江口拓也さん、西山宏太朗さん、米内佑希さんが三兄弟になって合羽橋をお散歩!? 『ぬいぬい日昇三兄弟』アニメ配信記念イベントレポート
『アイドリッシュセブン』『Free!』『銀魂』など、さまざまなぬいぐるみを取り扱っている株式会社サンライズから発売中のぬいぐるみ『ぬいぬい日昇三兄弟』。この度、本作のアニメーション『ぬいぬい日昇三兄弟』の配信を記念して、2017年6月4日(日)に秋葉原ラジオ会館でイベントが開催されました!
当日は、三兄弟を演じている江口拓也さん(日昇楓 役)、西山宏太朗さん(日昇葵 役)、米内佑希さん(日昇茜 役)が登壇! 声優陣のトークはもちろん、イベント限定の特別映像も公開され、笑いの絶えないイベントになりました。ここでは、そんな本イベントのレポートをお届けします。
イベントが始まると、まずは現在配信されている本作のアニメ第2話までがスクリーンで上映。終了すると、作品のメインキャストである江口さん、西山さん、米内さんが登場し会場が拍手に包まれます。
ゲスト陣が登壇し自己紹介も終わったところで、いよいよトークが始まる……と思いきや、ここでいきなりハプニングが発生。なんと司会進行役である米内さんが、台本を置いたまま登壇してしまいます。そのため、最初はなんとか江口さんが会話を繋げて進行しますが、ついに耐え切れなくなってしまいカミングアウト。観客席から笑い声が上がるなか、米内さんは何とか台本を入手し、イベント進行を再開します。
進行役の米内さんからまず最初に語られたのは、『日昇三兄弟』とそのぬいぐるみを制作している株式会社サンライズについて。ぬいぐるみについて話すなか、米内さんは本作のアフレコでゲスト陣がぬいぐるみをもらったことを明かし、江口さん、西山さんに「ぬいぐるみはどうしていますか?」と投げかけました。
西山さんは自身の部屋にあると回答するも、江口さんが「部屋のどこに置いているんですか?」と問い詰めます。対する西山さんは、ソファーの隣に置いてあると答え、「絶対うそでしょ!」「(普通は)ソファーの隣じゃなくて上(に置く)でしょ!」と二人にツッコまれてしまいます。
一方、米内さんはしっかりと本棚の上に飾っているとのこと。ここで、西山さんが「楓おにいちゃんはどちらにいるんですか?」と江口さんにさりげなく問いかけます。すると、江口さんは口ごもりながら「僕、自分で気持ちわるい人形をいろいろ持っているから……」とひと言。
どうやら楓のぬいぐるみをほかのぬいぐるみと絡めて楽しんでいるようで、米内さんの「ライオンにやられているんですね」との声に、観客からは笑みがこぼれます。
特別映像公開! 三兄弟がサンライズ&合羽橋へ
そんな3人は本作のアニメ化にあたって、作品の舞台になっているかっぱ橋道具街®と、『日昇三兄弟』を取り扱う株式会社サンライズの本社へ実際に行ってみたとのこと。そんな今回のイベントのためだけに撮り下ろした映像を、3人の生コメンタリー付きで上映されました!
特別映像で最初に映し出されたのは西山さんと米内さん。お二人はまずサンライズ本社を尋ねたようで、江口さん不在のまま本社を見学していきます。
そんな社内を見学していると、米内さんが日昇三兄弟のぬいぐるみを発見。楓のぬいぐるみの服を脱がせ始めると、映像を見ていた江口さんから「声を当てていただきたいな」とのまさかの注文が飛び出します。この無茶ぶりに対して、米内さんは全力で脱がされていく楓をアテレコ。
パンツ一丁になった楓と何とも言えない空気に、「こうやって遊ぶもんじゃありませんからね!」とツッコミを入れて観客を笑わせます。さらに西山さんは、米内さんがぬいぐるみを紹介するなか、終始素の表情見せており、これには観客だけでなくキャスト陣も思わず笑い声をあげていました。
社長室を訪れたお二人は、ここでようやく社長になりきった江口さんと合流。西山さんの「江口さんですよね?」という問いかけに対し、江口さんは「いいえ、社長の江口です」と答え、「やっぱり江口さんじゃん!」とツッコミを受けます。
改めて本物のサンライズの社長に挨拶した3人。社長からオリジナルの日昇三兄弟のぬいぐるみがプレゼントされましたが、なんとそれぞれのぬいぐるみは3人の宣材写真を模した服が着せられているという特別仕様!
