『宇宙戦艦ヤマト 2202 愛の戦士たち』第三章「純愛篇」最速先行上映会をレポート！　内田彩さん、中村繪里子さんが“純愛”を語る！

不朽の名作『宇宙戦艦ヤマト』をリメイクし、2012年から2014年に渡り、劇場上映から全国ネットでのTV放送で展開された傑作『宇宙戦艦ヤマト2199』。2017年2月からは、ヤマトファン待望の完全新作シリーズ『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』全七章が順次劇場上映予定です。

その第三章となる「純愛篇」の最速先行上映会が、2017年9月27日（水）に新宿ピカデリーにて行われました。会場には岬百合亜役の内田彩さん、桐生美影役の中村繪里子さん、監督の羽原信義氏、シリーズ構成の福井晴敏氏らが登壇。

本作の手ごたえや見どころについてはもちろん、本作のタイトルにちなみ、愛に溢れる熱いトークが展開されました。そんなイベントの模様についてお届けします！

今回のヤマトは“純愛”がテーマ
まずは司会進行役として、内田さん、中村さんが登壇。続いて羽原監督、福井氏が登場し、会場は大きな拍手に包まれます。

第ニ章までのあらすじが簡単に説明された後で、さっそく話題は本編のテーマでもある、“愛”に移ります。本作では古代進と森雪、加藤三郎と原田真琴など、色々なカップルの愛を描かれてきました。第三章は「純愛編」ということで、また違った形の愛が描かれているそうです。

純愛のイメージについて、中村さんは「白くてピュアで、決して手に入らないもの。こうであって欲しいという理想で、届かないからこそ尊いようなイメージがあります」と目を輝かせます。

内田さんは純愛といえば、“貫くもの”という印象があるという。「人によって色んな印象があり、愛という言葉の大きさが伝わってくるようです」と続けました。

福井氏によると、映画に“純愛”というタイトルが付くのは邦画『人間の條件』（1959）以来になるという。福井氏が考える純愛のイメージは、尊いけど凶暴なもの。何かをゴソッと手に入れるかもしれないけど、ザックリ傷つけるかもしれないという、二面性があるものという捉え方があると語りました。

ヤマトのクルーに例えるなら、あなたは誰のタイプ？
「でーでん！」と中村さんが某クイズ番組の効果音を彷彿させるような声を挙げると、唐突に心理テストが始まりました。

内容は、以下の通り。

「エリートのサラリーマンであるあなたに、海外の転勤が決まりました！　そんな時、付き合っている彼女との関係をどうしますか？」

①どんな所か分からない海外に彼女は連れていけない！　別れる。
②彼女に背中を押してもらい、単身赴任を選ぶ
③彼女に「一緒にいたい」と言われ、会社を辞める。

実はこの3つの選択肢は、それぞれ第二章でとある決断をしたヤマトのクルーたちのタイプ別となっていると言います。

福井氏は、その仕事に対してどれくらい愛情を持っているかや、赴任先にもよるとコメント。「行った先がテレザート星とかだったら、間違いなく危険ですよね」と会場の笑いを誘います。

続いて内田さんは、「会社を辞めて欲しい！」とニッコリ。「私との愛を成就させるために、あなたは仕事をしてお金を稼いだんでしょう？　私が悲しむ顔を見たくはないでしょう？」と畳み掛けるように持論を続けます。

③を選んだ内田さんは、星名透タイプだという診断結果に。ちなみに①は古代タイプ、②は加藤タイプになるそうです。中村さんは第二章までにも様々な愛の形が詰まっていたとして、「さらに“純愛”を深く進んでいく、第3章を期待して欲しいです」とアピールしました。

福井氏と羽原監督による、ファンに向けてメッセージ
イベントの最後には、福井氏と羽原監督からコメントが送られました。

●福井氏「実はひどい風邪を引いてしまい、ここまでくるのもヒーコラな状態だったんですけれども。この熱気を浴びたら急速に回復してきました（笑）。今後ともみなさんのパワーを頂き、さらに頑張って作って行こうと思いますので、今後ともよろしくお願い致します！」

●羽原監督「みなさまが応援してくださったお陰で、劇場館数も増え、前売り券もどんどん売上が伸びている状態です。本当に感謝しております。こういったことが本当に現場のスタッフたちにも士気となって、「良いものを作ろう！」という気持ちになっておりますので、今後ともぜひ宜しくお願いします！」

今まで様々な愛の形を描いてきた本作ですが、第三章ではどのような展開が待ち受けているのでしょうか……？『宇宙戦艦ヤマト 2202 愛の戦士たち』第三章「純愛篇」は、10月14日より公開となります！

[取材・文／島中一郎]

　

作品情報
『宇宙戦艦ヤマト 2202 愛の戦士たち』第三章「純愛篇」2017年10月14日（土）より、全国25館にて3週間限定劇場上映〈シリーズ全七章順次劇場上映〉

劇場にて特別限定版Blu-ray最速先行販売デジタルセル版配信も同時スタート！

＜第三章「純愛篇」STORY＞
※第三章は第七話～第十話の計四話で構成されます。

第十一番惑星の岩塊に埋もれたヤマトの頭上に、おびただしい数のガトランティス増援艦隊が到着する。波動砲を封印した今のヤマトには為す術がない。逡巡の末に、古代が取った道とは――。苦難の連続で追い詰められた古代を見かね、ヤマトに密航していた雪が姿を現したところで、事態が好転することはない。必要に駆られ、惑星シュトラバーゼへと立ち寄ったヤマトを、二つの巨大な罠が襲う。ガミラスに革命を促さんとする反乱軍は、なぜヤマトを待ち構えていたかのようにシュトラバーゼを襲撃したのか。その混乱の中、古代はアケーリアス文明の遺跡の中でガトランティスの意思を体現する男と対面を果たしていた。宇宙の真理として絶対的な“愛”を説く男は、「おまえの愛を示せ」と、古代に恐るべき選択を迫るのだが――!?。

＜第三章「純愛篇」CAST＞
古代 進：小野大輔／森 雪：桑島法子／島 大介：鈴村健一／真田志郎：大塚芳忠／南部康雄：赤羽根健治 相原義一：國分和人／太田健二郎：千葉優輝／徳川彦左衛門：麦人／アナライザー：チョー／佐渡酒造：千葉 繁 西条未来：森谷里美／加藤三郎：細谷佳正／山本 玲：田中理恵／斉藤 始：東地宏樹／永倉志織：雨谷和砂 土方 竜：石塚運昇／藤堂平九郎：小島敏彦／ズォーダー：手塚秀彰／サーベラー：甲斐田裕子／ガイレーン：柴田秀勝 キーマン：神谷浩史／沖田十三：菅生隆之

＜STAFF＞
製作総指揮：西﨑彰司／原作：西﨑義展／監督：羽原信義／シリーズ構成：福井晴敏／副監督：小林 誠 キャラクターデザイン：結城信輝／ゲストキャラクター・プロップデザイン：山岡信一 メカニカルデザイン：玉盛順一朗・石津泰志／美術監督：谷岡善王／色彩設計：福谷直樹／撮影監督：堀野大輔 編集：小野寺絵美／音楽：宮川彬良・宮川 泰／音響監督：吉田知弘／音響効果：西村睦弘 オリジナルサウンドエフェクト：柏原 満／CGディレクター：木村太一／アニメーション制作：XEBEC 製作：宇宙戦艦ヤマト2202製作委員会

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