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野上武志が『ガルパン』などのキャラ原案画を一挙公開!【後編】

『ガルパン』スピンオフコミック『リボンの武者』はこうして作られた! 野上武志が『ガールズ&パンツァー』『リボンの武者』のキャラ原案画を一挙公開!!【後編】

 現在「月刊コミックフラッパー」にて『ガルパン』スピンオフコミック『ガールズ&パンツァー リボンの武者』を連載されている野上武志先生に、制作秘話を伺ってきたロングインタビュー企画もいよいよラスト! 今回は『リボンの武者』のキャラクターデザイン時のラフ画、戦車の作画資料としている戦車模型、仕事場の本棚など、貴重な画像を交えながら制作のウラ側をたっぷり紹介します!

《インタビュー【前編】はコチラ!》



《インタビュー【中編】はコチラ!》
▲豆戦車テケを駆る侍娘・鶴姫しずかと相棒・松風鈴が、聖地・大洗町で大洗女子と奉納戦車戦! 地元の強みを活かしたバレー部チームはマジパネェ!! MFコミックス フラッパーシリーズ『ガールズ&パンツァー リボンの武者』第1~3巻好評発売中。第4巻は4月23日(土)発売!

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■タンカスロンやキャラクターはこうして生まれた!

――『リボンの武者』を描くことになった経緯を教えてください。

野上武志先生(以下、野上):『ガルパン』のTVシリーズが終わって、映画化決定の発表をした後、映画公開までの間をもたせるコンテンツが欲しいという話が持ち上がったんです。ただし色々と制約があって、まず主要キャラクターを主人公にするのはNG。アニメに登場した学校を舞台にするのもNG。戦車道が存在するあの世界観で、オリジナルのキャラクターを使って描いてほしいという形で依頼が来たんですよ。『ガルパン』の考証・スーパーバイザーを務めた鈴木貴昭さんからその話を振られたのですが、さすがに聞き返しました。「それが出来る人が、日本にいるのか」と。そうしたら、言葉を濁しつつも「何人もいないから、頼んでいるんだ」と言われ、「それならやるしかないな」と思ったんです。

 その後、鈴木さんに何を描くつもりなのかを聞いたところ、水島監督が元々軽戦車も大好きな人らしくて、テケ車とかの活躍も見たがっているという話をされたんです。それを受けて鈴木さんが「軽戦車が活躍できるタンカスロンというのを考えているんだよ」と、戦車で行うラリーの野良競技の設定をA4ペラ1枚にまとめたものを見せられたんですよ。私がそれを見て、「既に実弾で撃ち合っているのに、レースはないだろう」と渋い顔をしたところ、それなら草試合で勝手にやっているファイト・クラブ的なものを「強襲戦車競技(タンカスロン)」と名づけようとなったんです。

――最初にバトルのルールとなる強襲戦車競技(タンカスロン)の設定が決まって、その後に主役の戦車を決めてから、キャラクターという流れですか?

野上:そうです。テケを主役戦車としてどう立たせるかを考えると同時に、どんなやつが乗るのかという形でキャラを作っていったんです。

――『リボンの武者』というタイトルは、『リボンの騎士』のオマージュかとは思いますが、しずかにリボンや武者のアイコンが入れられたのは、どのあたりのタイミングでしたか?

野上:タイトルを決めたのは最後なんです。本当は、手塚治虫先生の名作にはなるべく引っかからないようにしたいと思っていたのですが、最初に「しずかは大きなリボンを着けている」と何の気なしに設定したために、ひと通り企画が出来上がってからタイトルを決める際、どう考えてもリボンがキーアイテムになっていたので、このタイトルになった感じなんですよ。

 戦車道に興味がなかった子たちが、大洗の戦いぶりを見て「私もやりたい!」と思い、この世界に入ってくるというのをコンセプトにしたので、先に鈴を「すごく普通の女子高生」として作ったんです。そして鈴を戦車の世界に引きずり込む子をどうしようかと考えたんですね。こちらが鶴姫しずかの第1稿です。

