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『プリキュア ライブ2017』リレーインタビュー 第6回 水瀬いのりさん

「パルフェなステージをお見せできたら良いなと思っています」キラ星シエル&キュアパルフェ役・水瀬いのりさんインタビュー - 『キラキラ☆プリキュアアラモードLIVE2017』リレーインタビュー第6回

10月7日に、東京のかつしかシンフォニーヒルズ モーツァルトホールで開催される『キラキラ☆プリキュアアラモードLIVE2017 スウィート☆デコレーション』

『プリキュア』シリーズ初の本格的なキャラソン&主題歌ライブに出演するメインキャストによるリレーインタビュー企画も、今回でついに最終回。

妖精のキラリン、天才パティシエのキラ星シエル、そして6人目のプリキュアであるキュアパルフェと、3つの姿を持つキャラクターを演じている水瀬いのりさんの登場です!

まだライブでは披露したことのないキャラクターソングのレコーディングでのエピソードや、本番も間近に迫っているライブに向けての思いなどを語ってもらいました。

 

みんなが温かく6人目のプリキュアとしてパルフェを迎えてくれた
──水瀬さんの演じるキラ星シエルが登場してから約3ヶ月が過ぎました。ここまで演じてきて心境の変化などはありますか?

水瀬いのりさん(以下、水瀬):私が演じているのは、キラリンであり、キラ星シエルでもあり、キュアパルフェでもあるという、少し複雑な立ち位置のキャラクターなんです。

そして、お話の中で弟のピカリオとの過去が描かれた時、(芝居次第では)観ている人の好みが分かれる存在になってしまうかもしれないと感じて。そこは気をつけて丁寧に演じなきゃいけないなと思っていました。

でも、オンエアが進んで、実際に新しいプリキュアとして加わった時、周りの人も、キャストのみんなも、本当に温かく6人目のプリキュアとしてパルフェを迎えてくれたんです。

さらに、最近、新しく6人での必殺技(プリキュア・アニマルゴーランド)ができたんですよ。

▲第32話で、新アイテム「キラキラルクリーマー」も登場。

──第32話(『キラッと輝け6つの個性!キラキラルクリーマー!』)で初めて披露された新しい必殺技ですね。

水瀬:はい。それまでも、みんなとの距離は近くなっていたんですけど、必殺技は初期メンバーの5人(スイー・ツー・ワンダフル・アラモード)と、パルフェ単体(パルフェ・エトワール)とに分かれていたんですね。

だから、5人が(武器の)キャンディロッドを出すと、私はすることがなくなっちゃって、ただ応援してたんです(笑)。

それが最近になって、6人でのユニゾンゼリフも増えて、より一体感を覚えています。

──それは、作中のキャラクターも、水瀬さんご自身も同じなんですね。

水瀬:そうですね。私は、アフレコもみんなより3ヶ月くらい遅れて参加したんです。アフレコ現場に3ヶ月遅れて入るというのは、けっこう緊張することでもあって、最初はドキドキだったんですけど。

今では、最初から私も一緒にいたかのような空間に、みんながしてくれていて。この夏はアニサマに出して頂いたりとか、みんなで一緒に楽しい思い出を増やしていけているのが嬉しいです。

10月のプリキュアライブもまさに、そういう思い出の結晶の一つになるのかなと思います。

▲水瀬さんの参加発表は、6月1日!


▲水瀬さんの演じる、シエルは第19話予告 「天才パティシエ!キラ星シエル!」(6月11日(日)放送)より出演。

──キャラソンも歌うことになるという話は、オーディションに受かった時から聞いていたのですか?

水瀬:どうだったかなあ……。

オーディションに受かったということがまず嬉しくて、歌のお話をいつ聞いてたかは覚えてないんですけど。『プリキュア』にキャラソンがあることは知っていました。

私はまさに世代だったので、『プリキュア』は初代から観ているんです。『プリキュア』って、今回のようなライブはやっていなくても、毎回アルバムは出ていて。各戦士のキャラソンが入ってたりしますよね。

それを聴いていたので、パルフェのキャラソンがどんな曲になるのかは気になっていました。外国人というか、ちょっと帰国子女感のある子だし、どんな歌詞で、どんなテイストの曲になるのかなって。資料が届くのを楽しみにしていました。

 
『虹色エスポワール』は、いちかたちに出会えたからこそ歌える歌
──最初にレコーディングしたのは、どの曲だったのですか?

