「「プリキュアが好き」という気持ちを一緒に共有したい！」宇佐美いちか＆キュアホイップ役・美山加恋さんインタビュー - 『キラキラ☆プリキュアアラモードLIVE2017』リレーインタビュー第1回

10月7日（土）に開催される『キラキラ☆プリキュアアラモードLIVE2017 スウィート☆デコレーション』（会場：かつしかシンフォニーヒルズ モーツァルトホール）。

物語も後半へと突入し、ますます盛り上がる『キラキラ☆プリキュアアラモード』のメインキャスト6名と、主題歌シンガー3名による音楽ライブです。

本作で通算14作目という長い歴史を持つ「プリキュア」シリーズにおいても、キャラクターソングをキャスト自身が歌う本格的な公式ライブの開催は今回が初めて。

第１部と第2部ではセットリストも変わるため、名曲揃いの『キラキラ☆プリキュアアラモード』楽曲を数多く楽しめる1日となりそうです。

9月2日（土）からは、チケットの一般発売もスタートします。

そこで、アニメイトタイムズでは、ライブに出演するメインキャストの6人へのリレーインタビュー企画を実施。

第1回は、主人公の宇佐美いちか＆キュアホイップを演じる美山加恋さんに、キャラソンやライブについてのお話を伺いました。

　　

キャラクターソングは、いつか絶対に歌いたかった
──2月の放送スタートから約半年、宇佐美いちか（キュアホイップ）を演じられてきましたが、この半年は美山さんにとって、どんな日々でしたか？

美山加恋さん（以下、美山）：最初の方は、とにかくいろいろなことが初めてで。毎回、収録のたびに、初めて経験することが多々あり、自分の中ですごく大きな変化を感じました。

でも、今は、その環境が毎週当たり前のようにある幸せをすごく感じています。やっぱり1年って、長いようですごく短いし、短いようで長いんだなって。

最初は、もう緊張しかなかったから、期間のこととか全然考えられていなかったんですけど（笑）。

──目の前のことで精一杯でしたか？

美山：はい。でも、今は終わりも見えてきていますし、今までのこともいろいろと思い出せるので、あっという間な時間でもあったなって思っています。

──『キラキラ☆プリキュアアラモード』の収録で経験した初めてのことを、具体的に教えて下さい。

美山：こんなにも長い期間、毎週アフレコをすることも初めてですし、（テレビアニメの）主役も初めて。せわしなくマイクの前を移動することとか、みんなでVチェック（完成映像のチェック）をするのも初めてでしたね。

しかも、『プリキュア』って、キャラクターだけでなく、声優としてもチームとして一緒に何かをすることが多いので。こんな風に、本当の仲間みたいな関係になれたのも初めてです。

あとは……あ、春の映画（『映画 プリキュアドリームスターズ!』）では歴代のプリキュアの方々と一緒に出演しているのですが、あんなにたくさんの先輩の方々に囲まれてアフレコするのも初めてでした（笑）。

あとは、キャラソンを歌ったのも初めてでした。

【ニュース】ゆかりとあきらに「いいぞ！もっとやれ！――声優陣に聞く『キラキラ☆プリキュアアラモード』の魅力 https://t.co/frW4KrrCfF pic.twitter.com/CPSuPzh3vR

— アニメイトタイムズ公式 (@animatetimes) 2017年5月20日

▲みなさんの仲のよさは、こちらの記事で。

──本当に多くの「初めて」があったのですね。では、『キラキラ☆プリキュアアラモード』への出演が決まった時から、キャラソンを歌うことも聞いていたのですか？

美山：たぶん、聞いてなかったと思います。

──歌に関するオーディションなども無かったのですか？

美山：無かったです（笑）。でも、キャラソンはいつか絶対に歌ってみたいと思っていました！

──キャラソンに興味があったのですね。

美山：私もアニメが好きなので。例えば、普段は全然歌を歌ってなさそうなキャラクターのキャラソンが出ると、「あのキャラが歌うって、どういうことなんだろう？」って、すごく気になりますよね（笑）。

