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tri.声優陣が初集結した「デジフェス2016」昼の部レポート

選ばれし子どもたちとパートナーデジモンが遂に初集結!「DIGIMON ADVENTURE FES. 2016」昼の部レポート

2016年7月31日(日)、オリンパスホール八王子にて『デジモンアドベンチャー』の祭典「DIGIMON ADVENTURE FES. 2016(以下、デジフェス2016)」が行われました。本イベントでは、2015年11月より全6章構成で上映されている映画『デジモンアドベンチャー tri.』のキャスト・主題歌アーティストが出演し、朗読劇やトーク、ライブコーナーなどで大いに盛り上がりました。本稿では、そんなイベントの昼の部のレポートをお届けします。

【出演者】
花江夏樹(八神太一役)、三森すずこ(武之内空役)、細谷佳正(石田ヤマト役)、田村睦心(泉光子郎役)、吉田仁美(太刀川ミミ役)、池田純矢(城戸丈役)、 榎木淳弥(高石タケル役)、M・A・O(八神ヒカリ役)、荒川美穂(望月芽心役)、 坂本千夏(アグモン役)、重松花鳥(ピヨモン役)、山口眞弓(ガブモン役)、櫻井孝宏(テントモン役)、山田きのこ(パルモン役)、竹内順子(ゴマモン役)、 松本美和(パタモン役)、徳光由禾(テイルモン役)、森下由樹子(メイクーモン役)、 宮﨑歩(挿入歌)、AiM(第1章「再会」エンディングテーマ) 松澤千晶(MC) ※敬称略
 

選ばれし子どもたちとパートナーデジモンが遂に勢揃い!

総勢21名もの出演者が一堂に会した本イベントの幕開けは、本作の挿入歌「brave heart~tri. Version~」を歌う宮﨑歩さんのオープニングライブからスタート! 時代を超えて愛され続けてきた楽曲に、ファンのテンションも急上昇します。


 
開演早々に熱い空間が形成されると、花江さんや坂本さんらキャスト陣がキャラクターのセリフと共に登場。ライブに引き続き、こちらもファンにとっては非常に嬉しい演出となりました。トークコーナーでは「DIGIMON×Q」と題して、各パートナーへ日頃から気になっている質問を投げかけます。

 
普段は少し聞きにくいような質問が飛び出す中、田村さんから櫻井さんへ向けて“テントモンの声すごく可愛いです! 最初からあの声でいこうって思われたのでしょうか?”といった質問が投げかけられます。すると櫻井さんは「オーディションを受けに行ったときに、名のある方がたくさんいらっしゃったので、これは普通にやったらアカンと。響かないのではないかと思ったので、関西弁みたいな喋り方で演じました」と当時の裏話を披露しました。また櫻井さんが「可愛いです……か?」と問いかけると、会場からも「可愛い~!」との返答が寄せられました。

 
続いてのコーナーは「第1章」「第2章」の中から、キャストが選ぶ名場面集「DIGIMON×セレクション」。数々の名場面がピックアップされる中、最もキャスト陣の間で好評だったのは、「第1章」で太一のピンチにアグモンが駆けつける名シーン。サブタイトルにもある通り、彼らの“再会”はファンのみならず、花江さんや三森さんらキャスト陣の心もグッと掴んだようです。

 
2016年9月より上映される映画『デジモンアドベンチャー tri. 第3章「告白」』ですが、ここではサブタイトルの「告白」にちなみ“実は○○だった”エピソードを披露する「DIGIMON×告白」がスタート。するとM・A・Oさんから、お菓子のボーロにハマっていたあまり、主食がボーロだけだった時期があったことを告白。昼食こそしっかりと食べていると補足するも、キャストや会場からは驚きの声が挙がります。すると坂本さんは「ボーロを食べたらその(細い)体型になれるの?(笑)」と問いかけ会場の笑いを誘いました。

 
すると、そんな「第3章」から新情報が発表となりました! なんと「第3章」の主題歌を担当するのは、作中でヤマト率いるバンド・KNIFE OF DAYに決定! 会場に歓声が響き渡る中、細谷さんは「第3章」を見終わったあとに曲を聴くと全てが納得できると話し、ファンの期待を大きく煽りました。

