劇場版『ポケモン』公開直前イベント開催! 林原めぐみさん、三木眞一郎さん、犬山イヌコさんがロケット団として過ごした20年間を語る!
2017年7月13日、豊洲ららぽーと内広場にて、『劇場版ポケットモンスター キミにきめた!』公開直前イベント ニャース気球お披露目&アニメ第一話デジタルリマスター上映会が行われました!
このイベントでは、TVアニメ『ポケットモンスター』(以下、ポケモン)映画20周年記念作品の上映を記念して制作が行われた巨大なニャース気球が初お披露目となります。
また、同日に行われたTVアニメ『ポケットモンスター』第一話の上映イベントに、ナレーションで参加した、林原めぐみさん、三木眞一郎さん、犬山イヌコさんによる囲み取材も行われました。TVアニメ、映画に欠かせないロケット団の3人。20年共演したからこそのチームワークや、その想いを語ってくれました。
アニメを完全再現!? 豊洲に巨大なニャース気球現る!
2017年7月13日の夕暮れどき。会場にはニャース気球をひと目見ようと、多くのギャラリーが駆けつけました。入念な準備が進められる中、定刻の20時を迎えるとついにニャース気球に火が灯ります!
しかし、天候はあいにくの強風。この天候の中、風に弱い気球を上げるのは至難の業です。スタッフの方々が尽力していると、周りの子供たちからは「ニャースがんばれー!」と声援があがりました。
1回目の点火は残念ながら失敗となりましたが、2回目は先程よりも大きく気球が膨れ上がります! 膨れ上がった全長25mのビックサイズの気球に、集まったギャラリーは圧倒されました。
豊洲の空には巨大なニャースの顔が現れ、気球のお披露目は大成功! 今後のイベントでもニャース気球を見れる機会があるかもしれないということなので、今回いらっしゃらなかった方も次回のお披露目の際にはぜひ足を運び、この圧倒的迫力を間近で体感してください! イベントに関する情報などは、オフィシャルサイトにて確認できます。
>>ポケットモンスター オフィシャルサイト
豊洲にロケット団員が集合! 秘密の決起集会
気球のお披露目の後は、ユナイテッドシネマ豊洲にてアニメ第一話デジタルリマスター上映会が行われました。『ポケットモンスター』第一話は、数あるストーリーの原点にして、サトシとピカチュウの出会いと感動の物語です。
その第一話のデジタルリマスター版を見ようと多数の応募が殺到。その中から選ばれた100人のファンが劇場に集まりました。さらに、アニメ上映前にはムサシ・コジロウ・ニャースによるロケット団決起集会が開催!
集会はムサシ役の林原めぐみさん、コジロウ役の三木眞一郎さん、ニャース役の犬山イヌコさんの生アフレコによって進行されました。普段アニメでしか聞けない3人の生ボイスに、集まったファンは大興奮!
イベント内では、お披露目となったニャース気球に関してや、日本の"ある県”の乗っ取り計画が発表されました。乗っ取り計画の詳細、今後のイベントについては、追って情報公開される予定とのことです!
林原めぐみさん、三木眞一郎さん、犬山イヌコさんがロケット団と過ごした20年
本稿の最後に、ロケット団決起集会を終えた、林原さん、三木さん、犬山さんのコメントをご紹介。20年間共演し続けているみなさんだからこその空気感をお楽しみください。
――実際にニャース気球をご覧になっていかがでしたか?
林原めぐみさん(以下、林原):もう感動でした。実際に見ると思っていた以上に大きくて、それを体感できました。
犬山イヌコさん(以下、犬山):火が灯ったとき、気球が燃えちゃうんじゃないかと思って心配で……。ロケット団、よくあんなの作れたねと思いながら3人で話していました。
三木眞一郎さん(以下、三木):本当にすごいよ。アニメで僕らはあれに毎回毎回乗ってるんだからね。
林原:あれだけのものを毎回ポッポだったりオニドリルにプシュ~ってやられちゃってて(笑)
犬山:何回作ってるんだって話。
三木:約20年の間に何個も作っているわけだよね。よくサカキ様怒らないよね(笑)。
――20年ロケット団を演じてきての気持ちをお聞かせください。
三木:20年、あっという間ですね。20年も彼らと付き合えてこれたことは嬉しいし、ありがたいです。変わらず今後も彼らと付き合えていければと思います。
林原:「ロケット団は一日にしてならず」とあちこちで聞いていると思うんですけど、本当にこの3人のチームワークがいいんです。プライベートでも、ぼんやり抱えている悩みとか、仕事場でとっちらかったりしちゃったときは、コジローとニャースである三木くんと犬ちゃんのフォローで丸く収まったりして……アフレコの日が楽しみです。
犬山:20年も演じてきたことで、3人がロケット団とリンクしまくってるね。
林原:私、ムサシみたいに足で蹴ったりしないよ!
犬山:似た感じですよ! でも、それが飽和状態になるかと思ったら、ならない。こんなにやってるなら飽きてくるんじゃないかと思ったら、毎回新鮮で……あ、ムサシは飽きてるのかも?
林原:飽きてないよ!
犬山:という感じで、毎回発見があって楽しいです(笑)。
――みなさん本当に楽しそうですね。普段の収録の雰囲気はどうでしょうか?
