松井恵理子さん、吉田有里さん、山本亜衣さんが出演! 『俺に働けって言われても 酉』発売記念 特番公開録音イベントレポート!
2016年3月17日に発売された、PS VitaおよびPS Vita TV用RPGゲーム『俺に働けって言われても 酉』。このシリーズは、PlayStation Storeでのダウンロード専売ですが、人気ゲームとなっており、今作で3タイトル目となります。
アニメイトTVでは、ヤマダユウス型氏が詳細なゲームレポを行ってくれていますので、どんなゲームか気になる方はご覧ください。
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そして、この『俺に働けって言われても 酉』の発売を記念して、4月10日(日)に、新宿ロフトプラスワンでファン参加型のトークイベントが開催されました。そこで、このイベントの模様をレポートいたしますよ!
このイベントは、『俺に働けって言われても 酉』のキャラクターボイスを担当している声優さんが出演!
出演声優さんは以下の通り。
山本亜衣さん(シプソフィア・エレガニャ役)
松井恵理子さん(ラビアティ・マクラツム役)
吉田有里さん(アザレア・ロドデンドロン役)
松井さんと吉田さんは、某アニメ、そしてニコ生やWebラジオで共演し勝手知ったる仲。一方、山本さんは、お二人とも初対面。つまり3人で会うのは初めてなんですね。
山本さんは、松井さんと吉田さんの掛け合いを見て「漫才みたい」とポツリ。まー、そうですよねー。
この公開録音は公式サイトにて公開されております。今回収録のあったロフトプラスワンは、お酒も飲めるトークイベント専門ライブハウス。お客さんはアルコールを含め飲食しながら観覧します。そして、出演者に差し入れができるシステムもあり、普段の声優イベントとはちょっと違う雰囲気となっておりますよ!
そうそう、当日はゲームにちなんだオリジナルメニューも登場。
各キャラクター名にちなんだドリンクと、フードメニューを注文すると、第二部で行われるプレゼント抽選券がもらえるということで、お客さんも張り切って注文していました。ちなみに、ドリンクの「ジブソフィア」はアルコール入りとなっておりました。
■休憩中にお三方に突撃インタビュー!!
第一部終了後、休憩中のお三方にインタビューを行いました。
−−−—今日のイベント、いかがですか?
山本亜衣さん:実はラジオの公開録音に参加させていただく事自体初めてで、お二人とお会いするのもはじめましてだったんですよ。
だからすごく緊張していたのですが、お客様が暖かく、お二人も気さくに接してくださって、楽しくやらせていただきました。
私は、この作品を文字通り死ぬほどやり込んでいまして。まだやったことがないという方も、これからプレイしていただけるとうれしいなと思います。
松井恵理子さん:ゲームの公開録音やイベントをやらせていただく機会は経験がなくて、すごく新鮮ですね。
ロフトプラスワンさんでのイベントが初めてだったのですが、お客さんとの距離が近くて、ご飯を食べながらの和気あいあいさもあってすごく楽しめました。
この「俺に働けって言われても 酉」はすごいシビアなゲームなんですけれど、だからこそなんとかしてやろうという気持ちになるゲームです。エンディングもいろいろあるので、皆さまにもぜひやり込んでいただきたいなと思います。
吉田有里さん:今日のイベントは、ラジオの公開録音だったのですが、お二人がちゃんとおしゃべりしてくれるので安心してました。なのでココはお客さんとの距離が近いので、ひたすらちょっかいを出していました(笑)。それでも、みなさんついてきてくれる方ばかりで暖かいなと思いました。
ゲーム内で私の担当するキャラは、後半に出てくるので、まだそこまでたどりついていないよという方もいらっしゃると思うので、これを機にゲームを進めていただいて、エンディングまでプレイしてください!
短い休憩時間の間にお話をしてくださったお三方、誠に、誠にありがとうございました!
■制作スタッフも参加しての第二部は「ここだけの話」満載!