 
トークコーナーを終えると、続いてはオリジナル朗読劇がスタート。選ばれし子どもたちとパートナーデジモンが、夏休みをビーチで過ごす束の間の休息が描かれます。なお、イベントの模様はBlu-ray&DVDとして、2016年12月2日(金)に発売決定したので、オリジナル朗読劇の内容が気になった方は、ぜひそちらでご確認ください。

 
その後は、宮﨑さんとAiMさんによるスペシャルライブが行われ、「Break up!」や「I wish~tri.Version~」といった歴代の主題歌を熱く歌い上げました。またAiMさんは、2016年4月に亡くなられた和田光司さんとのデュエット曲「an Endless tale」を披露。ステージ上にはマイクが二人分用意されており、和田さんのパートが音源とは言え、あたかもそこに本人が居るような印象を受けました。

 
さらにサプライズとして、宮﨑さんとAiMさんによる「和田光司スペシャルメドレー」も行われ、「ターゲット~赤い衝撃~」や「The Biggest Dreamer」など、『デジタルモンスター』の歴史を鮮やかに彩ってきた名曲の数々を熱唱していきます。

 
スペシャルライブを終えてイベントの全出演者が登壇すると、ここで2016年5月に逝去された初代『デジモンアドベンチャー』武之内空役の水谷優子さんへ、長年パートナーを務めてきたピヨモン役の重松さんが手紙が読み上げます。手紙には、収録当時の思い出話や長年パートナーとして共に歩んだ日々などが綴られ、会場には咽び泣くファンも多数見受けられました。そして最後は会場の全員で「Butter-Fly~tri. Version~」を合唱すると、多くの感動に包まれたイベントは幕を閉じました。

総勢21名もの出演者にインタビュー!

大盛況の内に幕を閉じた本イベントですが、昼の部終了直後の出演者にインタビューを実施! イベントの感想はもちろん、和田さんの楽曲によるスペシャルメドレーなど舞台裏のお話をお伺いしました。

──「デジフェス2016」昼の部のご感想をお願いします。

花江さん:二度目の「デジフェス2016」でしたが、今年もお客さんが温かくて僕自身リラックスして楽しむことができました。ありがとうございました。

細谷さん:初めて全員揃ってのイベントでしたので、皆でワチャワチャできて楽しかったです(笑)。ありがとうございました。

田村さん:めっちゃ楽しかったですね! 昼の部だけで燃え尽きそうな感じでしたけど、夜の部も頑張りたいと思います。

榎木さん:去年の「デジフェス2016」も緊張しましたが、今年も緊張しました。お客さんの熱いデジモン愛を感じられて嬉しかったです。

荒川さん:初めての参加でしたが、とても楽しかったです。お客様と一緒に作ってステージだったと思いました。夜の部も頑張ります。

三森さん:初参加でしたが、皆が集合すると和気あいあいとして楽しいんだと、改めてデジモンファミリーの皆さんの温かさを感じて楽しく過ごせました。夜の部も楽しみたいと思います。

吉田さん:イベントの中でもお話がありましたが、アフレコも含めてキャストが全員揃ったのは今日が初めてで、とてもありがたい機会をいただけて嬉しかったです。ライブも素敵で、このステージに皆さんと一緒に参加できたことが嬉しいなと思いました。夜の部も楽しんでいきたいなと思います。ありがとうございました。

池田さん:僕のパルモンのモノマネもだいぶ板についてきまして、お客さんにも受け入れられているなと感じました。夜の部ではパルモンのセリフを全部とります(笑)。

M・A・Oさん:去年に引き続き、参加させていただけて嬉しく思います。今回は去年より、たくさん皆さんと和気あいあいとさせていただくことができて嬉しかったです。

坂本さん:新しい仲間も増え、お客さんも含めて楽しく皆で作るイベントになって良かったと思います、夜も楽しみたいと思います。

山口さん:初めて皆が揃ったということで、パートナー同士の絆が見れたと思うので、楽しいフェスでした。また夜も楽しみたいと思います。

櫻井さん:僕も初参加組の1人ですが、お客さんが子どものようなキラキラした笑顔で見てくれたのが嬉しかったです。夜の部も楽しみたいと思います。

松本さん:昨年もフェス参加させていただいたんですけど、朝来るときにロビーから既に人がいっぱいでビックリしました。でも、始まってみたらもっと人がいっぱいでビックリして「すごいことになってる~!」と思いました。夜も頑張ります。

