新世代ヒロイン声優発掘プロジェクト『キミコエ・オーディション』！　ファイナリストの15人へ野沢雅子さんが熱血指導!!

　様々なジャンルで活躍できる新世代ヒロイン声優を発掘・育成するプロジェクト『キミコエ・オーディション』。合格者には2017年夏公開予定のMADHOUSE制作のアニメーションへの出演と、ランティスよりユニットデビューが約束されているビッグプロジェクトでもあります。

　3月に募集を開始し、14～25歳の3,000人の女性が応募。第一次審査で84人、第二次審査で15人に絞られました。オーディションの模様は三森すずこさんをナビゲーターにCSチャンネル『ファミリー劇場』にて毎週土曜あさ10:55よりお届けしています。

　番組では現在、15人に絞られたファイナリストが奮闘する姿に密着していますが、7月23日放送回では特別ゲストの野沢雅子さんが出演。そこで本稿では、収録の模様をレポートでお届け。ファイナリストの面々に独自のアドバイスを贈る野沢さんの姿は必見です。また、収録後の野沢さんにもお話をうかがいましたので、こちらも合わせてお楽しみに。

■あこがれの声優・野沢さんに質問！　貴重なアドバイスに感動！

　7月某日、都内のスタジオに集まったファイナリストの15人は野沢雅子さんの音声収録を見学することに。キラキラと目を輝かせながら見ていた15人でしたが、マイク前に立っていた野沢さんがみんなをブースに呼び寄せます。驚きながらブースに入った15人に、優しく微笑みながら「何か質問はないかな？　どんなことでもいいのよ」と質問を募集。

　思わぬ展開にビックリしながらもみんなは率直に質問を投げかけていきます。「声優にとって必要なことは？」の質問に「健康じゃないといい芝居ができないから、いつもいい健康状態でスタジオに入ってます」と答える野沢さん。続けて「マイク前で気をつけていることは？」の問いかけには「落ち着くことが大切。息を吸って、その3倍にして息を吐くといいわよ」とアドバイス。引き出しを増やすため、現在も人間観察を欠かさないという貪欲な姿勢にも一同感心です。

　その後も声優の仕事を初めたきっかけや声優の仕事の喜びをうれしそうに話しつつ、「役者はどんな役でもやるべき。自分と違ったほうがやりがいがあるし、良かったと言われたら幸せ」、「収録に臨む前は考え過ぎない。違った時に動揺したり、対処できなくなるから作っていかないほうがいい」「あくまでも私流。人それぞれにやり方があると思うので生命を入れると言う基本線の上で」と熱がこもった発言が。

　さらに野沢さんからは『銀河鉄道999』や『あらいぐまラスカル』など人気作品の裏話も語られ、ウイットに富んだ話術で15人から笑い声が起こったり、和やかにトークは進んでいきました。

■野沢さんから直接指導！　一緒にかめはめ波も飛び出す！

　野沢さんへの質問形式のトークが終わると「せっかくマイクがあるので立ってみましょうか？」というディレクターさんの提案で、ひとりひとりが実際にマイク前に立ち、野沢さんからアドバイスを受けることになりました。

　緊張の面持ちでマイク前に立つ参加者に、「もう少し前に」、「寄る時は足と体ごと」と丁寧なアドバイス。野沢さんから「みんな姿勢がいいですね」という、うれしい言葉もありました。オフマイクの仕方も教わり、目からうろこ状態の15人。ちなみに、『銀河鉄道999』の収録の時、セリフを発して新品マイクを壊したというエピソードに驚きの声が上がっていました。

　更に野沢さんが演じる『ドラゴンボール』の孫悟空の必殺技、かめはめ波を撃つ時のコツも飛び出します。「直立だと力が出ないから腰を引いて撃つ時に腰を出す」と聞いた後、全員で野沢さんと一緒にかめはめ波を発射。終わった後、拍手が巻き起こります。

　そんな野沢さんから15人のファイナリスト達へ「全員マイク前に立てたらいいよね。もし今回ダメだったとしてもあきらめるくらいならやめなさい。何回でも挑戦すればいつかなれるし、先になった人を追い抜くことだってできるから」、「みんなは選ばれて夢の一歩手前にいます。なりたいはダメ、なるんだという前向きな気持ちが大切。止まらないで頑張って！」と温かいエールが。その想いを受け止めた15人は「ありがとうございました！」と元気で大きな感謝の言葉を返し、声優への想いを新たに強くしてこの日の収録は終了しました。