水瀬:『虹色エスポワール』です。

キュアパルフェキャラクターソング「虹色エスポワール」
~「キラキラ☆プリキュアアラモード」第23話より~



「虹色エスポワール」
作詞:六ツ見純代
作曲・編曲:加藤賢二
歌:キュアパルフェ(CV:水瀬いのり)

──第23話(『翔べ!虹色ペガサス、キュアパルフェ!』)などの挿入歌でもある曲ですね。曲や詞の第一印象などを教えて下さい。

水瀬:シエルって、いちかたちと出会ったからこそ、すごく変わることができたキャラクターだと私は思っていて。

最初は、1人でも自分の夢に向かって頑張っていけると思っていたけれど、いちかたちが、誰かと一緒に「美味しい」という気持ちやキラキラルを共有する喜びを教えてくれて。自分は周りが見えていなかったということに気づけた。

そこがすごく偉いし、大人になったところだなと思うんです。

この『虹色エスポワール』は、そうやって、いちかたちに出会えたからこそ歌える歌。歌詞には、ピカリオとのやり取りもたくさん込められていて。新しい自分になってから過去を顧みた時の思いや決意もたくさん描かれているんです。

もう大人になっている私も、思わず、夢見ていた頃のことを思い出したりしました。

『プリキュア』には、意外と大人の人にもグサッと刺さる言葉があるのですが、そういう気持ちは、このシリーズでもたくさん感じています。

──タイミングによっては、子ども以上に、大人に刺さるセリフもありますよね。

水瀬:ありますよね。ハッとさせられるセリフがあったり、忘れかけているものが描かれていたりすることは、すごくあって。一人一人のキャラクターが持っている悩みとかは、けっこうダイレクトに来ます(笑)。

──レコーディングの時点では、まだアニメのアフレコには参加してなかったのですか?

水瀬:はい。キャラクターをちゃんと演じる前だったと思います。

でも、レコーディングの前に、シエルがどういう経緯で戦士になるのかが書かれた資料を送って下さって。

台本ではなく、たぶん、制作スタッフの皆さんが見る資料だと思うんですけど。それを読ませて頂いていたので、シエルが戦士になる経緯も分かった上でレコーディングができて、すごくイメージしやすかったです。

──レコーディングの際、特に大事にしたことなどを教えて下さい。

水瀬:後ろの方に、自分の過去をかえりみて「♪あの時、気づけずホントごめんね」っていうところがあるんですけど。それがまさに、ピカリオに向けた言葉なんですよね。

この作品では、嬉しいことも悲しいことも、大好きなもの……スイーツがきっかけになっていることがよくあって。シエルにとって、楽しかった思い出をくれたのもスイーツだし、一度夢を諦めてしまうくらいダークサイドに落ちそうになったきっかけもスイーツ。

そこの歌詞は、それに打ち勝つためのきっかけになっている言葉で。レコーディングの時点では、まだピカリオの声優さんがどなたで、どんな声なのかも分からなかったんですけど。未来のピカリオに向けて、精一杯の謝罪の気持ちで歌いました(笑)。(註:ピカリオの声を担当するのは、皆川純子さん)

──本編のアフレコで傷つける前に謝罪の気持ちで歌ったんですね(笑)。

水瀬:この後、傷つけるから(笑)。懺悔(ざんげ)では無いですけど、「ゴメンね」という気持ちをたくさん込めました。



──そういった思いの込められた歌詞でありつつ、曲自体は、シエルやパルフェのイメージと同じく華やかな印象です。

水瀬:たしかに、パルフェ自身が七色の虹の戦士なので、「新星」というか、光がまぶしいと感じるくらいの印象があって。そういう輝きや、シエルが持っているカリスマ性というか、みんなを惹きつける力を音楽の中にも取り入れて頂いていると思います。

 
シエルといちかは、無限の可能性を感じさせてくれるペア
──ボーカルアルバム『キュアラモード☆アラカルト』に収録されている『キラリ☆Avec☆Moi☆』についても、第一印象やレコーディングでのエピソードなどを教えてください。

【アルバム】キラキラ☆プリキュアアラモード ボーカルアルバム キュアラモード☆アラカルト
【アニメイトオンライン】【アルバム】
キラキラ☆プリキュアアラモード ボーカルアルバム
キュアラモード☆アラカルト


水瀬:これは、(宇佐美)いちかとのデュエットソングで。歌なんだけど、歌じゃないというか(笑)。セリフの掛け合いみたいになっているんですよね。特にBメロの「♪この味どうかな?」から始まるところは、いちかがシエルに対して弟子入りを希望してきたシーン(第19話)を思い出します。

