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『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 激突 ルウム会戦』初日舞台挨拶レポート

池田秀一さん・古谷徹さんらレジェンド声優が勢ぞろい! 『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 激突 ルウム会戦』初日舞台挨拶レポート

2017年9月2日(土)、丸の内ピカデリーにて『機動戦士ガンダム THE ORIGIN(ジ・オリジン) 激突 ルウム会戦』の初日舞台挨拶が行われました。

舞台挨拶には池田秀一さん(シャア・アズナブル役)、古谷徹さん(アムロ・レイ役)、銀河万丈さん(ギレン・ザビ役)、古川登志夫さん(カイ・シデン役)というレジェンド級の声優陣に加え、当時キャラクターデザイン・アニメーションディレクターを務めていた安彦良和総監督が登壇。

それぞれが抱く「ガンダム」という作品に対する想い、今回のアフレコ現場の様子、次作への意気込みついて存分に語ってくれました。

 

「ルナツーのみなさん、見えてますか!」と呼びかけ!
38年前にテレビ放送をスタートさせた『機動戦士ガンダム』。劇場公開となった本作は『機動戦士ガンダム』で語られなかった一年戦争以前のストーリーを映像化した作品です。これまで公開された第1話から第4話は「シャア・セイラ編」。

第5話にあたる本作は「ルウム編」として、一年戦争開戦時の経緯と連邦軍・ジオン軍の激闘が描かれています。



本編の上映が終わると、観客の拍手に包まれながらキャスト陣と安彦総監督が登場し、一人ずつ挨拶を行いました。最初に挨拶を行った池田さんは、マイクを逆さまに持ったまま挨拶を始めるという気さくな一面を披露。

その後も古谷さんが「まだ脇役のアムロ・レイをやっております」と挨拶、古川さんがライブビューイングでも舞台挨拶が公開されていることに触れ「ルナツーのみなさん、見えてますか!」と観客に呼びかけるなど、レジェンド声優たちのファンサービスに観客は大盛り上がりでした。

▲写真左より、安彦良和総監督、銀河万丈さん(ギレン・ザビ役)、池田秀一さん(シャア・アズナブル役)、古谷徹さん(アムロ・レイ役)、古川登志夫さん(カイ・シデン役)。

▲写真左より、安彦良和総監督、銀河万丈さん(ギレン・ザビ役)、池田秀一さん(シャア・アズナブル役)、古谷徹さん(アムロ・レイ役)、古川登志夫さん(カイ・シデン役)。

 
38年前、高校生に戻るのはつらい?
ステージ上の5名が揃って登壇するのは今回が初めて、ということでキャスト陣にその心境を質問されると「よくみんな頑張った」「(このメンバーは)戦友みたいなところがある」「こうして立てていることが感無量です」と話し、銀河さんは「小学校の同窓会みたいだよね」としみじみ語ってくれました。

続いて、『機動戦士ガンダム』から38年経った今回のアフレコはどのような印象だったのかという質問に。

池田さんは「(38年前の)前作にはないお話なので、新鮮な気持ちで臨むことができました」と答えてくれました。また銀河さんと古谷さん、古川さんからは「若返るのはつらい」「高校生の声が出るのか…」と38年前に演じていた役を改めて演じることに不安があったようです。


ルウム編の次は一年戦争か?
そして、安彦総監督がキャスト陣について聞かれると「今回、オリジンで銀河さんと会うのが初めてだった」と話し、「びっくりしました。(役と)まんまじゃないかと(笑)。怖いなと思ったんですけど、優しいお方でした」と銀河さんと初対面した際の印象について語ってくれました。

『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』は、いわゆる“ファーストガンダム”の過去を描いた作品。そこで、シャア・アズナブルのライバルであるアムロを演じた古谷さんに、シャアの過去を見て何か気持ちの変化はあったかという質問には「すごく同情的になりました。ザビ家に対して復讐するのも気持ちがわかる気がしました。あんな目にあっているなら仕方ない」とのことです。

2018年5月5日(土)に劇場公開される次回作『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 誕生 赤い彗星』。

その意気込みについて聞かれた安彦総監督は「みなさんの支持のおかげで『ルウム編』が制作できております。第6話も鋭意製作中です」と話しました。

さらに「この先もまだ『一年戦争編』があります。みなさんが『ルウム編』を支持していただければ、『一年戦争編』も作ることができると思います」と第6話以降の制作についても漏らす一面も。



キャスト、総監督に聞く「ガンダムとはなにか?」
さらに、それぞれにとってのガンダムとは何か、という質問に古川さんは「カイ・シデンは脇役ですけれども、代表作の中に入れておきたい作品です」と回答。

