ドイツ艦の登場と謎の少女。悪化の一途をたどる状況に、今回も驚きの連続! 『ハイスクール・フリート』第2話「追撃されてピンチ!」を振り返り!【はいふり航海記録】
実習の集合に遅刻したために(?)教官艦さるしまから実弾で砲撃され、その砲撃から乗組員を守るためにしかたなく反撃した結果"反乱"という扱いを受けてしまう晴風と、それに乗り込む生徒たち。第1話からかなり理不尽でハードな境遇におかれていますが、第2話を迎えて状況はどうなったのか? いろいろ気になるところが多く、待ち遠しく思っていた方も多いであろう『はいふり』改め『ハイスクール・フリート』第2話。今回もアニメイトTVでは、画面カットや視聴者の感想を交え、【はいふり航海記録】として振り返っていきます! 次の話を待つ間の振り返りとして、ぜひお役立てを!
もちろん今回も、放送した内容を扱いますので、かなりのネタバレを含みます。その点はご注意を。未視聴の方は、視聴してからがおススメです。
というわけで、さっそく第2話「追撃されてピンチ!」を振り返っていきましょう!
第2話冒頭では、晴風が反乱したという報告を受けて驚く宗谷校長の姿が。第1話の晴風への攻撃に、校長は関与していない様子です。そして、わかってはいたものの、やはり晴風は反乱したという扱いを受けているようで……。
とはいえ、晴風の中では、状況の理不尽さに嘆きながらも、意外とゆるい会話が展開しています。シリアスなシーンと艦内の日常シーンの落差は本作の大きな魅力です。
オープニングを挟むと、ましろの幼少期を描いた回想シーンが始まります。そこには、ましろの母であり、現在は校長を務める宗谷真雪や、姉である真霜、真冬の姿も。さらにこのシーンでは、日本の国土の多くが水没している理由が、日露戦争後、メタンハイドレートの採掘によって起こった地盤沈下によるものだという説明や、ブルーマーメイドが戦艦を用いている理由についても触れられています。そして、ましろの曾祖母がブルーマーメイド初の艦長であり、以後宗谷家は代々ブルーマーメイドを輩出する名家であるということもここで判明します。
物語、世界観の理解を助ける、かなり重要なシーンですが、視聴者からは幼少期のましろに対する「かわいい!」というコメントが集中していました。実際、とてもかわいかったので、こればかりは仕方ありませんね!
回想の最後には、かぶせてもらった帽子が風にさらわれるというシーンがあり、ましろの不幸体質がこのころから続いているものだということも分かりました。
シーンが現在に戻ると、明乃が艦の中をめぐり、それぞれの部署に現状確認をしてる様子が描かれます。第1話でも少し描かれましたが、明乃が、晴風に乗り込むすべての生徒の名前を憶えている描写が。視聴者からは、「さすが艦長」という声とともに、「こっちはまだあやうい」といった、まだ全員の名前を覚えきれていないという声も。登場する人数の多い作品ではあるので、少々大変ではありますが、皆かなり個性的なうえに、明乃が名前やニックネームで呼んでくれるので意外と早く覚えられそうです。
現状確認が終わると、艦橋にて、話し合いが始まります。このとき、こんなクラスになって、ついていないと言うましろと、確かに最底辺の生徒が配属されるのは事実だが、その言い方はないと、主張する西崎 芽依が衝突。しかしなぜ、ましろがこのクラスにいるのかという話になると、試験の時に回答欄をずらして書いてしまったという事実が。ましろは不幸体質というより、ただのドジっ子という可能性が出てきました。
この会話の中で納沙 幸子から『水素やヘリウムを使わない空飛ぶ船って作れないですかね?』というセリフが出てきたのですが、これに対して視聴者から「飛行機が存在しないのだろうか?」といった声が出ていましたが、詳細については劇中では詳細について触れられませんでした。もしかすると、航空機の技術が気球や飛行船で止まっているのかもしれません。
何はともあれ、まずは近くの港へ向かうという結論にいたり、行動開始です。
■さるしまだけならず、ドイツ艦にまで敵対される晴風!
しかし、ここで緊急事態が発生。ドイッチュラント級直教艦「アドミラルシュペー」が、接近し、主砲旋回を始めます。撃たれる前にと、すぐさま白旗をあげますが、問答無用とばかりに、すぐさま発砲。第1話のさるしまと同じく、平和的な解決を望む雰囲気はありません。さらに、晴風には魚雷は残っておらず、主砲もかなり接近しないと有効ではないなど、さるしまの時に比べてもさらに悪い状況です。
晴風は逃げの一手を撃つも、アドミラルシュペーは火力も高く主砲が一発直撃してしまえば轟沈は必至と、そう簡単に逃がしてはくれません。これに対して晴風は、機関を不完全燃焼させて発生させた黒煙を煙幕代わりに、視界を遮り接近し、相手の速力を奪うためにスクリューシャフトを撃ち抜く、という作戦に出ます。
接近を試みる最中、アドミラルシュペーから、小型艇が晴風に向かってきます。しかし、直後アドミラルシュペーから至近弾を受け、乗っていた乗組員らしき少女は海へ投げ出されてしまいます。逃げ出してきたように見える小型艇の様子を見て、納沙 幸子が、第1話からたびたび披露していた1人芝居をここでも展開。公式設定で「オーバーな一人芝居をする」というものがあるだけあって、その入り込みようはものすごく、視聴者からはシリアスなシーンながら「これは笑ってしまう」「声優さんの演じ分けすごい」といった声が上がるなど、かなり好評な様子。
ここで明乃は水上バイクに乗り、投げ出された少女を助けに向かいます。ましろからは「敵を助けるのか」とも言われますが、「海の仲間は家族だから」と言い残し、被っていた帽子をましろに渡します。艦長の役目を引き継いだ、ましろの指示によって、距離を狭め、みごとスクリューシャフトへの攻撃に成功。急ぎ退避を開始しました。
投げ出された少女も、明乃により救助され、命に別条がないことを確認。何とか無事(?)に危機を乗り切ることができました。
食事シーンでは、晴風をかたどったライスに、猫の肉球をかたどったニンジンなど、かわいらしい見た目のカレーが登場しました。どうやらこの世界でも"金曜日はカレー"のようです。しかし本作は深夜アニメ! 視聴者からは「やめてくれ!」「夜中だけどカレー食べたくなる……」という悲痛な叫びが!