私も、そういうことが気になって、いっぱい聴いていたし、キャラソンはキャラクターの幅も広げられるので、自分もいつか歌えたらなって思っていました。だから、お話をいただいたときは、すごく嬉しかったです。

　
いちからしさ全開の曲『ダイスキにベリーを添えて』
──第1話で挿入歌として流れた『ダイスキにベリーを添えて』の印象を教えてください。

美山：スイーツを大好きな気持ちが盛りだくさんで、いちからしさ全開の曲だなって思いました。

いちかって、「大好き」という気持ちをすごく大事にしているというか……。心の中では常に、何かを大好きという気持ちが一番大きい子なんですよ。

だから、この歌詞も、いちかの心がすごく詰め込まれている曲だなって思います。音の弾む感じも、いちかっぽいですよね。

キュアホイップキャラクターソング「ダイスキにベリーを添えて」
～「キラキラ☆プリキュアアラモード」第１話より～


１.ダイスキにベリーを添えて
作詞：Nostalgic Orchestra
作曲・編曲：板垣祐介
歌：キュアホイップ（CV：美山加恋）


──では、いちかを演じることと、このキャラソンを歌うことは、気持ちの上でも重なる部分が大きかったですか？

美山：実は、この曲をレコーディングしたのは、第1話のアフレコよりも前だったんです。だから、重なるというよりも、この曲を歌うことで、よりいちかのことを知ることができた気がします。

──この曲の方が、オーディションの時の資料などよりも、情報量が多かったり？

美山：普段のいちかの感じがすごく分かりました。こういうテンションなのかな、とか。

──特にお気に入りの歌詞や、歌っていて楽しいフレーズなどはありますか？

美山：私、けっこう（「ダイスキにベリーを添えて」の）2番が好きなんです。

「♪凹んだり（ガッカリ）悩むたび（いっつも）　元気をくれたのは　マイ・スイーツ♡」という歌詞は、本当にいちかの今までの気持ちを描いていて。

（お母さんから）笑顔でいなさいって言われながら育った子なので。悲しい時でも、スイーツがあれば笑顔になれるという思いも籠もっているんですよね。

「♪美味しいねって笑顔が　見たいから頑張れる」という歌詞も、本当にいちかだなって思います。

今日のアフレコでも「笑顔でいて欲しいんだよ！」と言ってました（笑）。あと、「♪ダジャレ　パワフル　スベる　ずっこける　マジ、ちょいつらい」は、歌ってて楽しいフレーズですね。

──レコーディングの時、特に意識したことや、印象的だったディレクションなどを教えて下さい。

美山：歌詞を読みながら、いちかの部分とキュアホイップの部分をどうしようかなって、すごく考えました。

自分の中では、いちかはみんなにいじられたりするお茶目な子で、ホイップは強く戦う女の子のイメージなので、その違いも考えながら歌いました。

例えば、「美味しいねって笑顔を　全力で守るため　邪魔するやつらは　許さない」のところはホイップだなって感じたたので、強さとかも出せたら良いなって。

まあ、歌い方というよりも、自分の心の問題なんですけど。

──４月には、『キラキラ☆プリキュアアラモード sweet etude 1』として、CDも発売されました。初めてのキャラソンが発売されたときの気持ちを教えてください。

美山：ファンのみんなが、自分ではなくキャラクターのCDを買ったよって言ってくれるのは、キャラクターを通して自分を応援してもらえてるということだし、キャラクター自体のことも応援してもらえてるということなので、すごく嬉しかったです。

特に、ホイップを好きになってくれたことが一番嬉しかったですね。

キャラソンは初めてだったので、聴いた人に「いちかじゃないじゃん」とか言われたら、どうしようかなって不安もあったのですが、聴いてくれた人も楽しんでいただけたみたいで、大丈夫だったって安心しました（笑）。

