「これで俳優終わってもいい」――“野生ライダー”が語る胸の内とは 『仮面ライダーアマゾンズ』鷹山仁/アマゾンアルファ役・谷口賢志さんインタビュー
「仮面ライダー」シリーズ最大の異色作とも言われる『仮面ライダーアマゾン』(1974年)を下敷きに、「平成ライダー」を築き上げたスタッフ陣によって完全新生された『仮面ライダーアマゾンズ』(以下、アマゾンズ)。4月からの「Amazonプライム・ビデオ」での独占配信を経て、BS朝日(7月3日より毎週日曜深夜1:00~)、TOKYO MX(7月6日より毎週水曜22:30~)でのテレビ放送と、2017年春の「シーズン2」配信が決定しています。
そんな『アマゾンズ』より、「ヒモ」「飲んだくれ」でありながら、確固たる信条をもってアマゾンを殺し続ける“野生ライダー”――鷹山仁/仮面ライダーアマゾンアルファを演じる、谷口賢志さんにインタビュー! デビュー作にあたる『救急戦隊ゴーゴーファイブ』(1999年)の巽流水/ゴーブルー役以来、17年ぶりの特撮ヒーロー作品出演となる谷口さん。俳優として自分の全てを出しつくしたという役どころ・鷹山仁について、全13話を撮り終えたタイミングで語っていただきました。
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仁はかっこよく見えるだけで、かっこつけてはいない
――『仮面ライダーアマゾンズ』鷹山仁役のオファーをいただいた時の率直なご感想から聞かせていただけますか?
鷹山仁/仮面ライダーアマゾンアルファ役・谷口賢志(以下、谷口):やっぱり、非常に驚きました。ライダーって若い方が演じますけれど、僕は38歳ですし、過去に『救急戦隊ゴーゴーファイブ』に出ていましたから。まさか「仮面ライダー」からオファーが来るとは……本当に1ミリも思ってなかったというのが正直なところです。同時に、とてもうれしかったですね。
――『ゴーゴーファイブ』のちょうど次の年に、「平成ライダー」シリーズ第1作の『仮面ライダークウガ』(2000~2001年)がはじまった形でした。
谷口:『ゴーゴーファイブ』の撮影が終わりかけのころに、「仮面ライダー」が復活すると聞いたんです。「戦隊」って、当時はやはり"子供番組"という印象が強かったんですけれど、いざ『クウガ』が始まると、大人にも向けた作りで一気に人気が出て、しかも「若手俳優の登竜門」みたいなポジションの番組になったじゃないですか。ライダーが復活する前に戦隊をやっていた自分たちからすると、非常にうらやましかったですね。「あの30分はデカい! 7:30には起きれないけど、8:00には起きれるんだ!」って、戦隊の仲間内で話したりもしました(笑)。
もちろん逆に、ライダーをやった人で「戦隊にも出てみたかったよ」という人もいるかもしれませんけれど。僕たちからすると戦隊は「5人でひとり」なので、自分ひとりだけ変身して、自分ひとりだけが撮ってもらえるライダーは、当時うらやましかったです。
――うらやましかったという『クウガ』から17年が経って、まさかのライダーデビューになりましたね。
谷口:ありがたいです。いただいた鷹山仁/仮面ライダーアマゾンアルファという役も、監督たちに非常に愛されているのを現場でひしひしと感じています。本当に楽しく気持よくやらせていただきました。
――白倉(伸一郎)プロデューサーや石田(秀範)監督からは、役について最初どのような説明がありましたか?
谷口:撮影に入る前、最初の顔合わせの時に白倉プロデューサー(※1)から、「仮面ライダーだと思わないでください」という話をまずされました。「ヒーローだからこういう芝居をしなきゃいけない、といったことはまったく考えないでください」と。石田監督からも、さらに激しめの言葉づかいでそういったことを(笑)。
あと監督は、「俳優は自分の役だけ考えて、余計なこと考えないでいい」とも言ってくださりました。「こうしたほうが視聴者に伝わるかな」「これは表現としてセーフかな」みたいな部分は、プロデューサー・監督・脚本家にお任せという感じで、俳優は芝居のことだけ考えなさいと。これは役者として本当に幸せなことなんです。だからまずは自分で演技を考えて、現場でやって、「それはやりすぎだ」とか「もうちょっとやっちゃってもいいぞ!」といったご指摘をもとに、調整していったイメージですね。
※1 平成ライダーのプロデューサー。『仮面ライダー アマゾンズ』の制作発表会で、「「トゲ」を抜かれた平成ライダーに「トゲ」をもたらす!」と発言し、大きな話題に。
――谷口さんご自身の中で最初に作った仁の演技の大きな方針としては、どういったものがありましたか?
