大先輩・山口勝平さんとの対談で小林裕介さんが流した涙の理由とは? 「声優男子ですが…?シーズン2」対談企画収録レポ&インタビュー
CSファミリー劇場にて、大人気放送中の声優ヒューマンバラエティ「声優男子ですが…?シーズン2」。上村祐翔さん、梅原裕一郎さん、河本啓佑さん、小林裕介さん、白井悠介さん、本城雄太郎さん、山本和臣さんら、今をときめく声優男子たち7人が、乙女に癒やし・ときめき・笑顔をお贈りする番組として、女性を中心に人気を博しています。シーズン2からは、声優男子らが自分たちで考えた企画に挑戦!
そして6月18日(土)放送の第9回では、待望の「先輩と2人きりですが…?」の第2弾が実施決定! 今回は小林さんが声優を目指すきっかけとなった大先輩・山口勝平さんと夢の対談を果たします。本稿では、そんな対談の模様を放送に先駆けてレポート! また収録後のお二人にインタビューを実施したので、記事にて併せてご紹介します!
■ 小林さんの目に浮かぶ涙の意味とは? 「先輩と2人きりですが…?」の収録に密着!
声優を目指すきっかけ、自身の原点とも言える大先輩との対談に、初対面ということもあり緊張気味な小林さん。一足早く山口さんが待機しているスタジオへ入ると、あまりの嬉しさに小林さんの表情が思わず緩みます。一方で山口さんも笑顔で小林さんを迎え入れ、和やかな雰囲気で対談はスタートしました。
『アルスラーン戦記』で主役を演じていたこともあり、以前から小林さんが気になっていたと話す山口さん。早速、小林さんがアニメや漫画に触れた経緯や、声優を目指すきっかけとなった、山口さん演じる『らんま1/2』のらんまについてトークを繰り広げます。そんな小林さんの話を受けて山口さんは、声優に至るまでのエピソードや、当時の貴重なエピソードを披露しました。
その後も小林さんは、アフレコやオーディションでの心構えなど“声優”という職業について、山口さんへ様々な質問を展開。山口さんも小林さんの話の一つ一つを真剣な表情で受け止めると、自身の経験や考え方に基づいたアドバイスを送ります。
また収録の終盤、とある質問に対する山口さんの回答を聞いた小林さんの目には、感動のあまり涙が。そして山口さんが語る今後の目標、声優として叶えたい夢とは? 声優を目指している方はもちろん、夢を追いかけている方にとってためになる話が満載の対談となっています。これらの内容はぜひ、6月18日の放送でお確かめください。
■ 仕事からプライベートまで語り尽くす!? 収録直後の2人にインタビュー!
――本日はお疲れ様でした。はじめに収録の感想をお願いします。
小林裕介さん(以下、小林):こんな夢のような対談をさせていただき感無量です! 本当に楽しく対談させていただきました。他のキャストの方からも「山口さんは良い人だよ」と言われていたんですが、いざお話すると本当に良い人で。まさか一瞬で緊張を和らげてくださるとは思っていませんでした。収録では聞きたいことをいっぱい聞けましたし、それに対して本音で答えてくださったのが嬉しく、本当に幸せな時間でした。
山口勝平さん(以下、山口):すごく楽しい時間を過ごせました。小林君とは共演したことがまだありませんが、最初に対談のお話を聞いたとき「あ、『アルスラーン戦記』のアルスラーン役の小林君だよな」と思い、今日を楽しみにしていました。自分が演じた『らんま1/2』のらんまを見て、声優になりたいと思ってくれたことを聞いて、僕も共感できるものがありましたね。僕は尊敬する野沢雅子さんにお会いしたときの緊張感を思い出しました。雅子さんも噂に違わぬいい人で、そのときは僕もすごく安心したことを思い出しつつ、今日は本当に楽しかったです。
――初対面ということで、山口さんから見た小林さんの第一印象を教えてください。
山口:最初に挨拶をしたときは好青年という感じでしたし、対談をしていても真摯だなと思いました。一生懸命聞いてきてくれる姿勢には好感を持てましたし、ぜひぜひ飲みに行きたいですね!
