山下大輝さん、原作者・福山リョウコ先生らが登壇!『覆面系ノイズ』第1話リアルタイム上映会でキャラや収録、お肉について語り合う!?
2017年4月11日に渋谷・東京カルチャーカルチャーにて、TVアニメ『覆面系ノイズ』第1話のリアルタイム上映会が開催! 第1話上映前には、ゲスト登壇でのトークイベントも行われました。
上映会当日にはユズ役の山下大輝さんをはじめ、監督の橋秀弥さん、澤田圭一郎さん(映像・音楽プロデューサー)、永島隆行さん(原作担当編集)や原作者の福山リョウコ先生も登壇。トークイベントでは、原作・アニメなどの話題で盛り上がり、なかなか聞けない収録やプライベートの話を聞くこともできました。
ここでは、そんなトークイベントのレポートをお届けします。
山下さんと橋監督が語るニノとユズの魅力
MCを担当する澤田さんの呼び掛けで、ゲスト陣が登壇。今回のイベントは飲み物を片手に楽しめるということで、山下さんの提案で最初に乾杯を行い、会場が和んだところでトークイベントが始まります。
席に着いたところで、まず最初にゲスト陣が行ったのは自己紹介。そこで澤田さんは、原作を読んだうえで編集部にアニメ化の相談をしに行ったことが、そもそもの始まりだと語ります。そんなアニメ化に関して、原作者の福山さんは、いきなりのことで信じられず、プロジェクトが動き出しても「嘘だろう」と最初は思っていたとのこと。また、山下さんから「アニメ化を目指していたんですか?」と尋ねられると、「目指しては無かったんですけど、なったらいいなとは思ってました」とアニメ化に対する思いを話してくれました。
また髙橋監督は本作をアニメ化する際、原作をを読んでニノにとても魅力を感じたとのこと。「最初はユズに感情移入していって、ユズから作品を好きになっていく流れだったんですけど、読んでいくと気持ちの筋が一本通ってるニノがほんとに素敵だと思って、今は神様に近い感じです。今回は、ある意味布教活動なのかなと思っています」とニノへの思い入れを熱く語ります。
これに対して、山下さんは自分が演じているユズの魅力について「ユズは目標や夢に向かって走ってる姿や、恋愛の方も今はまだ言えないですけど、とにかく一生懸命なんです。あと、男らしいところもあるし、高校生らしい子供っぽいところも持ち合わせているツンデレです(笑)。そんな正直になれないところがもどかしくもあるし、彼の魅力でもあると思いますね。」と教えてくれました。
そんなユズは作曲の才能があるということで、音楽プロデューサーも担当している澤田さんは本作の曲作りでは苦労した部分もあったとのこと。「高校生の未熟な感じと、天才作曲家であるユズの完璧な感じを両方出すのがすごく難しいところでしたね」と高校生バンドであるが故の難しさを話し、そのうえで「この後放送でガンガン流れますので、ツイッターで『最高だった!』とつぶやいてください」と冗談で会場の笑いを誘っていました。
続いて製作の裏側の話になると、福山先生がアフレコやラジオ収録、レコーディングなどに立ち合い、作詞にもかかわったということが語られます。原作者が頻繁に現場にお越しになることは珍しいそうで、髙橋監督は「シナリオの話の際、難しい感情の部分などがスムーズに通ったので、とてもありがたかった」と感謝の言葉を述べ、澤田さんも「福山先生の世界観をより再現することができた」と、改めて本作の魅力について話してくれました。
そんな本作のアフレコは中盤まで進んでいるようで、収録の合間にはダジャレが飛び交う、本作らしい和気あいあいとした雰囲気とのこと。さらに、収録中には福山潤さん(クロ役)が頻繁にアドリブを入れているらしく、これについては製作陣もあえてアドリブを狙ったカットを入れたりしているという、面白い話を聞くこともできました。
福山先生が語るキャスト陣とキャラクターの共通点
ゲスト陣によるトークがひと段落すると、次はゲスト陣が観客からの質問にに答えるコーナーへ移ります。
アフレコ現にも立ち会われている福山先生には、「キャスト陣とキャラで似ているところはありましたか?」という質問が。これに対し福山先生は、キャスト全員にそれぞれ似ているところあるとのことで、「山下さんとユズは一生懸命なところが似てるなと思いました」と山下さんとユズの共通点を話します。さらに、オネエ言葉を話すハルヨシと小野大輔さんについても「小野さんはハルヨシと同じで、場をまとめる方です」と共通点をあげ、これには山下さんも「たしかに」と感心していました。
「第1話で印象に残ったシーンを教えてください」という質問では、髙橋監督が自ら1話の絵コンテを描いたということもあり、どれか選べず「すべてです」とひと言。福山先生が冒頭のシーンが好きだということを明かすと、「あのシーンは悩まずに描けて、とても不思議な感覚だった」と製作当時のことも振り返りながら話します。また、原作を読んでいる山下さんは、冒頭のシーンを見たときに「そうきたか!」という驚きがあったと気になる感想を話し、永島さんからはエンディングの冒頭がとても印象に残ったことを語っていただきました。
