後半戦はカレンが大活躍!?――アニメ『ハンドレッド』リレーインタビュー【奥野香耶さん編】
激しいバトルやアクション、衝撃的なストーリー、そしてヒロインたちとのあんな展開やこんな展開の数々……。様々な要素で織りなされるアニメ『ハンドレッド』が現在、絶賛放送中です。新キャラクターが登場し、物語が加速する中、これからの展開に期待が高まっています。
そんな本作の後半戦の魅力をさらに探るべく、アニメイトタイムズではメインキャストを演じる声優陣へインタビューを行いました。対象者は長谷川芳明さん(如月ハヤト 役)、大久保瑠美さん(エミール・クロスフォード 役)、吉岡茉祐さん(霧島サクラ 役)、奥野香耶さん(如月カレン 役)、M・A・Oさん(クレア・ハーヴェイ 役)の5名です。本稿では如月ハヤトの妹・如月カレンを演じた奥野香耶さんに行ったインタビューの模様をお届け。エンディングテーマや、サクラとのデュエットソングなど、歌うカレンにも魅力がたっぷり詰まっているようです。
■ カレンの魅力は危険なブラコン体質!?
──本日はよろしくお願いします。アフレコなどの経験から『ハンドレッド』はどのような作品だと思いましたか?
如月カレン役・奥野香耶さん(以下、奥野):ハーレムものだと思いきや、ちゃんとかっこよく戦うシーンもある作品です。そういう雰囲気の中でもカレンのシーンでちょっと一休みがあったりもします。こんな如月ハヤトみたいなラッキーな人って現実にいないだろうなって、それが面白いなと思いながらアフレコしてました。
──アニメ前半部分で思い出に残っているシーンはありますか?
奥野:一番好きなシーンは、クレア様がハヤトにお姫様だっこされたときにスゴく照れてたシーンです。クレアさま可愛いなっていうのが印象に残ってます。
──如月カレンの魅力はどんなところだと思いますか?
奥野:魅力は、ちょっと危険なブラコンなところ(笑)。ヤンデレっぽくて、可愛らしい、怖い雰囲気が魅力だったかなって思います。私、兄がいるんですけど、いくら好きでも待っていたお詫びにキスしてくださいっておでこにキスとか絶対求めないので(笑)。本当に大好きなんだなって思ってました。
──演じる際に気をつけたポイントなどありますか?
奥野:病弱な女の子だけど、そこまで弱々しくなくて。芯も通ってるし、言う所は言うし、ちょっと口が悪いところとかもあったりして、あまり弱々しくならないようには気をつけてました。
──自分で予習してきたものが、意外と上手くハマった感じですか?
奥野:音を高い所に設定しすぎちゃって、声がかすれたときは、「高すぎて何言ってるかわからないから、もうちょっと低くていいよ。もっと地声の近いところでいいよ」って言われました。とくに興奮してるところは上がりすぎちゃって、声が出づらいことは何回かありましたね。
■「ハヤト羨ましい!」って思う?
──如月カレン以外で、気になる登場人物は誰ですか? その理由をお聞かせください。
奥野:サクラちゃんですね。あんなに可愛いくて積極的だけど、ハヤトがぜんぜん振り向いてくれない、全然見ようとしてくれないところが、「ハヤトもったいないよ」って思いながら見てました。エミールもクレアさまも良い女だからしかたないかもしれないけど。あとサクラは、ステージの上では明るくて、トップアイドルみたいな感じだけど、過去に辛い部分を抱えているところが深みがある良いキャラクターだなって思いました。
──魅力的なキャラクターが多い本作ですが、どんな人に見てもらいたい作品ですか?
奥野:日常的に疲れてる人とかかな(笑)。あまり自分を追い込むような内容ではないので、ただ見ていてもいろんなシーンがあって、面白いなって感じられる作品になっていると思います。いい意味で、何も考えずに見られる作品ですね。
サベージと戦わなきゃいけない世界だし、大変なはずなのに、日常はハチャメチャな感じなのがいいんじゃないかなって思います。
──そんな人が『ハンドレッド』を観たらどんな感想を持つと思いますか?
奥野:「いいな」かな。ハヤト羨ましいなって(笑)。女性は「誰かにしなさいよ!」みたいな感じかもしれません。個人的にはクレアさまにいってほしいんですけどね。もっとデレが観たい(笑)。
ハンドレットが始まったときに反応が気になって、ネットでアニメを見た人の感想を見たことがあったんです。その中に「エミール頼むから男のままでいてくれ」っていうのがあって、私も確かにそれもアリだなって思って(笑)。完全に女の子になっちゃったけど、そっちの展開も良かったかもしれません。
──本作オススメポイントはどこでしょうか?
奥野:『ハンドレット』の敵キャラクターは、本当の悪者って感じじゃなくて、それぞれに事情があるんです。私は、「そうだったのか。」って納得しながら、一人一人の人間模様がちょっとした会話で分かったりするのを楽しんでいました。みなさんにもそこを気にしながら見てもらいたいですね。
■ ピアノに陸上……バトルした学生時代
──本作は「学園バトルアクション」ですが、学生時代にもっとも「バトルしたなぁ」と記憶に残っていることはありますか?