――えっ!? 全然違いますね。あ、でも制服はほぼ今と変わらないかな。

野上:最初は眼鏡っ娘で、委員長イメージですね。戦車道にケンカを売るというコンセプトだけはありましたが、まだどうするかは考えていた頃です。ただ、大洗女子の背中を追っていく者という役割は最初の段階から入っていますね。これを見ると、武者の格好をするアイデアも最初からあったようです。

――兜を被っているんですね。しかも前立てにトンボを着けていますね。もしもこのままのデザインだったら、トンボさんチームになっていたかもしれませんね。

野上:主人公の学校を決めていく過程で、他作品と被らない穴場的な場所として、鈴木さんから「山梨の学校にしよう」という話が出たんですよ。そして「山梨なら武田だろう」「武田といえば百足衆」、そこからムカデさんチームになったという、連想ゲームのような流れだったかと思います。第2稿ではこうなります。

――もうほぼ完成版ですね。

野上:目つきの悪い女の子というキャラが出来てから、赤いから武田だとか、リボンは指物代わりとか、キャラ付けをしていったんですね。

――これは……作中よりもさらに凶悪な面構えですね(笑)。

野上:大丈夫です。しずかはこれからもっと凶悪になりますから!

野上:鈴ちゃんは最初の段階からほぼ決まっていますね。いかにも普通の女子高生にしたかったんですよ。

――馬的な要素はどのあたりから入ったのでしょうか?

野上:名前の段階で入っていますね。

――最初から愛馬的な立ち位置だったんですね。

野上:バディもの(主人公が相棒との二人一組で活躍するジャンル)にしようというコンセプトは最初からあったんですよ。テケ自体が2人乗りの戦車ですし、『ガルパン』が群像劇であると同時にみほの成長物語というスタイルを取っている以上、こちらはそれとは違う、デコボココンビが何かを成していくものにしようと決めたんです。
 

▲第1巻カバーイラストより。野上先生の筆によるアンチョビやアリサ、ケイら

▲第1巻カバーイラストより。野上先生の筆によるアンチョビやアリサ、ケイら

■アンツィオやサンダースがゲスト出演!

――第1話ではアンツィオ高校と戦っていますが、既出の学校を出すのはNGという規制は、執筆に入った頃にはわりと緩くなっていたのでしょうか?

野上:最初は敵も味方もオリジナルキャラという前提で、アニメに登場したキャラは噂で聞く程度という話だったんです。特に、みほとか大洗のメンバーはあまり出してほしくない感じでした。それが、水島監督に「パラレルワールドだから好きにやってください」と言っていただいたことで、もう少し気楽にやらせていただけるようになったんです。とは言うものの、当時は劇場版が制作中で、こちらも内容はまったくわかりませんから、TVシリーズまでの知識で作るしかないんですね。だから各キャラクターの伏線的なものには触れず、少し客演していただく程度に留めようと気をつけていたんです。

――OVAに登場したCV33はよく動くものの、決して強い戦車ではなかったわけですが、強襲戦車競技(タンカスロン)であればレギュレーション的にもピッタリなので、アンツィオチームが登場するのは非常に納得できました。

野上:連載開始の段階では、一番違和感なく登場させられる学校だったんですよ。アニメ本編でもっと大きな戦車に乗っているキャラクターを出すとなると、戦車を乗り換えさせなければならないし、そうなるとキャラをこちらで変更したことになってしまうわけです。その点アンツィオなら、そのままで行けますから。鈴木さんの中にも、原作から一番持ってきやすいのはアンツィオというイメージがあったようですし、CV33も強襲戦車競技(タンカスロン)の中でならむしろ強いほうの戦車だから、出さないわけにはいかないよねという感じでしたね。

――サンダースは?

