「音楽に垣根は無いので、老若男女、いろんな方に観て頂きたい!」立神あおい&キュアジェラート役・村中知さんインタビュー - 『キラキラ☆プリキュアアラモードLIVE2017』リレーインタビュー第3回
10月7日(土)に開催される、『プリキュア』シリーズの本格的な公式ライブ『キラキラ☆プリキュアアラモードLIVE2017 スウィート☆デコレーション』(会場:かつしかシンフォニーヒルズ モーツァルトホール)。
『キラキラ☆プリキュアアラモード』のメインキャスト6名と、主題歌シンガー3名が出演し、名曲揃いの主題歌やキャラクターソングを披露します。
アニメイトタイムズでは、このライブに出演するプリキュアキャスト6名のリレーインタビューを実施中。
第3回目は、熱血バンド女子だけれど、実は大企業の会長令嬢という意外な一面も魅力の立神あおい&キュアジェラートを演じる村中知さんの登場です!
──放送スタートから約半年、立神あおい(キュアジェラート)を演じてきて、キャラクターに対する印象などに変化を感じていますか?
村中知さん(以下、村中):オーディションを受けた時やアフレコの最初の頃は、自由奔放、猪突猛進、熱血……だけどお嬢様というイメージで。ギャップがあることは知りつつも超ゴーイングマイウェイな子だと認識していました。
でも、回を重ねるにつれて、意外とツッコミ役だったり、空気が読めたりする面も見えてきて。突っ走る時には突っ走るんですけど、周りにいるみんなを見て状況判断ができる頭の良さもあるんですよね。
──一見、常に感情優先で動きそうな子に見えますが、そうでは無いですよね。
村中:そこは少し意外でした。一番びっくりしたのは、若干、周りへのコンプレックスのようなものも感じていたことです。
自分のやりたいことがはっきりとあって、迷わずそこに向かって邁進していくタイプだと思っていたんですけど、彼女なりに葛藤も抱えていて。時には涙を流すこともある普通の中学生だということを(第27話の)台本で知った時、「そうだったんだ!?」と驚きました。
そういう一面を見たくなかったわけではないのですが、見てはいけないものを見てしまった感覚がありましたね(笑)。
演じる立場としても、彼女のそんな葛藤を周りにどこまで見せて良いのか……というか、あんまり見せたくないなという気持ちもあって(笑)。丁寧に演出していただきながら演じました。
【ニュース】『キラキラ☆プリキュアアラモード』 第27話よりあらすじ&先行場面カットが到着! あおいが憧れる歌手・岬あやね役をMachicoさんが担当! https://t.co/9x347aaGic pic.twitter.com/HkkI2q7kFI
— アニメイトタイムズ公式 (@animatetimes) 2017年8月12日
──あおいの葛藤をあまり見られたくないという気持ちは、村中さんにあおいと重なる部分があって。自分だったら、そういった葛藤を周りに見られるのは恥ずかしいと思うからだったり?
