『ガールズ&パンツァー』の聖地に13万人が集結した『第21回 大洗あんこう祭』レポート!
2017年11月18日、茨城県大洗町で『第21回 大洗あんこう祭』が開催されました。
「大洗町」はアニメ『ガールズ&パンツァー』の舞台として有名な港町。その大洗町で年に一度開かれるお祭りに、約13万人(主催者発表)が訪れました!
大洗町の人口が約1万6000人なので、このお祭りがどれだけ賑わっていたかは容易に想像つくはず。本稿では当日の様子をレポートします。
大洗マリンタワー前を埋め尽くす大勢の人!
『大洗あんこう祭』のメイン会場の「大洗マリンタワー前芝生広場」には、例年と同じく数多くの屋台が。
地元の特産品を使った食べ物だけでなく、焼き鳥、焼きそば、フランクフルト、ラーメンなど、メニューの数は数え切れないほど。
特に大洗名物「しらす丼」や「あんこう汁」を振る舞うテントの前には、つねに長い行列ができていました。
『ガルパン』でも登場した商店街も人の海
アニメ『ガルパン』で戦車がバトルを繰り広げた大洗町の商店街(曲がり松商店街、永町商店街、髭釜商店街)は、聖地巡礼の超人気スポット。
9時から16時までは歩行者天国になっており、通行車両を気にすることなく散策できました。
商店街に連なる各店舗は、ここでしか買えない『ガルパン』コラボグッズの販売しているので大人気。
グッズを買い求める熱心なファンだけでなく、ただぶらぶらと町を散策する人の姿もちらほら。各々が自由に聖地巡礼を楽しんでいました。
また、商店街では全国から集まった「ガルパン痛車」の展示も行っていました。この町に訪れる痛車はとてもクオリティーが高く、ただ派手なだけではないアイデア満載の車両も多いです。
もともと車(戦車)が登場するアニメなので、自動車との親和性も高いのかもしれません。
展示された痛車のなかから、愛情がこもりまくった注目の作品を紹介します!
『ガルパン』は関係ないけど注目の新スポット「大洗カジキミュージアム」
髭釜商店街のなかにある「大洗カジキミュージアム」は、2017年5月27日にオープンした町の新名所。もともとは関東つくば銀行があった場所で、建物を改装して活用した施設。
『ガルパン』で注目を集めている大洗町ですが、実はカジキの漁場としても大人気。毎年開催される「大洗ビルフィッシュトーナメント」には、全国から大勢の釣り人がカジキを狙いに参加しているとのこと。
この施設ではカジキ釣りを体験できるコーナーや、大洗近海で釣れるカジキのオブジェ、剥製、トロフィーなどが展示されてます。さらに銀行の金庫だった部屋には、ビルフィッシュトーナメントの写真が壁一面に大量に。
それだけでなく、なんと館内には大洗で釣れたカジキを使った食事を楽しめる食堂もあります。驚くのはその価格! 200円から美味なカジキを食べられるのは、地元大洗ならでは。『ガルパン』とは関係がないですが、大洗に行った際にはぜひ立ち寄っていただきたいスポットです! 営業時間は10~18時、定休日は水曜日となっています。
ショッピングモールがリニューアル
大洗マリンタワーの隣にある「大洗リゾートアウトレット」が、2018年春ごろに「大洗シーサイドステーション」としてリニューアルオープンします。
本格的な開店はまだ先ですが、現在試験的に行われているプレオープンの様子を伺ってきました。「大洗シーサイドステーション」は以前のリゾートアウトレットの建物を利用しているため、一見すると違いがわかりません。
しかし、施設に入ると「大洗まいわい市場」の位置が変わっていたり、内装工事中のエリアがいくつもあって、新たな施設に生まれ変わるさまを実感できました。
公式グッズがずらりと並ぶテント村エリア
大洗港第4埠頭では「ガルパンミニミニホビーショー」が実施。ここは『ガルパン』の公式グッズを販売する各社のテントがずらりと並んだエリアとなっています。
また、テントの外周にはトークショーを行う特設ステージや、戦車の展示コーナーも用意されていました。
[取材・文・撮影/佐藤ポン]