──ファンからの反応はSNSなどで届いたのですか？

美山：はい。あとは、お手紙でも頂きました。


【アニメイトオンライン】【キャラクターソング】
キラキラ☆プリキュアアラモード sweet etude 1 キュアホイップ (CV.美山加恋)

１.ダイスキにベリーを添えて
作詞：Nostalgic Orchestra
作曲・編曲：板垣祐介
歌：キュアホイップ（CV：美山加恋）

２.レッツ・ラ・クッキン☆ショータイム　～キュアホイップ・バージョン～
作詞・作曲・編曲：Nostalgic Orchestra
歌：キュアホイップ（CV：美山加恋）

３.ダイスキにベリーを添えて（オリジナル・カラオケ）

　
シエルとの関係が面白い『キラリ☆Avec☆Moi☆』
──ボーカルアルバム『キュアラモード☆アラカルト』に収録されているキラ星シエル（CV：水瀬いのり）とのデュエット曲『キラリ☆Avec☆Moi☆』についても、印象などを教えてください。


【アニメイトオンライン】【アルバム】
キラキラ☆プリキュアアラモード ボーカルアルバム
キュアラモード☆アラカルト

美山：これは、いちかがちょっと成長した後の曲で。シエルとの師匠と弟子の関係が面白いですよね。

いちかとシエルの状態のときは、いちかが弟子で、シエルが師匠なんですけど、ホイップとシエルになると逆なんですよ。

【試聴】ボーカルアルバム全曲メドレー
キラキラ☆プリキュアアラモード　ボーカルアルバム　キュアラモード☆アラカルト

▲『キラリ☆Avec☆Moi☆』は、２曲目に収録

作詞:六ツ見純代
作曲・編曲:R・O・N
歌:宇佐美いちか(CV:美山加恋)&キラ星シエル(CV:水瀬いのり)


──レコーディングの時に意識したことや、印象的なディレクションなどを教えてください。

美山：サックスとかの管楽器も入っていて、すごくお洒落な曲だったので、がっつり歌う感じなのかなと思って。最初は、いちかとしてという部分は意識しながらも、けっこうがっつり歌ったんです。

でも、もっとセリフっぽくというか、いちかのキャラをうるさいくらい出しても良いんだよ、というディレクションを頂きました。

──お洒落な曲でも、キャラソンらしさはキープということなんですね。

美山：『ダイスキにベリーを添えて』の時もすごくセリフを意識していて。

音に合わせてとかではなく、普通に話しているくらいの勢いで歌ったんですけど。『キラリ☆Avec☆Moi☆』も、同じような感じで歌いました。ラップみたいなところもあるんですけど、そこも、いつものセリフやダジャレを言ってる感じで歌っています。

──お気に入りのフレーズなども教えて下さい。

美山：どれかなあ……。「♪ハニーたっぷりちゃっかり」から「♪失敗の次のドア　一緒にね開いてこうよ！」のところかなあ……。

いちかもシエルもそれぞれにスイーツへの強い思いがあって。この2人は、そういうところがけっこう似ているんですよね。そんなお互いの気持ちが重なりあってるところでもあるので。プリキュアっぽい前向きな強さも出ている感じがするし、すごく好きです。曲としても盛り上がるところだと思います。

それに、全体的に掛け合いになっているのが楽しいですよね。「♪弟子入り認めてくださいっ」とか、すごいストレートですし（笑）。

──完全にセリフみたいですよね（笑）。水瀬さんとは別々にレコーディングしたそうですが、掛け合い感を出すのは難しくなかったですか？

美山：この曲をレコーディングした時には、もうけっこうシエルと一緒に収録をしていたので。こんな感じかなってことは、たぶん、お互いに想像できたと思います。だから、そこは全然問題なく歌えました。

聴いた時に泣きそうになった『勇気が君を待ってる』
──次は同じアルバムに収録されている、ペコリン（CV：かないみか）とのデュエット曲『はらぺこ☆ハピデコ♡ドーナツ』についても教えて下さい。