それに対してシエルも表面上ではお断りって態度なんですけど、なんだかんだで認めてるというか。いちかの持ってるひらめきの力、教科書通りにやっていくことだけじゃない、ひょんなところから生まれるイメージって、シエルにはないものだったりもするので。

──良いコンビですよね。

水瀬:はい。アンバランスなんですけど、みていて無限の可能性を感じさせてくれるペアだなと思っています。だから、あまり音にとらわれ過ぎず、いちかへの気持ちとかのニュアンスをいっぱい込められたら良いなと思いながらレコーディングしました。

──宇佐美いちか役の美山加恋さんとは、どちらが先にレコーディングしたのですか?

水瀬:加恋ちゃんが先に録っていたので、それを聴かせてもらいながら歌いました。加恋ちゃんがいちかのようにはつらつと歌っていたので、私もなるべくシエルのように上から目線で歌いました(笑)。「そこは違うでしょ」という感じで、お師匠さんぽくやってみたりして。

でも最終的には、お互いに手を取り合ってる感じに落ち着けたら良いなと思いながら歌いました。

【試聴】ボーカルアルバム全曲メドレー
キラキラ☆ プリキュアアラモード ボーカルアルバム キュアラモード☆アラカルト


▲『キラリ☆Avec☆Moi☆』は、2曲目に収録

作詞:六ツ見純代 作曲・編曲:R・O・N
歌:宇佐美いちか(CV:美山加恋)&キラ星シエル(CV:水瀬いのり)


──10月のライブには当然、美山さんも出演されるので、初めてのデュエットが見られるかもしれないと期待をしているのですが……。もし、ライブで歌うとなったら、1人ずつ収録したCDと、2人で掛け合いをしながら歌うライブでは、違いも出てくると思いますか?

水瀬:もちろん違うと思います。その時に出てくるワクワクだったりもありますから。特にこの曲は「CDのように歌うぞ!」という気持ちで歌う曲でも無いだろうし、その時の空気や感覚のようなもので、何色にでも変わる曲かなと思います。

▲いちか役美山さんにも、『キラリ☆Avec☆Moi☆』の件、伺っております。

 

『レッツ・ラ・クッキン☆ショータイム』にはキラリンも登場
──『虹色エスポワール』が収録されているCD『キラキラ☆プリキュアアラモード sweet etude 6』には、『レッツ・ラ・クッキン☆ショータイム』の「キュアパルフェ・バージョン」も入っています。この曲についても、お話を聞かせてください。

水瀬:私も毎週聴いていたエンディングテーマを歌えるということで、すごく嬉しかったです。

普通、レコーディングの前には、仮歌やシンセのメロディが送られて来て、それを聴きながら練習するんですけど。この曲に関しては、そういう練習がまったくいらなかったです(笑)。

追っかけのセリフみたいな部分はキャラによってけっこう変わっていて。シエルも「サリュー(フランス語で「やぁ!」といった軽いあいさつ)」って入っていたりします。あと、2番では音楽プロデューサーのアイデアによりキラリンも登場したんですよね(笑)。

──初めて聴いた時に、キラリンもいたことに驚きました(笑)。

水瀬:私も、まさかキラリンを投入して良いとは想像していなかったのでビックリしました。

しかも、最後の方はキラリンをダブルで(重ねて)録っていて。ステレオで、キラリンが4体くらい大量発生している部分もあったりします(笑)。

すごくキャラの個性に寄せた曲になっていて。6人のバージョンが一曲一曲、まったく違う曲として楽しんで頂けるかなと思います。

──「サリュー」の他にも、「トレビアン(フランス語で「すばらしい!」の意味)」などのフランス語がいくつか入っているのもディレクターさんのアイデアですか?

水瀬:「トレビアン」とかは、ディレクターさんだけでなく、その場にいた皆さんで、どれが良いかなって話しながら考えました。

あと、キラリンで歌う「♪強引!」とか「♪人任せ!?」のところを「♪強引キラ!」「♪人任せキラ!?」って歌ったり。

本当に制限無くやりたいことを自由にやっていい収録でした。

私もいろいろなアイデアを出しながら作っていった曲で、歌い手なんですけど、少し作り手側にもなれたような。本当にみんなでクッキングしてるような時間でしたね(笑)。

──この曲も歌詞がとても楽しいですが、特にお気に入りのフレーズはありますか?