――今回は“声優”という仕事について、山口さんから貴重なお話を伺えたと思いますが、今回の対談はいかがでしたか。
小林:キャリアが全然違うので、僕が考えていなかったようなことをポンポンおっしゃっていただきました。お話の中でも「あ、僕なんかと考え方、見方が違う部分が多いな」ということも思いつつ、「結構同じことを考えてたりするんだ」という部分もありました。それはそれで間違ってなかったんだ、という自信にもなりました。今日聞いたことを今後の芝居へのアプローチやそれ以外のところに活かしていきたいです!
――山口さんが演じるらんまが声優を目指すきっかけになったという小林さんですが、お話を聞いてみていかがでしょう。
山口:自分が演じたキャラクターを見て声優を目指したと言われれば、悪い気はしません(笑)。スタジオではアフレコが終わったらすぐ解散してしまうので、今はこういった若い子たちとじっくりお話をする時間がないんです。でも今日が初対面だけど小林君と仲良くなれた気がするので、僕にとっても発見がたくさんありました。だから、これからどこかの現場で一緒にお仕事をしたいですし、スタジオで会いたいなと素直に思いました。
――これからの時代、そんな若い声優の方へ山口さんが望むことを教えてください。
山口:今はお芝居の他にプラスアルファが必要とされる時代なので、傍から見てても大変だろうなと思ったりもします。その中での優先順位として、お芝居が一番上に来てほしいなと思います。対談の中でも話しましたが、結局到達しきれない、どうしても自分の芝居にクエスチョンしか浮かばない、疑問を感じながらやることがあると思います。「どうしても到達できないのはなんでだろう」と言っていましたが、それは単純に演技というのは、書いて字の如しで“演じる技”なんだと思います。でもその技は極めてしまうと、それは演技ではなく“なりきり”だと僕は思うので。なりきってしまったらそれは演技じゃないし、演じるから演技なんです。最終的なポイントがなりきりで、そこには誰も行きつけないから、ずっと定年もなく死ぬまで追っかけていけるんだと思います。だから演じる技を磨いていくことだけは忘れないでほしいし、そこに重きを置いてくれれるような人となら、僕は何でもやれます。
――ちなみには山口さんの誕生日が近いとのことですが(収録日時点)、仕事やプライベートで小林さんにアドバイスはありますか。
山口:小林君はお酒をよく飲むと聞きました。でもお酒を飲むと次の日はどうしても喉が乾いちゃうので、水分をしっかり摂るとか、朝にシャワーを浴びながら湯気で吸入しつつ声を起こすとか、喉のケアを大事にしてほしいです。意外と若いうちはガンガン声が出るんだけど、ある程度の年齢で蓄積したダメージがガクンと来るので、早いうちから喉のケアをすると良いかもしれないですね。
小林:最近ちょっとガクンと来ているので……(笑)。
山口:それとしっかり寝ないとね。睡眠って大事だよ。あと腹筋が徐々に弛んで来てさ。今放送している『カミワザ・ワンダ』という作品ではメインキャラクターのワンダ役の他に、エンディングも歌わせていただいたんだけど、それが息継ぎ無しの中毒系ソングでね。4分半ほどの尺をほぼ歌い続ける曲で、そのとき久しぶりに腹筋は大事だなと思ったね。最終的には腹筋だぞ、と(笑)。
小林:戒めないといかんな……この腹(笑)。
――小林さんにも思い当たる節があるのでしょうか?
