兜甲児役は森久保祥太郎さん、弓さやか役は茅野愛衣さんに!『劇場版マジンガーZ』(仮題)ステージレポ【AJ2017】
東京ビッグサイトにて、2017年3月25日(土)・26日(日)の2日間に渡って開催されていた日本最大級のアニメイベント「AnimeJapan 2017」(AJ2017)。そのBLUEステージにて、『劇場版マジンガーZ』(仮題)起動記念イベントが開催され、声優情報をはじめとする最新情報が発表されました。その模様をレポートしていきます。
森久保祥太郎さん&茅野愛衣さんが、初代『マジンガーZ』を振り返り!
TVアニメ「マジンガーZ」は漫画家・永井豪先生によって「週刊少年ジャンプ」に連載されていた漫画を原作とする作品。日本のアニメーション業界で大流行する搭乗型巨大ロボットアニメの金字塔的として現在も高い支持を受けており、原作者である永井豪先生の画家活動50周年を記念した劇場作品『劇場版マジンガーZ』(仮題)の制作が発表されていました。
AnimeJapan 2017で行われた今回のイベントには、立会人として声優の森久保祥太郎さん、茅野愛衣さんが登壇。森久保さんは、初代『マジンガーZ』のTVアニメは再放送での視聴だったものの、『UFOロボ グレンダイザー』はリアルタイム世代だったそうで、妹が生まれた際に、名前をデューク・フリード(グレンダイザーの主人公)にしようと両親に提案していたことがあったのだとか。
一方の茅野さんは『マジンガーZ』に関しては水木一郎さんが歌う主題歌の印象が残っている程度だそうなのですが、原作者である永井豪先生の作品には、『キューティハニー』など馴染み深い作品が多いことも明かしていました。
ステージでは、TVアニメ『マジンガーZ』の振り返るコーナーとして、有名なプールが割れる発進シーンに始まり、ロケットパンチ、ブレストファイヤーに代表される様々な必殺武器、兜甲児と弓さやかを初めとするメインキャラクター達といった懐かしの映像が上映。マジンガーZのロケットパンチと並ぶ、ロボットアニメ史に残る武器であるアフロダイAの胸部ミサイル(通称オッパイミサイル)に、茅野さんが衝撃を受けるという一幕も。
その後には、お待ちかねの『劇場版マジンガーZ』(仮題)に関する新情報が公開され、豪華制作スタッフ陣に加え、兜甲児役を森久保さん、弓さやか役を茅野愛衣さんがそれぞれ担当することが判明。とはいえステージにこの二人が呼ばれていたということで、キャスティングに勘付いていた来場者も少なくなかったようで、茅野さんが最初に登壇した時、「弓さやか役の……」と思わず名乗りそうになっていたエピソードが明かされると、爆笑が沸き起こっていました。
まだアフレコは始まっていないそうですが、去年行われたオーディションで、制作スタッフからの熱意を感じとったという森久保さんは「プレッシャーはありますが、今までの自分の声優キャリアをかけて、精一杯兜甲児を演じられればと思います」と気合十分。
茅野さんはすでに初代のTVシリーズを1話から見直したりもしているようで、「時々嫉妬心も見せたりする、さやかの女の子らしい魅力を表現できれば」とそれぞれが決意を明らかに。また何度も共演を果たしているお二人ですが、コンビとして本格的な掛け合いをしたことがないそうで、アフレコが始まるのを楽しみにしているようです。
さらにステージでは、新たなマジンガーZのビジュアルもちらりと確認することができた特報映像や、原作者・永井豪先生からのビデオメッセージが上映され、活動50年の区切りに新作ことへの喜びが語られます。加えて、本作は先に世界で先行公開されるという、驚きの情報も飛び出していました。
最後には、森久保さん、茅野さんから本作に向けた意気込みが伝えられたあと、マニュライフ生命のCMに登場する「マジンガー課長」も登場。細部まで拘りぬいて作られた本格的な造形にキャスト陣も興味津々となる中、マジンガー課長からの花束贈呈が行われという形で、イベントは締めくくられました。
キャストやメインスタッフも発表され、いよいよ本格始動となる『劇場版マジンガーZ』(仮題)。今後の続報にもご期待ください!
[文/米澤崇史]
作品情報
【スタッフ】
原作:永井豪
監督:志水淳児 『ONE PIECE エピソードオブチョッパー+冬に咲く、奇跡の桜』、『プリキュアオールスターズNS』
脚本:小沢高広(うめ) 『東京トイボックス』、『スティーブズ』
メカニックデザイン:柳瀬敬之 『攻殻機動隊Arise』、『ガンダム00』
キャラクターデザイン:飯島弘也『アフロサムライ』
美術:氏家誠(GREEN) 『ガンダム』シリーズ、『エウレカセブンAO』
助監督:なかの★陽 『アクティヴレイド』、『ウルトラマンオーブ』
制作:東映アニメーション
配給:東映
【キャスト】
兜甲児:森久保祥太郎
弓さやか:茅野愛衣