水瀬:私は「♪ボケたらツッコミ」のところがすごく楽しかったです(笑)。

シエルって、いちかが土下座した時に「ジャパニーズ土下座!」って驚いたり、日本のことわざをあまり知らなかったり。

(日本の文化については)ちょっと抜けているところもあるんですよね。そんなシエルとして、日本のお笑いについての言葉を言えたのがすごく新鮮でした。

【キャラクターソング】<BR>キラキラ☆プリキュアアラモード sweet etude 6 キュアパルフェ(CV.水瀬いのり)
【アニメイトオンライン】【キャラクターソング】
キラキラ☆プリキュアアラモード sweet etude 6 キュアパルフェ(CV.水瀬いのり)


1. 虹色エスポワール
作詞:六ツ見純代 作曲・編曲:加藤賢二
キュアパルフェ(CV.水瀬いのり)

2. レッツ・ラ・クッキン☆ショータイム ~キュアパルフェ・バージョン~
作詞・作曲・編曲:Nostalgic Orchestra
歌:キュアパルフェ(CV.水瀬いのり)

3. 虹色エスポワール(オリジナル・カラオケ)

 
『プリキュア』はちょっとお姉ちゃん気分を味わえる現場
──8月のアニサマでは、キュアパルフェ役として初めてステージに立たれました。感想などを教えてください。

水瀬:とにかく楽しかったですし、隣を見ると仲間たちがいるのは、すごく心強かったです。

私自身、アニサマは初めての出場だったので、初めてあの舞台を踏む仲間がみんなで良かった。裏でもすごく和気あいあいとしていて。みんなでダンスの練習をしたりしていました。

あと、自分にとっては、加恋ちゃんやはるちゃん(福原遥さん)のような年下のメンバーがいる空間もなかなか新鮮で。ちょっとお姉ちゃん気分を味わえる現場で(笑)。

2人とも、この『プリキュア』という現場を経験しながら、さらにどんどん大きくなっていくのかなって思うと、生まれて初めて、見守りたいみたいな気持ちになって……。

すごく新鮮だし、心地良いですね。

先輩方は、いつもこういう気持ちで私と接してくれていたのかなと思うと感慨深いです。

──10月の『キラキラ☆プリキュアアラモードLIVE2017 スウィート☆デコレーション』の開催と、ご自身の出演が決まった時には、どんな気持ちでしたか?

水瀬:もちろん、すごく嬉しかったんですけど、レコーディングの時、ソロ曲の『虹色エスポワール』がすごく難しかったので。「これを生で歌えるのかしら」という不安も少しあります(笑)。

でも、『プリキュア』という作品は、1年ごとに戦士がどんどん変わっていくものじゃないですか。だから。この1年間の中で「自分がキュアパルフェなんだぞ」ということを、皆さんの前でどれだけ残せるかも大事だと思っているんです。

『キラキラ☆プリキュアアラモード』では、すごくたくさん皆さんに会いに行けているのですが、今度のライブもそのひとつで集大成。

作品単独でライブイベントをできるなんて、本当にすごいことですし、私もパルフェ(完璧)なステージをお見せできたら良いなと思っています。

──ご自身の曲以外に、ライブで楽しみにしている曲があれば教えて下さい。

水瀬:ちょうど私が本編に参加する直前くらいに、キャストやスタッフさんが集まって、これからみんなで頑張って行きましょうという会が開かれたんですね。

そこで、初期の5人のプリキュアが(会場に来て)スペシャルショーを披露して下さったんです。

その時に見たショコラのソロ曲のステージングがあまりにもカッコ良くて。ちょっと、ビックリしてしまったというか。まさか、プリキュアの戦士に対して、ここまでイケメンだと感じるなんて思いませんでした(笑)。

だから、今度は、ななちゃん(森なな子さん)を目の前にしながら、ショコラの歌を聴けるのもすごく楽しみです。かなりカッコ良いステージングになるのではないかなと、期待しています。

──森さん、立ち姿だけでも、すごくカッコ良いですよね。

水瀬:スタイルがもう……腰の位置とかが全然違うので(笑)。いつ見てもカッコ良いなとしびれています。

キュアショコラ キャラクターソング「ショコラ・エトワール」
~「キラキラ☆プリキュアアラモード」第6話より~



「ショコラ・エトワール」
作詞:eNu
作曲・編曲:Kohei by SIMONSAYZ
歌:キュアショコラ(CV:森なな子)