休憩を挟んでの第二部は、第一部のMCである松井さん、吉田さん、山本さんに加え、シリーズディレクターの吉田尚幹さん、音響・楽曲プロデュースの道下桃さんをお迎えしての、録音なしのイベント限定トークを展開!
全員が登壇後、まずはドリンクをオーダー。吉田さん(声優さんのほう)は「ギネスはないんですか?」、山本さんは「コロナが飲みたい!」と、いきなり飲酒モードに(注:山本さんは第一部ですでにアルコール入ってます)。
そんなこんなで、最初のコーナー「俺に言わせろメール」に入ります。このコーナーは、事前に皆さんからいただいた感想メールを紹介し、それにスタッフ陣が答えていきます。
最初の質問は「これだけ遊べて2000円は安いと思います。この安さの秘訣は?」というもの。ディレクターの吉田さんは「宣伝にお金をかけていないから。プロモーション、ここだけですから!」と安さの秘訣を暴露(?)。
宣伝なしでも、これだけのイベントができることに、このゲームの人気の高さが伺えます。
そのほか、シリーズ第2作『俺に働けって言われても 乙HD』でSTARTとSELECTがタッチ操作になっていた理由や、なぜシリーズ通してきのこが出てくるのかといった疑問に、ディレクターの吉田さんが答えていました。
イベントが進行している最中にも、お客さんから差し入れが入ります。山本さんにはコロナが、ディレクターの吉田さんには生ビールが運ばれ、この生ビールを一気飲み!
男気を見せたところで会場は沸きに沸きました。
ちなみに、松井さんが演じるラビアティは、プレーヤーである主人公を罵倒しまくるキャラクターのため、松井さんは感覚が麻痺してしまい、かなりひどいことを言っても「これくらい平気かー(笑)」となっていたそうです。
このゲーム、主人公(プレーヤー)はひたすら罵倒されるので、その方面がお好きな方にはオススメかもしれません。
また、松井さんがシリーズ第一弾で声を担当した東山奈央さんとお会いしたときのエピソードを披露。
「この前、東山奈央ちゃんにお会いしたときに、『新作発売されたんですね。おめでとうございます!』って言ってくれたから、天使だと思います(笑)」
これには、会場も今日一番の拍手が。ご本人がいないところで東山奈央株が急上昇しました。
お次のコーナーは、「ディレクター吉田さんが選ぶベストシーン」です。各キャラクターのベストシーンをディレクター吉田さんがチョイスして、それを会場で流しました。
ラビアティは、松井さんが多彩なキャラクターを演じているシーン。ディレクター吉田さんは「同じセリフでも、すべて感情が伝わる演技ができるというのがすごいなと思いました」と、松井さんの演技力を高く評価しておりました。
アザレアは、初登場のシーン。ディレクター吉田さんは、吉田さん(声優のほう)の二面性のある演技を評価。ディレクター吉田さん曰く「普段かわいらしいキャラクターなのに、突然ドライになる。嘘じゃなくてアザレアに関しては吉田さんで決めていました。絶対こっちのほうがおもしろいと思っていたんですよね。こういう吉田さんの演技は初めて見たって言ってもらえるんじゃないかな」とのこと。
しかも、エンディングでは吉田さん(声優のほう)がかなり激しい演技をするシーンがあり、あまりにもその演技がすごかったために台本を書き換え、キャラの表情も追加したというエピソードも披露。
これだけ、吉田さん(声優のほう)の新たな面を引き出したことに対して、ディレクター吉田さんは「ファンは僕をほめてほしい」と自画自賛していました。
最後にジプソフィアです。こちらも初登場のシーン。ディレクター吉田さんによると「厄介な人が来たというのが、プレーヤーにどれだけ伝わるかが勝負のところ。収録のときに、ここの演技を聞いてものすごく安心しました。すごく厄介な人だと(笑)」とのこと。
山本さんは、「セリフを言っても、自己完結するように、相手に伝わる前に言い切るように意識していた」と、演技中の心境を語っていました。
確かに、ディレクター吉田さんの解説を聞きながらそれぞれのシーンを見ると、各キャラクターに声優さんの演技がハマっていて、ゲームのクオリティに大きく影響していることがわかります。声優さんは偉大だと感じました。