美山：教育番組とかで流れそうな曲ですよね（笑）。流れたら、一緒に歯磨きしたくなるような可愛い曲なので、小さい子に聴いて欲しい曲だなって思います。

【試聴】ボーカルアルバム全曲メドレー
キラキラ☆ プリキュアアラモード　ボーカルアルバム　キュアラモード☆アラカルト

▲『はらぺこ☆ハピデコ♡ドーナツ』は、７曲目

作詞・作曲・編曲:Nostalgic Orchestra
歌:宇佐美いちか(CV:美山加恋)&ペコリン(CV:かないみか)


──たしかに、可愛くて楽しい曲ですよね。世代問わず、聴くと懐かしさを感じる曲だろなという気もします。

美山：たしかに、そうかもしれないですね！　歌う時にも、ペコリンが赤ちゃんなので、いちかは歌のお姉さんみたいな立ち位置かなって思いながら収録しました。

──特に好きなフレーズなども教えてください。

美山：ペコリンが眠くなって、「♪ペコー　ペコー」って歌うところがすごく可愛いなって思います（笑）。

聴いてると、癒されますよね。あとは、いちかが歌のお姉さんみたいに、歯磨きのことを言ってる「♪シャカシャカブクブク　ていねいに　食後の歯みがき　お約束」のところも可愛いですよね。

──いちかがお姉さんっぽい感じなのが可愛いですよね。

美山：ペコリン相手にしかできないですもんね（笑）。

──美山さんの歌っているキャラソンとしては、『キラキラ☆プリキュアアラモード sweet etude 1』に収録されている『レッツ・ラ・クッキン☆ショータイム』の「キュアホイップ・バージョン」もありますね。

美山：『レッツ・ラ・クッキン☆ショータイム』は、宮本（佳那子）さんの歌で、もう何度も聴いていたので（笑）。

【キラキラ☆プリキュアアラモード】エンディング
「レッツ・ラ・クッキン☆ショータイム」 （歌：宮本佳那子）


──そんなに好きな曲だったのですか（笑）。

美山：大好きです！　でも、自分が歌うとなったら、どうしたら良いんだろうって……。

ただ、宮本さんも言ってたんですけど、歌詞がいちかっぽいんですよね。「♪踊らにゃソン！（SONG SONG SONG SONG SONG ♪）」とか、けっこうダジャレっぽうところもあって。なので、この曲もすごく歌いやすかったです。ダジャレやギャグっぽいところは思いっきりいちかで歌うことができました。

あと、途中の決めゼリフというか、口癖みたいなところは、収録中に堤音楽プロデューサーから急に「何か言ってみようか？」と言われて、いちかは「何ですと？」って言いました（笑）。そこも楽しかったですね。

他の人のバージョンもそれぞれのセリフを言ってるんですけど、私はショコラのセリフが特に好きで、笑っちゃいます（笑）。

──美山さん自身の歌った曲以外の『キラキラ☆プリキュアアラモード』楽曲の中で、特にお気に入りの曲を教えて下さい。

美山：今、一番ハマっているのは『シュビドゥビ（☆スイーツタイム）』で、「宮本さん、すごいな！」って思いながら毎日聴いてます（笑）。ずっと好きな曲は、駒形（友梨）さんの歌っている『勇気が君を待ってる』です。

【キラキラ☆プリキュアアラモード】後期エンディング
「シュビドゥビ☆スイーツタイム」 （歌：宮本佳那子）


挿入歌「勇気が君を待ってる」（歌：駒形友梨）
～「キラキラ☆プリキュアアラモード」第17話より～


──第17話の挿入歌ですね。

美山：めちゃくちゃ良いところでかかる曲なんですけど。アフレコの時には、まだ曲が入って無くて。放送の少し前に、曲を聴かせていただいたんですけど、鳥肌が立って、泣きそうになりました。