村中:おっしゃる通りです(笑)。自分とあおいが一緒だと思っているわけではないのですが。自分の中にもある感情を台本にガッツリと書かれていたので、「うわ~けっこう刺さるんですけど~」みたいな気持ちになったんです。
(剣城あきら役の)森なな子ちゃんとも「(プリキュアの)声優をしていると、けっこう刺さるよね」みたいなことを話していました。
隣にいた(琴爪ゆかり役の藤田)咲さんは「え? そう?」って言ってましたけどね(笑)。鉄の女なので(笑)。
──村中さんは、『キラキラ☆プリキュアアラモード』以前にも、『オレカバトル』の俺牙ファイヤや、『ワールドトリガー』の空閑遊真役のように、長期間放送される作品でメインキャラクターを演じています。同じキャラクターを長く演じることの魅力について聞かせて下さい。
村中:やっぱり長く同じキャラクター演じていると、登場人物たちのいろいろな側面もより多く描かれていきますし、自分の中での役の解釈やアドリブの自由度も上がっていきます。だから、長い作品の方がより一層、役と一心同体になれる感じがはありますね。
もちろん、1クールとかの作品もそれはそれで素敵なのですが、ようやく自分の中に役が馴染んできたのに、もう終わってしまうということもけっこうあるので。
しかも、『キラキラ☆プリキュアアラモード』では、アニメだけではなく、イベントやキャラクターソング、ライブなどにも関わることができていて、キャスト同士やスタッフさんとの仲も深めながら演じられているんです。
それによって、キャラクター同士もより一層ワイワイできるような空気ができていると思います。
▲『プリアラ』、『オレカバトル』、『ワールドトリガー』を含む、村中さんご本人に迫るのインタビューは、こちらに。前後編です。【ニュース】セーラーヴィーナスに憧れて声優をめざし、夢のプリキュアに!村中知スペシャルインタビュー・前編「人間、村中知を知る」 https://t.co/vP7DhmnQHA pic.twitter.com/Qj0zOuOeGI
— アニメイトタイムズ公式 (@animatetimes) 2017年2月18日
『青空Alright』のレコーディングで芝居の幅も広がった
──あおい役に決まった時から、キャラソンを歌うことも聞いていたのですか?
村中:ロックバンドのボーカルをしている役なので、事務所の方から、けっこう歌うことになるかもという話は聞いていました。キャラソンを歌えることはもちろん嬉しかったですが、それ以上に「頑張らねば!」という気持ちの方が強かった気がします。
それ以前にも、デュエットやユニットでキャラソンを歌ったことはあったのですが、ソロで歌うのは今回が初めてだったんですよ。しかも、レコーディングがアニメのアフレコが始まるよりも前だったので、冷や汗を常にかきながら歌った気がします(笑)。
──第3話で挿入歌として流れた『青空Alright』の印象を教えてください。
村中:レコーディングしたのは、まだ玩具の音声収録しかやってなかった時で、変身シーンや、「うお~燃えてきた~」といった短いセリフしか演じたことはなかったのですが、それでも、すごくあおいらしいなと思える曲でした。
レコーディングの時には、音楽プロデューサーの堤(健一郎)さんや、暮田(公平)監督、プロデューサーの神木(優)さんたちから、いろいろとお話を聞くことができて。あおいの役作りにもすごく生かせたと思います。
キュアジェラート キャラクターソング「青空Alright」
~「キラキラ☆プリキュアアラモード」第3話より~
「青空Alright」
作詞:ミズノゲンキ
作曲・編曲:睦月周平
歌:キュアジェラート(CV:村中知)
堤音楽プロデューサー:あおいのキャラソンが『青空Alright』に決まるよりも前に、3話のシナリオはできていました。その中で、あおいを見たいちかが「青空に吠えるライオンだね」と言うシーンがあって。だったら、この曲がぴったりだろうと思ったんです。
それに、発注の段階から、「うおー」とか「いえーい」みたいな叫びが印象的な曲にしたいとは伝えていました。
──レコーディングの際、特に印象的だったディレクションなどを教えてください。
村中:最初は、かなりキャラ声を作って歌おうとしたんですけど、堤さんから「あおいは、マイクを持つとキリッとするタイプだと思うから、魂で歌って良いよ」というディレクションを頂いて。どちらかと言えば、私の地声に近い感じで歌いました。
──非常にカッコ良い歌声ですが、地声に近かったのですね。
村中:収録の後、少し不安になって「ちゃんとあおいになってますか?」と聞いたら、プロデューサーさんが「あおいでした」と言ってくださって、安心しました。『青空Alright』のレコーディングを先にやったことで、アニメでの芝居の幅も広がった感じがします。
──その他に、レコーディングの時、意識したことはありますか?
