エアロバイクをこぎ続けないと上映が強制ストップ!? ドラマ『弱虫ペダル』“世界一過酷な体験試写会”レポート
渡辺航先生原作の自転車競技を題材にした大人気マンガ『弱虫ペダル』。2016年6月には単行本の累計発行部数1500万部を超えるほか、舞台・アニメ化も行われ、ますます人気上昇中の作品です。
そして2016年8月26日(金)には、ついにドラマ『弱虫ペダル』が「BSスカパー!」で放送開始! 舞台版のキャストがドラマに起用されているなど、放送前から期待が高まる注目作となっています。今回はそんなドラマ『弱虫ペダル』の世界一過酷な“体験”試写会の模様をレポート! 本作ならではの、一風変わった試写会の様子をお届けしていきます。
■ 汗が止まらない世界一過酷な体験試写会!?
『弱虫ペダル』の世界をよりリアルに体験できるという今回の試写会。会場に着くと、そこには約50台ものエアロバイクが! 参加者たちは第1話が上映されている間、このエアロバイクをこぎ続け、作中のキャラクター達の気持ちを味わうことができます。しかし、冒頭の10分は自転車の回転数(ケイデンス)を一定数以上に保たなくてはいけません。もし、ケイデンスが一定値以下になると、その時点で上映が停止! まさに『弱虫ペダル』の過酷な自転車競技を体験できる試写会というわけです。
そんなエアロバイク体験ですが、筆者も上映前に乗ることができたので『弱虫ペダル』の世界を少しばかり体験してきました。というわけで、事前にいただいたゼッケンを貼って実際にこいでみたのですが……ペダルがとにかく重い! 過酷な自転車競技を体験できるよう、キツく設定しているとのことで、こぎ続けて3分後には汗だく。今回の上映会の過酷さと、自分の運動不足を痛感させられました。
■ 第1話上映開始! 冒頭10分を乗り越えられるか?
エアロバイクの体験が終わると、いよいよ試写会が始まります。参加者の中には、動きやすい服装で来ている方もいれば、なんと総北高校のユニフォームを着ている方の姿も! 参加者の方々が今回の試写会をどれだけ楽しみにしていたのか、ひしひしと伝わってきます。
そんな試写会では、上映の前にMCから参加者へ3つのオーダー(指令)が提示されました。1つ目はバイクをこぎ、画面に表示される「ケイデンスメーター」をいっぱいにして上映を開始させること。2つ目は、冒頭10分間のケイデンスを一定以上に保つこと。そして3つ目は、冒頭10分をこぎ終えた後、ドラマのメンバーの気持ちになってバイクを自由にこぎ続けること。以上のオーダーを耳にした参加者は必死にエアロバイクをこぎ、ケイデンスメーターをいっぱいにすることに成功しました。
上映が開始すると、スクリーンには原作を忠実に再現しつつ、アニメや舞台とは一味違った『弱虫ペダル』の世界が展開。参加者たちはその世界に引き込まれていくのですが、そんな上映中にハプニングが起きてしまいます。なんと、冒頭10分間を超える前にケイデンスが一定値を下回ったため、上映が停止してしまう事態に!
しかし、MCの「続きを見たいですよね?」という言葉で上映が再開されると、参加者は残りの時間も足を休めることなくペダルを回し、ケイデンスを維持することに成功しました。
■ 舞台挨拶は青木さんの筋肉話で大盛り上がり!?
