山下大輝さん、逢坂良太さんらメインキャスト6名による推理対決！TVアニメ『トリックスター』OVA発売記念イベントレポート【少年探偵団 取材手帳 番外編】

　2017年3月で放送を終えた、TVアニメ『TRICKSTER -江戸川乱歩「少年探偵団」より-』（以下、トリックスター）。惜しまれながら、TV放送は終わりましたが、山下大輝さんと逢坂良太さんがパーソナリティーを務める『TRICKSTER 少年探偵団ラジオ』のCD発売（2017年6月7日リリース）や、先日千秋楽を迎えた舞台『TRICKSTER～the STAGE～』のBlu-ray発売（8月29日リリース）など、『TRICKSTER PROJECT』は、まだまだ続いています。

　アニメイトタイムズでは【少年探偵団　取材手帳】と題し、声優やスタッフのインタビューを交えながら、作品の世界を深めていける連載企画を5ヶ月に渡って連載してきました。そんな【少年探偵団　取材手帳】が番外編として復活！　2017年4月2日（日）、東京・渋谷ヒカリエホールにて開催された「ゲオ presents 『TRICKSTER』OVA発売記念イベント」をレポートします。当日は、メインキャスト6名が登壇し、作品を振り返るトークや推理対決なども行われました。今、取材手帳の第14ページ目が開かれます。

＜出演者＞　
山下大輝さん（小林芳雄役）
逢坂良太さん（花崎健介役）
梅原裕一郎さん（井上了役）
増元拓也さん（勝田雅治役）
古川慎さん（大友久役）
田所あずささん（中村奈緒役）

　過去の連載もチェック！
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キャストが最終回の予想を発表！　作品の振り返り談義
　最初のコーナーは、TVアニメ「振り返り談義」。登壇者がアフレコの様子や最終回を迎えた感想を語っていきます。キャストたちが「（物語が）最後までどうなるか、わからなかった」と口々に伝える中、山下さんが「最後の3話くらいから、どういうふうに転ぶのか、全然予想ができなかったですね。ただ、最後のサブタイトルは当たりました！」と嬉しそうに話します。

　そんな中、予想が外れたという梅原さんが「僕は井上が途中からサイボーグ化するんじゃないかと思っていましたけどね」と話すと、客席から笑いが起こる一幕も。

　そして、逢坂さんが「残念だったのは、中村さんが最終回に出なかったこと」とコメント。少年探偵団としては、ハッピーエンドになったものの、中村さんがストーリーの途中から、フェードアウトしてしまったことについて語ります。逢坂さんのコメントを聞いた田所さんが「本当に！（最終回も）オンエアで観ました。面白かったです……」と悲しそうに感想を伝えると、山下さんが「淋しいこと、言うなよ～！」と慰めます。古川さんも「中村さんのアフターみたいな感じの話もできたらいいですよね」と提案。中村さんの行く末が気になるキャストや観客も多く、古川さんの言葉に頷いていました。

日頃の推理力が試される!? チーム対抗推理対決！
　続いてのコーナーは、キャストによる「推理対決」。山下さん＆逢坂さん、梅原さん＆増元さん、古川さん＆田所さんの3チームに分かれて、対戦。推理力を競います。

『TRICKSTER 少年探偵団ラジオ』の中で、謎解きに挑戦するコーナーがあるため、パーソナリティーを務めた山下さんと逢坂さんは余裕の表情。慣れたそぶりで、他のチームよりも早く答えを導いていきます。他のチームが難問に頭を抱えていると、逢坂さんは「早く解いてよ～」と急かすシーンも。

　正解発表の際、答えをきっちり解説する逢坂さんに、山下さんが「すごいだろ～！」と誇らしげな表情を浮かべます。しかしその後、謎解き経験が豊富なおふたりに思わぬ魔の手が……。「入口に1つ。非常口に2つ。では、勝田雅治にはいくつ？（正解は□の数で11）」という問題で、他のチームは正解しているのに、山下さん＆逢坂さんチームは深読みしすぎたため、一つ多く数えて不正解に。答えの表記に納得がいかないおふたりに、梅原さんが「フォントによって、（表記が）違うよ！」と冷静にツッコミを入れ、おふたりも納得。客席の笑いを誘いました。