林原:ロケット団の出番がないと、3人で「出番ないな……」ってイジイジしてたり、お当番回のときは、3人で「大変だね」って支え合ってたりします。
三木:そもそも、最初のロケット団の設定って、こんなはずじゃなくて、もうちょっとかっこよかったはずだったのにね。
犬山:ニャースが黒い服着て全然喋らなくなったりとか、途中でかっこよくなりかけてたんだけど、色々あって今の3人になってます。
三木:ロケット団でスタジオに居られるのはすごい楽しいし、すごい幸せです。
――映画も20作目ということですが、本作に参加されていかがでしたが?
三木:20年経ったということで、最初の頃見ていた方が大きくなって子供を連れて親子で見て、当時のこと思い出してくれるんじゃないかと。昔を知らない子も、これをきっかけに過去の作品を見てくれたら嬉しいなって思います。
林原:大きな悪が出てくると、小悪は必要とされないんですよ(笑)。役者としては切なく思いますが、ロケット団の3人はそんなこと知らないんです。たまたまカメラが向いていないだけだから、腐ることもなく毎日を生きてます。
犬山:劇場版だからといって、特に特別なことをしているわけじゃないから。
三木:ロケット団は劇場版でも居住まいが変わらないっていう。しかも、実はロケット団って悪い人たちと言われている割には、ポケモンを先に逃してあげたりとか、別れの際に涙したりとか、ポケモンに対する愛情がすごく強いからね。
――収録をしていて、20年経ったことを実感する瞬間はありましたか?
三木:僕自身、20年ってあまり実感無くて。成長していくストーリーでは無いから、僕らもそこに留まっているんだよね。
犬山:言われてやっと「あっ20年か」って気がつく感じ。
林原:やってしまえばその年月は体感できない、時が止まってる感じです。20年を感じる瞬間といえば、体が痛いとか、台本が見にくくなったとか、実年齢を感じる会話がスタジオで飛び交うんですよ。
三木:だって、20年って成人式だよ。『ポケモン』と同時に生まれた子が酒飲めちゃうわけだから。「ウィ~」って。
林原:20歳で「ウィ~」は無いでしょ(笑)。でも、20年経ってもロケット団はまだ何1つ手に入れられてないんですよ。
三木:まだ何も成し遂げてないからね。
林原:実は、私達の中では、ピカチュウは捕まえられてなくても、ちょいちょいポケモンをサカキ様に送っているんじゃないか、という裏設定があります。
――20年を超え、これからロケット団としてやりたいことはありますか?
林原:同時上映の短編でいいので、ロケット団の物語をやってほしいです。
犬山:ロケット団メインのやつをね。ちょこちょこその話を言ってるんですけど、まだ実現できてなくて。
三木:結構言ってるけど……ないね。
犬山:「同時上映 ロケット団の一日」とか。描かれてない部分を見てみたいよね。
林原:飛ばされたあと、次にピカチュウを狙うまでどうしようかみいたな。
三木:それをやってみたいっていう野望がありますね。
――ありがとうございました。
映画『劇場版ポケットモンスター キミにきめた!』は2017年7月15日(土)より公開です。サトシとピカチュウの感動の物語と併せて、ロケット団の3人の活躍にもぜひご注目ください!
[取材・文/はら]
公開日:2017年7月15日(土)全国ロードショー
<ストーリー>
全てのポケモンファンへ――、これはふたりの「出会い」と「約束」の物語。
マサラタウンに住む少年サトシは、ポケモントレーナーになる資格を得ることができる、10歳の誕生日の朝を迎えていた。まだ見ぬポケモン、まだ見ぬ世界への憧れを胸に、オーキド研究所で仲間となるポケモンをもらうはずが、大寝坊をしてしまったサトシに残されていたのは、人間に懐こうとしない、残りのポケモンのピカチュウだった。「キミはオレが嫌い? オレはキミが好きだよ!」ぶつかり合いながらも、少しずつ友情を深めていくふたりだったが、旅立ちの日に空を飛んでいた伝説のポケモン・ホウオウを見上げ、虹色の羽根を手にサトシとピカチュウは誓ったのだった。
「いつか一緒に、あいつに会いに行こうぜ!」
こうして世界一のポケモンマスターになるため、旅を始めたサトシとピカチュウは、途中でトレーナーのマコトとソウジに出会い、ホウオウに関する言い伝えを聞かされる。「虹色の羽根に導かれ、ホウオウに会う者、虹の勇者とならん。」いつの間にかサトシの影に潜んでいた、謎のポケモン・マーシャドーに導かれるようにして、ホウオウが住むテンセイ山を目指すサトシたちだったが、そこに強敵が現れる。ふたりはホウオウにたどり着くことができるのか!? 旅立ちの日に誓った約束を果たすため、今、ふたりが「本当のパートナー」になるまでの冒険が始まる!
<キャスト>
サトシ:松本梨香
ピカチュウ:大谷育江
ムサシ:林原めぐみ
コジロウ:三木眞一郎
ニャース:犬山イヌコ
ナレーション:石塚運昇
特別出演:本郷奏多 佐藤栞里 山寺宏一 中川翔子 古田新太
<スタッフ>
原案:田尻 智
監督:湯山邦彦
エグゼクティブプロデューサー:岡本順哉 宮原俊雄
プロデューサー:下平聡士 松山 進 知久 敦 片上秀長
脚本:米村正二
アニメーションプロデューサー:加藤浩幸
キャラクターデザイン:一石小百合 松原徳弘
総作画監督:一石小百合
音響監督:三間雅文
音楽:宮崎慎二
製作:ピカチュウプロジェクト
配給:東宝
オープニング主題歌:松本梨香「めざせポケモンマスター -20th anniversary-」(SMEレコーズ)
エンディング主題歌:林明日香「オラシオンのテーマ ~共に歩こう~」(EPICレコードジャパン)
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