐倉さんが考えるこの理想の告白セリフを、一人ひとりが披露する流れに突入します!
島﨑さんはここぞとばかりのイケメンボイスで、淺井さんは素朴なかっこよさを感じるトーンで披露し、会場の女性陣からはキャー? という悲鳴が。続く千菅さんは、「愛してまっすぅよ。んん~~むぅっ!」と、お色気たっぷり風で披露。キス音がうまくできないという小澤さんは、「愛してますよ……綾音。……あやね……あやね……」と続け、今度は会場の男性陣がゴクリ……。大サービスの内容になりました。
■ ゲームで創声部メンバーの絆が試される!?
そこから次は、「ロゴスチャレンジ」のコーナーに突入! 「M.J.B.K 「嘘」 見破れ!ロゴス制作秘話!」では、2択で提示される制作裏話のうち、どちらが本当なのかを全員で選んでいきます。オリジナルアニメということもあり、キャストからスタッフに質問することも多かったという本作。全員で見事に嘘を見抜いていました。
ここで明らかになった制作裏話は……「岩上ショウコ、吉打ケントは実在するモデルがいる」、「剣崎荘厳&総の元々の名前は「日野荘厳」「日野総」だった」、「1話の元々のモジバケは「車」で、必殺技は「轟」で倒す予定だったが、「無限拳」を使うために「巻」にした」、「シリーズ構成の熊谷さんは肉とポテトが大好きで、時期によって芋の産地を変えて自分で仕入れるほどの芋マニア」、「サテライトのアニメーションプロデューサーが小さい女の子に強いこだわりがあり、海凪花嵐のキャラデザについては彼の以降が強く反映されている」の5つ。特に花嵐のスタッフ人気は絶大のようで、これには島﨑さんも「コメントしづらいですね(笑)」と話し、会場の笑いを誘っていました。
続く「M.J.B.K 「電」 電車から風船を守れ!漢字熟語しりとり!!」は、制限時間内に、ホワイトボードに一人ずつ、前の漢字と熟語になるような漢字を書き込んでいくゲーム。ステージ中央には針のついたプラレールがぐるぐると回っていて、レール上の風船を割ってしまうとゲームオーバーとなります。漢字を考えて書き、風船を助けに戻り……というなかなかの難易度ですが、創声部メンバーはプラレールの楽しさに、すっかり童心に帰っていました。
1回目のチャレンジは「総」「合」「体」「育」とうまく続いたものの、千菅さんの番で風船が割れてしまいアウト! 再びプラレールの出す汽笛の音で遊びだす7人でしたが、2回目では本領発揮。何度か危ない場面もありながら、佐倉さんの「(象)印」というファインプレーもあり、見事クリアしました! フィニッシュを決めた1文字は、梅原さんが書いた「(間)男」。なんとも『アクエリオンロゴス』らしい(?)熟語で締めていました。
■ May’nさんと千菅さんのデュエットで、会場の熱気はMAXに!
ここからはお待ちかねのライブ! 島﨑さんに「お前が救世主だ!」とエールを送られた安達さんが、「盛り上がる準備は出来てますか! ライブスタート!」という熱い“フリ”をして幕を開けます。まずは、白地に赤のかわいいワンピースに身を包んだ千菅さんが登場。前期エンディング曲の『ジュ・ジュテーム・コミュニケーション』を披露しました!
続く2曲目は、この日がライブ初披露となる心音の挿入歌『君との今日、わたしの声』。千菅さんは、「心音ちゃんが作中で、自分の気持ちや言葉との向き合い方を、一つひとつ学んでいったり感じていった時に共にあった曲です。この曲をみなさんに直接お届けする機会があって、すごく嬉しいなと思います!」と話します。穏やかで優しい曲調の中、徐々に力強くなっていく千菅さんの歌声……。アニメ第10話『届け! 本当の声』の感動がよみがえるかのようでした。
そこからMay’nさんが4人のバックダンサーを従えて登場! 前期オープニング曲『ヤマイダレdarlin'』と、後期オープニング曲『夜明けのロゴス』の2曲を続けて披露し、会場はさらにヒートアップしていきます。
毎週楽しく『アクエリオンロゴス』のオンエアを観ていたというMay’nさん。「2クール続けてOPテーマを担当するというのは、なかなかない出会いで、本当にうれしく思っています。改めまして本当にありがとうございました!」と喜びを噛み締めていました。また2曲目に千菅さんが歌った『君との今日、わたしの声』はMay’nさんの作詞作曲、自身初の提供曲ということで、特別な思いがあるといいます。
「最初は心音ちゃんの歌だから、そして陽くんが好きだから頑張るっていう、ちょっと恋愛寄りの曲を書いていました。そこから佐藤(英一)監督に、陽が好きだからがんばるんじゃなくて、好きな陽からもらったパワーで自分の力で立ち上がるんだよとお言葉をいただいて、今の形ができあがりました。私だけの力ではもちろん生まれなかった曲で、千菅さんの歌声があり、心音ちゃんの思いがあり、そしてアクエリオンロゴスの世界観があったからこそ、私もこうやって貴重な体験をさせていただくことができました」と話していました。
そしてステージには、黒いドレスと黒いブーツに着替えた千菅さんが再登場! ライブでは初となる、May’nさん&千菅さんによるデュエットで、後期エンディング曲『本当の声をあなたに預けたくて』を披露しました。千菅さんは、「こんなにロックな曲で、しかもMay'nさんとご一緒して、このアクエリオンロゴスという壮大な世界観で……。(自分にとって)かなり挑戦の曲だったんですけれども、結果的にすごく気持ちよく……高まる曲になりました!」とコメント。ファンからの声援も、最高潮に達していました!
全5曲のライブを終えると、楽しかったイベントも幕引きの時間に。創声部メンバーとMay’nさんからそれぞれ挨拶がありましたが、共通していたのは、作品の持つ「声」や「言葉」といったテーマの魅力。それを描き切った『アクエリオンロゴス』という作品への愛でした。
イベントの締めは、そんなキャストとファンによる”合体”! 島﨑さんの「創声合体。叫べ……!」に続いて……「アクエリオーーーーーーーーン!!!!!」というファンの声が、ホールいっぱいに響いていました。
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2016/1/27
★収録話
第11話~第14話
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Blu-ray:9,000円+税
DVD:5,000円+税
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・Blu-ray
【初回生産特典】
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(2)スペシャルドラマCD Vol.4「目覚めろ! 導く者達」
(3)特製32Pブックレット
【毎回特典】
(1)オーディオコメンタリー
第12話:佐倉綾音、安達勇人
第14話:白石涼子、中田譲治
(2)実写映像特典
「剣嵜総7番勝負」第4戦(出演:安達勇人、中田譲治)
(3)PV、CM集第2弾
・DVD
【初回生産特典】
アニメ描き下ろしジャケット仕様
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May'n/ヤマイダレdarlin'
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詳しくは下記をご覧ください。
http://www.jvcmusic.co.jp/flyingdog/-/Discographylist2/Z0445.html
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