村中:あおいは、岬(あやね)さんの歌を聴いたことで、自分のやりたいことを見つけて。それまでとらわれていた殻のようなものから自分を解放し、世界が変わったキャラクターなんですよね。だから、余計なものにとらわれず、自分の道を前へ前へという風にノリノリな感じを意識して歌いました。
あと、さっき堤さんも言ってましたが、長尺で叫ぶところもあって。当時、まだあおいの情報が少なかった私は、「ライオンみたいな子」というイメージが強くて。しかも、特技に「吠える」と書いてあったので、そこはかなり意識して歌いました。
──特にお気に入りの歌詞を教えてください。
村中:「♪失敗なんて恐れずTry again 気にしてちゃ始まんないよ 人の目から逃げるだけって つまんない」のところですね。
(あおいが)みんなに言ってるだけではなく、自分でも噛みしめているような感じがして、すごく好きです。
そこだけでなく、「♪自由に羽ばたこうよ」とか、「♪ 明日に飛び込もうよ」とか、初期のあおいのガンガン進むような感じは全体に溢れていると思います。
【アニメイトオンライン】【キャラクターソング】
キラキラ☆プリキュアアラモード sweet etude 3 キュアジェラート (CV.村中知)
──ソロでの初めてのキャラソンがCD『キラキラ☆プリキュアアラモード sweet etude 3』として発売されたときの感想を教えて下さい。
村中:私以上に家族がすごく喜んでくれて。私としては、逆に一歩引いたような感覚というか……自分の曲というよりも「あおいの曲が出た!」という感覚でした。
あ、でも、タワーレコード新宿店の店員さんがすごく熱いポップを書いて下さっていたのは、とても嬉しかったです。ポップを書いてくれた店員さんにご挨拶をしたいと思っていたのですが。たまたま、その日はお店にいらっしゃらなくて。会えなかったんですよね。
タワーレコード新宿店様が青空Alrightを熱く推して下さっていると聞きつけ、先日お邪魔してきました(σ≧∀≦)σありがとうございます!!!嬉しいです!!!関係者一同、感謝感激です!!!!!! pic.twitter.com/caUXCsDd7c
— 村中知 (@king_of_bath) 2017年5月2日
出したことないくらいの高音で歌った『Soul Believer』
【アニメイトオンライン】【アルバム】
キラキラ☆プリキュアアラモード ボーカルアルバム
キュアラモード☆アラカルト
──ボーカルアルバム『キュアラモード☆アラカルト』に収録されている『Soul Believer ~ワイルド・アジュール・バージョン~』についても印象などを教えてください。原曲の『Soul Believer』は、あおいが憧れている歌手・岬あやね(CV:Machico)の曲ですよね。
村中:レコーディングよりも前に岬さんバージョンを聴いたんですけど、同じ曲を歌うことに戦々恐々としながらレコーディングに臨みましたね(笑)。
(第14話の)作中では、あおいが執事の水嶌に対して「私は歌が歌いたいのにどうして分かってくれないの!?」という気持ちで歌う曲なので、「届け、この思い!」みたいなテンションで歌いました。
この曲はサビが高音から始まるので、感情をすごく乗せやすいんです。水嶌の襟元を掴んでガタガタやってるくらいの気持ちで歌いました(笑)。
【試聴】ボーカルアルバム全曲メドレー
キラキラ☆ プリキュアアラモード ボーカルアルバム キュアラモード☆アラカルト
▲『Soul Believer ~ワイルド・アジュール・バージョン~』は、4曲目に収録
作詞:ミズノゲンキ
作曲・編曲:睦月周平
歌:立神あおい(CV:村中知)
村中:頭のところは、納得いくまで何度も歌いましたね。この曲、難しかったです! 最初は自分の生の感情で歌おうとしていたのですが、冒頭は回想で始まり、そこから訴えかけていく、みたいな形で歌うようにディレクションを頂きました。
あと、「♪イマ」のところとかは、自分が出したことないくらいの高音で、レコーディングの後、2日間くらい耳鳴りがしていましたね(笑)。
──『キラキラ☆プリキュアアラモード sweet etude 3』に収録されている『レッツ・ラ・クッキン☆ショータイム』の「キュアジェラート・バージョン」についても教えてください。レコーディングの時、特に印象的だったことはありますか?
