TVアニメ『ジョーカー・ゲーム』オープニングテーマを担うQUADRANGLEとはどんなアーティスト?
2016年4月から放映がスタートしたProduction I.G制作のTVアニメ『ジョーカー・ゲーム』。イントロのホーンパートから艶やかにスタートしていくOPは、QUADRANGLE(クアドラングル)の『REASON TRIANGLE』です。
4月27日(水)には、本作をタイトル曲にしたシングルがリリースされます。QUADRANGLEは音楽からアートまで多岐に渡り活躍している猫田ヒデヲさんのソロプロジェクトでしたが、本作を皮切りに、ロックシーンでその名を広めてきたメンバーと共にバンドとして再始動となります。
今回のインタビューでは、QUADRANGLEのメンバーにどんな気持ちで『ジョーカー・ゲーム』OPに挑んだのかをこれまでの歩みと共にメールインタビューにてお伺いさせてもらいました。
■ ソリッドで、ストレートで、それでいて素直なバンド
──それぞれが多岐に渡り幅広く活動しているQUADRANGLEですが、2015年の活動を振り返ってみるといかがですか?
ヒデヲ:2015年は、QUADRANGLEを本格始動させようということで、今のメンバーが集まって、年明けからスタートするジョーカー・ゲームのプロジェクトの準備をしていた年で、ワクワクした時間を過ごしていた感じでした。
──また、これまではヒデヲさんのソロプロジェクトという形でしたが、2016年には正式にメンバーを迎え入れ、バンドという形になりました。このタイミングでバンドという形をとった理由を教えて下さい。
ヒデヲ:一人だとやれることの限界もあるので、四人いればまたアイデアも豊富に出てくるし、何よりも大勢でやっている方が楽しいので、バンドという形に発展していきました。
──改めてバンドという形になったということで、ここで改めてQUADRANGLEというバンドについて教えて下さい(どんな姿勢で活動しているか、バンドの音楽性など)。バンドになったことで、音楽性に変化はありましたか?
ヒデヲ:QUADRANGLEはソリッドで、ストレートで、それでいて素直なバンドですね。笑 作詞、作曲は変わらず自分がしていますが、曲のアレンジについては四人で行っているので、自分ひとりだと沸いてこないアイデアもどんどん取り入れていっています。
──もし好きなアニメやアニメソングなどございましたら、教えて下さい。
オマー:アニメだと『N・H・Kにようこそ!』が主題歌も含めて好きです。
■ 自分たちのこだわりが詰め込まれています
──『ジョーカー・ゲーム』のお話をいただいたときの心境を教えて下さい。
ヒデヲ:原作のストリーや絵の雰囲気が、自分たちが持っている音楽の世界観と近い感じがしたので、良い形でお互いにコラボ―レション出来るのではないかと思いました。
──『REASON TRIANGLE』はどんな気持ちで制作に向かったのでしょうか?
ヒデヲ:単に音楽が一人歩きするのではなくて、映像作品にきちんと寄り沿った形で音楽を作っていきましたね。結果的に良いものが作り出せたと思います。
──管楽器と和風なメロディが印象的で、『ジョーカー・ゲーム』のごとくとてもスリリングな楽曲となっています。レコーディングはいかがでしたか?