森下さん:去年も芽心(※荒川さん)と一緒に見に来ていて、今年は出演側で出ることができて夢のようでした。メイクーモンとして皆様の前に出ることが初めてだったので嬉しかったです。

重松さん:今年はツラいこともありましたが、だからこそ和田さんや水谷さんのことに触れました。また、皆さんが全員揃ったということで、今年は三森さんと一緒に出られたことと、水谷さんにお手紙で気持ちを伝えられたことが心に残りました。ファンの皆さんの気持ちもすごく感じられて、素晴らしいフェスだったと思うので夜も頑張ります。

山田さん:無茶なんですけど、皆が揃うということで私は観客席から見たかったです(笑)。(キャスト陣に揃わないことをツッコまれる)あ、そっか! DVDを買ってください(笑)。

竹内さん:私も観客のような気持ちで、皆さんのプライベートな話を聞けて楽しかったです。夜の部は誰か爆弾を投下しないかとチェックしています(笑)。

徳光さん:客席のお客様が、それぞれ好きなデジモンのぬいぐるみを持っている姿を見て心が温かくなって、皆で一緒にフェスを作っていこうと思いました。とても感動しました。夜も頑張ります。

AiMさん:毎年、気持ちはどんどん更新されていくんですけど、今年は水谷さんや和田さんのこともありますし、皆で歌って笑顔になれたらいいなと思っていたので、一緒に歌ってもらって嬉しかったです。これからも和田さんと一緒に歌っていきたいなと思っているので、またこういったフェスが開かれたらいいなと思っています。

宮﨑さん:今回は色々な思いがあるイベントになりました。こういう形で皆さんが勢揃いして、豪華な「デジフェス2016」が出来たのが素晴らしいと思いました。それと同時に、これからまた長いことフェスが続いて、デジモンが皆に愛され続ければいいなと心から思いました。夜の部も頑張ります。

松澤さん:1回目の15周年イベントは、お台場にあるそれなりの会場で今回ほど大きなイベントじゃなかったんですね。500人位の有志が集まるイベントでしたが、そこから、このように毎年イベントがあることが当たり前ではなくて。ですが、それが2回、3回と続いていることが嬉しかったです。また、大人にならないといけないけれども、子どもでいたい部分、忘れちゃいけない部分を、皆さんのお話をや楽曲を聴いて思い出したので、良かったなと思いました。

──初めて「デジフェス2016」に参加されたキャストの皆さんが印象に残った場面を教えてください。

三森さん:私はオリジナル朗読劇です。自分も参加してるのに映像も相成って面白くて、観客気分で聴き入ってしまいました。むっちゃん(※田村さん)にグルグルした赤い照明が当たるところや映像が組み合う上で、この人数の朗読は中々ないと思うので、すごくいい経験をさせていただきました。楽しかったです。

細谷さん:僕もオリジナル朗読劇が印象に残ったんですけど、すごい噛み倒してたという……(笑)。普段だったら大丈夫なんですけど、多分楽しかったんでしょうね……(笑)。途中、台本ない「あぁ~!」ってセリフを言ってしまったところが申し訳なかったです。

櫻井さん:ずらっと並んだ姿は「おぉ!」と思いましたね。モニターでしか見られないんですけど、オープニングで勢揃いしたときは、ここに居られて良かったなと思いました。

森下さん:歌を合唱したときに、お客さんの顔が後ろの方までバッチリ見られて、泣いたり笑ったりしながら手を挙げて歌ったりして、一体感が良かったです。

荒川さん:お客様の眼差しがキラキラしていました。自分もお客様の気持ちが分かると言いますか、去年見せていただいたこともありましたので、ステージに立っていることが不思議だなと思いました。ペンライトも振っていただいたりして、お客様も一緒に盛り上がっていただけたと思いました。

──宮崎さんとAiMさんは、和田光司さんの楽曲のスペシャルメドレーを歌われましたが、今のお気持ちをお聞かせください。

AiMさん:会場の皆さんも歌ってくださったので、きっとどこかで見てくださっている和田さんに「こんなに皆が和田さんのこと大好きなんだよ」と伝わればいいなと思って歌いました。

