この記事をかいた人
- 胃の上心臓
- 拗らせ系アニメ・ゲームオタクのライター。ロボットアニメ作品やTYPE-MOONの作品を主に追いかけている。
昨年冬から3部作として展開してきた劇場アニメ『傷物語』の最終章〈III冷血篇〉が、いよいよ2017年1月6日(金)より全国の映画館で公開となりました。本稿では、その舞台挨拶が新宿バルト9で行われたので、その模様をお届けします。
ついに最終章を迎えた今回は、主人公・阿良々木暦役の神谷浩史さん、キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレード役の坂本真綾さんに加え、忍野メメ役の櫻井孝宏さんと羽川翼役の堀江由衣さんも登壇。それぞれに完結を迎える本作への想いを語ってくれました。
最後の挨拶で神谷さんは、今日この日のために声優をやっていたんじゃないかと思えると話すと、「この作品を完結に導くことが目標だった」ことを明かしました。しかし、この先も『〈物語〉シリーズ』は続いて行く雰囲気があるそうで、アニメが終わるのが先か、原作が終わるのが先かのチキンレース状態なんだとか。ぜひこの先も『〈物語〉シリーズ』が見られることを祈りつつ、まずは『傷物語〈III冷血篇〉』を見に劇場へ足を運んでください!
[取材・文・写真/胃の上心臓]
拗らせ系アニメ・ゲームオタクのライター。ガンダムシリーズをはじめとするロボットアニメやTYPE-MOONを主に追いかけている。そして、10代からゲームセンター通いを続ける「機動戦士ガンダム vs.シリーズ」おじ勢。 ライトノベル原作や美少女ゲーム、格闘ゲームなども大好物。最近だと『ダイの大冒険』、『うたわれるもの』、劇場版『G-レコ』、劇場版『ピンドラ』がイチオシです。
作品概要
■『傷物語〈III冷血篇〉』
2016年1月6日(金)より全国公開中
配給:東宝映像事業部
上映時間:83分 PG-12
第一部「鉄血篇」
主人公・阿良々木暦と吸血鬼キスショットとの衝撃的な出会い
第二部「熱血篇」
彼女のために過酷な戦いに足を踏み入れた暦の姿
はたして、三部作の終結部となるこの「冷血篇」で、
暦を待っているものとは……。
決して消えない青春の〈傷〉が今、スクリーンに刻みつけられる。
【STORY】
ドラマツルギー、エピソード、そしてギロチンカッター――怪異の専門家・忍野メメの助力も得て、3人の強敵との戦いに勝ち抜いた阿良々木暦。彼はついに、吸血鬼キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードの四肢を奪い返すことに成功する。すべては、普通の人間に戻るため……。しかし再びキスショットのもとを訪れた暦は、吸血鬼という存在、その恐るべき本質を知ることになるのだった。決して取り返しのつかいない自分の行為を悔やみ、そしてその顛末に困惑する暦。後悔にさいなまれる彼の前に現れたのはほかでもない、暦の「友人」羽川翼だった。そして彼女が暦に告げた、ある提案とは……。
【解説/〈物語〉シリーズとは】
2006年に講談社BOXより発表された第一作『化物語』から、2016年1月刊行の最新作『業物語』までで20巻に達し、またアニメ化作品も2009年の『化物語』を筆頭に、現在までで6作・全75話を数える人気シリーズである。吸血鬼体質となった高校生・阿良々木暦が、“怪異”に悩まされる少女たちを助けるべく奔走する本シリーズは、巻数を追うごとに、ヒロインそれぞれにスポットを当て、より深くキャラクターを掘り下げていく構成が採られている。ほぼすべての作品がシリーズの出発点であり、また阿良々木が“吸血鬼”になった経緯を描く『傷物語』から、わずか1年以内の出来事を描いているというのも、特筆すべきポイントである。
【スタッフ】
原作:西尾維新「傷物語」(講談社BOX)
総監督:新房昭之
監督:尾石達也
キャラクターデザイン:渡辺明夫 守岡英行
音響監督:鶴岡陽太
音楽:神前 暁
アニメーション制作:シャフト
製作:アニプレックス 講談社 シャフト
【キャスト】
阿良々木暦:神谷浩史
キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレード:坂本真綾
羽川翼:堀江由衣
忍野メメ:櫻井孝宏