『劇場版 トリニティセブン』アフレコ取材の模様をお届け! 久しぶりの収録に松岡禎丞さん、原由実さんなどのキャスト陣は!?
TVアニメ『トリニティセブン』の劇場版である、『劇場版 トリニティセブン』が、2017年2月に公開が決まりました。そのアフレコで行われた、キャスト8名が参加する囲み取材の様子を読者のみなさまにお届けしちゃいます! 2014年10月より放送されたTVシリーズからおよそ2年余り。久しぶりに『トリニティセブン』のキャラクターたちを演じる声優陣の感想や、劇場版への意気込みに注目です。
【参加声優】
松岡禎丞さん(春日アラタ役)
原由実さん(浅見リリス役)
内田彩さん(神無月アリン役)
佐倉綾音さん(風間レヴィ役)
日笠陽子さん(山奈ミラ役)
柚木涼香さん(不動アキオ役)
村川梨衣さん(倉田ユイ役)
東山奈央さん(リーゼロッテ・シャルロック役)
――まずはTVシリーズを通してキャラクターを演じての感想をお願いします。
春日アラタ役・松岡禎丞さん(以下、松岡):アラタを演じさせてもらうことでより作品に惹きこまれるなと思っていました。黒い太陽のところからそうですけど、エッチな印象が多かったなと。
一同:(笑)。
松岡:キャラクターとしてはアラタは真っ直ぐな男の子で、春日聖(CV:諏訪彩花)を助けるため魔道学園に通うことになり、仲間たちと一緒にといった形です。また、仲間になる過程もひとりひとり描かれていたので、アラタとしても仲間がいるからこそ覚醒したり、あの時戻ってこられたのかなと。だから、アラタは人一倍一生懸命なだけなんです。
浅見リリス役・原由実さん(以下、原):リリス先生はアラタくんと同い年ではあるんですが、すごい優秀だということで、先生という立場です。なので、最初アラタくんと出会った時は冷静で、いわゆる先生という感じでした。でも徐々にアラタくんとかトリニティセブンのメンバーと接したり一緒に戦うことによって、等身大の普通の女の子みたいな部分も見えてきます。だんだんアラタくんに惹かれていったり、基本的にほかのメンバーたちに翻弄される役割で、辱めを受けることも多かったんですけれども(笑)。なので、元々は冷静なキャラクターなんだと思うんですけれど、割と表情がコロコロ変わる可愛らしい女の子だと思います。
神無月アリン役・内田彩さん(以下、内田):アリンは“難しいのね……”という口癖があるんですけれど、勉強のこと以外でアラタと出会い、ほかのみんなと出会って学生らしさというか女の子らしさを少しずつ知っていきます。そういうちょっとドキッとしたり、揺れ動く感情を覚えるたびに“難しいのね……”と思いながら、少しずつ変わっていく様子が印象的な女の子でした。アラタを「だんな様」と呼び、魔王の嫁になるということをひたすら目標にしている子なんですけれど、叶えばいいなって思います。あとは、ボケっぽく見えるんですけれど、よく淡々と冷静に突っ込んでいたりするので、今回はTVシリーズよりも、よりほかのみんなに近いツッコミとかのシーンが見られればいいなと、楽しみにしています。
風間レヴィ役・佐倉綾音さん(以下、佐倉):久々に台本とリハVの映像を見て、『トリニティセブン』って確かにこういうスタイリッシュさだったなと思い出しました。相変わらず飄々とした余裕を、レヴィも見せていましたしね。TVシリーズはワンクールという短い間だったにも関わらず、このメンバーに覚えている安心感がすごく大きかったです。懐かしい気持ちになりつつも、この周りの人たちがいるなら大丈夫だという謎の信頼が思い起こされて、頑張ろうという気持ちになりました。
山奈ミラ役・日笠陽子さん(以下、日笠):ミラは、TVシリーズではアラタと対立するポジションでのスタートでした。元々すごく真面目な子で、学園を守ることに使命を感じています。アラタを排除しようとするところで対立していたんですけれど、だんだんそれが誤解だということがわかってきて、劇場版ではアラタたちの仲間のひとりとして登場します。なので、ツンデレというか慌てている可愛いミラが見られると思います! 劇場版では弄られキャラになっていてビックリしました。
不動アキオ役・柚木涼香さん(以下、柚木):アキオはとても強いのですが、普段からマイペースでイタズラ好き。みんなをからかうのがすごく好きで、周りの反応をすごく楽しんで、いつもニヤニヤしている子です。今回の劇場版も、非常に楽しみでなりません!