　なお、この日の収録の模様は7月23日にオンエアされますのでお楽しみに！　ファイナリスト達は、7月16～18日に行われる合宿を兼ねた3次審査を経て、8月7日の最終選考まで全力疾走します。最終選考は生中継されるとのこと。当サイトでもクライマックスまで『キミコエ・オーディション』に密着取材していきますので、15人の声優の卵達の奮戦を見守ってくださいね！

■伸びる声優とは「よく気が付く人」

　ここからは収録後、野沢さんに行ったインタビューの模様をお伝えしていきます。

━━まず本日の収録の感想をお願いします。

野沢雅子さん：会った瞬間、みんなの目がキラキラしてて。その輝きはいつまでも失わないでほしいなと思いました。最初に質問を求めた時、なかなか手が上がらなかったのは、聞きたいことはいっぱいあるけど、どう聞いていいかわからなかったんじゃないかな。「こんなこと聞いていいのかな？」とか。ちゃんとした質問をしなきゃと思ったかもしれないけど、普通でいいんです。疑問に思ったことは何でも聞いたほうがいいんです。せっかくの機会だから。出た質問は声優になるために気になることばかりでなるほどなと思いました。

━━他の人と自身を比べてコンプレックスを感じたことはありますか？　また解消法があれば教えてください。

野沢さん：コンプレックスなんてもったらつまらないですよ。自分にないものもあるし、自分にしかないものもあるんだから自信を持つことですね。あの人は素晴らしいけど、私には私の生き方があるんだって。自分が一番かわいいって思わなきゃ。

━━野沢さんはこれまでたくさんの声優志望者や新人声優を指導されていますが、「この子は出てくるな」と思う人の特徴は？

野沢さん：よく気が付く人ですね。気配りができるということはそれだけ人を見ているということで、それが役者にとってはすごく大切なことだと思うんです。逆にダメなのは空気が読めない人。機転が効いてフットワークが軽い人は現場でも好かれるし、伸びていると思います。

━━現在の声優は芝居のほかに歌うことやトークなど求められることについてどう思われますか？

野沢さん：今はやることが多いから大変だろうなと思うし、器用だなとも思います。昔から今になっても変わらないことは上下関係の美しさかな。厳しく感じることがあってもそこには愛があるし、私は好きですね。

━━最後にこれから三次審査、最終選考に臨む15人にアドバイスをお願いします。

野沢さん：やっぱり「なりたい」じゃなく、「なるんだ」と思うことですね。そのくらいの気持ちがないと声優になりたい人はたくさんいるんだから。私は人より長生きしてギネスブックにのろうと思っているので（笑）。そして人間観察、ウォッチングをして自分の引き出しを増やせるように頑張ってください。

『～声優発掘バラエティ～キミコエTV』は毎週土曜10:55分よりCSチャンネル『ファミリー劇場』にて放送中&『ファミ劇YouTubeチャンネル』にて配信中！

■「キミコエ・オーディション」とは
　映像制作の総合プロダクションである東北新社とCSファミリー劇場がタッグを組み、14歳～25歳までのさまざまなジャンルで活躍できる新世代のヒロイン声優たちを発掘するオーディションです。応募者の「声」に重点を置いた審査を行い、8月7日の最終審査イベントで複数の合格者が決定する予定です。また、最終審査では一般ユーザーの方にも投票にご参加いただける形になっています。

　8/7（日）の最終審査はCSファミリー劇場にて会場から完全生中継！　同時にニコニコ生放送でも中継をします!!

■ただいま事前一般投票受付中！
　キミコエ・オーディション公式HPにてファイナリスト15名への事前一般投票を受け付けています。
投票期間：7/16（土）12:00～8/6（土）23:59
※事前一般投票はひとり1日1回行うことができます。

>>投票はこちら

　この投票で最も多くの票を集めたファイナリストには、最終審査時に一般審査員ポイントが加点されます。一般投票は8/7（日）の最終審査でも同様に行われますので、この2回の一般投票がファイナリストを決める際の大きなカギとなってきます！　公式HPではファイナリストたちの表情や、演技、歌唱の動画、個別のツイートなどを随時公開してきますので、彼女たちの動向にご注目いただきつつ皆様からの投票をお待ちしております!!

■CSファミリー劇場番組情報
【特別番組】『キミコエＴＶ特別編！ファイナリスト合宿スペシャル』
8/6（土）20：00-21：00　［再放送］8/7（日）12：00-13：00

【生中継】『キミコエ・プロジェクト 最終オーディション生中継スペシャル』
8/7（日）13：00-17：00

>>『キミコエ・オーディション』公式サイト
>>『キミコエ・オーディション』公式Twitter(@kimikoe_info)
>>東北新社HP
>>ファミリー劇場HP