『ポッピンQ』制作陣が「アキバ鋼鉄製作所」に登場し音楽制作秘話を語る 収録後のコメントも
『プリキュアシリーズ』から『タイガーマスクW』など、ヒットアニメ音楽を数多く手掛ける高梨康治さんと、声優の田野アサミさんがパーソナリティを務めるラジオ番組「アキバ鋼鉄製作所」。
第96回の放送では、映画『ポッピンQ』(2016年12月23日より公開中)から宮原直樹監督、金丸裕プロデューサー、そして本作の音楽を担当し、高梨さん率いるTeam-MAX所属の水谷広実さん、片山修志さんがゲストとして登場。『ポッピンQ』の音楽の話から貴重な制作秘話まで、トークが繰り広げられました。本稿ではこの収録の様子から、収録後に『ポッピンQ』のスタッフ陣へ感想をお聞きしたインタビューも合わせてお届けいたします。
『ポッピンQ』の音楽について濃いトークを展開
番組内では4人のゲストを交えて『ポッピンQ』についてのトークを展開。映画公開日がなんと誕生日だという宮原監督から作品の見所が語られたり、CGシーンの制作秘話なども明かされました。金丸プロデューサーからは音楽を担当している水谷さんと片山さんを起用した理由など、制作に関わる貴重なお話も!
音楽制作を担当した水谷さん、片山さんの2人もスタジオに来たということで、『ポッピンQ』の音楽についての話も深く掘り下げられました。また、高梨さん、水谷さん、片山さんは音楽制作集団Team-MAXの所属ということで、気の知れた3人の爆笑トークにも注目ですよ!
田野さんも、最初は『ポッピンQ』が120分という長さになってしまったことが宮原監督から明かされると、「どうやって削っていったんですか?」と質問。95分に収めた方法や理由についても詳しく語られました。
そんな宮原監督は『プリキュア』シリーズのダンス映像を担当してきましたが、田野さんがキュアサニー役で出演した『スマイルプリキュア!』には宮原監督は参加していなかったというすれ違いが起きていた2人のやりとりも笑いが絶えないものとなりました。
今回の放送では、『ポッピンQ』を観る前でも観た後でも楽しめる内容となっていますので、ぜひラジオ本編の方を聞いてみては?
収録後の『ポッピンQ』制作陣の感想を伺いました!
――今回の収録を終えて、感想を伺ってもいいでしょうか。
水谷さん:監督と金丸プロデューサーと一緒にプロモーションするのが初めてで、その初めてがTeam-MAXの高梨さんのラジオですごくありがたかったですね。まだ山ほど話したい話もあったんですけどね。本当に楽しい収録になりました。あと宮原監督と金丸プロデューサーの僕らの作った音楽に対する気持ちも聞けて、すごく良く思って下さっているのを感じてありがたかったですね。
片山さん:ラジオ自体はあまり慣れて無くて緊張しましたね。僕も書いた曲の感想を宮原監督から直接聞かせていただいて嬉しかったですね。音楽と真摯に向き合ってくれているというか、重要なファクターとして音楽を捉えて頂けているんだなっていうのがすごく伝わってきました。あとは僕がもうちょっと滑舌が良くなれば良かったかなと思います(笑)。
――特にお2人は高梨さんとの出演となりましたが、いかがでしたか。
水谷さん:高梨さんとの日常的なやり取りと、宮原監督と金丸プロデューサーとのやり取りの間をとるのが大変でした。高梨さんとはいつも一緒にいるので、日常的なやり取りになっちゃうんですよね。
片山さん:下ネタとかも無いですもんね。
水谷さん:こういうところではね(笑)。
――では、金丸プロデューサーと宮原監督は収録を終えていかがでしたか。
金丸さん:最初に水谷さんと片山さんに音楽をご相談してから一年くらいが経とうとしていまして、そこからようやく公開できることが何よりもうれしいです。そして、その公開初日に公開されるラジオでこうしてお話しさせていただける機会もありがたいなと思います。
そこに監督の誕生日も乗っかったなと(笑)。監督とラジオに出演させていただく事もなかなか無いので、それも嬉しいなと思いつつ、今日はすべて片山さんのファンタジーに持ってかれたなと思います(笑)。是非、皆さんに観ていただきたいですね。
宮原さん:アニメーションの監督自体が初めてで、どうやって音楽を発注したらいいかも分からなかったんですが、水谷さんと片山さんの2人に助けられましたね。そのうえ、2人は自分の作った画に対して音楽で挑戦してくる訳ですよ。なので、画も頑張らないと!と相乗効果があったことが、素晴らしい作品になった大きな要因なんじゃないかなと思います。ラジオでまたご一緒できて嬉しかったですね。
「アキバ鋼鉄製作所」
パーソナリティ:高梨康治、田野アサミ
配信日:第2・第4金曜日更新
バックナンバー:4回
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