村中:『青空Alright』と『Soul Believer 』は、両方とも魂で歌っている感じですけど、『レッツ・ラ・クッキン☆ショータイム』は、キラパティの日常みたいな感じで、みんなとふざけあったり、突っ込んだりしているようなノリノリの曲。
聴いて下さった方からも言われたのですが、よりキャラ声を意識して歌っています。ただ、「きっと、あおいも、ここはカッコ良く決めて歌いたいだろうな」と思うところだけは、ロックっぽく歌ったりしています。
3曲の中で、一番、いわゆるキャラソンっぽいのは、この曲かもしれませんね。
セリフっぽいフレーズもたくさんあるんですけど。堤さんから面白いディレクションがいろいろとあったので、私からも「こんなことやって良いですか?」と相談しながら、遊ばせていただきました。あおいらしさが満点の曲になったと思います。
──その他の『キラキラ☆プリキュアアラモード』楽曲の中で、特にお気に入りの曲や、ライブで聴いてみたい曲をを教えて下さい。
村中:基本、全部、好きなんですけど……。キラ星シエル(キュアパルフェ)の曲は、まだ生で聴いたことが無いので、楽しみですね。あと、マカロンとショコラの『愛とときめきのマカロナージュ』は、もしライブで歌うとしたら、どんな雰囲気で歌うつもりなんだろうって気になります(笑)。
キュアパルフェ(CV:水瀬いのり) キャラクターソング「虹色エスポワール」
~「キラキラ☆プリキュアアラモード」第23話より~
作詞:六ツ見純代
作曲・編曲:加藤賢二
歌:キュアパルフェ(CV:水瀬いのり)
【試聴】ボーカルアルバム全曲メドレー
キラキラ☆ プリキュアアラモード ボーカルアルバム キュアラモード☆アラカルト
▲ゆかり&あきらのデュエット曲『愛とときめきのマカロナージュ』は、5曲目に収録
作詞・作曲・編曲:Nostalgic Orchestra
歌:琴爪ゆかり(CV:藤田咲)&剣城あきら(CV:森なな子)
──ここからは『キラキラ☆プリキュアアラモードLIVE2017 スウィート☆デコレーション』についてのお話を聞かせて下さい。最初に、主題歌&キャラソンの本格的なライブが開催されると聞いた時は、どんな気持ちでしたか?
村中:初めて聴いたのは、たしか『Soul Believer』のレコーディングの時だった気がします。これまでもプリキュアがキャラソンを出していたのは知っていたのですが、お客さんの前でキャラソンを歌ったという話は聞いたことがなくて。
確認したら、やっぱり、キャストがキャラソンを歌う機会は、なかなか無かったそうなんですよね。『プリキュア』の音楽にとって一ひとつの変化だと思うし、その最初の年に当たったということで、楽しみですが、すごくプレッシャーも感じました。
初めてのことなので、お客さんはお子さんが多いのか、大人の方が多いのかといったことも気になっています。
──『プリキュア』ファンの年齢層の幅は、特に広そうですからね。
村中:5月にタワーレコードで行なったリリースイベントのライブは、お子さんが少しいて、女性は3分の1くらい。残りが男性という感じだったんですけど、同じような感じなのかな……。
今、世の中的にアニソンの人気はすごく高いですが、プリキュアがキャラソンも歌っていることを知らない大人のファンは、意外にいると思うんですね。だけど、先日のアニサマに出させて頂いたことで、「あ、プリキュアも歌ってるんだ?」と思った人もいらっしゃると思うんです。
10月のライブも、お子さんだけでなく大人の方にも『プリキュア』という作品や『プリキュア』の歌をもっと知ってもらえるきっかけになったら良いですよね。それに、そうすることを任務として任されているのだとも思うので、「頑張らなきゃ!」と気合いも入れています。