谷口:台本を読んでみると、基本的に戦闘シーンに遅れてやってきて、説教して帰る……みたいな感じですけれど(笑)、見せ場が多いこともあって、やっぱり非常にかっこいい役なんですよね。
ただ、これは最終的にかっこよく見えるだけで、基本は「ヒモ」……かっこつけてはいないんです。そういう意味で、「かっこよくやりたくない」とは考えていました。仁って、髪の毛はセットせず目にかかっていて、ヒゲも剃ってないですし、洋服はぜんぶ七羽さん(演:東亜優)が買ってきてくれているという設定もあるくらいで。とにかく、かっこつけていないし、そういうことに興味がない。「七羽さんと、アマゾンを殺すことにしか興味がない人間でいてくれ」と石田監督には言われましたし、僕としても、かっこいいシーンだからってかっこよく出てくるのは違うな……と思いました。
だから変な言い方ですけれど、基本的に「かっこいい顔」をせず、崩れている顔でいたいなと。「やるときはやる」みたいな顔は一瞬でいいでしょと思ってやっていました。もちろん、全部そろった最終画面は監督のみなさんがかっこよく撮ってくださいますので……そこは感謝しています(笑)。
囁くような変身のセリフ「……アマゾン」は、なぜ生まれたのか?
――第1話から、まずは仁の変身シーンにグッときた視聴者が多かったと思います。
谷口:撮影に入る前に、スタッフとキャストで集まって第1話の台本読み合わせをしたんですが、僕のセリフはその変身シーンの「アマゾン」だけだったんです。本読みって、変身とかそういう部分は飛ばしたりするんですけど、石田監督は「次、谷口いくぞ」と……。プロデューサーや脚本家など全員がいる中で、僕に「アマゾン」だけ言わせるという状況になったんですね。
そこで僕は、聴こえるかどうかくらいの小さな声で、「……アマゾン」ってやったんです。そうしたら監督は、「あ、それできた。うん、わかった。うん、それでいい」というリアクションで。僕はそれがちょっとムカついて、「すいません、もう一回やらせてください。違うのあります!」って言ったんですけど、「あー、いい、いいから」と(笑)。他のスタッフの方々も、「じゃあそれで」ということになったんです。
でもあのシーンって、「アマゾン」って言うまでに、すっごいお膳立てがあるじゃないですか。複数のアマゾンと駆除班が混戦状態になっている中で、突然長いクラクションが響いて、みんなの視線が集まって。車から降りてゆっくり歩いて、ようやく「アマゾン」ですから。だからたぶん……僕もたぎってたんでしょうね。本読みでやったような「……アマゾン」じゃなくて、「アマゾンッ!!」になっちゃったんです。そうしたら遠くから石田監督が「タニグチィィィッ!!」って(笑)。
一同:(笑)
谷口:「おいしくねぇんだよそれじゃぁぁッ!」「何たぎってんだテメェ、でけぇ声で言ってんじゃねぇッ!」って。謝って、「……アマゾン」で撮り直しました(笑)。
――(笑)。そこでは何テイクか重ねたんですか?
