アニメでここまでやっていいのか! 加隈亜衣さん・五十嵐裕美さんも登壇した、TVアニメ『捏造トラップ−NTR−』先行上映会をレポート!
一迅社発行の「コミック百合姫」にて連載中の『捏造トラップ-NTR-』(著:コダマナオコ先生)は、高校2年生で初めてできたカレシにドキドキの毎日を送る由真が、幼馴染で美少女の蛍にカレシともしたことがないようなイタズラを仕掛けられるものの、それを拒むこともできない、そんなふたりのカレシもちJKが織り成す昼ドラのようなドロドロとした学園ドラマです。
そんな本作が2017年7月5日(水)よりTVアニメ化! 6月25日(日)には、本放送に先駆けてTOHOシネマズ新宿にてTVアニメ第1話と第2話の先行上映会が開催されました。上映後には、岡崎由真役の加隈亜衣さん、水科蛍役の五十嵐裕美さん、総監督を務めるひらさわひさよしさんが登壇し、トークショーが行われました。本稿では、そんな上映会の模様をお届けします。
1話冒頭から衝撃の展開が!? 原作のギリギリの表現をアニメでも再現!
上映会が始まるとまずはMCの呼びかけで、岡崎由真役の加隈亜衣さん、水科蛍役の五十嵐裕美さん、そして総監督のひらさわひさよしさんが登場! 会場はイベント開始早々大いに沸きあがり、思い思いの歓声が飛んでいました。早速MCから、たくさんのお客さんに来ていただいた感想を尋ねられると、加隈さんは「私たちも完成版を見るのは初めてなので、皆さんと一緒に見るのが楽しみです」とコメント。続いてコメントを求められたひらさわ総監督が、「今日は応援上映会ということでね」とフリを入れると、なんと客席からちらほらとサイリウムの光が! これには五十嵐さんも「なんで持ってんの(笑)」とツッコミを入れ、会場の笑いを誘います。
上映に移る前に、お三方それぞれの注目してほしい部分を教えていただくことに。加隈さんからは「冒頭からすごいので、会場は女性の方も多いですけど、気にせず目をカッと見開いて見ていただきたいです」と、五十嵐さんは「加隈さんの言う通り……もうこれ以上は後でにしましょう」と、ネタバレに考慮してコメントを控え、最後にひらさわ総監督から「僕も冒頭のシーンですが、ぜひ武田に注目してほしいです」とのお言葉をいただいたところで、1話2話連続での上映がスタートしました。
上映が終わると、改めてお三方が「やば!」「ひえーーっ」などと、ラストシーンに衝撃を受けながら登壇されました。上映の感想について、五十嵐さんは「もうラストシーンの藤原の記憶しかない」と、加隈さんは「皆と一緒に見ていてなんか…恥ずかしい!」とそれぞれコメント。
また、加隈さんが「チューのシーンがすごく攻めた感じで描かれていた」と話すと、そこから原作でもギリギリの表現がなされている数々のシーンについての話題で盛り上がり、「アニメであそこまでやっていいのか!」という発言も飛び出ました。
アフレコ中の印象深い出来事についてのお話になると、加隈さんは「五十嵐さんとここまでいろんな意味でガッツリな間柄の役を演じるのは初めてでした」と語りました。また、キスシーンなどについてはディレクションも特になかったと話し、アフレコ時の苦労を語ってくれました。
同じくアフレコ中の出来事について五十嵐さんから、「武田役の逢坂良太さんが、武田が受けたストレスを全部加隈さんにぶつけている」との暴露が! そんな逢坂さんに対して加隈さんが「蛍のせいだ」と弁明すると、五十嵐さんに「私は悪くない、いやなら断ればいいんだから」と言われるなど、『捏造トラップ』ならではのやり取りが行われているようです。ほかにもアフレコの合間に、キャラクターの将来を想定したエチュードを繰り広げていて、ワイワイ楽しくやっていると、アフレコ現場の雰囲気について教えてくれました。
蛍にとても共感できる五十嵐さんと、どうしても藤原に共感できない加隈さん