小林:最近は腹筋・腹式を改めて見直そう、ボイストレーニングに通おうと思っている最中なんです。
山口さん:若いうちは大丈夫だと思っていたんだけど、意外と基礎って大事なんだなと今になって思いますよ(笑)。
――他にプライベートや趣味などで小林さんへのアドバイスなどはありますか。
山口:僕は熱しやすく冷めやすいというか、やってみたいことにとりあえず手を出してみるタイプなんです。それこそヨーヨーが流行っていたら触ってみたりとか、浅く広くいろんなことをやっていますね。その道のプロの人からは「まだ入り口からちょっと入ってきたくらいじゃん」と思われても、一般の方から見られたときに凄いと思わせられるくらいのレベルまで色々なことをやっています。武器になるというかね(笑)。
小林:分かります! 僕も熱しやすく冷めやすいんですよ。ちょっと人におだてられると頑張るんですけど、途中で飽きたら「もういいや」ってなっちゃうんです(笑)。
山口:それでいいと思うけどね。その中で続けられるものが見つかるかもしれないし。下手の横好きでもね、続く趣味って見つかると思うよ。
小林:分かりました……もう少し手広くやってみます!
――ちなみに小林さんは過去にどのようのなご趣味を?
小林:それこそ僕はヨーヨーならプロになれるレベルだと思います! 今のプロレベルと昔のプロレベルは違うらしいですが……。
山口:凄いじゃん! 今と昔と言ってもダブルループとかの頃でしょ? 僕はそこまで出来なかったもん。
小林:もういろんな種類のヨーヨーを駆使してとにかくやってました。
山口:結構頑張ったけどこれは出来なかったなぁ……。でもアトミックファイヤーまでならムキになって練習して、出来るようになったら「よし、俺のヨーヨー終わった。次は何をやろうかな」みたいな(笑)。
小林:それと僕は最近、けん玉を自慢できるレベルにしようかなと思っています。少し前に共演した方がけん玉部を作ると言っていたので、そこに混ぜてくださいと言ってから半年くらい経ってまだ発足してないらしくて(笑)。けん玉は元々父親に教えられていたので、普通の人からすれば凄いと思われるくらいのレベルだと思うんですけど……。
山口:凄い! じゃあけん玉とヨーヨーで十分じゃん!
小林:そうなんですけど、もう少しけん玉を練習して自分でも満足できるレベルになったら、新しい趣味を探しにいくと思います。僕は実家に住んでいるんですけど、1人で黙々とけん玉をしていると母親に「……何やってんの?」って言われることもあります(笑)。
山口:たしかにヨーヨーもけん玉も、自分の中でやっていくものだからね(笑)。
─―最後に番組を楽しみにしている方へメッセージをお願いします。
小林:僕の原点とも言える方との対談です。ただただ僕が聞きたいことを聞いて、その答え一つ一つに感動して聴き入って……僕はあまり喋れてないと思うんですけど(笑)。でもそれだけ声優としての深いお話をしてくださっています。一般の方が聞いても面白いと思いますし、声優を目指している人にとっては、ためになる放送になっているので、ぜひ今回の対談を見ていただければと思います。
山口:僕は普段おちゃらけてる方なので、今回は小林君に真面目な部分を引っ張りだされたなと言いますか。見ている方が「これいつもの山口勝平と違うじゃん!」みたいに言われたら、後で小林君に営業妨害でしたと言いに行きたいなと……(笑)。でも話していて本当に楽しい時間だったので、見てくださってる方にも楽しく見てもらえれば、それが一番嬉しいです。勝手にあれだけ喋ったばかりなんですが、まだまだ全然喋り足りないので、また今度お話できればと思います。
――ありがとうございました。
[取材・文・撮影:鳥谷部宏平]
■ 放送情報
番組名:声優男子ですが…?シーズン2
放送チャンネル:CSファミリー劇場
放送日:毎週土曜19:20~19:50 ※隔週土曜更新
再放送:毎週日曜8:25~/毎週木曜深夜 ほか
【キャスト】
上村祐翔
梅原裕一郎
河本啓佑
小林裕介
白井悠介
本城雄太郎
山本和臣
ナレーション:諏訪部順一
>>「声優男子ですが…?シーズン2」特設サイト
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