宮﨑さん:メドレーの曲順は僕の方で決めさせていただいたんですけど「ヒラリ」を入れたいというのはプロデューサーから提案していただきました。和田君本人が作詞している曲でもありますし、それをしっかり歌いたいなと盛り込みました。曲順的に「FIRE!!」を一番最後にやりかたった理由が、和田君がライブのときに「君を連れて」という歌詞を「皆を連れて」と変えるのが定番だったので、それを取り入れられたらいいなと思いました。でもメドレーが終わったときは“終わります”みたいなエンディングの空気があるので、少しだけ不安になったんです。でも、和田君のライブを見に行っている方も少なくないと思いますので、恐らく意図は伝わったかなと思います。和田君もきっと喜んでくれているだろうと勝手に思って、喜んでます(笑)。

──AiMさんは、どうしてもセットリストに「an Endless tale」を入れたかったことを話されていましたね。

AiMさん:まだ亡くなられてから間もなく、正直歌えるかどうかは賭けでしたが、きっと私が歌わないと二度と歌わなくなるんじゃないかと思って。ちょうどその曲の収録時はMDだったので、MDにお互いのオンリーバージョンを貰ってたことを覚えていたんですけど、探しても家になかったんです。そこで「もしあったら歌いたいんですけど……」とスタッフの方にお願いして、なんとか倉庫に眠っていた音源を発掘してもらいました。カップリング曲の音源は家にあったので、「もし、ない場合はカップリングの曲でいいですか?」と言われていましたが、できれば「an Endless tale」が歌いたいことを話して、なんとか探していただきました。

──実際にステージで歌われていかがでしたか?

AiMさん:お客さんの泣いている顔を見ちゃうと、込み上げるものがグッとありました。でもここで泣いてはいけない、ちゃんと歌わなくちゃと思い、自分を奮い立たせてなるべく見ないようにして歌いました(笑)。でもそういったように、皆さんに何か感じてもらえたのかなと思うと、泣き顔も嬉しくて。たくさんの人に、もっと和田さんと歌う姿を見てもらえたらいいなと思うので、これからも歌う機会があればいいなと思っています。

──9月24日より『デジモンアドベンチャー tri. 第3章「告白」』が公開されますが、代表して花江さんからファンの皆さんへメッセージをお願いします

花江さん:「第3章」は、全6章の中で一つの山場のようなお話なので、すごく物語が動くと思います。だから早く「第4章」を見たいと思えるお話になっていますので、ぜひ劇場に足を運んで楽しんでいただければと思います。よろしくお願いします。

──ありがとうございました。

[取材・文・写真:鳥谷部宏平]

公開情報

デジモンアドベンチャー tri. 第3 章「告白」
3週間限定劇場上映/劇場限定版Blu-ray 先?発売/先?有?配信
2016年9月24日(土)同時スタート!

上映館:新宿バルト9、渋谷TOEI、T・ジョイPRINCE 品川、横浜ブルク13、梅田ブルク7、T・ジョイ京都、109シネマズ名古屋、T・ジョイ博多、札幌シネマフロンティア、広島バルト11、MOVIX仙台

一般販売版Blu-ray&DVD 2016?11月2日(水)発売!
【CAST】花江夏樹 坂本千夏 ほか
【STAFF】監督:元永慶太? シリーズ構成:柿原優子 キャラクターデザイン:宇木敦哉

発売情報

『デジモンアドベンチャー tri. 第3章「告白」』一般販売版Blu-ray&DVD
11月2日(水)発売
Blu-ray:8,000 円 (税抜)
DVD:7,000 円 (税抜)
発売元・販売元:株式会社ハピネット

<初回生産分限定特典>
・宇木敦哉描き下ろしジャケット<透明スリーブ&デジパック仕様>
・スペシャルブックレット(16P)
[通常特典]ライナーノーツ
[映像特典]
・第3章「告白」ノンクレジットED映像
・第2章「決意」CM集 他

『デジモンアドベンチャー tri.』公式サイト

(C)本郷あきよし・東映アニメーション
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