そんな質問コーナーの中には「今日は何の肉を食べましたか?」という、お肉好きの山下さんへ向けた質問も入っており、ここでは山下さんのお肉トークが炸裂。お肉や夕食について熱く語り、会場を沸かせていました。しかし、これに対して福山先生はまさかのベジタリアンであることも発覚。驚いた山下さんから「ねぎまの『ねぎ』だけでいいんですか?!『ま』はいらないんですか!」という言葉が飛び出し、観客を爆笑させていました。
質問コーナーが終わると、続いては来場者へのプレゼントコーナー。ここでは、本作のノベルティー詰め合わせセットなどが来場者に抽選でプレゼントされ、中でも山下さんと福山先生の直筆サインの抽選では大きな盛り上がりを見せていました。
そしてプレゼントコーナーが終わると、いよいよアニメ放送も間近に。放送を前に山下さんからは「先程他の方も仰っていました見どころだったり、会場の皆さんが気になっているところなど、皆さんなりに楽しんでもらえたらいいなと思います」との言葉を。さらに、髙橋監督からは「2年前に関わらせてもらえてから、この日が来るまで色々とありましたが、スタッフの皆さんが魂を込めて作っていますので、この作品が皆さんに愛され続ける作品になればいいと思います」とのメッセージをいただき、トークイベントは終了となりました。
ゲスト陣からのメッセージ
第1話上映終了後、ゲスト陣からひと言ずつメッセージをいただいたので、その内容をお届けします。
永島隆行さん:皆さんと見ることができてよかったです。「花とゆめ」(『覆面系ノイズ』原作掲載雑誌)ともども、『覆面系ノイズ』もぜひ「よかったよ!」ってみんなに言っていただけると嬉しいと思います。ありがとうございました。
福山リョウコ先生:このとんでもない主人公を、山下さん演じるユズが追いかけるのも話の主軸のひとつなので、ぜひそこもお楽しみに、来週もよろしくお願いします。
山下大輝さん:今日見ていただいた第1話の中で、フラッシュバックの思い出のシーンをはじめ色々と気になるところがありましたけど、小さい頃の彼らの思い出や約束はこのあと非常に重要部分になってくるんですよ。だから、そういうところも全部含めて、これから第2話、第3話と全部見ていただきたいなと思います。よろしくお願いします。
髙橋秀弥監督:僕らのような作っている人たちは、皆さんがどういう感情でどういうふうに見ていただけているのか、正直分からないところがあるので、こういう機会があるのは非常にうれしいことです。リアルタイムで皆さんの顔を見させていただいて、どういうところが嬉しいところなのかというのが勉強できました。これからも製作は続いていくんですけども、最終回まで頑張っていきたいと思いますので、ぜひ応援を続けていただければと思います。よろしくお願いします。
『覆面系ノイズ』作品情報
2017年4月11日より放送開始予定
【On Air】
TOKYO MX:4/11(火)より、毎週火曜日23:00~
関西テレビ放送:4/13(木)より、毎週木曜日26:25~(※初回のみ26:40~)
BSフジ:4/17(月)より、毎週月曜日24:00~
※放送情報は変更になる場合がございます。
【Introduction】
歌が大好きな少女 ニノは、幼馴染で初恋の相手 モモと、作曲が得意な少年 ユズ、それぞれと幼いころに離れ離れになってしまう。
「いつの日か、歌声を目印にニノを見つけ出す……」二人と交わした約束を胸に、信じて歌い続けてきたニノ。高校入学の日、彼女たちの運命は音となり、唐突に鳴りはじめた……!
「ぼくたちは ほんとのこころを かくしてる」
「音楽×片恋」ストーリー!
【Staff】
原作:福山リョウコ(白泉社「花とゆめ」連載)
監督:髙橋秀弥
シリーズ構成:赤尾でこ
キャラクターデザイン・総作画監督:いとうまりこ
総作画監督:重本和佳子
プロップデザイン:樋口聡美
色彩設計:大塚奈津子
美術監督:諸熊倫子(スタジオ天神)
撮影監督:織田頼信
3D監督:柴山一生(IKIF+)
2DW・特殊効果:徳丸仁志、立花美紀
編集:池田康隆
音響監督:山口貴之
音楽:SADESPER RECORD(NARASAKI/WATCHMAN)
アニメーション制作:ブレインズ・ベース
【OP&ED】
OPテーマ
『ハイスクール [ANIME SIDE] 』in NO hurry to shout;
EDテーマ
『アレグロ』in NO hurry to shout;
【Cast】
ニノ:早見沙織
ユズ:山下大輝
モモ:内山昂輝
ハルヨシ:小野大輔
深桜:高垣彩陽
クロ:福山 潤