谷口:言い方は2回目で直したんですけど、違う画角でいろいろ撮ったんです。採用されたテイクはベルトじゃなくて僕の顔だけが写っていて……いいのかなぁとも思いましたけど、印象的なカットになっていますよね。
ベルトに関して言うと、「これが今回の……ライダーベルトです!」みたいな感じでジャジャーンと渡されるのかなと思ったら、「はいこれです。つけてください」って業務的に渡されてビックリしました(笑)。「雑に扱え」という石田監督の意向だったみたいですけれど。
――クラクションを鳴らしたあと、さっそくベルトで生卵を割って食べていましたね(笑)。
谷口:割りました! あれはやるしかないと思って提案して、監督にもOKをいただけたのでよかったです。仁は身体の中にアマゾン細胞を飼っていて、タンパク質を摂らなきゃいけない――だから卵を食べるわけですけど、そういう必要な要素が、ゆるい描写としても活きてくるのがおもしろいなぁと思っています。絶対に食べないとやっていけないものだけど、実はそれがすごく日常を感じさせるんですよね。
仁と七羽さんとの会話は、コミカルでもあり切なくもある
――仁を養う七羽さんとの会話でも、仁のゆるい一面が見えますね。
谷口:もともと仁は「ヒモ」で七羽さんには頭が上がらないという設定ですけれど、「なぁなはさ~ん♪」っていうあの形を作ったのは石田監督です。
まず、ヒモを養う……しかも鷹山仁という、人喰い細胞をもつ人殺しを養う女ってどんなだろうねって考えると、一筋縄じゃいかないだろうと。七羽さんの人物像はそういうところから考えて、監督も東さんも作り上げていったんです。ある意味、仁よりぶっとんでますよね。
仁と七羽のあの雰囲気は僕のプランとしてもあったんですけど、最初は外での仁と同じように演じてみたんです。そうしたら石田監督から、「谷口、そうじゃなくてちょっと"なぁなはさ~ん♪"ってなってくんねぇか。テンション上げてくれ」と言われました。監督いわく、「人間ってそうだぜ? いくら外でかっこつけてても、嫁さんの前じゃ頭あがんないし、メシ食うときはお椀とか取ってくるし。ヒーローだろうがなんだろうが、そうなんじゃねえかって思う」と。……石田監督って普段は怖いですけど、もしかしたら家ではああいう感じなのかもしれないですよ?(笑)
一同:(笑)
谷口:というのは冗談ですけど、仁と七羽さん、両方のキャラを立たせる狙いがあったんだと思います。自分としても納得して、「はいよ!」(第2話)って言ったりするようになりました。その後の話数は、僕が調子に乗ってた結果です(笑)。
――第7話で、駆除班に盗聴器を仕掛けるようお願いするときの「つらいなぁ~、つらいなぁ~」は特に印象的でした。
谷口:あれひどいんですよ! やってる時、スタッフみんな笑ってるんです。「お前ほんとにヒモだろ」とか言われて(笑)。けど、かわいいですよね。人喰い細胞を持ってる人殺しが、好きな女の前ではああなるというのは。
第3話で、悠との戦いで疲れて家に帰ってきた時、「やばい……七羽さんから肉のにおいがする」「食べる?」「……今度な」というやりとりがありましたけど、仁は七羽をいつ食べてしまってもおかしくないんです。だから七羽さんとのコミカルなシーンは、実はとても切ないシーンでもあるんだと思って演じました。人間らしい幸せな時間を幸せに過ごすために、仁はああなのかな……と。
――外での仁と、家の中での仁もふくめて、谷口さんが共感するところなどはありますか?
谷口:仁はヒモでアル中なのでいつも飲んでますけど、僕も基本的にはお酒が好きで、お酒の失敗も多くて……。どちらかというと、ちゃらんぽらんな人種に分類される側だと思っています。ただ仕事に対しては、どうしても熱くなりすぎてしまったり、譲れない部分があったり、ある意味バカ真面目だって言われることが多いです。
仁の場合は仕事というか「アマゾンを狩る」ということなのでちょっと違いますけど、そのあたりは自分と似ているかもしれません。俳優仲間から「谷口は二重人格なのか?」って言われるぐらい、僕は仕事と遊びをハッキリ切り替えるところがあるので。ただ、僕は生まれてこのかた、ヒモになったことはないです(笑)。
一同:(笑)
谷口:自分がヒモだったらどうだったのかな……というのを、鷹山仁を使って体験してます(笑)。僕は女性にご飯をおごってもらうのとか苦手なんですよ。お金がなかったら、ご飯に行かない。給料入ってから行こう! って言っちゃうタイプですね。だから仁みたいに「つらいなぁ~」とか言えるのは、ちょっとうらやましいところもあります。何から何まで七羽さんに与えてもらっているのは……”野生”なのにお前、ヒモじゃねぇか! ってツッコみたくなりますけど(笑)。そういうところ以外は似ているかもしれないです。
鷹山仁に「ありがとう」と、素直な気持ちをつぶやいた最終日
――悩み続ける悠と対照的に、仁はブレない印象がありますが、最終話まで演じきってイメージが変わった部分などはありましたか?