──今、お話に出た5月のリリースイベントについても感想などを教えてください。
村中:リリースイベントについては、どんな感じになるのか想像ができなくて。私たちキャストもみんな、どうなるんだろうって感じでした。
でも、実際に始まってみたら、お客さんが皆さん本当に温かくて。「あのドキドキしていた気持ちは何だったんだ?」ってくらいに皆さんと一緒に盛り上がりました(笑)。
お子さんから大人の方まで、みんな楽しんでもらえた……んじゃないかなと思っています。
スウィート☆エチュード☆アラモード、お越し下った皆様ありがとうございました!!!!楽しんでいただけましたでしょうか???お手紙やプレゼントもありがとうございます!!のみほどじっくり開けさせていただきます(*´Д`*)本日の衣装。とっても素敵に作っていただきました!! pic.twitter.com/T9PSV17YNI
— 村中知 (@king_of_bath) 2017年5月14日
──同じく、8月のアニサマの感想も聞かせてください。
村中:小学生並みの感想になってしまうのですが、本当に楽しかったです(笑)。
アニサマ!!ありがとうこざいましたー!!!!!!皆さんにお会い出来たこと、大切な仲間とアニサマのステージに立てたこと、あおいの誕生日前日にライブが出来たこと、嬉しかったです!!!!ฅ(๑•̀ω•́๑)ฅ
— 村中知 (@king_of_bath) 2017年8月26日
#anisama pic.twitter.com/D6I6QMrIrM
プリキュアの6人は『レッツ・ラ・クッキン☆ショータイム』を歌ったのですが、振りがそこまでガッチリ決まっていたわけでもなくて。決めるところは決めるんですけど、そこ以外はみんな自由にやったんですね。結果、それぞれの個性が光る感じになったんじゃないかなと思います。
例えば、ゆかりさんはゆかりさんで優雅に楽しんでいるし。あきらさんはマイウェイな感じでカッコ良く決めてるし、みたいな感じで(笑)。プリキュアのキャラクターの魅力も一緒に伝えられた感じがします。
ステージ裏で(宇佐美いちか役の美山)加恋ちゃんが涙ぐんでいて。それを見た咲さんもグッと来ているのを見て、私もこみ上げるものがありました(笑)。
堤音楽プロデューサー:美山さんは、ステージに出る前、円陣を組む時にも、良いことを言うんですよね。
村中:そうなんですよ。今までついて来て良かったと思いましたね。改めて、このメンバーで積み上げてきたものって、いっぱいあったんだなと感じました。
私たちがステージに出る前には、駒形(友梨)さんがオープニングの『SHINE!! キラキラ☆プリキュアアラモード』を、宮本(佳那子)さんがエンディングの『シュビドゥビ☆スイーツタイム』を歌われたんですね。
それを聴いた時も、初めてオープニングを聴いた時の全身に鳥肌が立つような感覚を思い出し、涙もこみ上げてたので「ヤバイヤバイ」と思いました(笑)。
加恋ちゃんのみんなを引っ張る力やメンバー全員の関係性も感じつつ、スタッフさんが見守って下さっている温かい空気も感じられる素敵なステージになったと思います。
【キラキラ☆プリキュアアラモード】オープニング
「SHINE!! キラキラ☆プリキュアアラモード」 (歌:駒形友梨)
【キラキラ☆プリキュアアラモード】後期エンディング
「シュビドゥビ☆スイーツタイム」 (歌:宮本佳那子)
『プリキュア』は年齢による垣根を取っ払うことができる