野上:鈴木さんが「サンダースならいっぱい戦車持ってるから大丈夫だよ!」と言って、空挺戦車のローカストを出してきたんです。またアニメ本編で、私がキャラ的に一番もったいないなと感じていたのがアリサだったので、アリサは登場させたかったんですよ。アリサなら主要キャラではないし、アニメでも悪役的な扱いでしたから、活躍させる分には問題ないだろうと。

▲薔薇盛りヘアーのインパクトが絶大なヤイカのデザインラフを初公開!

▲薔薇盛りヘアーのインパクトが絶大なヤイカのデザインラフを初公開!

――もう1人、本作オリジナルでキャラクター性を発揮しているのが、ボンプル高校のヤイカです。「戦車の差がなければ、ボンプルこそが最強」というセリフなどは、強襲戦車競技(タンカスロン)を代表して『ガルパン』世界と戦おうという気概を一番持っている気がするのですが。

野上:あ、バレましたか(笑)。ヤイカは鈴木さんのほうから「ボンプル出してよ」と軽く言われ、こちらででっち上げたキャラなんです。ライバルはポーランドが良かったみたいですね。

――逆にキーワードとしては、ポーランドしかなかったわけですか?

野上:はい。まず『ガルパン』キャラはわりと食べ物の名前がついている子が多いので、ポーランド料理を調べるために、食べに行こうと考えたんです。ところが日本にポーランド料理の店がないんですよ。九州のほうに1件だけあった店もなくなっていて、とりあえず自分でいろいろ調べていくうちに、ポーランドでよく食べられているゆで卵をヤイカと呼ぶことを知ったんですね。字面もいいし、そこから名前はヤイカにしようと。そして企画が動き出した後に、ポーランド人の知り合いができまして、彼のおかげでヤイカがちゃんとポーランド文化に精通したキャラクターになっていったんです。

野上:ヤイカが第3巻でジュレックというスープを作っているのですが、あれもポーランド人の彼に聞いて、「出陣前に食べるならこれでしょう!」と教えてもらったものなんですよ。作品が走りながら、キャラクターもどんどん成長していった気がしますね。

――『ガルパン』第4話のトーナメント表に校名だけ載っていた学校から、ボンプル高校のほかにBC自由学園も登場しています。学校の選び方には何か意図があるのでしょうか?

野上:その辺りのトータルコントロールは、原作の鈴木さんのほうでやっています。水島監督とも話しやすい立ち位置ですし、登場させたい学校を鈴木さんが投げてきて、こちらはそれを具体的な絵やキャラクターにして返し、また向こうで詰めて返されるのを何度も繰り返しながら作っていくというやり方ですね。

▲第2巻カバーイラストより。一番手前がBC自由学園のリーダー、アスパラガス。その右隣が副官ムール。上には野上先生が描くアンツィオ高校のペパロニとカルパッチョの姿が

▲第2巻カバーイラストより。一番手前がBC自由学園のリーダー、アスパラガス。その右隣が副官ムール。上には野上先生が描くアンツィオ高校のペパロニとカルパッチョの姿が

――BC自由学園のキャラクターは、どのように作っていったのでしょうか?

野上:「BC自由学園のリーダーってどういうやつ?」「やっぱりリーダーはド・ゴールでしょう!」「ド・ゴールといったら、アスパラガス(ド・ゴールのあだ名)だよね!」みたいな感じで作っていったんですよ。


■バレー部登場! 原案担当キャラが里帰り!?

――第3巻ではいよいよ聖地・大洗が舞台となります。面白かったのが、大洗町に散在する等身大ポップの場所に、そのキャラクターがちゃんといる点です。これはコミックを片手に聖地巡りをしたら楽しいだろうなと思いました。

野上:TVシリーズの頃から大洗には何度も行っているんですよ。そして実際に、町中を歩いていたら呼び止められて天ぷらを持たされるみたいな体験をしてきたんです。その体験をそのまま描いたし、現実の町があるところでどんな戦車戦にするかを考えるのは楽しい上に、作画の精度も違ってくるわけです。最後に磯前神社からダイブするシーンは、最初は階段を駆け下りるはずだったのが、「実は劇場版でそのネタを使うので、違う見せ方にしてください」とNGを出され、迷った末にジャンプにしたんですよ。