倉田ユイ役・村川梨衣さん(以下、村川):ユイは明るく元気で感情表現豊かな女の子です。アラタに対する好意とかも、ガンガン素直に伝えるところがあります。ユイは最初魔力が強すぎるので眠っていたのですが、夢のなかにもうひとりのユイがいます。そのあたりの演じ分けとかも、楽しかったなという印象がございます。
リーゼロッテ=シャルロック役・東山奈央さん(以下、東山):劇場版で新キャラクター・リリムちゃんを演じる日高里菜ちゃんにこの間会った時に、「どういう役を演じているの?」と聞かれて「うん、エロい人だよ!」と一言で答えられるような(笑)リーゼはそんなキャラクターです。『トリニティセブン』にはセクシーな女の子がたくさん登場するのですが、そのなかでも割と先陣を切って、色っぽいお姉さんだなっていうキャラクターです。最初はトリニティセブンのみなさんとは対立するキャラクターとして登場したのですが、対立する側に双子の妹のセリナ=シャルロック(CV:洲崎綾)がいたりして、双子の切ない感情なんかがTVシリーズでは描かれました。ですが、最終的にはみなさんと打ち解けたところから劇場版はスタートします。すごい色仕掛けが多いなっていう印象なんですけど、作品を通してはコミカルなところもあればシリアスな展開もあったりして、そんな時にTECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUNDさんが作られる音楽が流れると、カッコいいバトルの印象がすごく強くなってくるんですよね。そういうのが、劇場の音響で聴けるのもすごく楽しみだなって、期待しています。
――本作『トリニティセブン』のTVシリーズを振り返っての見どころを、代表して松岡さんと原さんに教えてもらいたく思います。
松岡:見どころと言えば肌色率が高かったかなと。男性はそうですけど、女性も見ていて楽しいんですかね、あれは?
女性陣:楽しいよね? 楽しい!(笑)。
松岡:女性陣にも楽しく見てもらえる作品ということで、あれでアラタがドスケベな男だったら嫌悪感が出ると思うんです。ラッキースケベっていうのもありますが、基本的にアラタが行動を起こした結果といいますか。そこにやましい気持ちは多少あるんでしょうけど、それが気持ちのいいやましさなので、見ていて不快感が出ないのだと思います。全体的に通して言うと、聖を最初に失ってしまったというところから、どう取り戻していくのか。TVシリーズの最後に聖と会話をしますけど、ギャグとシリアスのバランスが取れている作品です。ぜひ劇場版を見る前にもう一度TVシリーズを見てもらって、そして劇場版を見て頂けたらなと思います。
原:私も最初に原作を読んだときは、電車のなかで読んでいたのですがそのセクシーさに周りの人見てないかな? とちょっと気にしてしまいました。実際アニメのなかでもたくさんのセクシーシーンがあったので、そのあたりはトリニティらしさだったりするのかなと思います。個人的には楽曲も大好きで、オープニングもそうなんですけどエンディングテーマがどの曲もカッコいいんです。TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUNDさんが作られたということで、すごく楽曲はスタイリッシュな感じがして、そのギャップみたいなものが私的にはおススメですね。
――劇場版で新たな一面を見せたキャラクターはいましたか?
佐倉:珍しくレヴィが意外なキャラクターと行動しているんですよね。あまりユイ以外の人とは深く関わってこなかったレヴィが、誰かと一緒に行動したり、物理的に振り回されてしまうのが、私としてはすごく新鮮でした。
日笠:リーゼとセリナがふたりで書庫(アーカイブ)に接続しているのがキュンときました。双子パワーというか、シンクロ率がTVシリーズより上がっているなって思いました。
村川:新キャラクターのリリムちゃんが登場することによっての、ほぼみんなの対リリムちゃんへの反応。コレです!
一同:(笑)。
村川:結構新鮮だったんですよ、今までは好意の対象がみんなアラタに集中していて、その好きとは別なんですけど、可愛い! 愛らしい! キューン! っていうのがリリムちゃんからみんなに発せられて、その可愛さを受けてのみんなの反応は、TVシリーズでは見られないと思うので、要チェックです!
――アラタとリリスはなにかありますか?
松岡:リリスのことを言いますけど、TVシリーズの最初の頃から比べてすごく寛容になったなと感じます。後は、今回アラタが新たな力を発揮するところがとてもいいなって思います、アラタだけに……。
一同:(笑)。
――劇場版への意気込みを一言ずつお願いします。
松岡:TVシリーズの延長線上にある物語ですが、アラタはいつも通り平常運転です。そこも見て頂きたいですし、今回は新キャラクターも登場します。ヤツは許すまじ……と、そしてその中の方々にも注目して頂けたらなと思います。どんな結末を迎えるのかは、あなたの目で確かめてください!