この後は、豪華プレゼント抽選会へ。ドリンク&フードの半券に抽選番号が入っているので、たくさん注文するほど当選確率がアップするという、資本主義に則ったシステムとなっております。
賞品は以下のとおり。
■PlayStationStoreカード3000円分 2名
■スタッフTシャツ 3名
■音泉ラジオCDセット 3名
■寄せ書きサイン色紙 2名
そして、抽選の結果、TシャツとラジオCDをWゲットした方も。資本主義にのっ(ry。
楽しいイベントもそろそろ終わり。最後に出演者のみなさんからのコメントがありました。
道下さん:今回、テーマソングの作詞作曲歌唱をやらせていただいて、そのままプレゼントさせていただきました(無償で楽曲提供したということ)。
1作目からかかわらせていただいて、何かできないかなと思いまして。今日は呼んでいただいてありがとうございました。
ディレクター吉田さん:こんなに大勢の方に来ていただいてありがとうございました。まだプレイしていない人は、このイベントがおもしろかったらぜひ買ってください。
あと、Twitterでバズってください。僕もTwitterやってますので、今日の感想とかいただけたら、僕の承認欲求が満たされます。あと、物販もやっていますので買ってください! 結構数作ってきたのですが、ここでしか売る場所がないもので。
山本亜衣さん:ちょうど1年くらい前に収録をさせていただいて、そのときからイベントができたらいいねなんて話をしていたんです。ゲームは基本的に一人で収録するので、キャストさん同士でお会いするのは貴重な機会でした。
作品も、今日語りきれなかったくらい、ここにいるまあまあヘビーなユーザーの方とも語り合えるくらいやりこんでいて。だからこそ、今日を迎えられたことがほんとうにうれしくて。また、こういう機会があったらいいなと思います。ぜひぜひこれからゲームも楽しんでください。
吉田有里さん:こんなに近い距離で、乾杯とかするあったかいイベントで、とても楽しかったです。個人的には、靴を新しくしたのに全然見えないということに地味に傷ついています。
アザレアちゃんは、私的には新しい試みでしたし、チャンレジでしたので、ぜひみなさんにも見ていただきたいと思っています。
見たよという方も、これからだよという方も、今日のイベントがあったことで、違った見方ができるところがたくさんあると感じております。ぜひ、たくさんプレイしていただきたいなと思っています。
松井恵理子さん:ゲーム内ですごくたくさんしゃべらせていただいて、そのなかで罵倒とネタを繰り返していました。
ちょっといい感じの雰囲気になっていたり、割と泣き叫んでいるところがあったりと、ひとつのキャラクターでこんなにたくさんの感情のバリエーションを演じることは、ここまでの大作でないとありえないので、自分としてもやりがいのある、愛おしいキャラクターだなと思います。
みなさん、罵倒にくじけちゃうときもあるかもしれないんですけど、暖かい目で見ていただいて、長くラビアティちゃんと付き合って、家賃を納めていただけたらと思います。今後このゲームが発展していくためには、みなさまのお力が必要ですので、今後ともよろしくお願いします。
ということで、約2時間30分に渡るイベントも無事終了。帰り際に物販ブースで買い物をしているお客さんも多く見受けられました。
『俺に働けって言われても 酉』は、普通にクリアしたら50〜60時間だそうですが、やり込み要素が盛りだくさんのため、100時間以上プレイすることも可能。2000円でこれだけ遊べるRPGゲームなんて、そうそうあるもんじゃありませんよ。
公開録音およびこのレポートを読んで、『俺に働けって言われても 酉』も興味を持たれたら、ぜひプレイしてみてはいかがでしょうか。女子高生大家さんに罵倒されながら、ニート生活を生き抜きましょう!
[文・写真:三浦一紀]
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