続いて、自身の演じたキャラクターと似ている部分を尋ねられた加隈さんは「作品柄言いづらいところが……」と困った表情を見せますが、優柔不断なところが似ているかもしれないと答えます。そんな加隈さんから「蛍はより言いづらいよね」と心配される五十嵐さんでしたが、「私はねちっこいところが似ています。気持ちが重いところはとても共感できる」と堂々とコメント。さらに、「自分と仲のいい友達がほかの子と仲良くしていると強くジェラシーを感じる」と、友情に対する想いの強さを語ってくれました。
ひらさわ総監督は似ているキャラクターは武田だと話したうえで、「藤原も回を重ねるごとにいろいろな表情を見せるようになっていきますので、注目していただきたいです」と、今後の注目ポイントについて教えてくれました。
お次は、相手のキャラクターのカレシ(加隈さんから見た藤原、五十嵐さんから見た武田)に対する印象についての話題に。これに関して五十嵐さんは「武田くんは、大人になってから味が出るタイプで、最初の恋愛でドキドキしたいころには良さがわからない」と大人なコメント。加隈さんからは「本当に藤原の良さがわからない、イケメンだからって調子に乗ってんじゃねー!」と辛辣な発言が飛び出し、会場も思わず笑いだしてしまいます。
ここで一旦トークを終了し、プレゼント抽選会が行われました! 加隈さんと五十嵐さんのサインが入った、原作コミックの1巻やポスターなど豪華賞品がプレゼントされました。抽選会が終わると、イベントもいよいよ終盤に。最後に加隈さん、五十嵐さん、ひらさわ総監督よりメッセージをいただき、今回の上映会は終了となりました。
アニメ放送前にも関わらずたくさんのファンが来場し、イベント中も終始笑いが絶えず、また会場限定で先行発売されていたキャラクターの缶バッジもレジに行列ができるほどの人気で、作品に対する愛情や期待が大いに感じられる上映会となりました。そんなTVアニメ『捏造トラップ-NTR-』は7月5日(水)より放送開始ですので、ぜひお見逃しなく!
[取材・文/竹内信哉]
作品情報
TVアニメ『捏造トラップ-NTR-』
2017年7月放送開始
“私たちには、カレシに言えない秘密がある。“
高校2年生の由真は、生まれて初めてできた彼氏にドキドキの毎日。幼馴染でモテる美少女、蛍につき合い方を相談した由真は、恋愛経験がないことをからかわれ、カレシともしたことがないようなイタズラを仕掛けられてしまい……。エスカレートしていく、蛍との秘め事。そんな関係を拒めず、いつの間にかハマっていく由真。そんなふたりのカレシ持ちJKが織り成す学園ドラマ。
原作/コダマナオコ(一迅社刊「コミック百合姫」連載)
総監督/ひらさわひさよし
キャラクターデザイン/川島勝
脚本/ワーズインステレオ×内堀優一
アニメーション制作/Creators in Pack.Inc
岡崎由真(CV:加隈亜衣)
高2で初めて彼氏ができた恋愛初心者。現在は、バスケ部の部活仲間である武田と付き合っている。蛍とは小学生時代からの幼馴染で、いじめられている蛍をいつも助けていた。蛍のイタズラに翻弄されており、次第にその関係にハマっていく。
水科蛍(CV:五十嵐裕美)
由真とは幼馴染で、マンションの部屋もお隣さん。恋愛初心者な由真に対し、彼氏とすることの予行演習という名目で体を触ってきたり、キスをしたりとイタズラを仕掛けている。幼いころは、おとなしく気弱な女の子だった。藤原と付き合ってはいるものの、複雑な関係。
藤原(CV:小野大輔)
蛍の彼氏で、学校ではバスケ部のイケメンとして女子に人気。あまり口数が多くなく、クールな性格。部活仲間の武田とは仲が良く、2人でよく話す間柄。蛍と由真の関係に、何か引っかかるものを感じている。
武田(CV:逢坂良太)
バスケ部に所属している、由真の彼氏。由真との関係を進展させたいが、気を遣ってしまい、あと一歩がなかなか踏み出せないでいる。優しくて思いやりのある、純情な男子。
>>TVアニメ「捏造トラップ -NTR-」公式サイト
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