──10月の『キラキラ☆プリキュアアラモードLIVE2017 スウィート☆デコレーション』に向けての意気込みを聞かせてください。
村中:アニサマは、プリキュアのキャラソンとかに触れたことが無い人たちに対して、「あ、こんなことをやってるんだ」とすごく広く伝えられる場だったと思うんです。一方で10月のライブは、『プリキュア』を見て、曲も知ってくれている方たちが来てくださる場所。雰囲気も違うと思いますし、楽しみですね。
──5月のリリイベに近い雰囲気なのかもしれませんね。
村中:そうかもしれませんね。ただ、それから5か月くらい経って物語も進んでいるので、お客さんの気持ちも、その時とは違うと思うんです。
また『青空Alright』を歌うことになったら、5月に披露した『青空Alright』とは違ったものを出さなきゃなと思いますし。他の曲を歌うとしたら、また新たなものを皆さんに伝えられたら良いなと思います。
【ニュース】キラキラな音楽、召し上がれ! 声優陣参加の『キラキラ☆プリキュアアラモード』キャラソンリリースイベントレポート https://t.co/zrQ6Kq1pUS pic.twitter.com/MsS9DXcmZP
— アニメイトタイムズ公式 (@animatetimes) 2017年5月26日
──先の予定が決まっているわけではないと思いますが、『キラキラ☆プリキュアアラモード』の単独ライブとしては、昼の第1部がファーストライブで、夕方の第2部がラストライブ、ということになりそうですよね。
村中:それは、私があえてSNSとかに書かないようにしている言葉です!(笑)。
──そうだったんですね(笑)。
村中:正直、「このメンバーで歌うのは最後かも……」みたいな思いは、心の中にはあるんですけど……。『青空Alright』の歌詞にもあるように「♪常識にとらわれないで」、不可能を可能にしていけたら良いなと思っています。
だから、これが最後だと決めつけることはせず。これが最後でも悔いがないくらいの気持ちで臨みつつも、また皆で歌う未来を夢見てやりたいなと思います!
──ファンの皆さんも同じ気持ちだと思います。リレーインタビューの第2回に登場して頂いた福原遥さんからは、「ライブに向けて、何かやっていることはありますか?」という質問を託されました。
村中:まだセットリストは明らかになってませんが、何を歌うにしてもあおいの曲は全てキーが高いので、高音を出せるように頑張っています(笑)。あと、ダイエットも頑張ります!(笑)。
【ニュース】「歌でも想いを届けられるように頑張りたい」有栖川ひまり&キュアカスタード役・福原遥さんインタビュー - 『キラキラ☆プリキュアアラモードLIVE2017』リレーインタビ… https://t.co/PROPuSwrGy pic.twitter.com/dl8BOkxgaG
— アニメイトタイムズ公式 (@animatetimes) 2017年9月8日
──では最後に、このインタビューを読んで下さっている読者の皆さんにメッセージをお願いします。
村中:『プリキュア』は、主にお子様が観てくれるアニメではあるんですけど。お母さん方も楽しんでくれているという話を聞きますし、自分で観ても懐かしくて楽しいと思える。それはきっと、この作品が年齢による垣根を取っ払うことができる力を持っているからだと思うんです。
10月のライブに関しても、「子供が観るアニメだから」とか、「大人がいっぱいいるんじゃないの?」とか、いろいろと考えている方はいると思うのですが、音楽に垣根は無いので。老若男女、いろんな方に観て欲しいです!