まだ（取材時点では）、フルでは聴いたことが無いので、早く聴きたいです（8月23日発売の『シュビドゥビ☆スイーツタイム』のCDに収録）。



【アニメイトオンライン】【主題歌】
TV キラキラ☆プリキュアアラモード
主題歌「シュビドゥビ☆スイーツタイム」 初回生産限定盤

1. シュビドゥビ☆スイーツタイム(Full Size)
作詞・作曲・編曲:R・O・N 歌:宮本佳那子

2. 勇気が君を待ってる(Full Size)
作詞・作曲:Motokiyo 編曲:菊谷知樹 歌:駒形友梨

3. シュビドゥビ☆スイーツタイム(オリジナル・カラオケ)

4. 勇気が君を待ってる(オリジナル・カラオケ)

プリキュアの世界を感じてもらえるパフォーマンスがしたい
──ここからは『キラキラ☆プリキュアアラモードLIVE2017 スウィート☆デコレーション』についてのお話を聞かせて下さい。最初に、主題歌＆キャラソンの本格的なライブが開催されて、美山さん自身も出演すると聞いた時には、どんな気持ちでしたか？

美山：『キラキラ☆プリキュアアラモード』が始まってから、たくさんイベントをやらせていただいたのに、ライブもできるんですかって驚いたというか。贅沢な気持ちというか……。しかも、2部構成で。

オーディションで役が決まったときには、まったく想像もしていなかったビッグサプライズだったので、本当にびっくりしました。

──以前からキャラソンを歌ってみたかったと仰っていましたが、キャラソンのライブもやってみたかったことなのでしょうか？

美山：高校生の時、本当に大好きだったアイドル物のアニメがあって。ライブのDVDを友達と観たり、曲をカラオケで歌ったりしていたんです。その時、「声優ってすごいな。良いなー」と思ってはいたのですが、自分にはすごく遠いものというか。本当に限られたプロの人しかできないことだと思っていました。

堤プロデューサー：でも、美山さんは盛り上げ上手なんですよ。5月に開催したキャラソンシングルのリリースイベントでも、すごく盛り上げてくれました。

【ニュース】キラキラな音楽、召し上がれ！ 声優陣参加の『キラキラ☆プリキュアアラモード』キャラソンリリースイベントレポート https://t.co/zrQ6Kq1pUS pic.twitter.com/MsS9DXcmZP

— アニメイトタイムズ公式 (@animatetimes) 2017年5月26日

美山：ええ？（笑）。全然そんなことはないんですけど。ライブって、どうすれば良いんだろうって感じだったので。そのDVDとかを観て、キャラソンライブの技を研究したりもしました（笑）。

──リリースイベントの感想も教えてください。

美山：声優さんって、アフレコ現場にいるだけだと、ファンの人と直接は触れ合えないというか……。放送が始まっても感想などを聞けるのは、SNS上だったりだけなので、イベントにも、実際どれくらいの人が来てくれるのか、全然分からなかったんです。

でも、応援してくれる人がこんなにいるんだっていうことを実感できて、すごく幸せな時間でした。

──では、10月のライブに向けても、どんなお客さんが、どれだけ来てくれるのかといったドキドキワクワク感はありますか？

美山：すごくありますね（笑）。

でも、とにかく、皆さんにライブで楽しんでもらいたいと思っています。プリキュアを大好きなお客さんが集まってくれるライブで、私たち出演者もプリキュアが大好きなので。「プリキュアが好き」という気持ちを一緒に共有できるような時間を過ごせたら良いな……という妄想はしています（笑）。

私たち声優が（ステージに）出ることで、プリキュアの世界をより身近に感じてもらえたら良いなと思っています。きっと皆さんも、プリキュアの世界を感じたいからライブに来てくれるのだと思うので、それが一番楽しい事なのかなって。私は、いちか本人では無いですけど、一応、いちかの一部は担当しているので（笑）。