▲第3巻カバーイラストより、バレー部とプラウダ高校チーム

▲第3巻カバーイラストより、バレー部とプラウダ高校チーム

――また、野上先生がキャラ原案を担当されたバレー部チームを、逆輸入のような形で描かれているのも見どころですね。

野上:楽しいですね(笑)。完全にお渡ししていたキャラクターが、里帰りしてきたような気分でした。キャラデザインも杉本さんにリファインされていますから、逆に似せるのが大変だったという。線にも自信のなさが現れていますよね(笑)。

――それと、みほが強キャラ感バリバリなのも面白かったです。

野上:あれはあくまで、しずかから見たみほなんですよ。弱小校にゼロから戦車道部を立ち上げて、半年も経たないうちに全国大会優勝ですからね。バケモノに見えて当然ですよ。ただ、第2巻にこういう絵があるんですよ。誰も気づいてくれなくて悲しいから、ここでネタバレしますね。

野上:すごく邪悪そうに描いてあるじゃないですか。でもこれって全員、公式のキャラクターキービジュアルなんですよ。

▲等身大ポップなどでもおなじみのキービジュアル

▲等身大ポップなどでもおなじみのキービジュアル

――うわっホントだ!!(笑)

野上:顔に影が入って目が光ると、こう見えるだけなんです! 私は本編に差し障りがあるような演出は一切しておりません!(笑)


■『リボンの武者』作画資料を初公開!

――戦車を描く際は、作画資料として写真集などを使われているのですか? それとも模型を見ながら描いているのでしょうか?

野上:模型ですね。やはり模型がないと、形が取れない。特に日本戦車は形が複雑なので、テケに関してはプロモデラーさんに依頼して作っていただきました。実は最初にこの仕事を受けるかどうか悩んでいた時に、吉川先生(『ガルパン』ではイタリア関係の監修を担当)に「こんな話が来ているんだけど、どうしようかと思っているんですよ」と相談したら、自宅に車で連れて行かれまして、当時絶版になっていたテケのプラモデルと、『丸』のテケ特集号を全部渡されたんです。「あ、ハメられた……」と思いましたね(笑)。

――吉川先生のナイスアシストがあったんですね(笑)。

▲実際に『リボンの武者』で作画資料として使われている、ファインモールド製 1/35スケール・九七式軽装甲車[テケ]ムカデさんチーム仕様

▲実際に『リボンの武者』で作画資料として使われている、ファインモールド製 1/35スケール・九七式軽装甲車[テケ]ムカデさんチーム仕様

野上:これが作っていただいたテケです。作画資料として散々使っているので、どんなに気をつけていても落としたりして一部破損しているんですよ。フィギュアはファンの方が作ってくださったものです。1/35スケールで作っていただけるというのは夢でしたので、本当にありがたいです。

▲テケの模型制作を発注した際のカラーリング指定

▲テケの模型制作を発注した際のカラーリング指定

▲ほかにも棚には戦車模型がギッシリ!

▲ほかにも棚には戦車模型がギッシリ!

――基本的に1/35スケールで揃えられているんですか?

野上:そうですね。モノがなければもっと小さなやつを使うこともありますが。とりあえず立体として把握するには、模型がないとスタッフ間どうしでもわからないですから。戦車によっては当時の写真がほぼないものもありますし。

▲野上先生の仕事場の本棚(ごく一部)を初公開! クリエイターが資料としてどんなものを集めているかは、非常に興味深い

▲野上先生の仕事場の本棚(ごく一部)を初公開! クリエイターが資料としてどんなものを集めているかは、非常に興味深い

――それと先程から本棚に『薩摩義士伝』(平田弘史/リイド社)があるのが気になっているのですが(笑)。

野上:『薩摩義士伝』は、しずか姫のために揃えたようなものです(笑)。

――しずか姫が武者たちを背負っている絵がありますが、まるで平田先生の世界観を全部背負っているように見えるんですよ。美少女なのに、その迫力も恐ろしさも、肝練りとかしていそうな武者のように感じるんです。