冒頭10分を乗り切り、無事に第1話の試写会が終わると、次はキャストの方々による舞台挨拶が行われます。
【登壇者】
鯨井康介さん(役:手嶋純太)
八島諒さん(役:青八木一)
平井浩基さん(役:杉元照文)
桜井美南さん(役:寒咲幹)
滝川英治さん(役:福富寿一)
青木空夢さん(役:泉田塔一郎)
キャストの方々は試写会の前にもドラマの撮影があり、当日はキャスト勢揃いでインターハイの撮影を行ったとのこと。また、総北高校と箱根学園のキャストが絡んだ場面も今回の撮影が初めてということで、滝川さんと桜井さんが改めて「初めまして」と挨拶を交わしていました。
質疑応答にてドラマ出演が決まった時の心境を聞かれると、ドラマから出演することになった平井さんは「原作もアニメも人気で、舞台にもなるような作品にこうして関われるのは嬉しく、さらに“経験者だよ”と言うような面白いキャラクターを演じることになり、とても楽しみでした」とのこと。
ロードバイクでの撮影に話題が移ると、まだロードバイクでの撮影を行っていないという滝川さんは「三本ローラーには乗ったんですけどメチャクチャ難しかったです。箱学(箱根学園)みんなで乗りましたけど、その練習している様は見ものかもしれないですね」とドラマの見どころを教えてくれました。
そして、同じ箱根学園の青木さんは「ヌルヌルのところを走ってるみたい。あれ、わけわかんないっすよ……」と三本ローラーがいかに難しいかを熱弁します。
自身のキャラクターの好きなところについて尋ねられると、鯨井さんは「自分を凡人だと思いながらも、体力勝負だと思われがちな自転車競技で頭を使って勝とうとする姿勢、凡人だけど自転車が好きなんだという熱い気持ちが好きです」とのこと。
また、青八木一を演じる八島さんは「無口だけど熱い想いを秘めています。また無口だからこそ、喋ったときの一言一言が胸に染みるので、そういうところが好きです」とキャラクターに対する愛を語ってくれました。
そして、青木さんも演じるキャラクターの好きなところを聞かれ、「まっすぐなところが好きです」と話していると、話題は筋トレの方向に。すると、滝川さんから「アブってんの? アブってんの?」と尋ねられ、会場に笑いが起こります。
続いて、事前に寄せられた質問の中からMCがランダムで一通ずつ読み上げていきます。最初に引き当てられた質問は“既にロードバイクを購入された方はいるのでしょうか”というもの。これに対し滝川さんは、キャノンデールのバイクを購入したことを明らかにします。その他のキャスト陣は、購入する機会があれば演じているキャラクターの自転車を購入したいと、口を揃えていました。
質問が“自身のキャラクターについて思うこと”に変わり、青木さんが泉田塔一郎について「体鍛え過ぎ!」と話すと、話題は再び筋トレの話に。青木さんが自分の筋肉に話しかけていることを話すと、作中で泉田が胸筋を“アンディ”、“フランク”と呼んでいることにちなみ、最近筋肉がついてきた肩まわりを“田中”と命名し、会場が一気に盛り上がります。
そんな中、いよいよ最後の質問がボックスから引かれると、その内容は「夏休みの宿題は先に終わらせる方ですか?」という予想外なもの。あまりにも予想していなかったことに、キャスト陣は驚き、会場は爆笑の渦に包まれます。これに対し、現役の学生である桜井さんからは「自分を追い込むのが好きで、結局は最後にやってしまうタイプです」と意外な答えが。また他のキャストの方々も、学生時代には終わりごろに集中してやるとのことで、予想外な質問でありながらも大盛り上がりの中、質疑応答は終了しました。
そして、最後の挨拶をもって舞台挨拶が終了……と思ったところで、なんと主人公・野田坂道を演じる小越勇輝さんが撮影現場からギリギリで到着! 最後に「今日もギリギリまで撮影していて、全員で熱く熱く作っている作品なので、放送日にはまたパワーアップした素敵な第1話を見せられると思います。ぜひ放送を楽しみにしてください」との言葉をいただき、舞台挨拶は終了となりました。
■ 放送情報
※下記情報は変更になる場合がございます。
タイトル:BS スカパー! オリジナル連続ドラマ「弱虫ペダル」
放送日時:2016年8月26日(金)後9時~後10時
チャンネル:BS スカパー!(BS241/プレミアムサービス 585)、スカパー! オンデマンド
視聴方法:第1話は無料放送。第2話以降はスカパー! のいずれかのチャンネルまたはパック・セット等のご契約者は無料でご視聴いただけます。※スカパー! オンデマンドでの視聴方法も同様となります。
原作:渡辺航(秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載中)
監督:棚澤孝義(「下町ロケット」「半沢直樹」ほか)
脚本:吹原幸太(「天才バカボン~家族の絆」「日々ロック」ほか) ほか
宣伝協力:マーベラス
制作協力:ドリマックス・テレビジョン
制作:東宝映像事業部
製作:スカパー!
著作:スカパー!/東宝/舞台『弱虫ペダル』製作委員会
>>ドラマ『弱虫ペダル』公式サイト
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