　結局、正解数が並んだ山下さん＆逢坂さんチームと古川さん＆田所さんチームで優勝決定戦（挙手制）を行うことに。それまで、相方の田所さんに謎解きをお任せしていた古川さんが誰よりも早く正解し、優勝は古川さん＆田所さんチームとなりました。

　敗者チームの梅原さん＆増元さんチームは、キャラクターのモノマネをする罰ゲームが課せられます。梅原さんが怪人二十面相（CV：GACKTさん）と山根たすく（CV：山谷祥生さん）、増元さんが野呂誠（CV：木戸衣吹さん）と大友久（CV：古川慎さん）のモノマネを全力で行うと、ステージからも客席からも爆笑が……。梅原さんが「想像以上に辛い罰ゲームでした！」と感想を述べると、増元さんも「本当の罰ゲームでした！」とコメント。ご本人たちは恥ずかしそうな、辛そうな表情でしたが、会場は盛り上がりを見せました。

ライブならではの臨場感！ リーディングライブ＆田所あずささんミニライブ
　休憩を挟んで、2部は男性キャストによる「リーディングライブ」からスタート！　コミカルなテイストの「ハイパーステップ君15号」と「大友久のモテモテクニック」の2作を上演。

　探偵団との距離が縮まった小林がノリツッコミを行ったり、大友によるモテテクニック講座を各少年探偵団キャストが実践したりという展開に、客席からも笑いが起こります。そんな会場の反応を感じてか、キャストもアドリブを入れるなど、終始ノリノリでリーディングライブを行っていました。

　その後は、田所さんのミニライブへ。アニメ1期のED曲「1HOPE SNIPER」、2期のOP曲「運命ジレンマ」を熱唱。トーク時のほんわかしたキュートな田所さんとは、別人のようなクールな表情を見せる田所さん。ハイテンポなロックナンバーをかっこよく歌い上げます。ライブならではの熱気とともに、音楽という形で作品を振り返りました。

　エンディングの挨拶では、キャストがそれぞれ作品やキャラクターへの思いを伝えました。

　最後に、山下さんが「今日のイベントでは、少年探偵団と刑事がいましたけど、今後は今日来られなかったキャスト全員が勢揃いしてほしいと思っています。まだまだ少年探偵団の物語は終わらないですし、これからも続いていきます。彼らには未来があるので、みなさんの中で想像しながら、これからも『トリックスター』を見守っていただけたら嬉しいなと思います」というコメントで締めくくり、イベントは閉幕となりました。

[取材・文/宋 莉淑（ソン・リスク）]

TVアニメ『TRICKSTER -江戸川乱歩「少年探偵団」より-』作品情報
TRICKSTER Blu-ray & DVDシリーズ好評発売中！



＜あらすじ＞
彼は死ぬために、探偵の道を選ぶ……
時は2030年代。謎の探偵、明智小五郎の下に集う『少年探偵団』。
彼らは大小様々な事件を持ち前の行動力で解決に導いてきた。
ある日、メンバーの花崎健介は謎の少年、小林芳雄と出会う。
『正体不明の靄(もや)』により「死ねない」身体となってしまった小林は、自身の死を望み、他人との接触を拒んでいた。
そんな彼の存在に興味を抱いた花崎は「『少年探偵団』へ入らないか」と持ちかける・・・
小林と花崎。彼らの出会いはやがて、世紀の犯罪者である怪人二十面相と明智小五郎の因縁と絡み合い、
二人の運命を動かしていく・・・

＜STAFF＞
監督：向井雅浩
脚本・シリーズ構成：吉田恵里香
キャラクターデザイン：PEACH-PIT
アニメーションキャラクターデザイン：ヤマダシンヤ
音楽：林ゆうき
アニメーション制作：トムス・エンタテインメント、シンエイ動画
OP主題歌：田所あずさ「運命ジレンマ」
ED主題歌： GACKT「罪の継承～ORIGINAL SIN～」

＜CAST＞
小林 芳雄：山下大輝
花崎 健介：逢坂良太
井上 了：梅原裕一郎
野呂 誠：木戸衣吹
勝田雅治：増元拓也
大友 久：古川慎
山根たすく：山谷祥生
中村奈緒：田所あずさ
明智小五郎：小野大輔
怪人二十面相：GACKT　ほか

>>『TRICKSTER -江戸川乱歩「少年探偵団」より-』公式サイト
>>『TRICKSTER -江戸川乱歩「少年探偵団」より-』公式ツイッター（＠trickster_anime）