銀河さんは「当時はまだ仕事を始めて間もない頃でした。そんな中いただいたのがギレン・ザビという役。私の役作りの根幹・原点となっています」。

安彦総監督は「一生付き合っていく財産です」と答えてくれました。

ヒット祈願を兼ねて、最後にギレン・ザビ演じる銀河さんの発声で、会場内の全員で「ジーク・ジオン!」と合唱することに。本編に登場した演説も含めた「ジーク・ジオン」の掛け声に観客は一番の盛り上がりを見せ、イベントは終了となりました。

[取材・文/冴島友貴]

 
作品情報

これが一年戦争の真実である。

【あらすじ】
宇宙世紀0079年、人類は宇宙ですら戦場に変えてしまった。世界の人口の半数を死に至らしめたブリティッシュ作戦(コロニー落とし)を実行し、突き進むジオン公国軍。それに対し、劣勢を挽回すべく圧倒的な戦力で挑む地球連邦軍。交錯するザビ家の陰謀、変えがたい運命に翻弄されるセイラ・マス、ジオン軍のパイロットとなってしまったランバ・ラルやハモン、サイド7で平穏に暮らすアムロやフラウの日常生活にも暗い影が訪れようとしていた――
そして、復讐に駆られたジオン軍のエース、シャア・アズナブルが参加する「ルウム会戦」がついに始まる。

【STAFF】
原作:矢立 肇・富野由悠季(「機動戦士ガンダム」より)
漫画原作:安彦 良和(KADOKAWA「機動戦士ガンダムTHE ORIGIN」より)
キャラクターデザイン:安彦良和、ことぶきつかさ
オリジナルメカニカルデザイン:大河原邦男
メカニカルデザイン:カトキハジメ、山根公利、明貴美加、アストレイズ
脚本:隅沢克之
演出:江上 潔、カトキハジメ
総作画監督:西村博之
メカニカル総作画監督:鈴木卓也
美術監督:東 潤一
美術設定:兒玉陽平
軍装装備デザイン:草彅琢仁
ディスプレイデザイン:佐山善則
SF考証:鹿野 司
色彩設計:安部なぎさ
撮影監督:葛山剛士
CGディレクター:井上喜一郎
編集:吉武将人
音響監督:藤野貞義
音響効果:西村睦弘
音楽:服部隆之
総監督:安彦良和
企画・製作:サンライズ

【CAST】
シャア・アズナブル:池田秀一
セイラ・マス:潘めぐみ
デギン・ソド・ザビ:浦山 迅
ギレン・ザビ:銀河万丈
ドズル・ザビ:三宅健太
ガルマ・ザビ:柿原徹也
ランバ・ラル:喜山茂雄
クラウレ・ハモン:沢城みゆき
タチ・オハラ:北沢 力
ガイア:一条和矢
オルテガ:松田健一郎
マッシュ:土屋トシヒデ
ヨハン・I・レビル:中 博史
アムロ・レイ:古谷 徹
カイ・シデン:古川登志夫
ハヤト・コバヤシ:中西英樹
ユウキ:小野賢章
ファン・リー:瀬戸麻沙美
ナレーション:大塚明夫

■9月2日(土)~9月29日(金) 全国35館にて劇場上映【4週間限定】
【東京】
新宿ピカデリー
シネマサンシャイン池袋
TOHOシネマズ日本橋
MOVIX亀有
MOVIX昭島
【神奈川】
横浜ブルク13
川崎チネチッタ
MOVIX橋本
TOHOシネマズ海老名
【千葉】
京成ローザ⑩
MOVIX柏の葉
【埼玉】
MOVIXさいたま
MOVIX川口
ユナイテッド・シネマわかば
【茨城】MOVIXつくば
【栃木】MOVIX宇都宮
【群馬】MOVIX伊勢崎
【静岡】MOVIX清水
【新潟】イオンシネマ新潟南
【宮城】MOVIX仙台
【北海道】札幌シネマフロンティア
【大阪】
大阪ステーションシティシネマ
なんばパークスシネマ
MOVIX八尾
109シネマズ大阪エキスポシティ
【愛知】
ミッドランドスクエアシネマ
MOVIX三好
イオンシネマ金沢フォーラス
【京都】MOVIX京都
【兵庫】神戸国際松竹
【岡山】MOVIX倉敷
【広島】広島バルト11
【香川】イオンシネマ綾川
【熊本】TOHOシネマズ光の森
【福岡】T・ジョイ博多

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(C)創通・サンライズ
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