宮野真守さん、諏訪部順一さんがラジオDJ風にオペシーンを紹介!? 『ヤング ブラック・ジャック』Blu-ray&DVD発売記念イベントをレポート
TVアニメ『ヤング ブラック・ジャック』Blu-ray&DVD発売記念イベントが2016年4月17日(日)、東京・ラフォーレミュージアム六本木にて開催されました。
『ヤング ブラック・ジャック』は、手塚治虫先生の名作『ブラック・ジャック』の主人公・間黒男の青年時代を描いた作品で、『ヤングチャンピオン』(秋田書店)で連載中の脚本・田畑由秋先生、漫画・大熊ゆうご先生による人気コミック。TVアニメとしては、昨年の2015年10月から12月まで放映されました。
イベント当日は、アニメ本編でのシリアスなムードから一変。キャスト陣の大サービスで、笑いの絶えないものに。そんな笑顔に溢れたスペシャルなイベントの模様をお届けします!
<登壇声優陣>
梅原裕一郎さん(間黒男役)
伊藤静さん(岡本舞子役)
遊佐浩二さん(藪役)
諏訪部順一さん(キリコ役)
宮野真守さん(百樹丸雄役)
<登壇アーティスト>
UMI☆KUUNさん
焚吐さん
■ イベントのステージにドクターがふたりも! 梅原さん&諏訪部さんが白衣姿で登場
この日のイベントは、梅原さんと諏訪部さんが白衣姿で登壇。アニメ本編で登場したキリコのスタイルで現れた諏訪部さんは、インナーもドクターシャツで、聴診器も持参するというサービスぶり。梅原さんと伊藤さんは「医者がふたりも(ステージに)いて……」と話すと、遊佐さんが「医者がふたりもいて安心だと言ってますけど、ニセモノ感がすごいので、僕としては不安を隠しきれません(笑)」とツッコミを入れます。
その後、諏訪部さんが「インチキドクターです! もし、ご気分が悪くなる方がおられましたら、気兼ねなく手をあげてください。我々は何もしません。我々はただの飾りです!」と挨拶し、オープニングのキャスト登壇から会場中が笑いと歓声に包まれました。
最初のコーナーは「カウントダウンオペ」。ファンのアンケートによって選ばれた、アニメ本編で心に残るベストオペシーンを5位から1位まで、ランキング形式で紹介。ステージ上のスクリーン映像とともにランキングを発表しながら、ストーリーを振り返っていきます。諏訪部さんが「今日お集まりの患者様の中で、投票された方?」と観客に話しかけると、さっそく宮野さんが「患者様って!?」と諏訪部さんのボケをキャッチ。絶妙のタイミングで言葉を返します。そんな宮野さんのツッコミを聞いた諏訪部さんは、観客を「今日のクランケ(患者)です」と呼び、客席の笑いを誘いました。
さらに、その後も座席が隣同士の諏訪部さん&宮野さんが大活躍! ランキングを発表する際、「OK!」「Here We Go!」「なかなかゴキケンなエピソードだね!」といったワードをラジオのDJ口調で伝え、その場を盛り上げていきます。そして、諏訪部さんが「カウントダウンオペ! This Week's No.1!」と、ノリノリでランキングを進めると、遊佐さんから「毎週やんの?」と正統派のツッコミが……。作品のシリアスなオペシーンとは裏腹に、DJ諏訪部&DJ宮野のリード、そして時々入る遊佐さんのアシスト(ツッコミ)という布陣で、客席を大爆笑の渦に巻き込んでいました。
第4位には、第12話「狂騒の季節」がランクイン。原作で一番好きだったエピソードがアニメの最終回として登場したことを喜んだ梅原さん。当時を懐かしむように、「間黒男が闇医者になる決定打となったような手術なので、僕自身もアフレコの最中に気持ちが高ぶりましたし、とても思い出深い手術シーンですね」と振り返りました。
第1位には、第6話「ベトナムにて その3」がランクイン。『ブラック・ジャック』に登場するドクター・キリコ(『ブラック・ジャック』では、間黒男と相反するキャラクターで、ライバル的な存在)の若き日のキリコを演じた諏訪部さんが「人を救うことに対してものすごく熱い男」だと役柄を分析。「このキリコは、後のキリコのようにはなっていない時期なので、アッパーな感じで熱く演じました。その先も演じたいなと、原作を読めば読むほど思ってしまうようなキャラクターですね」とキャラクターへの愛を語ります。
さらに、『ブラック・ジャック』を全巻所有すると話した諏訪部さんは、「(キリコ役として作品に)関わることは光栄でした」と作品に対して敬愛の気持ちを伝えました。そして、最後に「まじめに答えちゃってすみません」とコメントしつつ、DJ口調で「See You Next Week Bye-Bye!」と笑いを誘って、コーナーを締めくくりました。