野上:あの頃の武者の存在理由や生きる指針というのは、21世紀を生きる我々とは明らかに違うんですよね。それを美少女に背負わせたら、どんな化学反応が出るかが狙いで、そこがしずかを異質な少女にしているんだと思います。

――このフキダシや手描きの文字も、平田作品らしい演出ですよね。もしも『リボンの武者』がアニメ化されることがあるとしたら、フキダシ表現をどうするのかなとは思いました。

野上:もちろん『リボンの武者』はマンガなので、マンガに特化した表現をしているわけですが、もしも水島監督の薫陶を受けた方々がアニメ化してくださることがあれば、すごい切り返しを見せてくれるのではないかと確信しています。


■強襲戦車競技(タンカスロン)の魅力

――強襲戦車競技(タンカスロン)の魅力とは、どのようなものだと思いますか?

野上:戦車道の場合はルールがあって、アリサの通信傍受が是か非かで物語になるようなところがあると思いますが、強襲戦車競技(タンカスロン)はなんでもアリの峠のバトルですから、本当に何をしてもいい。逆に、ルールを利用したギミックは使えなくなるわけで、その自由さは怖いです。戦車道と戦争の中間にあるものを描くわけですから。でもその自由さの中で、各キャラクターがどんな無理筋を入れてくるかが面白いと思います。

 特に描いていて気に入ったのは、対ボンプル戦でカチューシャが最初に16輌、さらに追加で16輌を注ぎ込んだところです。これがスポーツだったら、途中で戦力を倍に増やすなんて無理筋じゃないですか。ところが強襲戦車競技(タンカスロン)ではアリなんです。実際の戦争であれば、圧倒的戦力で敵をすり潰すなんて普通に行われますよね。『ガルパン』本編が切り離した「実際の戦争では当然」な要素を、スポーツの枠内で適用する。戦車道へのアンチテーゼとして突きつけるようなつもりでやっています。やりすぎると戦争になってしまうので、その辺りのさじ加減には気を使いますが(笑)。

――対BC自由学園戦で、視界の悪さを利用した欺瞞作戦で勝つシーンがありましたが、戦場の設定もより実戦に近い感じがします。

野上:それは意識してやっています。そもそも戦場で全部の戦車を把握するなんて不可能なんですよ。『ガルパン』本編でも、敵がどこから出てくるかわからないから偵察を出すようなシーンがありますよね。霧の中、吹雪の中、ジャングルの中、夜間など、見通しの悪い場所では敵を発見すること自体が大変なんです。アニメでは尺の都合もありますから、そうした部分まではなかなか描けませんが、マンガならばいくらでもこだわって描けるわけです。

――最後に『リボンの武者』の今後の見どころを教えてください。

野上:とりあえず、ダージリン様がいろいろやらかしそうです。水島監督に怒られない程度に活躍させますので、よろしくお願いします(笑)。第4巻ではアッサムがMI6的な仕事をしている様子を少し描けたので良かったです!

――今回はお忙しい中、本当にありがとうございました!

野上武志(のがみたけし)●漫画家。現在『リボンの武者』のほか、『紫電改のマキ』(秋田書店チャンピオンREDコミックス/既刊5巻)、『まりんこゆみ』(星海社、最前線4PAGES/既刊4巻)、『萌えよ!戦車学校』(イカロス出版)を連載中。TVアニメ『SHIROBAKO』では、劇中劇『第三飛行少女隊』のキャラクター原案を手掛ける。

『リボンの武者』の無料立ち読みもできる! アニメイトブックストア

>>『ガールズ&パンツァー』公式サイト
>>月刊コミックフラッパー

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