 
「病は気から」精神というか、気合いでやっつけるタイプ
──このリレーインタビューの第5回に登場して頂いた森なな子さんからは、水瀬さんへのメッセージと質問を託されています。

まず、メッセージは、

「6人目のプリキュアとして、みんなより少し遅れて登場したんですけど、いのりちゃんは最初から「パルフェ」で。まさにシエルだなあと思っていました。

映画『パリッと!想い出のミルフィーユ!』では、キラリン(シエル)の過去が描かれるということで、どんな風になるのか、密かにわくわくしつつ、一緒に素晴らしい作品にできたらと思っています。

アニサマに続き、6人のプリキュア揃っての10月のプリキュアライブも、とっても楽しみです。一緒に盛り上げていこう!!」

でした。


水瀬:うわー嬉しい! ありがとうございます。



──そして質問は、「忙しい中、声をキープするのは大変だと思います。どんな喉のケアをしているのか、気をつけていることなどあれば、ぜひ教えて欲しいです」とのことでした。

水瀬:たしかに、私もこれはみんなに聞きたいな~。人によって、いろいろと違うと思うので。

私は普段から、あんまりマスクとかを付けない人で。「病は気から」精神というか、気合いでやっつけるタイプなんですよ。

──強いですね!

水瀬:それでやっつけられないこともあるんですけど……。でも、心が負けたら終わりというか。ダメだと思い込んでしまったら、そうなっちゃうので。精神でやっつける感じです。

例えば、のどを使いすぎた日の翌日に、朝からお仕事だったりするときには、前日の夜に「でるでる。声でる!」と念じながら寝たりしています。あ、でもそう言うと「体力バカ」みたいになっちゃいますね(笑)。ちゃんと頭を使ったケアもやってるんですよ。

例えば、王道だと思いますけど、のどに良いって言われてる「マヌカハニー」を飲んだりもします。あれのレベルの高いやつは、もはや「ハニー」と言いつつも甘さとか一切ないんですけど……。それをスプーン1杯、ゴクンって飲んだりもします。

でも、基本的には気合いですね(笑)。

 
『プリキュア』が大好きなというキラキラルをぶつけて欲しい!
──では、10月7日のライブ本番に向けての意気込みを教えて下さい。

水瀬:私は「夢と希望をレッツ・ラ・まぜまぜ」するプリキュアなので、当日はなるべく、本当にパルフェがそこにいるようなステージングをしたいですし、お客さんにたくさんのキラキラルをお届けしたいです。

それに、出演者も多いので、きっとたくさんの楽曲を披露することになるだろうし、楽曲ごとに違った表情とかをお見せできたらなと思います。

私も、メンバーのいろいろな表情も発見していきたいし、そうやって、また絆が深まるイベントになったら良いですね。

──このインタビューを読んでくれている皆さんにもメッセージを頂けますか。

水瀬:作品を背負っての単独のライブということで。遊びに来てくれている皆さんに、「これを待ってた!」と思ってもらえるようなステージをお見せするのはもちろんとして。想像もしてなくてハッと驚いたり、熱さで感動してしまうようなステージもお見せしたいです。

ライブイベントというものは、お客さんのテンションによっても変わるもので、まったく同じライブはないはず。この日、この場所だからこそ観られるものや、聴ける声のある1日になったら良いなと思います。

私たちも、皆さんがくれる応援のパワーにお返しができるように、ライブまでの期間、皆さんへの思いをたくさんためながら、日々の活動を頑張っていくつもりです。

みんなで気持ちをぶつけ合えたらすごく嬉しいなと思うので、皆さんもいっぱい楽曲を聴いたり、本編を観たりして気持ちをさらに高めてもらって。

当日は、貯めてきたものを全部解放するような感じで、『プリキュア』が大好きな気持ちを私たちにぶつけて欲しいです。

──会場が、すごく温かい空間になりそうですね。このリレーインタビュー企画では、最後に次に登場するキャストさんへのメッセージなどを聞いてきました。でも、今回で最終回なので、水瀬さんからは『キラキラ☆プリキュアアラモードLIVE2017』に出演する皆さんへのメッセージをお願いします。

水瀬:ええ? そんなリーダーみたいなことを私が言うんですか?(笑)。難しいですね……。

でも、私はやっぱり途中参加ということで、皆さんが私やパルフェを迎え入れて、受けとめてくれたからこそ、毎週毎週、楽しくアフレコができているし。みんなで作品の話をしたり、こういったイベントに向けて作戦会議をしたりすることも本当に楽しい時間になっているんですね。

