8年ぶりに放送されるアニメ『こち亀』神谷明さん、草尾毅さん、置鮎龍太郎さん、森田成一さんらゲスト声優として出演
1976年の連載開始から40年。一度も休載することなく「少年ジャンプ」を賑わせてきたギャグマンガの金字塔『こちら葛飾区亀有公園前派出所』(以下、『こち亀』)が、8年ぶりにTVの舞台に帰ってきます!
放送は2016年9月18日(日)の朝9時から10時まで。今回は、主人公・両津勘吉(CV:ラサール石井)が誘拐犯に追われる女の子を助けたことから始まる物語で、おなじみのキャラクターたちが終結するスペシャルな番組になっています。
本稿では、メインキャストのラサール石井さんと森尾由美さん。そして今回の物語にゲスト出演する神谷明さん、草尾毅さん、置鮎龍太郎さん、森田成一さんが参加した囲み取材の模様をお届けします。
――ラサール石井さんと森尾由美さんに伺います。8年ぶりに完全新作が放送されると聞いた時の感想を教えてください。
両津勘吉役・ラサール石井さん(以下、ラサール):めっちゃ嬉しかったですね! もう半ば諦めて無いんだろうなと思っていたので、このタイミングでもう一回できるのは嬉しかったです。
秋本麗子役・森尾由美さん(以下、森尾):10年越えたらもうないと思っていたので、ギリギリ8年というところでやって頂けて本当に、本当に嬉しかったです!
――今回久しぶりにキャラクターを演じてみて、どうでしたか?
ラサール:もうヘトヘトです! カキ氷を食べた後みたいに脳がキーンとしちゃって、大変でしたね。よくこんなの毎週やってたなと思って。
一同:(笑)。
森尾:私は本当に8年ぶりなので、緊張しました。最初の一声が結構怖かったです。
──ゲスト声優のみなさんに質問です。自身の『こち亀』についての印象や、思い出を聞かせてください。
誘拐犯リーダー役・神谷明さん(以下、神谷):『こち亀』は連載当初から拝見していましたが、時代が分かる。そして、思いっきり笑わせてくれる漫画ということで、今も楽しませて頂いています。
誘拐犯部下役:草尾毅さん(以下、草尾):自分が子供の頃から連載されている漫画で、ギャグもアクションもそうですが、作中に出てくるおもちゃだったり芸能界のことだったりと、最先端の流行を『こち亀』から学んだというところがあります。すごい不思議な魅力を持った作品だなっていうのが今も変わらずあって、それが『こち亀』のひとつの魅力じゃないかなって思いますね。
誘拐犯部下役:置鮎龍太郎さん(以下、置鮎):僕も小さい時から気づいたらそこにあるという代表的な漫画で、初めて死ぬほど腹の底から笑った漫画でした。なので、今回参加できてとても光栄です。
誘拐犯部下役:森田成一さん(以下、森田):僕もそうなのですが、この漫画に関しては電車の中で決して読んではいけないと肝に銘じています。読んでしまうとどうしても笑ってしまうので、周りの乗客の人からすごく変な目で見られてしまいまして。とにかく面白いんですけれど、電車の中で読むのは危険だといつも心に決めています。大ファンです!
──今回『こち亀』チームに参加してみていかがでしたか?
神谷:そうですね、やっぱりこれだけ長いことやっている番組ということで、チームワークの良さにとても感動しました。でも、そこにすんなり入り込むことができるかどうか不安だったんですけれど、実際に始まってみたら何の違和感も無く受け入れて貰えたので、すごく嬉しかったです。
草尾:一週間くらい前から気にしないように、気にしないようにしていたんですけれど、やっぱりTVで見ていたり、舞台もやっているラサールさんや森尾さんと一緒にアフレコをする。そのことに1ファンとしてドキドキ舞い上がりながら、それを悟られないように臨ませてもらって、今日は光栄でした。生でやっている空気感を実際に同じスタジオで感じられて、勉強や刺激になったので、夏休みのいい思い出になりました!
一同:(笑)。
置鮎:スケジュールに作品名が入っていたのを見て、「これ、ウソですよね!?」と思ったんですが、実際に入ることが出来て本当に嬉しかったです。作品とレギュラーのみなさんの懐の深さに、とても楽をさせて頂きました。
森田:実は緊張で昨日1時間くらいしか寝れなくて、今日スタジオに来て、みなさんのお声を来た時に「あ、今TV見てる」ってすごい思いました。ただ、自分がやる時は何をやったか覚えていないくらいド緊張していました。でも、『こち亀』に出演できて本当に嬉しく思っています。
──ラサールさんと森尾さんにお聞きしたいのですが、今回改めて両津勘吉と秋本麗子を演じてみて、好きだなって思うところはありますか?