さらにズボンを脱がせると、それぞれの名前がパンツにプリントされているという丁寧な仕事っぷりに3人も驚きを隠せません。しかし、パンツ姿のぬいぐるみを見た江口さんが「宏太朗はTバックだけど」とひと言。西山さんがこれを訂正すると、会場は爆笑に包まれました。
サンライズを後にした3人は、続いてかっぱ橋道具街®へ。そこで食品サンプル店を発見した西山さんと米内さんは、蕎麦とポテトサラダの食品サンプルでできたスマホケースを購入します。
さらに、江口さんはエビフライの食品サンプルでできたピアスを購入。ちなみに、これらを社長に買ってもらえると聞いた西山さんは、「しっかり(作品を)応援しないと」とカメラに向かってキメ顔で語り、映像を見た江口さんと米内さんにいじられてしまいます。
また、合羽橋では食レポも行った3人。米内さんに至っては、弁当屋で美味しいだし巻き卵の作り方を学び、見事にその場で作ってみせます。しかし、なんとだし巻き卵作りの過程はまったく映像に収録されておらず、編集でいきなり完成のシーンまで飛ばされていたため、これには米内さんもガックリ。
さらに、完成後に「家でも作りたいと思います」とコメントしていましたが、会場の江口さんから「ロケからしばらく経ちましたけど、本当に作りましたか?」と追及が。しかし、米内さんはその後、本当に家でも作っていたようで、家族に振る舞ったことを明かしてくれました。
だし巻き卵作りが終わると、最後に3人の締めの言葉で映像は終了。ロケ当日のことを振り返り始めると、江口さんから「あれからスマホケース使ってるんだっけ?」との言葉が飛び出します。
すると、お二人は購入したスマホケースを披露し、ちゃんと使用していることをアピール。特に蕎麦のスマホケースを購入した西山さんは、スマホケースを使いはじめてから周りの反応も大きかったようで、蕎麦屋でサービスしてもらったりと、いいことづくしだったと喜んでいました。
対してポテトサラダのスマホケースを選んだ米内さんは、逆にまったく反応がなかったとのこと。「ポテサラ専門店があったら、(スマホケースを)出すんですが……」と悲しそうにつぶやきます。
そんな今回の特別映像は、アニメ第1話、第2話の視聴以外にもイベントに来てくれた観客に楽しんでもらおうと企画されたもの。アニメは第3話以降はまだ未定ですが、キャスト陣は作中に登場した父の存在も気になっているらしく、「もっと見たい」との声が上がります。そんななか、江口さんから「宏太朗が会場にいる社長にお願いしたら、3話作ってくれるんじゃないの?」とまさかの提案が。
これに反応した西山さんが「3話、4話をお願いできますか……?」と恐る恐る尋ねると、会場にいた社長から即答でOKをもらい、会場から拍手が巻き起こります。すると、ここで西山さん「しっかりお礼しないと♡」とすかさずキメ顔でひと言。拍手とともに大きな笑い声も巻き起こりました。
濃密な時間となったイベントも、いよいよ終了の時刻に。最後はゲスト3人それぞれからひと言ずつメッセージをいただき、イベントは終了となりました。
江口拓也さん(日昇楓 役):『ぬいぬい日昇三兄弟』の1話、2話まで披露しましたけども、たった今3話、4話も決まりました。ただ3話、4話だけに止まらず、その先もどんどん続けられるようになれば楽しいと思いますし、作品とリンクしたぬいぐるみもあるので、皆さんもぜひ購入してください。何事にも先立つものが必要なので(笑)。我々も引き続き、『ぬいぬい日昇三兄弟』で楽しく演じていきたいと思いますので、今後も応援していただけると嬉しいです。
西山宏太朗さん(日昇葵 役):今回、葵くんの声をやらせていただくにあたって、今までこういったクールでツンデレなキャラクターをあまり演じてこなかったと思うので、自分のなかでは新鮮かつ挑戦的なキャラクターになったと思います。アフレコ自体も楽しくて印象的で、ぜひ葵くんをもっとたくさんの人に知ってもらいたいですし、もっと葵くん自身のことを知りたいと思っているので、また演じる機会があれば嬉しいです。
米内佑希さん(日昇茜 役):こんな感じでゆるくイベントをお送りしてきましたけど、アニメ本編もこのように、皆さんの身近に置いておけるようなアニメになっています。今後も少しずつステップアップしていって、展開していけたらいいなと思っていますので、皆さんも応援のほどよろしくお願いします。
江口さん、西山さん、米内さんよりメールインタビューが到着!
