リア充は憎い!パリピは怖い!TVアニメ第2期『おそ松さん』/第5話「夏のおそ松さん」を【振り返り松】
TVアニメ『おそ松さん』の各話エピソードを視聴者の声とともに振り返る【振り返り松】。第2期の第5話は「夏のおそ松さん」と題し、オムニバス形式で放送されました。
アバンで登場したのは、甲子園を目指す野球少年と幼馴染らしき女のコ。そして、2人の会話を全力の鳴き声で遮る“セミ6匹”! かけがえのないひと夏の思い出を盛大にぶっ壊し、本編へと流れ込みます。
10編からなる「夏のおそ松さん」。アバンからそうだったように、すべて夏にまつわるエピソードで構成されていました。サメに扮したハタ坊が海でカップルに襲いかかる「じょーず」では、視聴者から「あのカップル、『じょし松さん』の十四子と『スクール松』のトド松じゃん!」「こんなところでまた会えるなんて」と、うれしそうな声多数。
さらに「ハタ坊、水面からハタ出したらサメとは思わないよ(笑)!」「オチのハタ坊の声が儚すぎる」など、短編の中でも尺の短いエピソードでしたが、印象に残るものとなりました。
「流刑」は、全3編からなるエピソード。6つ子のなかではコミュ力高めのトド松が、海で女のコとの距離を縮めようとするたび、兄5人に邪魔され流刑に処されてしまうさまを描きます。これに対しては、「トド松不憫だなあ……」と視聴者。「こんな兄が5人もいなければきっと彼女できてたのにね」など、同情の声で溢れました。
また、流されていくトド松に向かってカラ松が言った「和歌でも読んでるんだな」には、「カラ松、意外とおしゃれなこと言う」とびっくり。「もしかして、歴史好きなの?」などさまざまな憶測が飛んでいました。
そんなカラ松を主役に描かれたのが、「サマー仮面」。夏を「俺の季節」と豪語するカラ松が、家でダラダラしている兄弟たちに夏を満喫させるべく喝を入れます。
「カラ松は夏こんなにも壊れるのか」「チョロ松の言うとおり、カラ松の頭が一番やられてる」「一松と十四松の『帰れ』がリアルに辛辣」「というか、ビジュアルが痛い」など、視聴者からも言われ放題のカラ松。そして、そう言われるのも仕方がないほどのウザさで兄弟を巻き込んでいきました。
5人を夏らしい格好に変え、孤島にワープさせた彼には「どうやったの!?」「こんなことできるの!?」と驚きの声がなかなか止みませんでしたが、その一方で「カラ松の新たな一面を見られた気がする」とも。序盤で登場したカップル(第1期のクリスマス回で一松に絡まれていた)など、小ネタにも沸いたエピソードとなりました。
そして「夏のトト子」でトト子の猟奇的な姿に震え上がったところで、最後の「今年こそは」へ。サングラスで視線を隠し、水着の女のコを凝視しまくるという童貞丸出しの6つ子の様子が描かれました。結果、いわゆる“パリピ”にからかわれエンド。なんとも切ない締めとなりましたが、「まあ、こうなることはわかってたよ……」「元気出してほしいわ」など、なぐさめの声が。ずっと彼らを見てきた視聴者は、「パリピに立ち向かうほどの勇気あるはずがない」とわかっているようです。
ちなみに、EDは夏らしい『イヤミ音頭』! しかも平成版『おそ松くん』のED『おそ松音頭』を彷彿とさせるリズムと画に、当時からのファンは「テンション上がる!」とご満悦のようでした。そして次回は……どうやら今回のEDを乗っ取ったイヤミが主役となりそうです。ラストでパリピにからかわれ萎縮した6つ子。このままイヤミに番組ごと乗っ取られなければいいですが……? 果たしてどうなるやら。
作品情報
TVアニメ『おそ松さん』第2期
テレビ東京ほかにて毎週月曜深夜1時35分より放送中!
【スタッフ】
原作:『おそ松くん』 赤塚不二夫/「週刊少年サンデー」(1962年~1969年)他で連載
監督:藤田陽一
シリーズ構成・脚本:松原秀
キャラクターデザイン:浅野直之
アニメーション制作:studio ぴえろ
【声優】
おそ松:櫻井 孝宏
カラ松:中村 悠一
チョロ松:神谷 浩史
一松:福山 潤
十四松:小野 大輔
トド松:入野 自由
トト子:遠藤 綾
イヤミ:鈴村 健一
チビ太:國立 幸
デカパン:上田燿司
ダヨーン:飛田 展男
ハタ坊:斎藤 桃子 ほか
Blu-ray&DVD「おそ松さん」第2期第1松
2017年12月22日発売決定!
(発売元:エイベックス・ピクチャーズ)