■ 斬新なゲームで大はしゃぎ?! 「競争の季節」
続いて、アニメ最終話のタイトル『狂騒の季節』をもじった「競争の季節」のコーナーへ。梅原さんチーム(梅原さん&伊藤さん&遊佐さん)と、諏訪部さんチーム(諏訪部さん&宮野さん)の2チームに分かれて、3つの競技で対決していくことに。第1の競技は、原作のカットから間違いをみつける「間違い探しオペ」。ここでもボケまくる諏訪部さん&宮野さんチームをよそに、まじめに答えた梅原さんチームが奮闘し、勝利。
第2の競技は、作中のキーとなるお金(間黒男が手術の際に、高額なお金を要求する)にちなんだ「フェイスバンク対決」。こちらは梅原さんのお顔の上に、どれだけコインを乗せることができるかを競い合うというもの。ゲームの趣旨を聞いた宮野さんが「梅原くん、何でそんなことOKしたの?」と、身体を張った梅原さんへ疑問を投げかけます。すると、遊佐さんも「梅原くん、仕事は選んでいいんだよ!」とアドバイス。先輩たちの発言に、梅原さんは「いやいや、何でもやりますんで!」と殊勝な言葉で返答。後輩・梅原さんの意外なコメントに、先輩・宮野さん&遊佐さんたちも思わず吹き出しました。
ゲームは作中のキャラクター・百樹丸雄(特殊義肢に手術器具を格納している医師)にちなんだ「百鬼先生のマジックハンド」と、手を使って、顔を上げ続ける梅原さんのクール・フェイスにコインを乗せていきます。
マジックハンドで、梅原さんの顔以外も触って遊ぶ宮野さんや、自身が演じるキャラクターの声で、ひと声かけながら梅原さんのお顔にコインを乗せていく遊佐さんなど、自由にプレイ。途中、マジックハンドを使いこなす伊藤さんが「超楽しい! すごい楽しい!」とテンションが上がっていく姿を見て、「悪魔が!」と宮野さん、「一番やばいヤツがここにいたぞ~!」と諏訪部さんがつぶやきます。結果は、ゲーム楽しんだ伊藤さんの勝因により、梅原さんチームが勝利。
そして最後の競技は「BJQ対決」。ブラック・ジャック役、そして、本作でもナレーションを担当する大塚明夫さんがビデオメッセージで登場し、『ブラック・ジャック』に関連するクイズを5問出題。最後の問題では、大塚さんから「ここからは大喜利ですよ~」と、ブラック・ジャックかるたを作るという驚きの問題も飛び出しました。「BJQ対決」では、大喜利でも活躍した諏訪部さんチームが勝利。しかし、3種の競技合計ポイントから、梅原さんチームが優勝! 間黒男の好物として、作中にも登場するボンカレーセット詰め合わせの賞品が送られました。
イベントはそのほか、コミカルな特別朗読劇「今日はスペシャルDay」、アニメのOP曲「I am Just Feeling Alive」を歌うUMI☆KUUNさんと、ED曲「オールカテゴライズ」を歌う焚吐さんのライブ、プレゼント抽選会など、豪華なプログラムが行われました。
エンディングでは、梅原さんが「アニメが終わった後に、再び(朗読劇で)同じ役を演じるというのは、本当に楽しくて、また何かの機会でやってみたいなと思いました。そして、先輩方に助けていただいて、楽しいイベントになったと思います。ありがとうございました!」と挨拶をして、イベントは終幕となりました。
[取材&文・宋莉淑]
■ TVアニメ「ヤング ブラック・ジャック」作品情報
<STAFF>
原作:手塚治虫 脚本:田畑由秋 漫画:大熊ゆうご
医療監修:後藤伸正 (秋田書店「ヤングチャンピオン」連載)
監督:加瀬充子
シリーズ構成・スーパーバイザー:高橋良輔
キャラクターデザイン・総作画監督:片山みゆき、三浦菜奈
美術デザイン:西田 稔
美術監督:柴田正人
色彩設計:荒井めぐみ
撮影監督:染谷和正
CGディレクター:軽部 優
編集:渡部珠未
音響監督:亀山俊樹
音響制作:グルーヴ
音楽:池田大介、古井弘人、秋山健介
音楽制作:ビーイング
アニメーション制作:手塚プロダクション
<CAST>
間 黒男:梅原裕一郎
藪:遊佐浩二
岡本舞子:伊藤 静
ナレーション:大塚明夫
>>TVアニメ「ヤング ブラック・ジャック」公式サイト
>>TVアニメ「ヤング ブラック・ジャック」公式ツイッター(@anime_ybj)
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(C)田畑由秋・大熊ゆうご(ヤングチャンピオン)