なんにせよ、今回も状況はとにかく悪いものの、何とかつかの間の平和を得ることができたと思いきや、ここで武蔵からの非常通信が! 通信は艦長を務めるもえかからで、その内容は、至急の救援を求めるもの。その声色からも、一刻を争う状態だというのがわかります。明乃は親友も自分と同じく危険な状況に置かれていることを知り驚きを隠せません。
というわけで、第1話同様、視聴する側も、主人公明乃も驚きを隠せない状況で第2話も終了となりました。本当に次週が気になるラストです。しかも、第1話だけかと思いきや、2話でも話のタイトルは終了時に表示されました。次回予告が無いという仕様も相まって、これからも1話ごとにいろいろと驚かされそうな予感がしますね……!
晴風の置かれる状況は、落ち着く間もなく悪化の一途をたどっていますが、今回でさらに武蔵も危機的状況にあることが分かりました。今後晴風と武蔵はどのような道を歩むのか、救助した少女はどういった境遇を持つのか。増える謎の真実を追い求めるためにも第3話を期待して待ちましょう!!
◆Blu-ray&DVD情報
【Blu-ray/DVD第1巻概要】
発売日:2016年6月22日
Blu-ray完全生産限定版 ANZX-11921~11922 価格:7000円+税
DVD 完全生産限定版 ANZB-11921~11922 価格:6000円+税
本編ディスク+特典ディスク 2枚組
■完全生産限定版特典
・キャラクター原案:あっと描き下ろし全巻収納BOX
・キャラクターデザイン:中村直人描き下ろし身蓋式BOX
・特典CD:オリジナルサウンドトラック vol.1
・原案:鈴木貴昭監修特製ブックレット(100P)
・SDキャラステッカー1枚(全30種以上からランダム封入)
■音声特典:オーディオコメンタリー
■映像特典:キャスト出演クイズ番組 艦橋組編 /
WEB予告(第2話、第3話) /
ノンクレジットオープニング / ノンクレジットエンディング
※商品の仕様は予告なく変更になる場合がございます。
◆作品情報
<INTRODUCTION>
「海に生き、海を守り、海を往く--- それがブルーマーメイド!」今からおよそ100年前、プレートのずれにより、多くの国土を水没によって失った日本。国土保全のため、次々と築かれた水上都市はいつしか海上都市となり、それらを結ぶ航路の増大に伴い、海の安全を守る多くの人員が必要となっていった。それに伴い、女性職業の海上進出も進み、海の安全を守る職業「ブルーマーメイド」が女生徒たちの憧れとなっていった。そんな時代、幼馴染の岬明乃(みさきあけの)と知名もえか(ちなもえか)は、「ブルーマーメイドになる」という同じ目標を持つ仲間たちとともに、横須賀の海洋高校に入学する。彼女たちの明るく楽しい? 学生生活を描くテレビアニメーション「ハイスクール・フリート」2016年4月、放送開始!
<放送情報>
BS11 毎週土曜日24:00~
TOKYO MX 毎週土曜日24:00~
とちぎテレビ 毎週土曜日24:00~
群馬テレビ 毎週土曜日24:00~
サンテレビ 毎週火曜日24:30~
KBS京都 毎週火曜日24:00~
テレビ愛知 毎週月曜日25:35~
テレビ北海道 毎週火曜日26:05~
TVQ九州放送 毎週火曜日26:05~
※放送開始日・放送日時は編成の都合等により変更となる場合がございます。予めご了承ください。
<STAFF>
原案:鈴木貴昭
シリーズ構成・脚本:吉田玲子
キャラクター原案:あっと
監督:信田ユウ
キャラクターデザイン・総作画監督:中村直人
色彩設計:池田ひとみ
背景:ヘッドワークス
アニメーション制作:プロダクションアイムズ
CGグラフィック制作・撮影・編集:グラフィニカ
OPテーマ:TrySail「High Free Spirits」
EDテーマ:春奈るな「Ripple Effect」
>>TVアニメ『ハイスクール・フリート』公式サイト
>>TVアニメ『ハイスクール・フリート』公式Twitter(@hai_furi)
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