谷口:やっぱり仁には仁の生き様、唯我独尊の道が明確にあるので、あまり変わった感じはないです。どちらかというと、僕を介してまわりの人が変わっていくほうがベストだと思っていました。現場でもなるべく、悠役の(藤田)富を筆頭に、まわりの人に刺激を与えたいとは思って、いろんな出演者といっぱい話をしました。本当に建設的で刺激的な現場でしたね。
――悠役の藤田富さんにインタビューさせていただいた時、第7話で悠が仁に髪をつかまれて「そんな甘ちゃんで……できるかって」と言われるシーンが印象深かったとおっしゃっていました。谷口さんの演技に触発されて、それを演技で返せたと。
谷口:悠の髪をつかむ演技は、第2話でもやっているんです。仁の家で目を覚まして、「僕が……なんであんな……」と混乱する悠に、「なんでって……おまえがアマゾンだからに決まってんだろ」と言う時ですね。
髪をつかむのって、パーソナルな距離感を気にせず踏み越えちゃう行為じゃないですか。そういうことをするヤツって、まったく空気を読めないのか、すっごく空気を読めるのか、そのどっちなのかよくわからないヤツ……という雰囲気が出ると思うんです。だからなるべく人にさわる人間、他人の領域に踏み込んじゃう人間にしようと考えていきました。同時に、「普通はここで近くに行くんじゃない?」というところで、あえて外したりもしています。
第7話は悠と仁のお互いの思想がぶつかるシーンで、ココだ! と思って同じように髪をつかみました。第2話でつかまれた時の富の表情は、泣いて非常に怯えているんですけど、第7話では全然ちがうんですよね。まるで富の目が「……殺す!」って言葉を発しているようで。石田監督にもOKをいただき、この変化を見せようということになりました。僕としても、これはやれて本当によかったと思っています。
――石田監督のエピソードをいくつかいただきましたが、クランクアップ前日に谷口さんがツイッターで気になるつぶやきをされていました。ある重要カットを撮り終えた時に、石田監督から「谷口!! 最高!! 最高!! ………テレビじゃ絶対放送出来ない!」と言われたとのことですが、これはどんな場面だったんでしょう?
https://twitter.com/tgms_twinews/status/730340785992785920
谷口:ほぼほぼクライマックスに近いところなんですけれど、仮面ライダーとしても、ドラマとしても衝撃的なシーンがあるんです。どう撮るのかなこれ……と思っていたら、その……。石田監督って……例えばですけど、台本には「家の中で戦う」って書かれているのに、現場に行くと……山だった! みたいな(笑)。そういうことがあるんですね。あれ!? ぜんぜん違うじゃん! って。
その衝撃的なシーンに関しても、まずロケーションが台本と違う。演出もまったく違う感じになっていたんです。しかも、本来ならテストをやって、テスト本番をやって、本番という流れで撮りますけど、「ココは一発勝負でいこうや!」という空気になって。テストなしでそのシーンをガン! とやったら、一発OKになったんです。そしたら監督がブースから走ってきて、「谷口!! 最高!! 最高!! 谷口最高だったよ!」というお言葉をいただいたんです。「あーざーっす!」って答えたら、「テレビじゃ放送できねぇッ!!」と。
一同:(笑)
谷口:じゃあダメじゃん! って言ったんですけど、そこはもう、スタッフのみなさん、各所のみなさんのお力で放送できるようになることを祈っています(笑)。
――クランクアップの日には、「鷹山仁へ。君に逢うために生まれてきたんだと日々思っていたよ。ありがとう」とつぶやかれていました。その真意を最後に教えてください。
https://twitter.com/tgms_twinews/status/730679805041991682
谷口:17年前に『ゴーゴーファイブ』が終わったあと、「もっとお芝居がしたい! 俳優としていろんなものに出会いたい!」って思っているのに、なかなかうまくいかない時期があったんです。もちろん、俳優としての実力不足や、意識の甘さによるところが大きかったんですが。こんなに仕事ないんだったら、つらいんだったら、俳優やめてしまいたいな……と思ってましたね。
そんな時に、及川 中(おいかわ あたる)というひとりの映画監督に出会って、映画「愚連・GANG」(2001年)と言う作品の主役を務めることになりました。及川さんは腐っていた僕に、「たぶんおまえはこれから、何十・何百っていう役に出会う俳優になるよ。だからこの映画の主役に選んだんだ」と言ってくださったんです。
「谷口。俳優ってな、"ひとつの役に出会えるか出会えないか"なんだ。もしかしたら、そのひとつの役に出会うために、俳優ってとんでもなく苦しい思いをしているのかもしれない。もしかしたら、一生出会えずにつらいままかもしれない。おまえもこれから、絶対もっとつらくなるだろうし、もっとしんどくなる。でも、ひとつの役に出会うために、本気で、命をかけて芝居していきなさい」と。
正直、その時はまったく意味がわからなかったし、「なに言ってんだ」とも思いました。俺が何百の役に出会う俳優になるかよ……と。でも運よく17年ほど俳優を続けられて、気づけば38歳になって、最近なんとなくその言葉の意味がわかりはじめてきていたんです。そんな時に、鷹山仁という役に出会いました。
『仮面ライダーアマゾンズ』の撮影は、とてもしんどかったけれど、とても楽しかったというのが本音で。鷹山仁という役に、いまの年齢、いまの知識量・技量で出会えて本当によかったです。これで俳優終わってももいいや、このためだけに生きてきたのかもしれないって思えるくらい、自分のすべてを出しつくせる役でした。なので鷹山仁に、「ありがとう」と素直な気持ちをつぶやいたんです。
――いまは全13(※)話をやりきった……というお気持ちですか?