──出演が決まったときと、実際にキャラクターを演じてみての感想を教えてください。
日昇 楓役・江口拓也さん(以下、江口):ぬいぐるみの話なのかなと思ったら、それを作る兄弟の話で。平和でほっこりする内容なので、演じていて和みました(笑)
日昇 葵役・西山宏太朗さん(以下、西山):普段演じる事の少ないクールなキャラクターで、とても嬉しかったです! 見た目がデフォルメされているので、可愛くなりすぎないように気を付けましたね。
日昇 茜役・米内佑希さん(以下、米内):お話をいただいた時は、色々な意味で本当に僕でいいのかな?と思いました。実際にスタジオで収録する際には、できる限り皆さんの持っている茜くんのイメージに近くなればと思いを込めました。とはいえ、明るくて無邪気で可愛い茜くんを演じるのは本当に楽しかったです。
──自身の演じるキャラクターの好きなところや共通点はありますか?
江口:長男ということで非常にしっかりしているところが好きですね。こんなまったりした部分は自分にはないかも・・・…(笑)
西山:クールだけど、家族想いな所です! なんだかんだみんなのことが大好きな葵君にきゅんとしました。
米内:茜くんの好きなところは明るくて人懐っこいところです! 共通点は……三人兄弟の三男というところです!(笑) 他に似ているところは……はて、どこでしょう? ぜひ見つけてみてください!(笑)
──現在第2話まで配信されいますが、第2話までの収録を終えての感想や収録中のエピソードを教えてください。
江口:家族の描写で色々気になるところがあるので、続きを見てみたいですね。タコさんウインナーず、レッドも演じたのですが、楽しかったです! スピンオフとかいかがでしょうか?(笑)
西山:もっと続けていきたく仕方ありません! また、スタッフの方々もとても楽しい方ばかりでまたこのチームで続編を制作したいです!
米内:まさにこの日昇三兄弟のように和気藹々と笑いながら収録していたように思います。まだまだ知らない彼らのことを、これからもっともっとたくさん知りたいです! あ、そうです! 現場で感じたことといえば日昇三兄弟にかけるスタッフさんたちの愛情はかなり凄いです!
──今回はぬいぐるみが大きな要素としてありますが、自身がだいじにしているぬいぐるみや、欲しいと思っているぬいぐるみなど、ぬいぐるみにまつわるエピソードはございますか?
江口:小さい頃、トラ猫のぬいぐるみをずっともってて、一緒に寝てました。ぬいぐるみって安心しますよね。
西山:くまのぬいぐるみを持っていたのを思い出しました。昔姉が持っていたものだったのかな? 気付いた頃には僕のベッドにいました。実家にはまだいます!
米内:ゲームセンターに行くと、「取れるまで!!!」と、ついつい熱くなってしまいます。つい取りたくなってしまうのは、触り心地のいいふわふわした可愛いぬいぐるみです!
──キャストのお三方でぬいぐるみ店を開くとしたら、どんなお店にしたいですか?
江口:ぬいぐるみを愛でながら、お酒が飲める店にしたいです(笑)。
西山:かわいいものから、すこしマニアックなものまでいろいろな種類のぬいぐるみを取り扱う店になるのではないのでしょうか?もちろん日昇三兄弟のぬいぐるみは一番目立つところにて販売します(笑)。
米内:そこに来ただけで、なんだかワクワクするような、遊び心のあるお店にしたいです。それぞれの役回りは……三兄弟と同じ感じになる気がします!
──本作を観ている方々に向けてのメッセージをお願いします。
江口:この作品を通して、改めてぬいぐるみを愛していただけたらなと思います。続きを是非演じたいので、これからも応援よろしくお願いします!
西山:僕自身、この作品にとても癒しをもらいました! 3人のやり取りはいつまででも見れるんです。ぜひこれからも応援よろしくお願いいたします! そしていつかは続編を……! 僕もみなさんと同じように期待しています!
米内:ぬいぬい日昇三兄弟は、まだまだ走り出したばかりです。皆さんの応援があればまだまだどんなこともやっていけるような気がします!可愛くてなんだかほっこりとするこの三兄弟を、そばに置いて応援してくれたら嬉しいです。タコさんウインナーずの活躍にもどうぞご期待ください!(笑)
[取材・文/長田雄太 撮影/鳥谷部宏平]
ぬいぐるみ・雑貨の企画製造販売を行っている株式会社サンライズから2016年にぬいぐるみとして発売された「ぬいぬい日昇三兄弟」の日常を描くショートアニメです。
【配信情報】
YouTube、ニコニコ動画 等
第1話・第2話ともに配信中
【メインスタッフ】
原作:株式会社サンライズ
監督:篠原ぱらこ
アニメ制作:株式会社ディー・エル・イー
【メインキャスト】
日昇 楓:江口 拓也
日昇 葵:西山 宏太朗
日昇 茜:米内 佑希