このメンバーは、誰一人として欠けたらダメなメンバーなので、私もみんなにとって、そういう存在になれていたら嬉しいです。

だから、このライブイベントも、みんなで一緒に、誰一人として欠けては実現しないようなステージを作りたいですね。

って、こんな感じで大丈夫ですか?(笑)。

[取材・文/丸本大輔]

 
キラキラ☆プリキュアアラモード LIVE2017スウィート☆デコレーション 公演概要

開催日:2017年10月7日(土)
開催場所:かつしかシンフォニーヒルズ モーツァルトホール
チケット料金:前売り券:5,800円(税込)※全席指定
当日券 :6,500円(税込)※全席指定:
チケット一般発売:9月2日(土)
開場/開演:第1部:Sweet & Cute

第1部Sweet&Cute開場:13:15/開演:14:00
第2部Bitter&Hot開場:17:15/開演:18:00

※2回公演となります。それぞれチケットが必要です。
※4歳以上はチケットが必要になります。

・出演者
美山加恋(キュアホイップ役)、
福原遥(キュアカスタード役)、村中知(キュアジェラート役)、藤田咲(キュアマカロン役)、森なな子(キュアショコラ役)、水瀬いのり(キュアパルフェ役)、駒形友梨(OP歌手)、宮本佳那子(ED歌手)、北川理恵(イメージソング歌手)



>> キラキラ☆プリキュアアラモード LIVE2017 スウィート☆デコレーション 公式HP
>> チケットの購入はこちら


CD情報
【アルバム】キラキラ☆プリキュアアラモード ボーカルアルバム キュアラモード☆アラカルト

3,600+税

1. キラキラ☆スイート☆マドモアゼル/歌:駒形友梨
作詞:大森祥子 作曲・編曲:高木 洋

2. キラリ☆Avec☆Moi☆/歌:宇佐美いちか(CV:美山加恋)&キラ星シエル(CV:水瀬いのり)
作詞:六ツ見純代 作曲・編曲:R・O・N

3. おっかしーなパティスリー/歌:北川理恵
作詞・作曲・編曲:Nostalgic Orchestra

4. Soul Believer ~ワイルド・アジュール・バージョン~/歌:立神あおい(CV:村中知)
作詞:ミズノゲンキ 作曲・編曲:睦月周平

5. 愛とときめきのマカロナージュ/歌:琴爪ゆかり(CV:藤田咲)&剣城あきら(CV:森なな子)
作詞・作曲・編曲:Nostalgic Orchestra

6. ノワール・デコレーション ~黒い塗り絵~/歌:宮本佳那子
作詞:唐沢美帆 作曲・編曲:サイトウヨシヒロ

7. はらぺこ☆ハピデコ♡ドーナツ/歌:宇佐美いちか(CV:美山加恋)&ペコリン(CV:かないみか)
作詞・作曲・編曲:Nostalgic Orchestra

8. からめるでいず/歌:有栖川ひまり(CV:福原遥)
作詞・作曲・編曲:Nostalgic Orchestra

9. SHINE!! キラキラ☆プリキュアアラモード ~ロング・イントロ・バージョン~/歌:駒形友梨
作詞:大森祥子 作曲・編曲:大竹智之

10. レッツ・ラ・クッキン☆ショータイム ~キラキラ☆パティスリー・バージョン~ /歌:キュアホイップ(CV:美山加恋)、キュアカスタード(CV:福原遥)、キュアジェラート(CV:村中知)、キュアマカロン(CV:藤田咲)、キュアショコラ(CV:森なな子)、キュアパルフェ(CV:水瀬いのり)
作詞・作曲・編曲:Nostalgic Orchestra




【連載】『プリアラモード ライブ2017』 リレーインタビュー

第1回  宇佐美いちか&キュアホイップ役・美山加恋さんインタビュー

第2回  有栖川ひまり&キュアカスタード役・福原遥さんインタビュー

第3回  立神あおい&キュアジェラート役・村中知さんインタビュー

第4回  琴爪ゆかり&キュアマカロン役・藤田咲さんインタビュー

第5回  剣城あきら&キュアショコラ役・森なな子さんインタビュー

第6回  キラ星シエル&キュアパルフェ役・水瀬いのりさんインタビュー

(C)ABC-A・東映アニメーション
(C)プリキュアスウィート☆デコレーション製作委員会
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