【リレー企画:キュアマカロン役、藤田咲さんへのメッセージ】
──次回のリレーインタビューに登場するキュアマカロン&琴爪ゆかり役の藤田咲さんへの質問やメッセージをお願いします。
村中:5月のリリイベと、8月のアニサマで、『プリキュア』という作品を背負ってライブをやらせて頂いたわけですけど。咲さんが感じた『プリキュア』ならではのことって、何かありますか、って聞いてみたいです。
あと、さっきも少しお話ししたのですが、まだセットリストはわかりませんが、もしライブで、なな子ちゃんと『愛とときめきのマカロナージュ』をデュエットすることになったら、「どういう心づもりで歌うんですか?」って聞きたいですね(笑)。
──たしかに、会場がどんな空気になるのかも気になります(笑)。
村中:聴く側も、どんな心づもりで聴けば良いのか分からないですよね(笑)。
[取材・文/丸本大輔]
キラキラ☆プリキュアアラモード LIVE2017スウィート☆デコレーション 公演概要
開催日:2017年10月7日(土)
開催場所:かつしかシンフォニーヒルズ モーツァルトホール
チケット料金:前売り券:5,800円(税込)※全席指定
当日券 :6,500円(税込)※全席指定:
チケット一般発売:9月2日(土)
開場/開演:第1部:Sweet & Cute
第1部Sweet&Cute開場:13:15/開演:14:00
第2部Bitter&Hot開場:17:15/開演:18:00
※2回公演となります。それぞれチケットが必要です。
※4歳以上はチケットが必要になります。
・出演者
美山加恋(キュアホイップ役)、
福原遥(キュアカスタード役)、村中知(キュアジェラート役)、藤田咲(キュアマカロン役)、森なな子(キュアショコラ役)、水瀬いのり(キュアパルフェ役)、駒形友梨(OP歌手)、宮本佳那子(ED歌手)、北川理恵(イメージソング歌手)
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CD情報
3,600+税
1. キラキラ☆スイート☆マドモアゼル/歌:駒形友梨
作詞:大森祥子 作曲・編曲:高木 洋
2. キラリ☆Avec☆Moi☆/歌:宇佐美いちか(CV:美山加恋)&キラ星シエル(CV:水瀬いのり)
作詞:六ツ見純代 作曲・編曲:R・O・N
3. おっかしーなパティスリー/歌:北川理恵
作詞・作曲・編曲:Nostalgic Orchestra
4. Soul Believer ~ワイルド・アジュール・バージョン~/歌:立神あおい(CV:村中知)
作詞:ミズノゲンキ 作曲・編曲:睦月周平
5. 愛とときめきのマカロナージュ/歌:琴爪ゆかり(CV:藤田咲)&剣城あきら(CV:森なな子)
作詞・作曲・編曲:Nostalgic Orchestra
6. ノワール・デコレーション ~黒い塗り絵~/歌:宮本佳那子
作詞:唐沢美帆 作曲・編曲:サイトウヨシヒロ
7. はらぺこ☆ハピデコ♡ドーナツ/歌:宇佐美いちか(CV:美山加恋)&ペコリン(CV:かないみか)
作詞・作曲・編曲:Nostalgic Orchestra
8. からめるでいず/歌:有栖川ひまり(CV:福原遥)
作詞・作曲・編曲:Nostalgic Orchestra
9. SHINE!! キラキラ☆プリキュアアラモード ~ロング・イントロ・バージョン~/歌:駒形友梨
作詞:大森祥子 作曲・編曲:大竹智之
10. レッツ・ラ・クッキン☆ショータイム ~キラキラ☆パティスリー・バージョン~ /歌:キュアホイップ(CV:美山加恋)、キュアカスタード(CV:福原遥)、キュアジェラート(CV:村中知)、キュアマカロン(CV:藤田咲)、キュアショコラ(CV:森なな子)、キュアパルフェ(CV:水瀬いのり)
作詞・作曲・編曲:Nostalgic Orchestra
【連載】『プリアラモード ライブ2017』 リレーインタビュー
第1回 宇佐美いちか&キュアホイップ役・美山加恋さんインタビュー
第2回 有栖川ひまり&キュアカスタード役・福原遥さんインタビュー
第3回 立神あおい&キュアジェラート役・村中知さんインタビュー
第4回 琴爪ゆかり&キュアマカロン役・藤田咲さんインタビュー
第5回 剣城あきら&キュアショコラ役・森なな子さんインタビュー
第6回 キラ星シエル&キュアパルフェ役・水瀬いのりさんインタビュー
(C)プリキュアスウィート☆デコレーション製作委員会