ヒデヲ:「REASON TRIANGLE」は詞にしても、曲にしても多面的な要素を持たせたかった。デジタル的な要素と、ホーンのようなアナログな要素を融合したりとか。かなり、自分たちのこだわりが詰め込まれています。
■ 登場人物たちの心情の動きがとても面白い
──カップリングの『SAD SONG』は感情的で切ない楽曲ですが、サビで繰り返される<SAD SONG>の歌声には、希望の光も込められているように感じました。どのような想いで作られたのか、教えて下さい。
ヒデヲ:悲しみの中から生まれる希望を歌っているのですが、どこかで陰の方に引っ張られる部分はあって、それを振り払おうとする感情の動きが、サビの繰り返しになったのだと思います。
──そんな『ジョーカー・ゲーム』の魅力を教えて下さい。
宇野:日常の生活の何倍もの速さで生き抜いていくような、登場人物たちの心情の動きがとても面白いと思います。
──最後に読者にメッセージをお願いします。
ヒデヲ:「REASON TRIANGLE」は、ジョーカー・ゲームとQUADRANGLEの世界観が融合した曲だと思うので、みなさんたくさん聞いてください。
──ありがとうございました。
■ リリース情報
タイトル:REASON TRIANGLE
歌:QUADRANGLE
限定盤(CD+DVD)ZMCZ-10609 1,700(税別)
通常盤(CD)ZMCZ-10610 1,200(税別)
発売日:2016年4月27日(水)
発売・販売:株式会社KADOKAWA
初回限定盤封入特典:アニメイラスト使用オリジナルステッカー
【CD収録内容】
01.REASON TRIANGLE
02.SAD SONG
03.REASON TRIANGLE(Instrumental)
04.SAD SONG(Instrumental)
【DVD収録内容】
01.REASON TRIANGLE(MV)
02.SAD SONG(スタジオライヴ)
■ ライブ情報
QUADRANGLE 1st LIVE 「STRANGER IN A STRANGE LAND」
★2016年6月23日(木) 【東京】渋谷WWW 開場18:30/開演19:00
OPENING ACT:BAVYMAISON(元STROBOYのメンバーによる新バンド)
チケット:前売り3,000円/当日3,500円+各ドリンク代(別途500円) e+(イープラス)にて3月20日10:00~販売開始
【QUADRANGLE - PROFILE】
Dr:HIROYUKI SUZUKI
Vo/Gt:HIDEO NEKOTA
Gt:OMAR
Ba:TAKESHI UNO
日本のロックシーンでキャリアを重ねてきた4人が集結! 数々のロックバンドでベーシストとして、またバンドのブレーンとしての役割を担ってきた猫田ヒデヲが不定期に活動してきたソロプロジェクト「QUADRANGLE」に、ART-SCHOOLを経て現在もGOLIATHで鉄壁のリズム隊として活躍するベースの宇野剛とドラムの鈴木浩之、そして感情直結型のテクニカルなギタリスト、オマーが加わり2016年バンドとして始動!
■ TVアニメ『ジョーカー・ゲーム』作品情報
【ON AIR】
AT-X:4月5日より 毎週火曜日 夜11時00分~
[AT-X リピート放送]
4月7日より毎週木曜日 午後3時00分~
4月10日より毎週日曜日 深夜1時00分~
4月11日より毎週月曜日 朝7時00分~
TOKYO MX:4月5日より 毎週火曜日 深夜0時30分~
MBS:4月5日より 毎週火曜日 深夜2時30分~
テレビ愛知:4月5日より 毎週火曜日 深夜1時35分~
BS11:4月6日より 毎週水曜日 深夜0時00分~
※放送日時は予告なく変更となる可能性がございます。
【STAFF】
原作:柳 広司「ジョーカー・ゲーム」シリーズ(角川文庫刊)
監督:野村和也
シリーズ構成・脚本:岸 本卓
キャラクター原案:三輪士郎
キャラクターデザイン・総作画監督:矢萩利幸
チーフリサーチャー:白土晴一
美術監督:谷岡善王
美術設定:成田偉保
3DCGI:サブリメイション
色彩設計:野田採芳子
特殊効果:村上正博
撮影監督:田中宏侍
編集:植松淳一
音楽:川井憲次
音響監督:岩浪美和
アニメーション制作:Production I.G
【CAST】
結城中佐:堀内賢雄
三好:下野紘
神永:木村良平
小田切:細谷佳正
甘利:森川智之
波多野:梶裕貴
実井:福山潤
福本:中井和哉
田崎:櫻井孝宏
蒲生次郎:津田健次郎
佐久間中尉:関智一
ほか
【INTRODUCTION】
世界大戦の火種がくすぶる昭和12年秋、帝国陸軍の結城中佐によって、スパイ養成部門“D機関”が極秘裏に設立される。
生え抜きの軍人を尊ぶ陸軍の風潮に反し、機関員として選ばれたのは、東京や京都といった一般の大学を卒業し、超人的な選抜試験を平然とくぐり抜けた若者たちだ。彼らは魔術師のごとき知略を持つ結城中佐のもと、爆薬や無電の扱い方、自動車や飛行機の操縦法はもちろん、スリや金庫破りの技に至るまで、スパイ活動に必要なありとあらゆる技術を身につけ、任地へと旅立っていく。
「死ぬな、殺すな」ーー目立たぬことを旨とするスパイにとって自決と殺人は最悪の選択肢であるとするD機関は、陸軍中枢部から猛反発を受けつつも、味方を欺き、敵の裏をかき、世界中を暗躍する。
東京、上海、ロンドン……世界各地で繰り広げられるインテリジェンス・ミステリー。
>>TVアニメ『ジョーカー・ゲーム』公式サイト
>>TVアニメ『ジョーカー・ゲーム』公式Twitter
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