ラサール:やっぱり両津勘吉は自分の欲望にもの凄い忠実なんですけど、わがままに、欲望に忠実に生きているんだけど、みんなに愛される、そして結果的に良いことをしてしまう。そのパワフルで常に前向きなところに、ずっとレギュラーをやっている頃から元気を頂いていました。なので、今回もそういう気持ちで元気になれました。
森尾:麗子ちゃんは、多分両ちゃんのことが好きだと思うんですよ。ずっとそういう感じで、最近は両ちゃんのやることにだんだん麻痺してきているような感じもあります。爆破したりとか、どこか違う世界に行ってしまったり、何をしても微笑ましく見ている麗子ちゃんが、最近は可愛いなって思えるようになりました。
──ラサールさんにお伺いします。以前舞台の制作発表で、両津勘吉の声が上手くなれますようにとおっしゃっていましたが、今回どのように声を作ったのでしょうか?
ラサール:練習してたんですけど今日も自信がなく、最初にちょっと録って聞かせてもらったりしていました。周りの方に聞くとみなさん大丈夫と言ってくれたので、大丈夫かなと。まだちょっとわからないですけどね。
──この放送日に神谷さんはお誕生日を迎えられますよね?
神谷:僕の誕生日なんです。この日に古希を迎えるので、とってもいい記念になりました!
ラサール:オンエア日は『こち亀』舞台版の東京千秋楽の前日でもあります。今、やっている真っ最中なので。
──最後に代表してラサールさんに、今回の見どころを教えてもらえればと思います。
ラサール:今までもスペシャルはとっても面白いのがいっぱいあったんですけれど、今回は満を持してといった感じになっています。また8年ぶりということで、昔良い子だったみなさんが20代後半から30代になっていて、その人たちがキュンとなるような懐かしい設定やキャラクターが登場します。そして、アクションの凄いところやハチャメチャに両津が暴れまくる場面。今回のゲストのみなさんが演じる悪役を両津が追うというスリリングな展開もあり、とにかく1時間楽しめると思います。ぜひぜひ見て頂きたいと思います。
■作品情報
【放送情報】
フジテレビほかにて 2016年9月18日(日)朝9:00~10:00放送
【あらすじ】
ここは葛飾区亀有公園前派出所。また、商店会の面々にボーナスをむしり取られ、ふて腐れている両津勘吉。テレビでは、アッタカイーノ王国のサブリナ王女の来日が伝えられている。
そんなことに全く興味のない両津は、いつものように超神田寿司のアルバイトに励んでいる。すると出前の途中で、誘拐事件に遭遇する。誘拐犯から助け出した少女は、なんと超神田寿司の孫娘・擬宝珠檸檬にそっくりなサブリナ王女だった。
檸檬とサブリナはすぐに意気投合。日本文化に興味があり下町を見たいというサブリナ。檸檬は、サブリナのために両津を巻き込んだある作戦を考える。欲に目がくらんだ両津は、同僚の中川圭一と秋本麗子を巻き込み作戦を実行する。
次の日、両津の案内で下町見物を堪能し大喜びのサブリナ。しかし、犯人グループは王女誘拐を諦めていなかった。誘拐事件が下町を巻き込んだ大騒動に発展! 両津は下町を、みんなを守れるのか……!!
【キャスト】
両津勘吉:ラサール石井
大原大次郎:佐山陽規
秋本麗子:森尾由美
中川圭一:宮本充
本田速人:家中宏
擬宝珠檸檬:齋藤彩夏
擬宝珠夏春都:小宮孝泰
擬宝珠纏:土居裕子
両津勘兵衛:外波山文明
日暮熟睡男:今井敦
海パン刑事:荒川亮
ドルフィン刑事:赤星昇一郎
サブリナ:竹内順子
誘拐犯リーダー:神谷明
誘拐犯部下:草尾毅
誘拐犯部下:置鮎龍太郎
誘拐犯部下:森田成一 ほか
【スタッフ】
原作:秋本治(「週刊少年ジャンプ」連載中)
脚本:山田隆司
企画:情野誠人(フジテレビ)
プロデューサー:高橋知子(ADK)
監督:しぎのあきら
アニメーション制作:ぎゃろっぷ
制作:フジテレビ、ADK
>>こち亀.com
■アニメイトタイムズの人気記事!
杉田智和さんらが出演! 海外ドラマ『SCORPION/スコーピオン』インタビュー
櫻井孝宏さん実写ドラマで新たな挑戦
“はなちゃん”こと花江夏樹さんが『おはスタ』への思いを語る
山寺宏一さん花江夏樹さんの師弟コンビへロングインタビュー【前編】
ミスター平成ライダー高岩成二さん「仮面ライダーは“僕”そのものです」