声優として、プリキュアの世界を感じてもらえるようなパフォーマンスをしたいなと思います。

堤プロデューサー：じゃあ、いちからしく、海老反りとか（笑）。

美山　あはは（笑）。ジャンピング土下座とか？　よーし、やるかな……（笑）。


▲10話予告編で、えび反りがみられます！


▲ジャンピング土下座は、19話に！

──お客さん以上に、スタッフが驚いて止めに入りそうですね（笑）。では、ライブに向けて、これから、やっていきたいことなどがありますか？

美山：今、（8月26日の）アニサマでのライブに向けて練習中なんですけど。この前、初めてイヤモニ（イヤホンモニター）を付けて、こんなにも大きな音を聴きながら歌うんだって驚きました！

ライブ中って、動きとか、いろいろと考えなきゃいけないことが多くて。だからこそ、集中力が大事なんだなと思ったし、自分の身体にどれだけ振りとかを刻みこめるかが重要なんだなって痛感しています。

まずは、ダンスとか、できることからやっていきたいなと思います。

──ダンスは得意なのですか？

美山：ジャンルは違うんですけど、3歳からフラダンスをやっていたので、踊ることやダンスで何かを表現することは好きです。今もちょうどミュージカル（赤毛のアン）をやっていますし、歌いながら踊ることも楽しいなと思います。

皆さんに一瞬一瞬を楽しんでもらえるように
──『キラキラ☆プリキュアアラモードLIVE2017 スウィート☆デコレーション』に向けて、今、一番楽しみにしていることを教えて下さい。

美山：お客さんが喜んでくれることって何だろうって考えた時、声優としてできることは、キャラクターのセリフを言ったりすることなのかなと思うので。そういうこともやりながら、お客さんと一緒に盛り上がりたいですね。

それに、『キラキラ☆プリキュアアラモード』のこのチームで、一緒にライブという一つの目標に向かって準備をしていく時間も貴重なので大事にしたいです。

しかも、このライブは『プリキュア』としても初めての試みだから、最初にやる私たちが何かを残していかなくてはならないという責任もありますし、このメンバーみんなで頑張らなきゃいけないなと、意気込んでもいます。

──おそらくですが、『キラキラ☆プリキュアアラモード』の単独ライブとしては、第1部（昼）がファーストライブで、第2部（夕方）がラストライブになりそうですよね。

美山：あはは（笑）。本当だ！　ラストライブが早すぎ！（笑）。

確かに『プリキュア』って1年間だから、私たちができるのは、きっとこれが最後になりますよね。寂しいなあ……。

でも、だからこそ、全力で悔いの残らないように頑張りたいと思います。もうこれがラストだから（笑）。

──では、改めて、ライブへの意気込みと、読者へのメッセージをお願いします。

美山：このインタビューを読んでいる人は、全員、ライブにも来てくれるものだと信じてお話しますね（笑）。いちかとして、キュアホイップとして、みんなに喜んでもらえるようなことをしたいなと思っているので、そこには期待していて下さい。

お客さんに頂く時間を、余すこと無く楽しんで頂けるようにしたいと思っています。「時は金なり」って言いますからね（笑）。

皆さんに一瞬一瞬を楽しんでもらえるように、キュアホイップとして頑張りたいです！

【リレー企画：キュアカスタード役、福原遥さんへのメッセージ】
──次回のリレーインタビューに登場するキュアカスタード＆有栖川ひまり役の福原遥さんへの質問やメッセージをお願いします。

▲福原遥さん（キュアカスタード＆有栖川ひまり）

美山：はるちゃんは、歌も踊りも得意だから、きっと緊張とかは全然してないと思うんですよね（笑）。リリースイベントでも、誰よりも落ち着いてましたから。

はるちゃんに聞きたい事……あ、はるちゃんが一番楽しみな曲とか聞きたいですね。他の人の曲でも、自分の曲でも良いので。やっぱり、（福原さんの歌う）『からめるでいず』なのかな～。あと、ライブでやりたいことがあったら教えて欲しいですね。この質問は難しいかなー？（笑）。