谷口:そうですね。とんでもない台本を(小林)靖子さんが書いてきて、とんでもない演出を石田監督、田﨑監督、金田監督がしてくださって。全13話を通して、最後はとんでもないところまで行けた……という自信はあります。あとは視聴者のみなさんがどう判断されるか、ですね。残る話数も期待は裏切らないと思いますので、ぜひ注目していただければと思います。
――ありがとうございました!
※インタビュー後に、2ndシーズンの発表が行われています。
[取材&文・小林真之輔]
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作品情報『仮面ライダーアマゾンズ』
仮面ライダー45周年記念プロジェクト『仮面ライダーアマゾンズ』
Amazon プライム・ビデオにて全13話配信中
配信中のオリジナル版を再編集したテレビ版オンエアが7/3(日)よりBS朝日、7/6(水)よりTOKYO MXにて決定!
<イントロダクション>
仮面ライダー45周年記念プロジェクト、最大級の衝撃。
『仮面ライダーアマゾン』(1974)。仮面ライダー第4作にして、シリーズ最大の異色作が、平成ライダーを築きあげたレジェンドスタッフ × 最強アクションチームによって完全新生!
悠(はるか)と仁、養殖と野生。対照的な2人の“アマゾンライダー”を中心に、様々な登場人物の思惑が交差し、謎が謎を呼ぶストーリー。
Amazon プライム・ビデオの日本製作オリジナル作品第1弾として、映画を越える次世代の映像への挑戦。
いま、仮面ライダーと映像の歴史が変わる。
<アマゾンとは>
野座間製薬の研究で生まれたウイルスサイズの人工生命《アマゾン細胞》をヒト型にまで成長させた集合体の総称。
ヒトのタンパク質を好む習性があり、多くのアマゾンは人肉食を行う。2年前、研究所で起きた事故で、約4,000体の実験体が街に解き放たれた。
クモやモグラ等、様々な種類のアマゾンが存在する。
<スタッフ>
原作:石ノ森章太郎
脚本:小林靖子
監督:石田秀範/田﨑竜太/金田 治(ジャパンアクションエンタープライズ)
アクション監督:田渕景也(Gocoo)
音楽:蓜島邦明
撮影:上赤寿一/朝倉義人/岩﨑智之
キャラクターデザイン:田嶋秀樹(石森プロ)
キャラクター&クリーチャーデザイン:小林大祐(PLEX)
プロデュース:白倉伸一郎/武部直美(東映)
佐々木 基/梶 淳(テレビ朝日)
古谷大輔(ADK)
<キャスト>
水澤 悠/仮面ライダーアマゾンオメガ:藤田 富
鷹山 仁/仮面ライダーアマゾンアルファ:谷口賢志
水澤美月:武田玲奈
泉 七羽:東 亜優
志藤真:俊藤光利
マモル/モグラアマゾン:小林亮太
大滝竜介:馬場良馬
高井 望:宮原華音
三崎一也:勝也
福田耕太:田邊和也
前原 淳:朝日奈 寛
水澤令華:加藤貴子
加納省吾:小松利昌
橘 雄悟:神尾 佑
天条隆顕:藤木 孝 ほか
<主題歌>
「Armour Zone」
歌:小林太郎
作詩:マイクスギヤマ
作曲:山田信夫
編曲:高橋哲也
Original Soundtrack
NIPPON COLUMBIA.,LTD.
Taro Kobayashi by the courtesy of KING RECORD Co.,Ltd.