奥野:私はピアノの伴奏を頑張りました。合唱コンクールが小学校のころにあって、同学年でピアノを習っている子が伴奏をやることになっていたんです。ピアノを習っている子ってやっぱり何人かいて、そこに私と同じくらいのレベルの子がいたんですよ。学年で一曲壮大な曲を弾く時、ピアノ伴奏はどっちが担当するのかみたいなバトルがありましたね。
中学校にあがったときもクラス対抗の合唱コンクールがあって、そのときもクラスに似たような子がいて、どっちがやるかとなりました。でも一回、先生から「毎年やってるから今年は」みたいなことを言われて選ばれなくて……。なんのためにピアノやってたんだろうって家に帰って泣きました(笑)。
──それはまた……。
奥野:あれは悔しかったですね。あとは、兄が陸上部だった影響で、陸上部に入っていたんですよ。でも、同じ学年に女子が一人しかいなかったので行きたくなくなって。帰り道に校庭があるから、帰ることも出来ず、悩んだ末に教室で寝てたこともありました(笑)。本当に嫌で、帰りたかった日は先輩に見つからないように裏の道から柵を通り越して帰ってました。
ほんの1、2回なんですけどね(笑)。
■ カレンらしさが出た楽曲にも注目!
──アニメ後半戦の見どころはどこだと思いますか?
奥野:後半戦では、カレンが初めてステージでサクラと歌うシーンがあるんです。今までカレンは話には出るけど、何回かしゃべっておしまいっていうのが多かったんです。10話では歌を歌ったりカレンの気持ちを話したりシーンがあるのでぜったい見て欲しいなって思います。
──エンディングテーマも歌われていますが、歌の収録はいかがでしたか?
奥野:強めの曲もあって、カレンの弱々しい声から強い歌声を出すのは難しくて、収録にちょっとだけ時間がかかりましたね。私の本来の歌声にもっと息を足した感じがカレンの歌声かなって自分では思っています。サビは私の声に寄せて歌ったのかもしれません。
カレンのキャラソンは10話で流れるんですけど、それが一番苦戦しました。でも、行き詰っていた時に「カレンをそこまで意識せずに普通に歌って良いよ」とスタッフさんに言われて歌ったら、しっかりとカレンの歌声になったんです。ちゃんとカレンになってたんだって安心しました。
──そちらも楽しみですね。『ハンドレッド』にちなんでうかがいますが、いままでの人生で、100回以上行ったことは何かありますか?
奥野:辛いものは余裕で100回以上食べていますね。辛いものが好きで、マイ一味唐辛子を持ち歩いていたこともあるんです。何でも一味唐辛子をかけちゃって、舌が本当にバカになっちゃうこともありました(笑)。基本的には食べ物にはぜんぶかけてましたね。基本辛いものしか食べていなかったので。
──それはすごい……! では、後半戦楽しみにしているみなさんにメッセージをお願いします。
奥野:『ハンドレット』を見ていただいてありがとうございます。後半は私が演じているカレンちゃんが大活躍するシーンがたくさんありますので、カレンちゃん推しの方はそれを楽しみにしていただきたいです。カレンとサクラの歌も登場するのでそこも注目して欲しいですし、ハヤトが結局クレアさまをどうするのか、誰を選ぶのかというところも最後まで注目してみてください。ぜひよろしくお願いします!
■『ハンドレッド』作品情報
【放送概要】
テレビ東京 4月4日スタート 毎週月曜深夜2:05~
BSジャパン 4月9日スタート 毎週土曜深夜0:00~
AT-X 4月5日スタート 毎週火曜夜11:30~
リピート放送 毎週木曜午後3:30~/毎週日曜深夜1:30~/毎週月曜朝7:30~
※放送日時は変更になる場合があります。
【スタッフ】
原作:箕崎准(GA文庫/SBクリエイティブ刊)
キャラクター原案:大熊猫介(ニトロプラス)
監督:小林智樹
シリーズ構成:白根秀樹
キャラクターデザイン:田中紀衣
音楽:鳴瀬シュウヘイ
音楽制作:DIVEⅡentertainment
アニメーション制作:プロダクションアイムズ
オープニングテーマ:「BLOODRED 」 D-selections
エンディングテーマ :「EYES ON ME」 エミリア(大久保瑠美)&サクラ(吉岡茉祐)
【キャスト】
如月ハヤト:長谷川芳明
エミール・クロスフォード:大久保瑠美
霧島サクラ:吉岡茉祐
如月カレン:奥野香耶
クレア・ハーヴェイ:M・A・O
フリッツ・グランツ:羽多野渉
レイティア・サンテミリオン:大坪由佳
リディ・スタインバーグ:衣川里佳
エリカ・キャンドル:牧野由依
シャーロット・ディマンディウス:堀江由衣
スフレ・クリアレール:佐藤利奈
メイメイ:今村彩夏
【イントロダクション】
《ハンドレッド》―それは地球を襲う謎の生命体《サベージ》に対抗できる唯一の武器。《武芸者(スレイヤー)》を目指すため、海上学園都市艦《リトルガーデン》に入学を果たす。だが―なぜか自分のことをよく知るルームメイト、エミール・クロスフォードに、どこか懐かしい違和感を覚えるハヤト。さらに入学早々、学園最強の武芸者《女王》クレア・ハーヴェイから決闘を申し込まれてしまい……!? 箕崎准×大熊猫介(ニトロプラス)がタッグを組んだ、《究極》の学園バトルアクション、ここに開幕!
>>テレビアニメ「ハンドレッド」公式サイト
>>テレビアニメ「ハンドレッド」公式Twitter(@hundred_PR)
ハッシュタグ:#ハンドレッド
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