──美山さんも、福原さんのライブを観るのは楽しみですか？

美山：はるちゃんは度胸があって、その場の空気感に合わせて「えい！」って感じでやっちゃえる子でもあるから、すごく楽しみですね。メッセージは「ライブも一緒に頑張ろう！」でお願いします。

［取材・文／丸本大輔］

キラキラ☆プリキュアアラモード LIVE2017スウィート☆デコレーション 公演概要

開催日：2017年10月7日（土）
開催場所：かつしかシンフォニーヒルズ モーツァルトホール
チケット料金：前売り券：5,800円（税込）※全席指定
当日券　：6,500円（税込）※全席指定：
チケット一般発売：9月2日（土）
開場／開演：第１部：Sweet & Cute

第１部Sweet&Cute開場：13：15／開演：14：00
第２部Bitter&Hot開場：17：15／開演：18：00

※２回公演となります。それぞれチケットが必要です。
※4歳以上はチケットが必要になります。

・出演者
美山加恋（キュアホイップ役）、
福原遥（キュアカスタード役）、村中知（キュアジェラート役）、藤田咲（キュアマカロン役）、森なな子（キュアショコラ役）、水瀬いのり（キュアパルフェ役）、駒形友梨（OP歌手）、宮本佳那子（ED歌手）、北川理恵（イメージソング歌手）



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CD情報


3,600+税

1. キラキラ☆スイート☆マドモアゼル/歌：駒形友梨
作詞：大森祥子　作曲・編曲：高木 洋

2. キラリ☆Avec☆Moi☆/歌：宇佐美いちか（CV：美山加恋）＆キラ星シエル（CV：水瀬いのり）
作詞：六ツ見純代　作曲・編曲：R・O・N

3. おっかしーなパティスリー/歌：北川理恵
作詞・作曲・編曲：Nostalgic Orchestra

4. Soul Believer ～ワイルド・アジュール・バージョン～/歌：立神あおい（CV：村中知）
作詞：ミズノゲンキ　作曲・編曲：睦月周平

5. 愛とときめきのマカロナージュ/歌：琴爪ゆかり（CV：藤田咲）＆剣城あきら（CV：森なな子）
作詞・作曲・編曲：Nostalgic Orchestra

6. ノワール・デコレーション ～黒い塗り絵～/歌：宮本佳那子
作詞：唐沢美帆　作曲・編曲：サイトウヨシヒロ

7. はらぺこ☆ハピデコ♡ドーナツ/歌：宇佐美いちか（CV：美山加恋）＆ペコリン（CV：かないみか）
作詞・作曲・編曲：Nostalgic Orchestra

8. からめるでいず/歌：有栖川ひまり（CV：福原遥）
作詞・作曲・編曲：Nostalgic Orchestra

9. SHINE!! キラキラ☆プリキュアアラモード　～ロング・イントロ・バージョン～/歌：駒形友梨
作詞：大森祥子　作曲・編曲：大竹智之

10. レッツ・ラ・クッキン☆ショータイム　～キラキラ☆パティスリー・バージョン～ /歌：キュアホイップ（CV：美山加恋）、キュアカスタード（CV：福原遥）、キュアジェラート（CV：村中知）、キュアマカロン（CV：藤田咲）、キュアショコラ（CV：森なな子）、キュアパルフェ（CV：水瀬いのり）
作詞・作曲・編曲：Nostalgic Orchestra




【連載】『プリアラモード ライブ2017』　リレーインタビュー

第1回 　宇佐美いちか＆キュアホイップ役・美山加恋さんインタビュー

第2回 　有栖川ひまり＆キュアカスタード役・福原遥さんインタビュー

第3回 　立神あおい＆キュアジェラート役・村中知さんインタビュー

第4回 　琴爪ゆかり＆キュアマカロン役・藤田咲さんインタビュー

第5回 　剣城あきら＆キュアショコラ役・森なな子さんインタビュー

第6回 　キラ星シエル＆キュアパルフェ役・水瀬いのりさんインタビュー