原:やっぱり新キャラが結構たくさん出てくることと、今回の敵も、ものすごく強敵です。それに対してトリニティセブン、アラタくん、そして新キャラクターのリリムちゃんと立ち向かっていく姿が、TVシリーズでみんなが培ってきた関係性だったりを感じることが出来るので、多くの方にご覧になって頂けたら嬉しいです。よろしくお願いします!
内田:新キャラクターはもちろんのこと、TVシリーズのファンのみなさんに劇場版を見てもらった際は、「あっトリニティセブンだよな」みたいな安心感を感じてもらえると思います。今回は新キャラクターも登場して、助けに行くというかトリニティセブンの面々がそれぞれに出て連携があったりとかして、今までのキャラクターたちも絆が深まっています。そういう、キャラクターの新しい一面も楽しんで頂けるんじゃないかなと思うので、そこもお楽しみに!
佐倉:この作品が劇場版になるって聞いて、未だに信じられないというか、すごく驚きました。でも、TVシリーズを振り返ってみると、いわゆるハーレムものと呼ばれる作品群とは一線を画す作品だったなということを思い出しました。それは主人公であるアラタの性格やキャラクターの魅力、トリニティセブンの面々もすごく個性豊かなんですけど、根底で流れているものがみんな似ていたり。そこにスタイリッシュなTECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUNDさんのサウンドが絶妙に効いています。劇場で流れてもみなさんに楽しんで頂ける作品なんだなと再認識したので、TVシリーズからさらに進化して成長した『トリニティセブン』を楽しんでもらえたら幸いです。
日笠:『トリニティセブン』のTVシリーズでは、最初はすごい少ないメンバーから始まったんです。そこからひとりずつ仲間が増えていき、最後は聖と戦いました。今回の劇場版は、そこから物語がスタートするので、TVシリーズから繋がっていきます。その点が私は嬉しかったです。そのなかで、みんなと一緒に作り上げていく劇場版を早くみなさんに見て頂きたいと思います。楽しみに待っていてください、よろしくお願いします!
柚木:みなさんの大好きな『トリニティセブン』が、今回劇場版ということでTVシリーズよりパワーアップしています。お風呂にも結構長い時間入っていたり……
一同:(笑)。
柚木:あとアクションが凄まじいことになっています! 今までTVシリーズを家族に隠れて見ていたという人も、劇場の大きなスクリーンで思いっきり楽しんで欲しいです。きっと素晴らしい作品ができると思います!
村川:原作はもちろん、TVシリーズを見てくださった方なら、お馴染みのキャラクターたちがたくさん登場するので楽しめるかと思います。もちろん劇場版から見るんだという方も、主人公のアラタや、可愛い女の子たちがいっぱい出てきます。そして、バトルシーンも見どころかと思いますので、そちらも楽しみにしていてください。あとはみんなに見せ場があるので、ぜひ劇場に足を運んでください。
東山:劇場版まで『トリニティセブン』が展開できたのは、原作とTVアニメを見て好きになって応援してくださったみなさんのおかげだなって思います。先ほど柚木さんもおっしゃられてたんですけれど、今まで劇場版でお風呂をやったアニメ作品がこの世にどれだけあったかと思うと、『トリニティセブン』はパイオニアだな、すごいなって心から思っています。結構尺も長いですし。『トリニティセブン』のコミカルなところ、セクシーなところ、あと熱いバトルはTVシリーズから健在です。原作をご存知の方は、TVシリーズには登場しなかったあのキャラクターが、まさかの劇場版でちょこっと見られるかもしれないという期待をして頂いていいと思います。ぜひ原作ファンの方から今回初めてご覧になる方まで、みなさんで劇場に足を運んで見て頂けると嬉しいです!
――ありがとうございました。
追加コメントも到着!
アフレコ現場にいなかった声優陣からもコメントを頂きました!
リリム(CV:日高里菜)
劇場版オリジナルキャラクターということで少し緊張していましたが、現場の雰囲気も良くとても楽しいアフレコでした。リリムちゃんはとっても可愛い子! ということでプレッシャーもありましたが、可愛いだけでなく色々と葛藤してるシーンもあり、大事に演じさせて頂きました。
ラスト・トリニティ(CV:島﨑信長)
ラスト役として全霊を込めて演じさせていただきました。色々な意味で「戦ったな」という思いが強い収録で、アラタたちと全力でぶつかり合うことができて、楽しかったです。熱くて濃い、幸せな時間でした。
アナスタシア=L(CV:M・A・O)
まさか、劇場版から新キャラクターとして出演させていただけるとは思っていなかったので、とても嬉しい気持ちでいっぱいでした。最初は凄く緊張していたのですが、細かいニュアンスや雰囲気などをじっくり丁寧にディレクションしていただけたので、お芝居に集中することが出来ました。そして、皆さんとの掛け合いもとても楽しかったです。
マスター・アカーシャ(CV:南條愛乃)
コメディありシリアスありで、私も楽しく参加させていただきました。ぜひ楽しみにしていてくださいね! 初登場キャラクターでしたが、今後も活躍の場が……あるといいなぁ!
TVアニメシリーズBlu-ray BOX発売中!
「トリニティセブン Blu-ray BOX 劇場公開記念スペシャルプライス版」
【発売日】2017年1月25日(水)
【価格】¥21,600(税込)
【特典仕様】
・キャラクターデザイン・友岡新平描き下ろし三方背BOX
・ブックレット
キャラ紹介、設定等をまとめたオリジナル小冊子!
・ノンテロップオープニング&エンディング、PV・CM集
ZAQが歌唱するアップテンポなナンバーが印象的なオープニングとキャストが歌い、数話ごとに変わる楽曲が話題となったエンディングのノンテロップ版4本をまとめて収録!
【収録内容】
TVシリーズ全12話+TV未放映OVA1話(※コミック「トリニティセブン 7人の魔書使い」第11巻同梱版OVA)
作品情報
【タイトル】『劇場版 トリニティセブン -悠久図書館と錬金術少女-』
2017年2月25日(土)より、新宿バルト9、シネ・リーブル池袋ほかにて全国ロードショー!
北海道:札幌シネマフロンティア
宮城:TOHOシネマズ 仙台
東京:新宿バルト9、シネ・リーブル池袋
神奈川:横浜ブルク13、神奈川TOHOシネマズ 川崎
千葉:京成ローザ⑩
埼玉:MOVIXさいたま
新潟:T・ジョイ新潟万代
愛知:ミッドランドスクエア シネマ
大阪:梅田ブルク7
大阪:TOHOシネマズ なんば
京都:T・ジョイ京都
兵庫:TOHOシネマズ 西宮OS
広島:広島バルト11
福岡:T・ジョイ博多
※上映劇場は変更になる可能性がございます。
【STORY】
ある日、“魔王因子”を持つ魔王候補・春日アラタが、トリニティセブンの一人・浅見リリスの魔道書『ヘルメス外典』に何の気なしに触れた瞬間、眩い光に包まれ、目の前には謎の少女が姿をあらわす。
「リリム」と名付けられ、アラタとリリスを親と慕う少女。だが、少女の出現と同時に、世界に異変が―。目覚める禁忌の“悠久図書館”。そこには、錬金術の究極の産物―人の手によって造られし”白き魔王“が封じられていた。
“白き魔王”は、真の魔王へ至るため、アラタとトリニティセブンたちの抹殺を企てる。かつてない強大な力を持つ”白き魔王“を前に、世界の崩壊と、絶体絶命の危機がアラタたちを襲う―。アラタとトリニティセブンたちは、この世界を守れるのか? 彼らの最後の戦いが今、始まる―!
【スタッフ】
原作:サイトウケンジ・奈央晃徳(KADOKAWA 月刊ドラゴンエイジ連載)
監督:錦織博
脚本:サイトウケンジ
脚本協力:吉野弘幸
キャラクターデザイン・総作画監督:友岡新平
クリーチャーデザイン:森木靖泰
武器デザイン:大塚あきら
プロップデザイン:岡戸智凱
美術監督:大久保錦一、HIJIRI
色彩設定:西村薫
撮影監督:榎本めぐみ
美術設定:泉寛
特殊効果:福田直征
3DCG:山口直人
編集:関一彦
音響監督:えびなやすのり
音響制作:スタジオマウス
音楽:TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUND
主題歌「Last Proof」ZAQ(avex pictures)
音楽制作:エイベックス・ピクチャーズ、テレビ東京ミュージック
アニメーション制作:セブン・アークス・ピクチャーズ
製作:劇場版トリニティセブンE.A.製作委員会
配給:エイベックス・ピクチャーズ
【声優】
春日アラタ:松岡禎丞
浅見リリス:原由実
神無月アリン:内田彩
風間レヴィ:佐倉綾音
山奈ミラ:日笠陽子
不動アキオ:柚木涼香
倉田ユイ:村川梨衣
リーゼロッテ=シャルロック
東山奈央
リリム:日高里菜
セリナ=シャルロック:洲崎綾
ソラ:釘宮理恵
春日聖:諏訪彩花
学園長:三木眞一郎
ルーグ:福原綾香
イリア:赤﨑千夏
ラスト・トリニティ:島﨑信長
アナスタシア=L:M・A・O
マスター・アカーシャ:南條愛乃
>>公式サイト
(C)サイトウケンジ・奈央晃徳/KADOKAWA/トリニティセブン製作委員会